シングルバーナーのおすすめ10選！おすすめメーカーや注意点も！

キャンプや登山で必須アイテムと言っても過言ではないバーナー。バーナーにも種類がありますが、中でもシングルバーナーは手軽に持ち運ぶことができ、メインとしてもサブとしても大活躍します。

しかしシングルバーナーは定番だけに「種類がありすぎてどれを選んだらいいか迷う！」という声も多く聞こえます。

そこで今回はシングルバーナーの種類や選び方、またおすすめの商品などを徹底的にご紹介。あなたもこれを読んで自分にぴったりのシングルバーナーを手に入れましょう！

キャンプ中にコーヒーを沸かして飲んだり、キャンプ飯を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。ですが、料理の度に火を起こすのは大変ですよね。そこで活躍するのがガス式のシングルバーナー！手軽に火を起こして料理を楽しむことができます。

シングルバーナーは軽量でコンパクトなものがほとんどなので、持ち運びに便利なのもシングルバーナーの魅力です。シングルバーナーひとつあれば、料理以外にも暖をとったりと様々なシーンで活躍してくれます。

CB缶（カセットボンベ缶）は家庭でも利用している人の多い、いわゆるカセットボンベのことで、コンビニや100円ショップなどさまざまなところで販売されています。価格も安いので入手しやすい点が特徴です。

家庭でカセットボンベを利用している方や、キャンプでバーナーを利用する頻度が少ない方などは、CB缶の利用がおすすめです。安定感のある火力を保てますが、CB缶は外気温が寒いときに向かず、冬の利用はおすすめしません。イワタニなどが有名です。

OD缶（アウトドア缶）は寒さに強く氷点下でもり利用することができるアイテムもあり、環境に左右されずに火力を保って使うことができます。OD缶は名前の通りアウトドア専用なのでアウトドア専門店にしか売っておらず、比較的価格が高い傾向にあります。

OD缶は強火からとろ火などの火力の調整がしやすいのも魅力で、sotoやスノーピーク、コールマンなどから販売しています。OD缶は大容量のものもありますが、250gほどのサイズであればCB缶よりコンパクトで携行性がいいです。

ガスカートリッジ式とは違いホワイトガソリンを燃料に使うバーナーもあり、寒さに強くどんな環境でも安定した火力を保つことができます。ホワイトガソリンは、ガソリンから精製されたものなのでコスパがいいのも最大の特徴です。

ホワイトガソリンは利用する前に、ポンピリングという作業でタンク内に圧力をかけて使うので事前準備が必要になります。ポンピリングは難しい作業ではないのですが、ポンピリングの作業になれるには時間がかかる場合もあります。

分離型のシングルバーナーはバーナー部と五徳・ガスカートリッジが分かれているもので、ホースで分離されています。分離型のシングルバーナーは、バーナーの安定性が高く大型の鍋などを乗せても安定するため料理をするのにおすすめです。

分離型のシングルバーナーは、大きな鍋を乗せても安定するため複数人でいくキャンプで料理をする場合におすすめです。ですが分離型はホースなどがある分一体型と比べるとコンパクトさに欠けるので、荷物の量が増えてしまうため注意が必要です。

一体型のシングルバーナーは、バーナー部とガスカートリッジが一体となっているため、軽量でコンパクトに収納できます。そのため荷物を少なくしたい登山用やソロキャンプの方におすすめのシングルバーナーです。

調理せずコーヒーだけ飲みたいと考えている場合には、お湯を沸かすだけであれば一体型のバーナーで十分です。一体型の場合は50gと軽量のサイズもあるので、荷物を少しでも減らしたいと考えている方におすすめです。

ジェットボイルは低燃費かつ圧倒的なスピードお湯が沸くことで人気のあるアイテムです。湯沸かしに特化したアイテムで、早いものでは2分もかからずにお水を沸かすことができるので湯沸かしのみに利用する場合にはジェットボイルがおすすめです。

キャンプや登山で料理はしないけど、淹れたての美味しいコーヒーが飲みたいと考えている方にはジェットボイルがおすすめです。湯沸かしに特化したジェットボイルですが五徳が付属しているものもあるので、料理をすることも可能です。

続いて考慮するのはシングルバーナーの火力です。シングルバーナーには低出力タイプと高出力タイプがあり、低出力タイプはお湯を沸かすのに時間がかかりますが燃料が長持ちします。高出力タイプはすぐにお湯を沸かすことができるが燃費が悪いです。

家庭用コンロは2500~3000kcal/hほどですが、2500kcal/hあればキャンプで十分に利用できるといわれています。出力の高さは利用方法によって最適なものが違うので、自分に合った火力のバーナーを探しましょう。

シングルバーナーの炎の出方は、直噴型と拡散型の2種類あります。直噴型・拡散型それぞれにメリット・デメリットなどの特徴があるのでご紹介します。

直噴型とはバーナーの炎が、バーナーの中心一点から吹き出すタイプのバーナーのことを指します。直噴型のメリットは、バーナーヘッドをすり鉢状にすることができるため耐風性に優れており、コンパクトであるため軽量であることです。

中心一点に炎が当たるため、小さい鍋でお湯を沸かす場合などには熱効率がいいこともメリットと言えます。ですが、中心に炎が吹き出すため一点に集中しやすく、鍋が焦げやすいというデメリットもあります。

拡散型とはバーナーの炎が中心から広がって吹き出すタイプのバーナーのことを指します。中心一点に炎があたる直噴型と比べて、大型のフライパンなどを乗せた時に、拡散型は広範囲に炎が広がるため調理に向いているバーナーと言えます。

拡散型は、全体にバランスよく炎があたるのが特徴ですが、炎が中心から広がるタイプのため、熱効率が悪い点がデメリットと言われています。

分離型/一体型・直噴型/拡散型など種類がありますが、さらに五徳の数の違いもあります。五徳の数が3本のものは軽量ですが、その分安定性に欠ける面があります。4本のものは3本のものに比べ重量がありますが、安定性は抜群にあります。

五徳の数は多いほど安定しますが、その分重量が増えます。しっかり調理をしたいのか、などの利用状況や、荷物に応じて五徳の数を選ぶようにしましょう。

自動着火装置付きのシングルバーナーはスイッチを押すだけで点火できるため、自分で着火するのに抵抗を感じる方・初心者などに適しています。ただし気圧の低い場所・低温環境下では点火しにくい場合があるため、ライター・マッチなどを確保するようにしましょう。

火力調整機能は、火の強さを細かく調整したい場合に適しています。たとえば風の強さ・食材の調理状況などに合わせて対応しやすく、安全面でも役立つ場合が多いです。つまみタイプ・レバータイプの2種類に分かれるため、好みのタイプを選びましょう。

風防付きのシングルバーナーは、バーナー本体の周りに風除けを張り巡らせたタイプです。火が風の影響を受けにくい分効率的に加熱できるほか、風に煽られて飛び火するリスクも低減できます。

バーナーヘッド部をすり鉢状にしたもの・クッカー＆バーナーを一体化したものなどいくつかのパターンがあるため、気に入ったデザインのものを選びましょう。

プリムス（イワタニ）は1985年にスタートしたアウトドア燃焼機器を扱うメーカーです。プリムスのバーナーは機能性が高くキャンパーだけでなく登山家にも好評で、日本で最も人気のあるメーカーとも言えます。

プリムスのCB缶は軽量でコンパクトなため持ち運びに便利で、火力が強く安定していることも特徴です。アウトドア用だけでなく家庭用のガスボンベとしても国内シェアトップのメーカーです。

SOTOは愛知県にあるランタンやバーナーを主に扱っているメーカーで、「炎の総合メーカー」とキャッチコピーをつけていてシングルバーナーの種類が豊富です。

CB缶は圧力の低下が弱点でしたが、SOTOはその弱点を克服する「マイクロレギュレーター」を搭載したバーナーを発売しており、安定した火力を保つことができると人気があります。

日本で人気のあるアウトドアブランド・スノーピークはキャンプや登山用アイテムだけでなく、アパレルや雑貨なども展開しており、使い勝手がいいため、ベテランキャンパーだけでなく初心者の方からも信頼されているメーカーです。

シンプルなデザインのシングルバーナーの種類も多く、お気に入りのバーナーを見つけることができます。

EPIとはユニバーサルトレーディング会社のブランド名で、一体型のガスバーナーを最初に作った会社であると言われています。EPIは日本で生産されているため信頼度が高いと言われており職人による手作業やチェックを経て発売されているガスバーナーです。

まずご紹介するのはスタビライザーです。スタビライザーとはガス缶に取り付けるアイテムで、ガス缶の安定感を抜群にアップさせます。バーナーがぐらついてしまったり倒れてしまうと重大な事故になりかねないのでぜひ用意することをおすすめします。

スタビライザーは利用するガス缶によってはサイズが合わない場合もあるので、購入する前に利用しているガス缶に適用するサイズなのか確認してから購入するようにしましょう。スタビライザーの素材はプラスチックやステンレスなどさまざまです。

つづいてご紹介するウィンドスクリーンはその名の通り、バーナーを風から守ってくれるアイテムです。シングルバーナーには防風装置がついているものもありますが、装置がついていても完全ではないので別で用意することをおすすめします。

山の上などの風が強い場所で調理をする予定がある場合などにおすすめで、調理が楽になるだけでなく、安全面でも用意しておくことをおすすめします。

続いてご紹介するバーナースタンドは、シングルバーナーについている五徳では不安がある方におすすめのアイテムで、バーナースタンドの下にバーナーを置いて利用することで器具を安定して置けます。

折りたたむことでコンパクトになるものが多く、収納・持ち運びも便利です。バーナースタンドがあることで手軽な簡易キッチンに変身するので調理を楽しみたいと考えているかたにおすすめのアイテムです。

まずご紹介するシングルバーナーを使う上での注意点は、基本である動作確認です。それがたとえ新しいものであっても、きれいにメンテナンスしているものであっても荷物を詰める前にはベテランキャンパーでももちろん確認します。

この時気にするのが、ガス漏れです。ガス漏れの音がしないか注意深く聞く必要があります。ガス缶に水以外のものを溢してしまった場合にはサビの原因にもなるのですぐに入念に拭き取るようにすることをおすすめします。

次にご紹介するのはOリングの劣化をチェックすることです。Oリングとは、ガス缶との接合部にあるゴムのことで、Oリングは使うたびに劣化するのはもちろんですが、使用していなくても経年によって劣化することがあるので必ずチェックしましょう。

チェック項目は、まずはひび割れ・切れ目・ささくれなど目視で確認することができるものを確認します。また、ゴムが硬化している場合もあるので必ず触って確かめましょう。Oリングの劣化によって火傷や破裂などの事故が発生しています。

製造から5年ほどで劣化するといわれていますが、それ以前にも収納環境などで変わってきます。Oリングに劣化が見られた場合には、交換もしくは買い替えをすることになりますが、交換が可能かはメーカーによって異なるので確認が必要です。

次にご紹介するのが、ガスを利用する時には換気に気をつけるということです。テントの中でバーナーを利用するという方は、テントの通気性などにかかわらずしっかり空気を入れ替えましょう。

換気をおこなわずに燃焼機器を利用した場合には、不完全燃焼となり一酸化炭素が発生します。一酸化炭素は無色無臭なので発生していても気がつきません。ですが一酸化炭素中毒で命を落とす原因にもなりかねないので必ず換気をしましょう。

テント内でバーナーを利用する際には、換気だけでなく倒れてしまってテントに引火ということも考えなくてはなりません。よっぽどの理由がない限りは、できるだけテントの外でバーナーを使うことがおすすめです。

続いてご紹介するのは、輻射熱に注意するということです。輻射熱とは一点から周りに放射することで伝わる熱のことで、バーナーを鉄板などで覆ってしまうとガス缶が熱くなり急に爆発してしまうことがあります。お祭りなどでたまに起こる事故も同じ原因です。

要因はひとつではないですが、ガス缶が熱くなることで内部の液化ガスの圧力が急激に高くなり缶が破裂して爆発します。バーナーを高熱の物の近くに置くことは厳禁です。爆発によって火傷をしたり怪我の恐れがありますので注意しましょう。

バーナーを二つ使って上に鉄板をおくことも輻射熱の可能性がありますし、コンクリートや砂浜の上も熱くなりやすいためバーナーを使うことは避けるのが無難です。

輻射熱が危険であることをご紹介しましたが、バーナーシートというアイテムを使うことで安全性を確保することができます。バーナーシートは特殊アクリル繊維で作られた物で、耐熱に優れ輻射熱を70%カットしてくれるものもあります。

バーナーシートを利用することで、地面の草などが枯れたり利用しているテーブルが焦げてしまうということを防ぐことができます。バーナーシートにも種類がありますが、利用するシングルバーナーよりも大きいサイズを選ぶことがおすすめです。

続いてガス缶の保管と捨て方についてご紹介します。ガス缶は輻射熱でご紹介したように高温に弱いです。そのため夏場の車内や直射日光、コンクリートの上など40°を超えるような場所に保管することは避けましょう。

またガス缶を捨てる時には、炎が出なくなっても微量のガスが缶に残っているため放置したりそのまま捨てることはせず、必ず缶に穴を開けてガスを抜いてから捨てるようにしましょう。

ここまでメインにもサブにも大活躍！おすすめのシングルバーナー10選について、シングルバーナーん魅力や選び方についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。ぜひ参考にして自分に合ったシングルバーナーを見つけてアウトドアを楽しんでください。