こたつコードは修理できる？壊れた時の断線確認方法とおすすめ交換コード7選

体をあたためてくれるこたつは寒い季節に人気な家電ですが、「寒くなる前にこたつの準備をしていたら電源コードが壊れていた」なんて経験をされた方もいます。しかし、コードが壊れても、実はこたつコードだけを購入することもできます。

こたつのコードはそこまで高いものではなく、数百円～1,000円程度が相場です。ただし、電流規格など気を付ける点もあり、何を買ってもいいわけではありません。コードが2穴（2ピン）か3穴（3ピン）によっても、選ぶ際の注意点が変わってきます。

この記事では、冬に大活躍するこたつの電源コードについて解説します。修理よりも買い替えがおすすめな理由・買い替えの時のこたつコードの選び方・こたつコードはどれでも合うか・おすすめ商品まで詳しく紹介します。本体が壊れた場合についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

こたつのコードが切れたり、中間スイッチの不具合で温度が上がらなくなったりしたときは、コードや中間スイッチの買い替えをおすすめです。DIYでの修理も可能ですが、知識や技術がない方がやると発熱やショートの危険性があります。

また、中間スイッチ本体を振って音がする場合は、中の玉が外れて不具合が生じている可能性があります。こちらも自力で修理するのはおすすめできません。コードや中間スイッチに不具合が生じた場合は、町の電気屋さんなどに持ち込んで修理をお願いするか、買い替えがおすすめです。

スイッチを入れて電源がつく場合でも、以下のような症状がある場合は交換しないと危険です。

• コードの被膜が破れて中の配線がむき出しになっている
• コードの一部が異常に熱くなる
• コンセントなどの接続部が焦げている
• 中間スイッチ本体を振ったらカチャカチャと音がする

放置して使い続けると発火の恐れがあります。もし当てはまる場合は、使用を中止して早急に販売店に相談しましょう。

こたつのコードは自分で交換可能で、ホームセンターやインターネットで交換用コードを購入できます。2穴（2ピン）・3穴（3ピン）の2種類があります。

一般的なこたつに使用されているのは2穴タイプが多く、3穴タイプはサイズが大きなこたつに多いコードです。2穴タイプは、近隣のホームセンターなどで簡単に購入できます。たとえば、ニトリでも安価でこたつのコードだけ買えるので気軽に交換できます。

3穴タイプは、メーカーにより電流規格などに違いがあります。購入前にヒーターとの接続部位の「穴タイプ」を確認しましょう。電流規格については以下の表をご参考ください。

比較的小さめのこたつに使用されているのは2穴タイプが多く、Amazonや楽天をはじめホームセンターでも入手しやすいです。「入・切」のみのシンプルな構造が特徴で、ほとんどのメーカー共通で使えるのがメリットです。まれに特殊な2穴タイプで合わない場合もあるので、型番を調べて問い合わせましょう。

3穴タイプはサイズが大きいこたつに多く使用されているコードです。「入・切」以外にも温度調節コントローラーが付いているタイプは3穴タイプが多いようです。このタイプはメーカーにより電流規格などに違いがあるので、交換の際にはこたつの規格を見てから購入しましょう。

交換用コードを購入する際は、コードの型番が合っているか確認しましょう。2穴タイプなら型番関係なくどれでも合う場合が多いですが、3穴タイプは型番があっていないと基本的に使えません。手元にあるヒーターユニットとコードの型番を確認して、どちらかに対応した交換用コードを購入しましょう。

3穴タイプは、電源コード自体の型番に対応したものを購入した方が確実です。型番はヒーターユニットや説明書に書かれている場合が多いですが、わからない場合はメーカーに問い合わせましょう。

こたつコードを交換するにあたり、気を付ける点を確認しましょう。2穴・3穴ともに気をつけたいのは「アンペア数（A）・ボルト数（V）」です。こたつコードのパッケージにある『◯A〇〇◯V』が電流と電圧の定格表示です。（前後が逆の場合もあり）

たとえば『125V 7A』ならば、電圧125V・電流7Aまでのこたつに対応できます。使用中のこたつ本体、もしくは電源コードに表示されているものと同じ定格表示のものに交換しましょう。

こたつコードを購入する前に、こたつ本体（ヒーター）が故障していないかもチェックしましょう。本体が故障している場合は、コードを交換しても問題は解決しません。以下の項目が1つでも当てはまる場合は、本体の故障が疑われるのでメーカーに相談しましょう。

• 弱に設定しても熱い
• 強に設定しても温度が低い
• ヒーターが異常に熱くなる
• 異常な音が聞こえる
• 煙が出たり、焦げた臭いがする
• スイッチを入れても電源が入らない場合がある
• プラグやコードが熱くなる

ヒーターの寿命は一般的に10年なので、10年以上使用している場合は買い替えを検討しましょう。異常がないように見えても、ヒーターが弱っている場合もあります。

他の暖房器具に比べて故障の少ないこたつですが、コードを曲げる・引っ張る・踏みつけるなどの負担をかけると断線する恐れがあります。コンセントから抜く際にコード部分を掴んで引き抜いてしまいがちですが、故障の原因になります。

コンセントに入れたり抜いたりする際は、プラグ部分をしっかり持って行いましょう。

電源プラグは、定期的に掃除してほこりがたまらないようにしましょう。コンセントと電源プラグの間にほこりがたまると、ショートして発火する恐れがあります。電源プラグを抜いて乾いた布で拭くだけで、ほこりを拭き取れます。

こたつを使っていないときは電源を切って、コンセントから電源プラグを抜いてほこりがたまるのを防ぎましょう。

複数のコンセントを接続できる電源タップを使って、タコ足配線にするのもこたつのコードを傷める原因になります。こたつは消費電力が高いので、タコ足配線するとタップの容量を超える電流が流れやすいです。容量を超えた電流が流れると、コードが異常発熱して火災の原因にもなるのでタコ足配線は避けましょう。

こたつ内部のコードとヒーターの接続部にも注目してください。使用しているうちに足を引っ掛けて接続が緩む場合があり、断線や温度調節できなくなる原因になります。コードフックが付いたこたつもあるので、コードを固定すれば足がからむトラブルを防げます。

こたつにコードフックがない場合は、別売のコードフックを利用しましょう。

故障した可能性があるなら、販売店かメーカーに相談しましょう。通販で購入して販売店に相談できない場合は、電話やネットの問い合わせフォームが利用できます。保証期間内なら無償でコードが交換してもらえる可能性があるので、問い合わせ前に保証期間をチェックしましょう。

ヒーターが故障している場合は、ヒーターユニットごとの交換になります。本体の故障が疑われる項目は前述しましたが、電源コードを交換したのに動かない場合もヒーターの故障の可能性が高いです。保証期間内なら基本的にヒーターは無償で交換・修理の対象なので、販売店・メーカーに相談しましょう。

こたつはヒーターユニットのみの販売もあるので、購入して自分で交換も可能です。対応したヒーターユニットなら、簡単に取り付けできます。ただし、ヒーターが取り外せない場合や型番が古いとヒーターユニットが販売されていない場合もあります。

こたつのコードは安価で手軽に購入できるので、こたつ本体がまだ使える場合は電源コードの買い替えがおすすめです。また、以下の記事ではこたつ布団のおすすめを紹介しています。ぜひチェックしてください。