タープテントのおすすめ10選｜屋根だけ欲しいアウトドアシーンに！安い＆初心者用も

「キャンプで使えるタープが欲しいけど、設営が難しそう」「バーベキューをするときに日除けになって設営が簡単なタープはないかな？」と思っている方には、屋根だけのタープテントがおすすめです。通常のタープはロープやペグで地面や木の幹に固定しなければならず、設営場所が限られます。

一方、タープテントなら骨組みを広げて天幕を被せるだけで設営は完了し、砂場やコンクリートでも設営可能です。名前の通り簡単に設置できる初心者向けのワンタッチタープや、安いタープテントなど種類もあります。キャンプや海水浴などのアウトドアシーン以外にも、庭の日除けや雨除けにおすすめです。

本記事ではタープテントの選び方について解説します。安いものなどおすすめ商品も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。設営方法や注意点も必見です。

タープテントと聞くと、タープと何が違うの？戸惑いますよね。タープとはひさしや雨避けに使われる布の総称です。タープテントはタープの中のでも、骨組みを広げてセットするタープを指しており、ワンタッチタープとも呼ばれています。

一般的なタープとタープテントの違いを表にまとめたので参考にしてください

その他に、タープテントはフレームと天幕が一体型になっているものもあり、設営が簡単で初心者にもおすすめなタープです。

タープテントを選ぶ際は使用する人数に合わせたサイズから選びましょう。タープテントは2〜3m四方で作られているものが多く、それぞれのサイズでおおよその使用人数が把握できます。使用人数ごとのサイズを表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

タープテントのサイズの目安

表に記載してある人数よりもさらに大人数になる場合は、連結可能なタープテントもおすすめです。また、タープテントは正方形だけでなく、長方形の形状をしたものもあるので、どの形が適しているかを検討した上で選びましょう。

タープテントの設営方法はワンタッチ式・組み立て式の2タイプです。ワンタッチ式は文字どおりワンタッチで設営できるため、力の少ない女性やキャンプ初心者にぴったり。組み立て式は手間がかかる分、ワンタッチ式よりも丈夫で安定性も優れています。

タープテントのフレームに用いられる素材はアルミ製とスチール製の2種類です。素材によってフレームの特徴も異なります。ここではアルミ製とスチール製の特徴を解説するので参考にしてください。

強度重視で選ぶならスチール製のタープテントが最適です。スチール製はアルミ製よりも強度が高く、安定感があります。風でタープテントが飛ばされたり倒れたりするケースは少ないです。あらかじめ風が強い場所で使うと分かっている場合は、スチール製を選んでください。

しかし、スチール製のタープテントは頑丈で風に飛ばされない分、重量も大きいです。持ち運びやすさの面ではアルミ製に劣ります。また、錆びやすいので使用後はしっかりと天日干ししなければなりません。

持ち運びやすさを重視するなら、アルミ製フレームがおすすめです。アルミ製はスチール製に比べて軽量性に優れており、楽に持ち運びできます。駐車場からテントサイトまでタープテントを持ち運ばなければならないときや女性同士で設営するときなどに最適です。

ただし、アルミ製のフレームは軽量性に優れている分、風には強くありません。風が吹くとタープテント自体が持ち上がったり倒れたりする場合もあります。風が強く吹いている場合は重石を置いたりペグを打ったりしてください。

焚き火と一緒に使いたい方はTC（ポリコットン）素材の生地を選びましょう。一般的なタープテントはポリエステルやナイロンの生地を使用している場合が多く、焚き火の火の粉で穴が開いてしまう可能性があります。

TC（ポリコットン）は難燃性の高い素材なので、火の粉が触れても穴が空きにくいです。ただ、ポリエステルやナイロンに比べて重量があるので、歩いて移動する距離が長い場合には向きません。事前にサイトまでの距離を調べてから使用しましょう。

耐水圧とは、水濡れに対する生地の性能を表した数値です。数値が大きければ大きいほど、水濡れに強くなります。キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンでは、急に悪化して雨が降る場合も多いです。突然の雨に備えるためにも、タープテントの耐水圧は必ず確認してください。

通常の雨に備えるのであれば、耐水圧は1,000ｍｍ以上を目安に選びます。大雨にも対応できるタープテントをお探しの場合は、耐水圧が1,500ｍｍ以上のモデルがおすすめです。

【耐水圧の目安】

夏のアウトドアシーンで使うなら、遮光性も重要なポイントです。一般的に生地が分厚ければ分厚いほど、濃い陰を作れるので遮光性が高くなります。遮光性をチェックしたい場合はタフタ（T）・デニール（D）と呼ばれる生地の厚みを表す数値を確認してください。タープの生地は150Dや210Dが一般的です。

また、紫外線対策にはUVカット率や遮熱性の高いシルバーコーティングを施している商品もおすすめです。強い紫外線や日光を浴びると、どうしても屋根の部分は劣化が進みやすいですが、UVカット加工が施されている商品は劣化を抑える傾向にあるため、耐久性の面も安心です。

タープテントを使用するうえでさらに便利になる機能を紹介します。

• メッシュシート：虫の侵入を防ぎつつ、通気性も確保できる。ファスナー付きや四方を囲めるタイプなどバリエーションも豊富。
• ベンチレーション：風の強い場所で使用する際にあると風をうまく受け流せるため、風に耐えられる。
• サイドシート：タープテントの側面に壁が作れるため、雨や風などの天候によって受ける影響を軽減できる

メッシュシートやサイドシートは別売りで販売されているものも多いので、一度使用して必要性を感じた場合に購入するのもおすすめです。

タープテントはさまざまなメーカーから販売されています。ここでは、その中でも特におすすめのメーカーについてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

コールマンはアメリカ創業の老舗キャンプ用品メーカーです。さまざまなアウトドア用品を豊富に取り扱っていて、丈夫で使いやすいと高い評価を受けています。タープは、ヘキサタープ・スクエアタープ・スクリーンタープを中心に豊富な種類を取り揃えています。サイズも小型モデルから大人数でも使えるものまでさまざまです。

簡単アシスト機能を搭載したスクリーンタープはひとりで簡単に設営できるのでおすすめです。また、ドームテントと連結して使うといった活用方法もあります。

キャプテンスタッグは、日本のアウトドア総合ブランドです。高品質なものを取り揃えつつも価格はリーズナブルなのも魅力です。タープはスクエアタープ・ヘキサタープを中心に取り揃えています。

組み立てが簡単なワンタッチタープや、初心者でも取り扱いやすいモデルを多く取り扱っているので、簡単に設営できるモデルを探している人におすすめです。初心者はもちろん、さまざまなセッティングに対応した熟練者にも満足のいくモデルが見つけられます。

タープテントは自立するのでコンクリートの上で設営できますが、ペグを打てないので地面に固定できません。コンクリートの上にタープテントを設営する際は、四隅に重りを置いて風で倒れたり飛んだりしないように準備してください。

一般的なタープテントは3万円前後が相場になります。安くはありませんが、使用する期間や用途が多い分、安めのタープテントを選ぶと耐久性が心配です。

あくまで3万円は相場になるので、3万円以下の商品がすべて悪いわけではありませんが、長く使用できる耐久性や機能性を求めるなら、相場くらいのタープテント購入がおすすめです。

「庭でも使えるからタープテントは出しっぱなしでもいいかな？」と思う方もいるかもしれません。しかし、タープテントを庭に出したまま放置すると、劣化したり破損したりする可能性が高くなるのでおすすめしません。タープテントを長く使いたいのであれば、その都度設営してください。

「タープテントの設営は簡単らしいけど、実際はどうやって組み立てるの？」と不安な方に向けて、組み立ての手順を解説します。

タープテントの設営は基本的に下記の手順で行います。商品によって多少異なりますが、どれも基本は変わりません。下記の手順通り設営すれば、初めての方でもタープテントを設営できます。

1. 縮まっている骨組みを広げる
2. 背の低い状態で天幕を被せる
3. 天幕を固定し、高さを調整する
4. ペグや重石で地面に固定する

フレームと天幕が一体になったタイプなら、1人でも設営は可能です。天幕を被せるタイプのものは、2～3人用のコンパクトなものなら1人でもできなくはないですが、2人いた方が天幕を広げやすいです。

5～6人使用する大型のタープテントの場合、天幕も大きくなります。そのため、3～4人で行えば両端に加えて中央部分も支えられるので、より設営が早いです。

今回はタープテントの選び方やおすすめメーカー、おすすめのモデルを紹介しました。タープテントは日差しや雨を避けるのに欠かせないアウトドア用品です。これからタープテントを購入する方は本記事を参考に、使いやすいものを見つけてください。