行動食おすすめ8選｜登山に必須！おすすめの入れ物も紹介【夏・冬は何がいい？】

皆さんは「行動食」という言葉をご存知でしょうか？その名の通り、行動しながら食べる食事のことで、主に登山中に食べる食事のことです。

「荷物になるのは嫌だし、登山前にコンビニで適当に買えばいいのでは？」とお考えの方もいるかもしれません。しかし行動食は登山中の生命の源と言っても過言ではないほど重要です。

この記事では、登山やハイキングなど目的に応じた行動食の選び方やおすすめ商品を紹介します。入れ物についても解説しているので、ぜひ最後まで読んで登山やハイキング時の参考にしてください。

行動食がなぜ必要なのか、疑問に思っている方も多いでしょう。登山は長時間の有酸素運動となり、体内の血糖値が下がります。そのため、なにも食べないとエネルギーを消費し続けて、体や脳の働きが低下します。登山の際には適度に糖質を摂取してエネルギーを補給する必要があるため、行動食が必須です。

行動食を選ぶ時に気をつけるべき5つの条件を把握したところで、登山の際の行動食は「脂質」にこだわることも重要です！有名所を挙げると富士山など、過酷な長距離登山ではたくさんのエネルギーが消費されてしまいます。

つまり、少ない食事量でも豊富なエネルギーを含む、大量なエネルギー消費にも太刀打ちできる食事を選ぶ必要があります！脂質はエネルギーも豊富なうえに、消化吸収が遅いので長時間活動するパワーになります。

行動食におすすめな脂質を含んだ食事は、コンビニなどでも気軽に購入することができるお菓子類です。ポテトチップスなどのスナック菓子やドーナツやバタークッキーなどの油やバターが使われた食品がおすすめです。

ハイキングやトレランなどのトレッキングには「糖質」を意識した行動食を選びましょう！屋久島散策など日帰りでの短時間のトレッキングはエネルギーを絶やすことなく、楽しみたいですよね！

エネルギー満点ですぐにパワーになるような食事を選ぶ必要があるので、高カロリーで吸収が早く、即エネルギーになる糖質は必要不可欠です！

行動食におすすめな糖質たっぷりの食事も、お菓子類で補うことができます！その都度食べることが出来て保存に困らないグミや、糖質も豊富でありながら他の栄養も満点のグラノーラがおすすめです。

雪山や冬山の登山、バックカントリーでのアウトドアでの行動食は「味の濃さや違い」も重要になってきます！厳しい気温の寒さの中では感覚が鈍って、味覚も濃いものである必要があります。

濃い甘味や塩味、刺激のある酸味や辛味などを取り入れた行動食を意識しましょう！一種類の食事ではなく、何種類かの食事を持っていくことで、その都度味の違いを感じることができます。

極寒の冬のアウトドアにおすすめの食事もほとんどが柿ピー、梅練りなどの味の濃いお菓子でまかなうことができますが、あたたかさも得ることのできる紅茶やキャラメルラテなどの粉製飲料とお湯を持っていくのもおすすめです。

夏山のアウトドアでは暑さを意識して行動食を選びましょう！暑さがかなり厳しい環境下での登山は熱中症になる心配があります。また、暑さに弱い食事は避けた方が懸命です。

熱中症対策を意識して、塩分や水分を摂取できる食事にしましょう！普段の生活でも熱中症対策の食品はたくさん販売されています。塩分チャージのできる飴やゼリーはどこにでも手に入るのでおすすめです！

逆に夏の行動食としてふさわしくないのは、暑さによって溶けたり味が損なわれてしまう可能性のあるものです。チョコレートやグミなどはあまりおすすめできません。

行動食に必要な条件となる栄養素はどれもエネルギーを重点的に意識したものですが、条件にないからと言って他の栄養素が不要なわけではありません！逆に、条件にとらわれすぎるがあまり、他の栄養素が不足してしまうことは絶対に避けましょう！

特にタンパク質は、普段の食事でも三大栄養素として私たちに必要不可欠であるように、行動食でも忘れてはならない栄養素です。登山やトレッキングで使い切った筋肉の疲労を改善するのはタンパク質です。

タンパク質は手軽に摂ることが難しいと思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、タンパク質を簡単に摂ることのできる食品もあります！この記事では後ほどおすすめのタンパク質の摂れる行動食を紹介するのでご安心を！

アウトドアに持っていく行動食の条件に適した食事を持っていくことはもちろん大切ですが、それだけを意識して結果実際に持っていった行動食を全く食べなかったことでは意味がありません。

自分が食べたい！と思える物を持っていくことも大切な条件です。自分の好みの物が行動食の条件に当てはまっているかどうかはあまり気にせず、登山やトレッキング中に食べたいと思うかを考えたうえで持っていくか決めましょう！

自分が好みのものに偏ることのないように、行動食としてふさわしい食事を何種類かバランス良くそろえることが、行動食選びを失敗しない大事なコツです！体力を消耗する厳しいアウトドアの途中での幸せなご褒美と思って行動食を考えましょう！

登山をより楽しく快適なものにするために、行動食の入れ物にもこだわる方もいます。ここでは入れ物を選びポイントを紹介します。おすすめ商品も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

行動食の食事が決まったら、次に考えたいのがどのようにして持っていくかですよね。片手に収まるほどのサイズのお菓子などあらかじめ密閉されている食品はそのまま持っていくことも可能ですが、液体や小分けにして持っていきたいものはそう簡単にはいきません。

行動食の入れ物を選ぶ際に意識したいのは軽い、コンパクト、持ち運びやすいなどの携帯性と、密閉できる、こぼれにくいなどの食品の保存能力の高さです。

飲料やグラノーラなどの、細かくてこぼしてしまうと片付けが大変になってしまう行動食を持っていきたい場合は、入れようとしている食品を入れた時のことを考えて、適した入れ物を選ぶことをおすすめします！

行動食の入れ物にお困りの方におすすめの入れ物がペットボトルを入れ物代わりに利用する方法です！液体の持ち運びにはもちろんですが、グラノーラ、細かいお菓子などの持ち運びにもぴったりです。

ペットボトルは近くにゴミ箱さえあれば、中の行動食を食べ終わったら捨てることもできるのでアウトドアでの荷物を減らすこともでき、へこませることもできるのでコンパクトで携帯性抜群です。

ペットボトルを入れ物として再利用する場合は、きちんと中身を洗ってから清潔な状態にして使うことが必須です！中身が入ったままのペットボトルの使用は衛生的にも良くないので控えてください。

行動食を選ぶうえでの条件や、目的に応じた行動食の選び方、おすすめの行動食など紹介しましたがいかがだったでしょうか。行動食は絶対にこれ！という決まりはなく、自分の好みに寄り添って自分に合った食事を選ぶことが大切です。お気に入りの行動食を持って、快適で楽しいアウトドアにしましょう！