炭火を使う豪快なキャンプ飯は、キャンプの最大の楽しみですよね！そこでおすすめなのが「ダッチオーブン」です。ダッチオーブンとは、焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げるはもちろんスモーク料理もできる「万能鍋」です。

さらに、蓋の上に炭火をのせればオーブンのようになります。上下から同時に加熱できるので、ローストチキンやピザなどオーブン料理も得意なんです。重くて大きいダッチオーブンですが、ダッチオーブンで作る料理が美味しいのには理由があります。

キャンプを楽しんでいるけどまだ「ダッチオーブン」は持っていない方に、キャンプやバーベキュウで活躍するダッチオーブンのおすすめ5選のご紹介や、ダッチオーブンで作る美味しさの理由を解説します。ぜひ、最後まで読んでくださいね。

ダッチオーブンで代表的なものが、「鋳鉄製」「黒皮鉄板製」「ステンレス製」「アルミ製」があります。それぞれ素材によって、お手入れのしやすさや調理にかかる時間などが異なります。ダッチオーブンの素材次第で「使いやすい」「使いにくい」の感じ方は違ってくるので、メリット・デメリットを確認して自分に合ったダッチオーブンを選びましょう。

IH・ガスコンロ対応していて、自宅で使用できるかも気になるポイントですよね。IH・ガスコンロ対応かは、メーカーやモデルでも異なりますので必ずチェックしましょう。

• 8インチ...1〜2人用
• 10インチ...2〜3人用
• 12インチ...4〜5人用（丸どりやピザを作るには必須）

ダッチオーブンの価格は素材とサイズによってさまざまです。ステンレスなどメンテナンスも楽で機能性が高いとなると安い価格のものはなくだいたい1.5万〜3万円します。1万円以下の安いダッチオーブンは、さび止め（ロウ）がたっぷりろ塗ってあり、メンテナンスのシーズニングが大変になってしまいます。

さらに価格が安いダッチオーブンは、見た目の美しさや加工の丁寧さの質が下がります。しかし加工が雑でも料理の味は大きく変わりませんが、蓋と本体のかみ合わせが合わないと美味しい料理ができません。ダッチオーブンは店頭で実物を確認するか、ネット購入でも蓋と本体のかみ合わせは必ずチェックしましょう。

すべての記事を読んでいる時間が惜しい方や、ポイントを簡潔に知りたい方に向けて、ダッチオーブンを選ぶポイントを以下にまとめました。

《ダッチオーブン選びのポイント》

• 使用用途｜アウトドア用か自宅用か
• 料理｜作りたい料理が美味しくできるもの
• メンテナンス｜取扱いが面倒ではないもの

芋煮会で使用したいや、キャンプで美味しいステーキ肉が食べたいなど理想のキャンプ飯がありますよね。食べたい・作りたい料理に合わせてそのダッチオーブンが得意とするもので決めるのが一番早くダッチオーブンを選ぶポイントです。ぜひ家族や友人が喜ぶ、キャンプ飯を振る舞ってください。

鋳鉄製のダッチオーブンなど、使用前にシーズニングという作業が必要です。（製品によっては、不要なものもあります）シーズニングとは、使用前に塗られている「さび止めワックス」を落とし、鋳物の表面に油を染み込ませてコーティングする、いわゆる使用前の慣らし作業のことです。ワックスを落とさないと、料理の味や匂いも変わってしまいます。さび止めワックスの代わりにオイルを染みこませて、においや焦げがつきにくくします。

《シーズニングに必要な材料》

• 油(オリーブオイルが◎)
• ヘラ
• 油性もしくは中性洗剤
• たわし（金属たわしはNG）
• キッチンペーパー
• 野菜くず(何でも)
• リフター(あればでOK）
• 耐熱性の皮の手袋グローブ

《シーズニング手順》

1. サビ止めワックスを洗い流す｜ダッチオーブンでお湯を沸かし冷めたらタワシでやさしくこする
2. 空焼きして乾燥する｜弱火で20〜30分
3. 柔らかい布でオリーブオイルをまんべんなく塗る
4. オイルを塗り強火で焼き付ける｜4〜5回繰り返す

シーズニングの作業を繰り返すと、黒光りする部分が現れます。それを「ブラックポット」と呼び、使い込めば込むほど味のあるダッチオーブンになるというわけなんです。

キャンプ用品も拘りたい。そんなデザイン重視の方には、カラーや好きな形で選びましょう。鮮やかなブルーが目をひくステンレス製のダッチオーブンは、「ロッジ（Lodge)エナメルダッチオーブンブルー」です。また、見た目がコロンとかわいいホーローでできたダッチオーブンは、アウトドアショップ「オレンジ」が開発した「MIKAN ホーローダッチオーブン」もおすすめです。気分が上がる好みのダッチオーブンを見つけてくださいね。

キャンプも初心者だし、ダッチオーブンも取りあえす安いものから試してみたいと思う方もいるでしょう。そこでおすすめなのがニトリの「ニトダッチ」です。価格は19cm 1518円（税込）、24cm 2536円（税込）ととてもリーズナブルです。

こちらは、使用前にはシーズニング（油ならし）が必要です。しかし、家庭用コンロでもIHコンロでも使用が可能なので価格の割にコスパはいいです。本格的なダッチオーブンの前にお試しで購入してみるのも一つの手でしょう。

お肉を焼くだけでもいいけど、キャンプで美味しいピザやローストチンなどの料理が食べられたら最高ですよね。家族や友達も喜んでくれて至福の時間を過ごせるでしょう。ぜひ、自分に合ったダッチオーブンを手に入れていろいろなキャンプ飯を作ってくださいね。