電気フライヤーのおすすめ14選｜油の量の目安や揚げ物レシピも

電気フライヤーは、火を使わないので食卓で揚げ物を楽しめるのが魅力です。業務用として使用されている大型のガスフライヤーであれば、お店で食べるような本格的な揚げ物を楽しめます。しかし、大型は一般家庭には不向きです。

電気フライヤーはコンパクトサイズのものが多く、一人暮らしからファミリーまで幅広くおすすめできます。しかし、種類が多いとどれを選べばいいか迷いますよね。

この記事では、電気フライヤーを選ぶポイントに加え、2019年～2020年にかけて楽天やamazonで注目された人気商品の中からおすすめ商品をご紹介します。記事の後半には、油の処理方法もご紹介していますので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

電気フライヤーにはメリットがたくさんありますが、デメリットも存在しています。購入してから後悔しないように、メリットとデメリットを理解するのが大切です。

電気フライヤーのは火を使わず食卓で揚げ物ができます。一般的に揚げ物はキッチンのコンロで調理して、盛り付けてから食卓に運ぶため、食卓の準備をしながらだと食べる頃には冷めてしまい、美味しくないときもありますよね。電気フライヤーは食卓で揚げたての熱々が食べられるうえに、おうちで串カツ屋気分も味わえます。

家族で食卓を囲んだり、ホームパーティーで揚げ物をしたりすれば盛り上がります。温度調節機能を搭載しているモデルであれば、食材に合わせて温度も変えられます。さらに、一定温度をキープできるので、揚げすぎる失敗もありません。

電気フライヤーは油量の調節ができないのがデメリットです。一人暮らしや少人数世帯で少しだけ揚げ物をしたい場合、フライパンや揚鍋であれば少量の油でも揚げ物ができます。しかし、電気フライヤーは、油の最低使用量が決められているため油量の調節ができません。

少しだけ揚げたい場合でも、たくさん油を使わないといけません。使う油量が多いと油の処理や手入れも手間がかかります。また、電気フライヤーは火を使わないものの、電気代はかかります。消費電力が高いものは注意が必要です。

電気フライヤーのタイプは、オーソドックスタイプとノンフライヤータイプの2種類です。それぞれに特徴が異なるため、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

オードソックスタイプは、本体の内釜に油を入れスイッチを入れるだけで手軽に揚げ物を楽しめます。温度を一定に保てるので、温度が高すぎて外側だけが焦げ、中に火が通っていない失敗もありません。

ガスコンロではなく食卓で使用できるので、手軽に揚げ物を楽しみたい方におすすめです。一人暮らし向けのコンパクトサイズから、大家族やホームパーティー向けの大容量タイプなど用途に合わせて選べます。

ノンフライヤー（ノンオイルフライヤー）は、油を使わず高温の熱風を利用して食材を加熱する仕組みです。油を使わないのでカロリーを大幅にカットができます。「揚げ物が食べたいけれどカロリーが気になる…」そんな方におすすめです。

オードソックスタイプに比べると、油を使わない分後片付けが楽なのもポイントとなります。油を使わなくてもカリッと仕上がるので、カロリーを抑えたい方はノンフライヤーを選ぶのがおおすすめです。

電気フライヤーで使う油の量は少し多めですので、使用量は家族構成に合わせて選ぶのがおすすめです。また、最低使用量がどのくらいなのかもチェックしておくと安心です。

一人暮らしや少人数世帯には、500ml前後のコンパクトサイズをおすすめします。電気フライヤーは若干多めの油を使用しますが、揚げる量が少ないのであれば油も汚れにくく2～3回は再利用できます。

MAX量が500mlでも最低油量が300ml前後の場合は、1度目で油が汚れても処分しやすい量なのでそれほど面倒には感じないです。お弁当用に少量だけ揚げたいときにも便利なサイズです。

4人以上のファミリーや、大勢の人が集まるホームパーティーのようなシーンには1L以上の大容量がおすすめです。ただし、1Lあっても揚げる量が多いと、食材を入れたときに油の温度が下がってしまいベタっとした仕上がりになるので注意してください。

大勢でたくさん揚げたい場合は、2L前後の大容量がおすすめです。油が多いと多少食材を多めに入れても油の温度が下がりにくいからです。揚げ物をする頻度が多い場合は、業務用の電気フライヤーの選択もあります。

電気フライヤーは最低油量が決まっているので、少量だけ揚げたいときに油の調節ができません。油を節約したいのであれば、最低油量がどのくらいなのかをチェックしておきましょう。

1Lの容量でも最低油量が500mlの場合は、油量は半分で済みます。しかし、揚げるものによっては一度目で油が汚れてしまい、油が再利用できない場合があります。揚げたい量と油量が合わないときは、油量を調節できるフライパンや天ぷら鍋などと使い分けるのもおすすめです。

揚げ物をするときは食材によって適温が異なりますので、温度調節が付いていると便利です。ガスコンロで揚げ物をするのとは違い、電気フライヤーは設定温度をキープできるので失敗なく美味しく仕上がるのも魅力です。

ただし、製品によっては低・中・高の大まかな設定と、〇〇℃と細かく設定できるものがあります。仕上がりを重視するのであれば、細かく設定できる製品がおすすめです。ただし高性能なほど価格が高くなるので予算と相談して決めてください。

揚げ物をするときに困るのが油の飛びはねです。電気フライヤーを食卓で使用する場合は、周囲に油が飛び散るため家具やカーペットを汚してしまう可能性があります。蓋をしたまま使用できるタイプは、食卓でも油が飛び散らないので安心です。

蓋にのぞき窓がついていると、状態を確認できるので焦がしてしまう失敗を回避できます。蓋をしたままの使用は不可でも、保存するときに蓋があると便利なので蓋付きかどうかも確認しましょう。

電気フライヤーは設定温度をキープできるので、食材に合わせて最適な温度を選べます。しかし、温度をキープしていても、時間配分を間違えると揚げすぎてしまい美味しくなくなってしまうと残念ですよね。

タイマー付きの製品は、時間になるとスイッチをオフにして揚げ過ぎが防げます。スイッチの消し忘れが心配な場合も、あらかじめタイマーをセットしておけば時間になると自動でオフになるので安心です。

オーソドックスな電気フライヤーは基本的に揚げ物のみに使いますが、製品によっては内釜を取り替えて蒸し料理・焼き物・鍋など1台で数役使えるものもあります。収納場所が限られてしまい、あれこれと調理家電を購入できないときは、1台で何役かこなせるものを選ぶのもおすすめです。

ノンフライヤーはオーソドックスタイプに比べると高温で使えるものが多く、揚げ物以外にグリル料理を楽しめるものもあります。揚げ物以外にも楽しみたい方は、機能もチェックしましょう。

内釜の取り外しができないものは、油を捨てるときに本体ごと持ち上げなければならず、洗えないので手入れに手間がかかります。油を捨てた後はキッチンペーパーで残った油を何度も拭き取らないといけません。

内釜が外せるものであれば丸洗いできるので手入れも楽ですし、衛生的に使えます。油でギトギトになるのを防げるのも嬉しいですね。

電気フライヤーは火を使いませんが、油は高温になるため、食卓で使う場合は安全性を考えて選びましょう。

電気フライヤーに食材を入れた直後は油の温度が下がるため、一時的に温度設定を高くします。そのままにしておくと焦げる恐れや、高温のまま放置すると引火の可能性もあり危険です。

サーモスタット機能を搭載しているモデルは、高温状態が続くと自動でスイッチをオフにします。安全に使用するためにも、サーモスタット機能を搭載したモデルがおすすめです。

食卓で電気フライヤーを使う場合は、コードに足を引っ掛けてしまう可能性があります。コードに引っかかり電気フライヤーごと倒れてしまうと、油がこぼれて大変です。とくに、小さいお子さんやペットがいるご家庭は、コードに引っかからないよう注意が必要です。

コードがマグネット式のものであれば、万一コードに引っかかってしまっても簡単に外れるので電気フライヤーをひっくり返す不安はありません。引っかかった場合は簡単に外れますが引っ張らない限り抜けないので、通常の使用には問題ありません。

電機フライヤーでつくれる、鶏のから揚げのレシピをご紹介します。

【材料（1人分:約4個）】

鶏もも肉（唐揚げ用）…125g

片栗粉…大さじ1.5

コーンスターチ…大さじ1/2

（合わせ調味料）

しょうゆ…大さじ2分の1

酒…小さじ3分の2

おろししょうが…小さじ2分の1

塩・コショウ…少々

【調理手順】

1. 鶏もも肉は、食べやすい大きさで4等分に切る。
2. 鶏もも肉と合わせ調味料をボウルに入れて、よく揉みこみ30分ほど漬ける。
3. 片栗粉とコーンスタートを混ぜ合わせる。
4. 2の鶏もも肉に3の粉をまぶし、余分な粉はしっかり落とす。
5. 手持ちのフライヤーの調理時間で揚げる。

使用するフライヤーによって調理時間が変わります。鶏肉1枚・約300gの場合、ノンフライヤーで余熱3分＋加熱13分です。サラダ油を使用する場合は、余熱3分＋5～7分の加熱が必要です。調理の際には使用するフライヤーや油の使用を確認してください。

ノンフライヤーで作る天ぷらのレシピです。

【材料（1人分）】

揚げ玉…175g

小麦粉…66g

水…26cc

（具材）

えび…2尾

ししとうがらし…2本

かぼちゃ…25g

小麦粉…適量

（お好みで）

塩・天つゆ・しょうが（すりおろし）各適量

【調理手順】

1. 揚げ玉を荒めに砕く。
2. 小麦粉・水を混ぜ合わせる。
3. えびは尾を残して殻・背ワタを取り、腹側に斜めに切り込みを入れて背中側を折る。まっすぐに揚げるために、筋を切るようにして伸ばす。尾の先に水分が溜まっているので包丁でしごく。
4. ししとうは切り込みをいれる。かぼちゃは5mmの薄切りにしておく。
5. 3に小麦粉をまぶし、2をからめ揚げ玉をまぶして手でおさえる。
6. ししとうがらし・かぼちゃは5～6分揚げる。エビは140℃で10～11分加熱する。

電気フライヤーで揚げ物をした後の油がまだきれいであれば、2～3回は再利用できます。ただし、揚げるものによっては1度目でも汚れてしまうので、その場合は再利用せず処分しましょう。数回再利用して油が劣化してきたら処分をおすすめします。

処分の仕方については凝固剤で固めるか、吸い取らせるパッドタイプのものを使うと便利です。凝固剤を使いたくないのであれば、牛乳パックにキッチンペーパーを詰め、口をテープで止めれば燃えるゴミとして捨てられます。

揚げ物をした後に油がきれいでも、毎回濾過しておくと油が長持ちします。保存する場合はオイルポットに入れておくといいです。電気フライヤーにもオイルポットとして機能するものがありますので、省スペースで使用したい方はチェックしてください。

電気フライヤーは火を使わず手軽に揚げ物を楽しめます。一人暮らしに便利なコンパクトサイズから、ホームパーティーに活躍する大型まで種類は豊富です。本記事を参考に、ぜひ電気フライヤーを取り入れておうち時間を楽しくしましょう。