アウトドアナイフのおすすめ人気5選！ブッシュクラフトに適したナイフや合わせて使える砥石も紹介！

幅広い用途で使える上に、「キャンプでバトニングやフェザリングをしてみたい！」と感じている方には、アウトドアナイフがおすすめです。アウトドアナイフは、料理やブッシュクラフトだけでなく登山や釣りでも活躍します。

しかし、アウトドアナイフは種類が多くて、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。実は、ナイフの種類・素材・形状の基礎知識を身につければ、用途に合うアウトドアナイフがわかるようになります。

そこで今回は、アウトドアナイフの選び方と人気おすすめ商品を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。アウトドアナイフを上手に使えるようになると、キャンプの幅が広がります。薪割りのコツや砥石も紹介しますので、お気に入りのアウトドアナイフを手に入れてキャンプをさらに楽しみましょう。

さまざまなアウトドアのシチュエーションに対応できるナイフをお探しの方には、シースナイフがおすすめです。1本の鋼材で作られた鞘に収納するナイフで、フィクスブレードとも呼ばれています。シンプルな構造で使いやすいため、初心者の方にも人気です。

頑丈なナイフなので、料理だけでなくバトニングやフェザリングにも対応しています。サバイバルキャンプやブッシュクラフトなどで本格的に使用するなら、より強固な作りの『フルタング』をチェックしてみてください。

料理用のナイフをお探しの方には、携帯性の高いフォールディングナイフがおすすめです。ハンドル部分に刃を収納できるフォールディングナイフは、折りたたみ式なのでコンパクトで安全に持ち運べます。『ロックバック式』や『ライナーロック式』などの種類は、刃を固定する方法の違いです。

フォールディングナイフはシースナイフのような頑丈さはありませんが、食材・小枝・ロープなどを切るのには十分です。また、軽量で扱いやすいものが多いので、食材の皮むきなどこまかい作業にも向いています。折りたたみ部分は錆びやすいので、使用後は水気を拭いてしっかり乾かしておきましょう。

アウトドアのあらゆる場面で活躍するのが、ツールナイフです。『アーミーナイフ』『十徳ナイフ』とも呼ばれているツールナイフは、缶切り・栓抜き・ペーパーナイフ・ドライバーなど多種多様なツールが1つになっています。メインナイフとしては小さいですが、場面に応じて対応できるためサブナイフにおすすめです。

手のひらサイズのコンパクトなモデルが多いため、荷物を少なくしたい登山やソロキャンプにも向いています。特に、缶切り・栓抜きは登山キャンプの食事に欠かせないため、愛用している登山家も多いです。

アウトドアナイフ初心者の方には、ステンレス製がおすすめです。耐食性・耐久性に優れたステンレス製のナイフは、丈夫で錆びにくいためメンテナンスの手間がかかりません。また、摩耗耐性が高いのも特徴のひとつで、セラミックなど硬い面でも使用できます。

カーボンスチール製に比べると切れ味は劣りますが、ステンレス製のナイフは平均的な性能で使いやすい点も魅力です。使いやすくメンテナンスが簡単なナイフをお探しの方は、ステンレス製をチェックしてみてください。

切れ味抜群なアウトドアナイフが欲しい方には、カーボンスチール製が向いています。カーボンスチール製のナイフは、切れ味がよく研ぎやすいのが特徴です。手間をかけたメンテナンスが必要ですが、きちんとメンテナンスしていれば完璧な切れ味を維持できます。

一方、欠けやすく錆びやすいのもカーボンスチール製ナイフの特徴です。硬い面で使用すると刃こぼれしやすく、湿気の多い環境での保管は錆びの原因となります。お気に入りのナイフのメンテナンスを楽しみたい方には、最適の素材です。

ホローグラインドのブレードは、内側にくびれているのが特徴です。くり返し研いでも刃こぼれせずに、シャープな切れ味を維持できます。ホローグラインドの歯は薄いため、強度を必要とする用途よりも料理などの軽い作業におすすめです。

フラットグラインドのブレードは、平らな断面が特徴です。切れ味・強度・研ぎやすさ・重量のバランスがいいので、ロープやザイルを切ったりフェザリングをしたりなど、ある程度ハードな使用もできます。さまざまな場面で使いやすいため、初心者の方にも向いています。

スカンジグラインドのブレードは、刃の真ん中から先端にかけてストレートになっているのが特徴です。強度が高く頑丈なので、バトニングやフェザリングなどの本格的なブッシュクラフトを楽しみたい方に向いています。

コンベックスグラインドのブレードは、刃全体に厚みがあるのが特徴です。側面がR状に膨らんでいて、はまぐり刃とも呼ばれています。重量があり強度が高いため、バトニングなどの力仕事に最適なブレードです。重量があり研ぎにくいため、繊細な作業には向いていません。

アウトドアナイフを選ぶときは、グリップの握りやすさをチェックしましょう。グリップの形状と素材は、アウトドアナイフの使いやすさに直結します。グリップに凹凸が付いていたり、滑り止め加工・エンボス加工などがされたものがおすすめです。

また、グリップの素材にもこだわりましょう。木製のグリップはかっこいいですが、初心者の方にはラバーなどの樹脂製が向いています。握ったときの吸い付くような感じは、木製グリップ以上です。滑りにくく握りやすい形状・素材のものを選ぶと、安定感があるので安全に使用できます。

モーラナイフは、130年以上の歴史があるスウェーデンの老舗ナイフメーカーです。高品質のモーラナイフは、スウェーデン王室御用達に認定されています。モーラナイフから販売しているアウトドアナイフは、鞘付きのシースナイフがメインです。

切れ味と耐久性に優れたシースナイフは、ほとんどのモデルにラバーグリップを採用しています。握りやすいラバーグリップのシースナイフは、初心者の方にもおすすめです。手頃な値段で手に入るので、ぜひチェックしてみてください。

オピネルは、120年以上の歴史を持つフランスの老舗ナイフメーカーです。オピネルのナイフはデザイン性の高さが特徴で、『世界で最も美しい100のプロジェクト』にも選ばれました。幅広いジャンルのナイフを展開しているオピネルですが、アウトドアナイフとしてはフォールディングナイフがメインです。

オピネルのアウトドアナイフは、セーフティロック機能や刃先をとがらせない仕様など、安全性が考慮されています。また、握りやすさとデザイン性を兼ね備えた天然木のグリップも人気です。

ビクトリノックスは、130年以上の歴史があるスイスのメーカーです。ツールナイフの元祖である『スイス・アーミーナイフ』を生み出したビクトリノックスは、ツールナイフの老舗メーカーとして広く認知されています。

ビクトリノックスのツールナイフは、スモール・ミディアム・ラージなどのサイズ展開だけでなく、キャンプに特化した『キャンパー』や災害時のための『レスキューツール』など、用途に合わせたラインナップも魅力です。

YAIBAは、新潟県燕三条市に本社を置く刃物メーカー『剣謙心』のステンレス製アウトドアナイフです。金属加工・木工技術で名高い燕三条市で、職人の確かな技術で作られています。『包丁メーカーが手掛けたアウトドアナイフ』であるYAIBAは、刃からグリップまで1本の鋼材のシースナイフです。

江戸時代から続く刃物加工技術をアウトドアに落とし込んだYAIBAは、抜群の切れ味と耐久性が魅力です。日本製の高品質なシースナイフをお探しの方は、ぜひ検討してみてください。

アウトドアナイフをお探しの方は、ホームセンターで買ってみるのもおすすめです。アウトドアナイフの使いやすさや品質は、実際に使用してみないとわかりません。値段が高さと使いやすさが比例しているともいえないので、安くても気になるナイフがある場合は試してみましょう。

ホームセンターでは、リーズナブルなナイフが種類豊富に販売されています。たとえば、1,000円以下で購入できる『肥後守（ひごのかみ）』の刃は、堅いものを切るのに最適な鋼製です。料理には不向きですが、フェザリングなどの軽い作業には向いています。お近くのホームセンターで見つけたら、ぜひチェックしてみてください。

アウトドアナイフのシャープな切れ味を維持するためには、砥石が欠かせません。アウトドアナイフを購入する場合は、ナイフに合わせた砥石も用意しておきましょう。シャンプトンの『刃の黒幕』シリーズは、砥石の粗さ（番手）ごとに色分けされていて使いやすいです。

『刃の黒幕』シリーズを使用した研ぎ方とコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1. 水を含ませた砥石で研ぐ（#1000→#2000→#5000の順で使用）
2. コンパウンドありの革砥でストロッピングする
3. コンパウンドなしの革砥でストロッピングする
4. 砥石に新聞を巻き付けたもので研いで仕上げる
5. 刃物用椿油で錆止めをして完成

• 砥石に水を含ませる時間は2～3分（一般的な砥石は5～6分）
• 研ぐときは、手前に引くときに力を込める
• 研ぎ方向に対して刃先が直角になるように心がける

バトニングとは、ナイフを使った薪割りの技術です。ブッシュクラフトや焚き火に欠かせない方法なので、上達するとキャンプをもっと楽しめます。こちらではバトニングのコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

• バトニングに適したナイフは『シースナイフ』
• 切り株や平らな石など、力が逃げない場所に薪を固定する
• ナイフを振り下ろす角度は、薪に対して垂直
• 叩く位置は、薪の太さに合わせて変える
• バトニングは、斧や舵よりもナイフの方が安全

キャンプにアウトドアナイフを持っていくのは銃刀法違反にならないか気になりますよね。サバイバルナイフを所持していた人が逮捕されたニュースなどで、不安に思う方も多いです。結論から言うと、キャンプ用のアウトドアナイフは銃刀法違反にはなりません。

銃刀法違反とは、「刃渡り6cm以上の刃物を正当な理由なく所持している」状態を禁じる法律です。アウトドアナイフの場合はキャンプに持っていくという正当な理由があるため、アウトドアナイフは銃刀法違反には該当しません。

この記事では、アウトドアナイフの選び方と人気おすすめ商品を紹介しました。種類豊富なアウトドアナイフは、用途に合わせて選ぶのがポイントです。お気に入りのアウトドアナイフを手に入れて、サバイバルキャンプを楽しみましょう。