アウトドア用高機能ハットおすすめ10選｜人気のゴアテックス・UVカットも紹介

ハットは全体に縁のある帽子のことで、キャップと違って紫外線から顔や首筋など、全体を守ってくれるアイテムです。「いつもアウトドアで被るのはハット」という方も多いのではないでしょうか。一般的なつばの長さは7～9cmで、つば広サイズなら遮光性が高い12cmもあります。

アウトドアでは邪魔になるので、特に何も着用せずに楽しむという方も多いと思います。実はアウトドア用ハットは、危険な登山道での眩しさや水しぶきからの視界を確保したり、夏場の歩きすぎによる熱中症を抑えたりと、安全にアウトドアを楽しめるアイテムです。

ここでは高機能ハットの選び方やおすすめ商品を紹介していきます。保温性や防水性、通気性などを考慮して選びました。場面に応じて自分の適したものを選んでくださいね。環境に適した高機能ハットがあれば、アウトドアがより楽しくなりますよ。

普通のハットで十分と考えがちですが、アウトドアでは高地での登山やトレッキング、夏場の暑い時期のキャンプや釣りなど、頭部に直射日光が当たると熱中症の危険性も増します。さらに、紫外線対策など、顔を保護する効果もあるのでアウトドアにハットは必須です。

そのため、急な雨での視界を確保したり、体温をさげない工夫など、防水性に富んだゴアテックスや、保温性の高いボアフリース、サイズ調整が自由にできる顎ひも付きなど、環境に適した高機能商品を、その都度身につける必要があります。

アウトドアハットはシーズンによって、装着する素材を分けて準備しておけば、季節が到来しても慌てずにすみます。夏なら速乾性のあるメッシュか、頭部に通気穴の空いたものが熱を逃がしやすく、ベンチレーション効果(換気)があるのでベストです。

冬用ハットにはアクリル素材のものもあります。つばの部分から頭部まですべてアクリルなので、暖かいのが特徴。頭部からつばまですべてモコモコとしたタイプと、つばの硬いタイプがあります。意外なことに防水性の高いアクリルハットもあるので、お好みで選んでください。

他には意外に思われるかもしれませんが、フリース素材も人気です。保温性のあるフリースのハットは、生地は厚めなのに軽くて肌触りはふわふわなのが特徴。有名なメーカーにもラインナップがあるほどです。アウトドアを頻繁にするなら、夏用と冬用は必ず別々に揃えておきましょう。

登山は天候が変わりやすいので、にわか雨の他に、標高が高いので雪も降りやすいです。顔に直に雨があたると気になって歩きづらく、さらに、雨が目に入る危険性もあるので、何としても避ける準備をしておくことが重要です。

ゴアテックス素材なら、防水性やUVカット効果もあり、晴れや雨でも着用できる万能の働きをしてくれます。少しお値段は張りますが、1枚持っておけば何かと役に立つでしょう。他には撥水性のある、ナイロンやポリエステルもおすすめです。

UVカット機能は、陽の光による紫外線を遮る効果があります。薄い生地では肌に紫外線が到達してしまいますので、日差しが気になる方はUVカット率が高めのものを選んでください。70%〜100%のものがおすすめです。

速乾性は小雨や汗をかいてもすぐに乾く機能で、高価ですが素材がゴアテックスのものや、裏側がやメッシュの施してある生地があります。着用してもベタつかないので、登山やトレッキングも快適に楽しめますよ。

紫外線を防ぎたいなら、つばの大きいハットがUVカットに効果的です。おしゃれですが風の抵抗を受けやすいのが難点。ハットのつばが邪魔ならスナップボタン付きにすれば、テンガロンハットのように、左右のつばが上に巻き上がっていおしゃれです。

ただ、バッグなどに収納する場合、つばの素材が折れにくい物は、そのままの形状でバッグにしまう事になるので邪魔になってしまうのがデメリット。なので折りたたんでも大丈夫な柔らかい素材の物や、形状記憶できる「ワイヤーフレーム入り」のものがおすすめです。

アウトドア用やタウンユース用に、ハットをよく持ち歩く方なら、リュックやバッグにコンパクトに収納できるものが実用的です。型崩れしない硬めの形状のハットは、意外と場所を取ってしまいます。素材の柔らかな物や、折りたためればクルクル丸めて、収納しやすいのでとても便利ですよ。

ネックガードはフェイスマスクやフェイスゲイターとも言われ、「首の保温」や「UV対策」として用いられます。顔を覆うマスクのようなものでUVガード効果があり、ハットにスナップやクリップで取り付けます。取り外し可能なものが多く、ガーデニング用としても使用できます。

夏用のひんやりしたものもあり、飛沫エチケットとして使う方もいます。マフラーとは違い、上から被って顔から首を覆うように装着する物もあり、保温性が抜群なので、ハットと一緒に用いると効果的です。

アウトドアでは自然に身を置くので、強い風や険しい山道を歩いたりと、過酷な環境も想定しておくのが大事です。顎ひもによるサイズ調整できるものなら、レディースで髪型にボリュームのある方なら緩めることもできます。また、きつくすることでサイズの合わないハットでも強風時に安心してかぶれます。

他に後頭部にゴムが巻いてあるタイプもあるので、顎ひもが邪魔な方におすすめです。また普段使いできるように、顎ひもを取り外してスタイリッシュに着用できるものもあるので、チェックしてみてください。

アウトドア用のハットは洗えるものが多いですが、まずはハットの裏側にある「洗濯表示タグ」をみてください。「手洗いマーク」があれば手洗いできます。「オケで水洗いのマーク」なら洗濯機で洗えます。型崩れや色落ちが気になるなら、クリーニング店に頼むのがいいですよ。

アウトドアハットはゆったりとしたトップスと相性抜群です。たとえば大きめのTシャツと組み合わせれば、タウンユースにも対応できるこなれ感を演出できます。斜めがけのメッセンジャーバッグ・サングラスなどを合わせるのもおすすめです。

よりカジュアルに着こなすなら、パーカーとアウトドアハットを合わせるコーディネートもあります。タウンユースだけでなく、ウォーキング・買い物・犬の散歩といった日常的な用途にもぴったり。ゆとりのあるパーカーのシルエットは緊張感を和らげ、見た目にもリラックスしやすいです。

ここまで高機能ハットの選び方や、商品を紹介してきましたがいかがでしたか。アウトドアを楽しむには、防水や保温などで、環境の変化に備えておくことが大事です。高機能ハットはそんな事態に対処してくれます。では、自分にあったものを選んで、釣りやキャンプ、フェスなど楽しんでくださいね。