エネループのおすすめ10選｜エネループプロとの違いやおすすめの充電器も

電池で動いている機器は、私たちの周りでたくさんあります。日常生活で必要不可欠な電池を、もっとコスパよく使いたいですよね。そんな時におすすめなのがエネループです。エネループとはパナソニックが販売している何回も充電して繰り返し使える充電池です。

エネループから乾電池に変えると、繰り返し使用できるのでいざ電池が必要になった時「電池のストックがない」と困らずに済みます。また使い捨てではないので、ゴミが減らせて環境にもやさしいです。

今回は、エネループプロ（ハイエンドモデル）を含むエネループの3モデルの特徴や違いについてまとめました。また、おすすめ商品と充電器セットを比較しながら紹介します。エネループを使用する上で気になる点・不安な点、使えない場合やその対処法についても解説するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

ハイエンドモデルは、スタンダードモデルよりも容量が多く、1回充電すると長持ちします。よってデジタルカメラやゲームリモコン・シェーバーなど、消費電力の高いパワーが必要な機器におすすめです。

容量が大きい分電池の持ちが良くなっていますが、繰り返し充電できる回数は少ないです。またスタンダードモデルよりも値段が高価になっています。

スタンダードモデルは、エネループの一般的なタイプです。電子辞書や懐中電灯などに幅広く使用可能で、よく充電池を使う方向けのモデルです。

優れた放電性能を搭載しているので自然放電を抑制し、10年後もすぐに使用できます。

スタンダードモデルよりも容量が少なく、繰り返し充電できる回数が多いお手軽モデル。リモコンのような消費電力が少ない機器や充電池を初めて使う方にもおすすめです。

容量が少ないため他2つのモデルよりも、安価で手に入ります。

パナソニックの充電池には「エボルタ」と「エネループ」の2つのブランドがあり、それぞれの特徴は以下のとおりです。

• エボルタ：1回の使用時間が長い（エネループよりも容量が多い）
• エネループ：繰り返し充電できる回数が多い

エボルタもエネループ同様、ハイエンドモデル・スタンダードモデル・お手軽モデルの3つのモデルが存在しています。

ただし、パナソニックは2023年4月に充電池のブランド名を「エネループ」に統一したため、今後エボルタは発売されません。

新たなエネループは繰り返し充電できる回数を保ちながら、1回の使用時間を伸ばしました。両者のいいとこ取りを選ぶなら、最新モデルのエネループがおすすめです。

電池を長期間使用していると液漏れをしている場合があります。しかしエネループはパナソニック独自の方法により、液漏れを防ぐ製法が使われています。

液漏れを防止できれば、機器の錆びつきを防ぎ、大切な機器が壊れる心配がなくなります。何回でも充電して繰り返し使用が可能です。

エネループは製品によっては−20℃の低温でも使用できます。登山やスキー場、冬場のアウトドアにも重宝するアイテムです。

容量が大きいエネループプロだと、カメラやトランシーバーなどを使うときに重宝します。冬場にアウトドアに行かれる方は、ぜひチェックしてください。

エネループは、充電後1年経ってもパワーを落とさず使用できる、優れた放電性能を搭載しています。使用した後に、継ぎ足し充電をしておけば使用したい時に充電がなくて使えない事態を防げます。

また充電池はリサイクル可能なので、不要になった充電池は家庭ゴミとして捨てずに充電池リサイクル協力店へ持っていきましょう。

エネループは公称電圧が1.2Vと値が低くなっていますが、乾電池が使用できるほとんどの機器で使用できます。しかし電池部分が密閉された機器や、商品の取扱説明書で充電池の使用不可と書かれている機器は使用できません。

また充電池は構造上、乾電池との電池の寸法に差があります。充電式エボルタ・エネループの単3形・単4形ハイエンドモデルは一般の乾電池に比べて直径が太く、プラス端子の高さが高くなっています。

ほとんどの機器では問題なく使用できますが、もし機器に挿入しづらかったり挿入できなかったりする場合は無理せず乾電池を使用しましょう。故障の原因になる恐れがあります。

※ここからはエネループの充電池に限らず、充電池全般の選び方について解説します！失敗せず充電池を購入したい方はぜひご覧ください！

どの充電池を選べばいいかわからない！
 
この記事にたどり着いた皆さんも、同じ悩みを抱えているのではないでしょうか？
 
本記事の目標はズバリ、
簡単に充電池選びの失敗をなくすこと
です。
 
今回の記事では、選び方の解説に加えて実際に充電池を購入した方500名を対象に行ったアンケート結果も取り上げ、購入前の不安を解消できる内容になっています。ぜひ最後までお付き合いください。
 
☆この記事を読めば失敗しない充電池を選べます！

実は、たった3つのポイントを意識するだけで充電池選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは、

これだけです。疑問に思う部分も多いかと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

最終的に【CHECK】の充電池に行き着くことになります。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

まず最初に、必要な充電池の大きさを確認しましょう。

当たり前のことかもしれませんが、確認を怠ると後悔する可能性がありますので、1番最初に確認してください。

商品を選ぶ際には、充電池のサイズが乾電池と同じ寸法なのかもチェックが必要です。

ほとんどの充電池は同じ寸法ですが、ごく一部でハイエンドになると乾電池の寸法より大きくなる場合があります。

商品のスペック詳細で乾電池と同じ大きさなのかチェックするのがおすすめです。

商品に「ニッケル水素」の文言があるか必ずチェックしましょう。

充電池には、「ニッケル水素電池」「ニカド電池」「リチウムイオン電池」の3種類があります。

ニカド電池はほぼ見かけないほど少ないものの、有害なカドミウムが使用されている危険性があります。

リチウムイオン電池は高性能ですが、価格が高いため普段使いにはあまり向いていません。

価格が手に取りやすく安全性も高いのがニッケル水素電池なので、こちらをマストで選ぶようにしましょう。

お手軽タイプは充電容量は小さいですが、価格が最も安いタイプです。

充電を繰り返しできる回数が1番多いので、1つの充電池を長く使いたい方におすすめです。

ただ、消費電力が大きい機器に使うと、こまめな充電が必要になりストレスに感じます。

テレビ・エアコンのリモコンや目覚まし時計・ワイヤレスマウスなど、消費電力が少なく電池交換の頻度が少ない機器におすすめです。

スタンダードモデルは、容量・回数ともにお手軽とハイエンドの中間のコスパがいいモデルです。

充電できる回数は単3・単4ともにお手軽モデルより劣りますが、1度充電すればより長い期間使えます。

仕事で使うワイヤレスマウスや勉強に使う電子辞書など、充電頻度を少なくして毎日使いたい機器におすすめです。

ハイエンドモデルは3つのなかで最も容量が大きいタイプです。

デジタルカメラや電気シェーバーなどの消費電力が大きく、電池交換頻度が高いものにおすすめです。

ただ、ハイエンドは繰り返し充電できる回数が最も少なくなります。消費電力が大きい家電機器に使う方以外は、スタンダードモデルで問題ないでしょう。

単1・単2充電池の販売はとても少ないです。お手軽・ハイエンドなどの区分がないメーカーがほとんどになります。

単1は5,700mAh以上、単2は5,000mAh以上と容量が大きめなのが主流です。使う機器の消費電力にあわせて選択しましょう。

単3電池を単1・単2に変換できるスペンサーを使う選択もありますが、メーカーはあくまで応急用で継続した使用を推奨していません。

長期間の使用を想定しているなら、スペンサーは避けるのがおすすめです。

充電池購入後に後悔している方の割合は半分以下でした。失敗しにくい傾向なのがわかりますね。

37%いる後悔あり派の意見で、最も後悔してると票が集まったのは「充電容量（回数）」でした。

以下のように「容量が小さくてこまめに充電する必要があり面倒」などの声が届きました。

「乾電池が使えるものは充電池が使えるんでしょ？」と思われがちですが、実は違うんです。

子供用のおもちゃなど一部の機器では、充電池の使用を禁止しているものがあります。

自分の使いたい機器に充電池は対応しているのか、公式サイトや取扱説明書を確認しましょう。

ニッケル水素電池の充電池を選ぶ際には、液漏れ防止設計が備わってるか確認してください。

ニッケル水素電池の多くには、過放電やショート時に発生するガスを逃がす穴があります。

この穴がないとガスが抜ける際に電池内の電解液が一緒に漏れ出る場合があります。

ただ、通常の使い方であれば液だれは発生しません。電池が切れたまま機器に入れっぱなしにしないなど、過放電の状態にならないように注意していれば問題ありません。

充電池には使わない間も自然放電により、少しずつ電池残量が減っていく特性があります。数日から数カ月ごとに電池を交換する使い方であれば気になりませんが、使用頻度が少ない場合は、自然放電を抑える機能がある商品がおすすめです。

また、使用機器の中に充電池を入れたままにしていると、電池残量が減ってしまうため、保管用のケースがあると安心です。

初めて充電池を買うなら、充電池と充電器がセットになった商品を購入するのがおすすめです。

最初に充電器を確保すれば、以降は充電池のみ買い足すだけで済みます。

充電池ってどんなメーカーが人気なの？

と気になる方も多いのではないでしょうか。

購入者500人にアンケートを取ったところ、今回取り上げたパナソニックが圧倒的な支持を集めていました。

「エネループ（ニッケル水素電池）」が人気で、お手軽〜ハイエンドまで充電容量も豊富にラインアップされています。

メーカー紹介はランキング下でも行なっています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

東芝は、安全性の高さが魅力的なIMPULSE（インパルス）という充電池が支持を集めています。

日本製・低温に強い・自己放電が少ないなど、安全性を重視したい方には嬉しい性能が備わっています。

また、東芝の充電池にはベルマークが付いています。意識的に集めている方におすすめです。

ダイソーにはReVOLTES（リボルテス）というダイソーブランドの充電池が販売されています。

4つ入り数千円ほどする充電池ですが、こちらは1本110円で購入できます。充電器も同様の価格で購入できます。

充電容量が小さいわりに充電回数が少ないなどのデメリットがありますが、消費電力が小さいものに使う分には十分な性能ですよ。

ECサイトAmazonの独自ブランド、Amazonベーシックでも充電池を販売しています。

多くても4個入りが多い充電池ですが、Amazonベーシックは8個入っているものがあります。

パナソニックや東芝などの大手メーカーに比べても性能はさほど劣っていないのに、価格が割安なのが嬉しいポイントです。

安くいつでも購入したいという方は検討してみてください。

スペーサーとは、単1形や単2形の充電式電池が必要な時に、自宅に該当するサイズの充電池がない時に応急的に使用できるようにするためのものです。充電済みの単3形充電式電池を単1形のスペーサーに装着し、単1形として使用可能。

ただ使用できる時間が、該当サイズの乾電池よりも短くなってしまいます。そしてあくまで応急的な措置なので、長期間使用しないように気をつけましょう。充電池のみ使用可能なので乾電池は使用不可。形状上の理由から、ハイエンドモデルや充電式エボルタは使用できません。

こちらは単3電池から単1電池へのサイズ変換ができるスペーサーで、これがあると単1電池を使用する機器が単3電池のみで使用できるので便利です。単3電池が使えるので、緊急時などに活躍します。あくまでも単1形・単2形サイズの電池がない場合に使う商品なので、長期間使用しないでください。また併用できない電池もあるので必ず説明書を読んでから使用しましょう。

急速充電器だとエネループの充電にかかる時間は、スタンダードモデルの単3形1〜2本の場合で約1時間半、3〜4本の場合で約3時間です。

通常充電器で、スタンダードモデルの単3形1〜2本を充電するのにかかる時間は約3時間半です。また、3〜4本の場合約7時間かかってしまいます。

時間に余裕がある方は通常充電器でもいいかもしれませんが、早く充電を完了させたい方であれば、急速充電器をおすすめします。

エネループの充電器は、単3形と単4形の充電池を2本同時に充電できるタイプと、4本同時に充電できるタイプがあります。用途によって変わってきますので、必要な本数が充電できる充電器を購入しましょう。

また単1形や単2形を充電するには、単3形・単4形の充電器では充電ができません。専用の充電器が必要になるため注意しましょう。

充電器についていると便利なのが、充電中の電池状態が3色のLEDで表示される「残量チェック機能」です。充電中の電池の残量が1回見たらわかるのでとても便利です。

色別での残量目安は、赤色（0〜約20%）黄色（約20〜80%）緑色（約80%〜99%）となり、ランプが消えると100%充電完了を知らせる通知です。電池の状態や充電環境によってLED表示色が切り替わるタイミングが前後する場合があります。

「スマートチャージ機能」も充電器についていると便利です。充電池の充電状態や充電池自体の温度上昇などを自動で診断し、充電池1本ずつに対して満充電状態を検知してくれます。それにより充電時間と消費電力の無駄をなくせます。

またスマートチャージ機能により、充電時間が約5%短縮できるといわれています。充電時間と消費電力の無駄使いがなくなるのでとても便利な機能ですね。

充電池を使い切らずに充電を繰り返すと、充電池が「短時間だけ使用」を記憶します。充電池にはこのメモリー効果があり、充電をくり返した辺りで機器が止まる場合があります。メモリー効果を消去するためには満充電を繰り返す必要があります。

しかし、リフレッシュ機能があればその必要がないのでおすすめです。使用時間が短くなってきたと感じたら、リフレッシュ機能を使ってから充電しなおすと長持ちするのでおすすめです。

エネループの寿命は、各モデルによって変化します。容量が小さくなるほど、繰り返し充電できる回数が多く、長く使えます。

• エネループプロ（ハイエンドモデル）
  →旧JIS規格で約500回、現行JIS規格で約150回繰り返し充電可能
• エネループ（スタンダードモデル）
  →旧JIS規格で約1200回、現行JIS規格で約600回繰り返し充電可能
• エネループライト（お手軽モデル）
  →現行JIS規格で約1500回繰り返し充電可能

エネループの充電池を、他社の充電器で充電するのは避けましょう。同じパナソニック製の充電器であれば、互換性があるので充電は可能ですが、あまり古い充電器での充電はおすすめしません。

両対応（充電式エボルタ・エネループ）充電器は、エボルタとパナソニック製のニッケル水素充電池・エネループ・三洋ブランドのエネループ・三洋製のニッケル水素充電池です。しかし、できれば正規の充電器で充電しましょう。

充電して繰り返し使用できるエネループ。乾電池を買うよりもコスパが良く、ゴミが増えないので環境にも優しいですね。エネループがあれば電池が切れても、乾電池を買いに行く手間が省けます。気になる方はぜひエネループを使用してみてください。