血圧計おすすめメーカーを紹介｜医師がすすめる血圧計は？オムロンやテルモも

日々の健康管理の方法の一つとして挙げられるのが血圧測定です。そして、血圧を測定するのに欠かせないのが血圧計ですよね。しかし、血圧計を販売しているメーカーは多数あり、どのメーカーの血圧計を購入したらいいのか迷います。

メーカーごとに特徴があるのはもちろん、価格も数千円で購入可能なものから、数万円のものまでさまざまです。決して安い買い物ではないため、メーカー選びで失敗したくないですよね。

そこで、オムロンなど血圧計を販売している主要6メーカーの特徴を詳しく解説します。また、各メーカーのおすすめ血圧計をランキング形式でご紹介します。ぜひ最後まで読んで、自分に合った血圧計を購入してください。

血圧計メーカーの中で特に高い人気を誇るオムロン。オムロンの血圧計は巻きやすさにこだわっており、腕の太さ・筋肉や脂肪のつき方を問わず、フィットしやすい立体構造のカフ式を採用しています。

カフの巻き方によって血圧が上下しますが、正しく装着できているか画面上で確認できるタイプもあるため、より正しく測定したい方にはおすすめです。また、オムロン独自血圧測定技術搭載の製品なら、1人1人の体の特徴に合わせた最適な血圧測定もできます。

無料スマートフォンアプリ「OMRON connect」を使えば、血圧の記録やグラフ化が簡単に行えます。オムロン製の血圧計を購入するなら、アプリも同時に使用しましょう。

医療機器製品の開発や販売を行っているテルモ。医療機器製品を扱う企業では最大手で、上腕式・手首式の2種類の血圧計を取り扱っています。

テルモの血圧計は、やさしく静かに加圧していくタイプなので、手や腕への負担が少なく、毎日使っても苦になりません。液晶画面の文字が大きく見やすいのも特徴です。毎日の使用に重点を置いた製品が多いので、扱いやすい血圧計をお探しの方におすすめします。

国内最大手の腕時計メーカーを親会社に持つシチズン・システムズ。時計メーカーとしてのノウハウが血圧計にも注ぎ込まれており、大画面液晶やデザイン性の高さに人気があります。

製品によってはダイヤルカフを搭載したタイプがあり、一定の締め付け方での測定が可能です。締め付け方によって血圧は上下しがちなので、毎回正確に血圧を測りたいならダイヤルカフタイプをおすすめします。

ほかにも操作性のいい大きなボタン・メモリー機能・ワンボタン操作など機能が満載なのに、価格が手頃なのも嬉しいポイントです。さらに、薄型でコンパクトなタイプが多いので、収納や携帯にも便利です。

キッチン雑貨や家電などを多く手掛けるドリテック。ドリテックは血圧計の専門メーカーではありませんが、大きなディスプレイ・ボタン・シンプルな操作性など使いやすさに重点を置いた商品を取り扱っています。また、安い価格帯で高コスパな点もポイントです。

電源は乾電池または別売りのACアダプターです。乾電池を使用する場合、電池の残量が気になりますよね。ドリテックの製品には電池残量お知らせ機能がついているため、電池の交換時期が一目でわかります。

医療電子機器の製造・販売を行っている日本精密測機（ニッセイ）。測定精度にこだわった血圧計を手掛けているのが特徴のメーカーです。スイッチを押すだけの使いやすさや、大画面液晶による見やすさも定評があります。

また、上位モデルになるとスマホとの通信機能がついていたり、不規則脈波の検知精度が高かったりと機能も充実しています。簡単に使えて精度も高い血圧計を探している方におすすめのメーカーです。

家庭用電機メーカーとして高い実績・知名度を持つパナソニック。家電製品で培われてきたノウハウを注ぎ込み、使い手のほしい機能を盛り込んだ商品が多く販売されています。

手首式・上腕式の2種類の血圧計があり、どちらも簡単操作かつ大きい文字で表示されるため、使いやすく見やすいと評価が高いです。手首式の血圧計には「手くび高さ機能センサー」が搭載され、適正な姿勢に誘導します。

専用アプリ・血圧メモを使えば、血圧やトレンドグラフを自動で記録するので、日々の健康チェックに手間がかかりません。おサイフケータイ・FeliCaやNFCに対応した機種なら、スマホと血圧計をタッチするだけで記録できるので便利です。

カフ式は家庭用血圧計として一般的なタイプです。二の腕にカフを装着して血圧を測定します。各メーカーから販売されていて、選択肢が豊富です。

ただし、カフを正しい位置に装着しないと正確に血圧を測れません。そのため、カフにフィットしやすい工夫が施された血圧計がおすすめです。

アームイン式はトンネル状の穴に腕を通して血圧を測定します。カフ式のようにずれる心配がなく二の腕にフィットするため、正確に血圧を測りやすいタイプです。

本体サイズはやや大きめで、価格も高い傾向にあるので、収納場所や予算と照らし合わせて選びましょう。

手首式は手首に血圧計を装着して血圧を測定します。カフ式・アームイン式とは異なりコンパクトなため、収納場所に困らないだけでなく旅行や出張にも持ち運びしやすいです。

ただし、測り方によっては測定結果にバラつきが出やすいので、正確さよりも手軽さを求める方におすすめのタイプです。

血圧計の電源方式はAC電源または乾電池です。AC電源の場合、乾電池とは違って電池残量を気にせず使えます。

一方、乾電池の場合、旅行や出張先にも持っていきやすく、コンセントから離れた場所で使えるメリットがあります。ただし、電池がなくなると、使えない点がデメリットです。乾電池・AC電源の両方に対応している血圧計を選ぶと、どんなシーンでも使えます。

正確測定サポート機能はメーカーによって名称が異なりますが、正しく血圧が測定できているかどうかをチェックする機能です。たとえば、カフがきちんと巻けているかをお知しらせたり、正しく測定できたか判定したりします。初めて血圧計を使用する方は正確測定サポート機能があれば便利です。

不整脈の傾向である脈の乱れを把握するのに便利な機能です。不整脈になると動悸や息切れ、胸痛などの症状が現れるケースがあるため、血圧計で検知されれば病院を受診するきっかけになります。

血圧判定時に脈の間隔が平均値より高低差があると不規則脈とされ、2回この状態を検知するとアラームが鳴る仕組みです。検知されたから不整脈と断定できませんが、毎日測定する習慣があるなら健康維持に対する指針となります。

1つの血圧計を家族の何人かで共同で使いたいと思っている方はいませんか。しかし、血圧計を複数の人が利用する場合、自分と別の人の測定記録を混同しないか、不安になりますよね。1人ずつ個別で血圧計を持つのはコストもかかります。

ご家族で同じ血圧計を用いたいなら、ユーザー切り替え機能のあるタイプを選んでください。1人1人の測定値を、測った人ごとに記録できます。他の人の測定記録と間違える心配はありません。

ユーザー切り替え機能がついていても、商品によっては設定できる人数やデータを記録する容量に違いがあります。購入前にあらかじめ確認しましょう。

最新の血圧計にはスマホと連携できる機能が搭載されています。スマホ連携機能を使えば、スマホで測定結果の自動管理や血圧をグラフ化できるため、血圧測定の習慣化にもおすすめです。血圧測定後の記録を面倒に感じている方にぴったりの機能です。

血圧計のメーカーには、シェアの多いオムロン・医療機器で定評のあるテルモ・測定精度が高いニッセイなどたくさんのメーカーがあります。ただし医者によっておすすめするメーカーは異なるため、一概にどのメーカーがいいとはいえません。

血圧の測定精度はメーカーよりも測定方法が重要です。アームイン>上腕式>手首式の順で測定精度が変わり、アームインが一番精度が高いといわれているため、家庭用で精度を求めるならアームインがおすすめです。

しかし、病院と家庭用では測定方法が異なるため、どうしても差異が出ます。家庭用では健康管理の目安として使いましょう。

ご家庭で血圧計を使う場合、血圧を測るときの姿勢や時間などによって測定結果に違いがないか、気になりますよね。測定値が正確でなければ、健康管理に悪影響を与えかねません。血圧計の正しい使い方・測り方のポイントをまとめました。

• イスに腰掛けて、背中は丸めずに軽く伸ばす
• 腕に巻くカフは心臓の高さに保つ
• カフを巻いた腕や手には力を入れず、手のひらを上に向ける
• 脚は組まない
• 心も体もリラックスする
• 尿意・便意があるときは避ける
• 室内の温度は20℃前後
• 測定の時間は朝目を覚ましてから1時間以内か夜眠る前
• 毎日決まった時間帯に測る
• 食事・飲酒・喫煙・運動の直後は避ける

血圧計のおすすめメーカーや商品をご紹介しました。血圧計を製造・販売するメーカーや種類が多く、いざ選ぶときにどれがいいのか分かりにくいですよね。最近の商品は測定方法が正しければ、測定値の差異は出にくいので、好きなメーカーや機能が搭載されたものを選んで、日々の健康管理をしましょう。