アイロンのりスプレーおすすめ8選｜洗濯のりで代用も【100均にある？】

衣類ののり付けは古くから行われており、お子様向けの昔話にも登場しますよね。のり付けしておくと、衣類やシーツがパリッとして心地よくなります。従来の洗濯のりは使い方が少し面倒ですが、スプレータイプのアイロンのりなら吹き付けるだけなので、手軽に使えます。

アイロン用スプレーのりはその手軽さが評判で、スーパーなどでも人気のある商品です。最近は消臭効果・除菌効果・敏感肌用など追加効果がある商品も増えており、どれを買えばいいか迷う方も多いです。

この記事では、アイロンのりの特徴・選び方・正しい使い方を解説します。折り目加工スプレーも含むおすすめのアイロン用スプレーのりや、ダイソーなどの100均で売っているかについても紹介しますので、ぜひ購入する際の参考にしてください。

アイロンのりはアイロンがけの必須アイテムではありませんが、実は、これを使うか使わないかでアイロンの仕上がりは全然違います。スプレー式のアイロンのりなら、衣類ののり付けしたい部分にスプレーを吹き付けるだけで簡単に使えるため、初心者やお子様でも使えます。

アイロンのりの成分は「天然のり」か「合成のり」のいずれかをベースに、耐熱ポリマーやシリコンを加えたものです。また、近年は香り付き・消臭効果・除菌効果などさまざまな追加効果を得られる商品や、無添加など人体への優しさを考えた商品が増えています。

追加効果はさまざまなものがあるため、好みや欲しい効果で選びましょう。しかし、肌の弱い方やお子様には、なるべく「天然のり」で無添加をうたう商品を選ぶ方が安心です。

アイロンのりには、「天然のり」と「合成のり」の2種類があります。それぞれ成分や仕上がりに違いがあるので、用途に合った種類のものを選びましょう。

天然のりは、でんぷんが主成分のアイロンのりです。化学成分が入っていないため、肌の弱い方や小さいお子様でも安心して使えます。クリーニング後のようなパリッとした仕上がりになるので、Yシャツや浴衣に使用するのがおすすめです。

一方、合成のりはやわらかくしっとりとした仕上がりになり、Tシャツなどをきれいに仕上げるために使用する場合が多いです。服の種類や好みの仕上がりによって使い分けると、仕上がりの満足度がより一層高くなります。

アイロンのりには、ジェル・液状・スプレーなどさまざまなタイプがあるので、使用しやすいタイプで選ぶのもおすすめです。

Yシャツや浴衣の糊付けには、パリッと仕上がるジェル・粉末タイプ、カーテンやテーブルクロスなどの大きいインテリアには、好みに合わせて濃度調節ができる液状タイプが使いやすいです。Yシャツの襟や袖口などの細部には、簡単に吹き付けられるスプレータイプをうまく活用しましょう。

アイロンのりといってもアイロン必要タイプ以外に、アイロン不要タイプ・多様タイプもあります。アイロン必要タイプは、パリッとしっかりとした仕上がりになるのが特徴です。そのため、Yシャツなどに適しています。

また、アイロン不要タイプは、パリッとした仕上がりにはなりませんが、その分Tシャツなどのナチュラルに仕上げたい場合におすすめです。さらに、多様タイプは、消臭・除菌・防臭効果も兼ね備えているのが特徴です。シワもナチュラルに取れるため、手軽に服のお手入れをしたい方に適しています。

アイロンのりには日本製のみならず、海外の商品も販売されています。日本メーカーの商品は数多くありますが、中でも花王の「キーピング」が有名です。また、日本メーカーの商品はアイロン不要タイプ・多様タイプも選べ、無香料で使いやすいものが多くあります。

海外のアイロンのりも、天然素材にこだわったものなど高品質な商品が多くあります。特に、海外の商品はアロマなどの香り付きのものが多いのが特徴です。輸入商品が中心で価格がやや高い傾向にありますが、香りにこだわりたい方におすすめです。

特にアイロンのりをよく使う方は、コスパにも着目しましょう。選ぶ際は価格・内容量もチェックし、よりコスパの高い商品を選ぶと経済的です。また、商品の中でも詰め替え用も販売しているものを選ぶと、次回から容器代の分安く購入できます。詰め替え用は価格の安さのみならず、ゴミも減らせて一石二鳥です。

アイロンのりを選ぶうえで、最も気を付けたいのは成分です。特に、アレルギーがある方や化学物質に敏感な方は気を付けましょう。

• アイロンのり本来の成分・・・合成のり、天然のり、耐熱ポリマー、シリコン
• 追加成分・・・香料、除菌剤、消臭剤など

アイロンのり本来の成分を確認してから、追加成分をチェックするのがおすすめです。追加成分の中でも、香料は特に気を付けてください。近年はアレルギーだけでなく人工的な香りを不快に感じる方も増え、「香害」という言葉が誕生するほどです。

アイロンのりは正しく使わなければ十分な効果を得られません。また、アイロンのりは使える生地と使えない生地がありますので、詳しく解説します。

アイロンのりは、洗濯物がまだ濡れている状態のときに吹き付けます。洗い終えてハンガーや物干しざおに吊るした状態のときにスプレーしてください。床が汚れますので、できれば屋外で使いましょう。

アイロンのりは洗濯物から少し離して、2回程度スプレーすれば十分です。かけすぎるとムラができて仕上がりが悪くなります。また、柔らかく仕上げたい場合は衣類からノズルを20～30cm離してスプレーしましょう。スプレーが終わったらそのまま乾かして、洗濯物がすっかり乾いてからアイロンがけをして完成です。

しかし、商品によってはアイロンの直前に吹き付けるよう指示しているものもあります。使う前に説明書きをよく確認してください。

アイロンのりでのり付けできるのは、ワイシャツなど衣類のみです。また、家庭で水洗いできない生地にも使えません。シーツのような大きいものには、ボトルやパックに入った従来の洗濯のりを使いましょう。手軽さはありませんが洗濯のりの使い方は非常に簡単です。その手順を以下に記します。

1. のり付けしたいものを洗濯し、すすぎまで終える
2. 容器に水やお湯を張り、適量の洗濯のりを溶かす
3. のりを溶かした容器に、のり付けしたいものを入れる
4. 3分間押し洗いし、のりをまんべんなく付ける
5. 終わったら軽く手で絞り、脱水機で脱水する

洗濯のりを使ったら、容器・洗濯機の掃除も忘れないようにしてください。特に、天然のりはカビや雑菌にとって最高のエサです。のりが残ったまま放置していると洗濯機の中にカビや雑菌が繁殖し、不衛生になります。

アイロンのりは、手作りした方が仕上がりもコスパもよくなります。作り方は以下のような材料を水で溶かしてスプレーボトルに入れるだけと非常に簡単です。

• 従来の洗濯のり
• タピオカ　
• コーンスターチ　
• 米（米飯）　
• 片栗粉

洗濯のりの原料はそもそも、米です。近年はコーンスターチやタピオカもよく使われています。米を材料にする場合は、お粥から作ると簡単です。しかし、手作りしたものは作り置きできないので、そのとき使う分だけ作るようにしてください。

ダイソー・セリアなどの100均にも、アイロン用のりスプレーや洗濯のりは売っています。店により粉末タイプ・液体タイプ・スプレータイプなどの形状はさまざまで、取扱状況も異なります。洗濯用品を売っているコーナーに置いてある場合が多いので、100均に行く機会がある方はぜひ探してみてください。

スプレータイプのアイロンのりは、家庭でも手軽に洗濯物をプロ並みの仕上がりにする便利なアイテムです。また、のり付けした衣類は汚れが付きにくく、また汚れも落ちやすくなります。自分に合うアイロンのりを選んで、毎日ハリのある清潔な衣類を身に付けましょう。