節電タイプのこたつおすすめ7選｜節電方法・電気代の比較も【コスパ最強】

そろそろ肌寒くなってきて、暖房器具の温かさが恋しくなってくる頃ですよね。皆さんは普段、何の暖房器具を使っていますか？エアコンやヒーター、電気ストーブ、ホットカーペットなど、部屋や体を温めるにはさまざまな暖房器具があります。

とは言っても気になるのが電気代。ついつい寒くて1日中付けっぱなしにしていたら、電気代の請求が高くなってしまった、なんて経験をされた方も少なくないと思います。ですが、昔ながらの暖房器具「こたつ」を使用すれば電気代を節約できるんです！

この記事では、こたつを使用した時に他の暖房器具と比べてどのくらい電気代が安いのか、また、こたつをできるだけ安く使用するためのポイントをご紹介します。節電タイプのこたつや節電方法なども紹介するので参考にしてください。

毎冬ごとに「こたつは暖かいけど電気代が気になる…」と思っていませんか？実際にこたつの電気代がどの程度かかっているのかを具体的に見てみましょう。

暖房が必要な時期が近づくと、電気料金の請求が気になりますよね。「電気代のコスパ最強な暖房器具といえばこたつ」と聞いたことがあるかもしれませんが、実際に金額を計算してみましょう。【平均的なこたつの消費電力=600W・1kWh当たり27円】で計算してみます。

• 強運転の電気代＝200(W)÷1000×1(時間)×27で5.4円
• 弱運転の電気代＝100(W)÷1000×1(時間)×27で2.7円

こたつを24時間つけっぱなしという家庭はあまりないにせよ、1日に10時間使用すると1ヶ月（30日）の電気料金は「強運転1,620円」「弱運転810円」ということになりますね。

「1kWh当たり27円」については、電力会社や料金プラン・使用する時間帯によっても変動する数値です。平均として「消費電力（kW）×使用時間（h）×1kWhあたりの電気代＝電気代」の計算方式で電気代を算出しています。

こたつの電気料金を計算してみて、「考えていたよりも安い」と安心した人が多いのではないでしょうか。エアコンやホットカーペットなど、暖房器具の使用を開始した途端に電気代が跳ね上がると感じる人にとって、実はこたつは救世主のような省エネ暖房器具なのです。

こたつと他の暖房器具（エアコン・電気ストーブ・ホットカーペット）との電気代比較をしてみましょう。数値はあくまでも平均値なので、電力プランによっても変動します。

主な暖房器具と比較しても、こたつの電気代が圧倒的に安いですね。家計に優しくエコで心地いいのがこたつのメリット。今年の冬の暖房は、こたつで決まりですね。

こたつは「やぐら」の周りをこたつ布団で覆う昔ながらの暖房器具です。スイッチを入れてから素早く暖まるのが最大のメリットですね。屋外の冷気で冷えた手足を早く温めるスピードは、他の暖房器具とは比較にならない速さです。

こたつが素早く暖を取らせることができるのは、布団で覆われた狭い密閉空間を温めるから。敷き布団と掛け布団でしっかり内部空間を密閉し、外気を遮断した空間をヒーターで温めるため、エアコンや電気ストーブなど他の暖房器具よりも効率よく暖まるということなのです。

昭和のこたつはどちらかというと味気なく、こたつ以外に使い回しが効かないものが一般的でした。しかし、現代ではお洒落な『こたつテーブル』が主流で、こたつ布団が必要ない季節でも一年中使用できるタイプが多くなりましたね。

天板のサイズや高さもさまざまで、家族での普段使いにも適したこたつがたくさんラインナップされています。一人暮らしの部屋にもぴったりな「一人用こたつ」や「化粧台こたつ」などもあるので、部屋の面積やライフスタイルに合わせて選べるのもメリットです。

暖房器具を使用して気になるのは火事の危険性です。燃料に灯油を使うストーブは炎が直接目で見えるので、子供のいる家庭では特に火の始末に気を使うでしょう。火が出ない電気ストーブも実は火災の原因になることが増えています。

電気ストーブのそばに置いた雑誌に火がついたり、乾かそうとしていた洗濯物に延焼したりと危険性が意外に高いこともわかっています。「こたつなら絶対安全」というわけではありませんが、暖房器具の中では火事の危険性が低いというメリットがあります。

エアコンの暖房運転では部屋の乾燥が気になりませんか？空気が乾燥した部屋の中に長時間いると「喉がイガイガするな」と感じることも。これは風邪の危険性が高まっているサインです。空気が乾燥すると、風邪やインフルエンザなどウイルスの活動が活発化しやすくなります。

今や新型コロナウイルスの影響を気にかけて加湿器を使用する人もいますが、加湿器だけでは到底温度変化にも対応できません。その点こたつなら、エアコンのように急激に湿度を下げないので、ウイルスの活動だけでなく肌荒れすることもありませんね。

一般的にこたつの寿命は10年ほどと言われています。ヒーターの種類によっても耐用年数に差がありますが、だいたいどの種類のヒーターのこたつも平均すると10年くらいは快適に使用できます。頻繁に買い換えなくてもいいのはコストメリットにもなりますよね。

同じ家電でも電気ストーブの寿命は5年ほどと短めです。よほどお手入れが行き届いていればさらに伸びますが、使用頻度や環境によっても違ってきます。出しっ放しでテーブルとしても使用できるこたつが10年も長持ちしてくれたら、家電ではなくもはや家具同然ですね。

こたつの魔力とも言えるポイントは一度入ると出たくなるというところですね。つい寝てしまって風邪をひいた経験がある人も多いでしょう。「こたつに入るとだらけてしまうだけ」ではなく、体温調節の働きが乱れるため「だるくなって動きが悪くなる」ということもあるのです。

人間は下半身だけ暖まると、背中の冷たさとアンバランスになり体温調節がうまくできなくなります。こたつで寝入って風邪をひいてしまうのも、体温調節機能が働かず汗をかき、体温を奪われてしまうためなのです。

「こたつは寝るためのアイテム」という人もいるようですが、気づかないうちに脱水症状を起こすことがあるのを知っていますか？人間の身体からは常に水分が蒸発しており、こたつの熱で体温が高くなるとさらに多くの水分が発散されます。

長時間この状態が続くと脱水症状を起こす危険性もあるため、こまめな水分補給を心がけるようにしましょう。うっかりしていると血栓の原因になり、「こたつで寝入ってしまい脳梗塞！救急車のお世話になった」などということにもなりかねないので注意してくださいね。

こたつは使いたいけれど部屋が狭くなるのがイヤだという声を多く耳にします。本体よりも大きな布団を被せる分だけ部屋が狭く見えるのは当然です。暖かさのためとはいえ、かさばってしまうのは困りものですね。こたつ自体に古臭いイメージを持つ人もいるでしょう。

しかし最近のこたつには、スッキリ見えて部屋を広く使える工夫が盛り込まれたものが多く販売されています。四隅をカッティングしたスリムタイプや、薄手でも暖かさを損なわないものなどさまざまなこたつ布団があるので、「狭くならないこたつ布団」も要チェックですね。

ハロゲンヒーターは近赤外線を放出して温める仕組みです。スイッチを入れて「1秒でも早く温まりたい！」という時に役立つ速暖性があるので、スピード重視の人にはおすすめですね。購入価格が安い商品が多いのもメリットです。

一方消費電力がやや高くなるため、ランニングコストを抑えたい人には向いていないかもしれません。購入の際には消費電力に注目して選ぶといいでしょう。また、ヒーターの出っ張りが気になる人にもあまりおすすめできません。

最もベーシックなこたつに装備されているのが石英管ヒーターです。暖まるまでの時間がやや長いものの、遠赤外線を多く放射するのがメリット。包み込むように温める効果を求める人には、石英管ヒーターがおすすめです。

3種類のヒーターの中では最も安い価格で購入できるのがポイントですが、電気代はハロゲンヒーターよりもやや高めなのがデメリットでしょう。衝撃に弱いため、引っ越しが多い人は取り扱いに注意する必要があります。

最も新しいタイプのフラットカーボンヒーターは、遠赤外線効果が一番高いヒーターです。身体の芯までポカポカに温めたい人なら、このカーボンヒーター一択と言ってもいいでしょう。ハロゲンヒーターの半分の電気消費で、広い面積を効率的に温めてくれます。

従来のこたつよりも消費電力を3割ほど削減しているものの、購入価格がやや高めなのがデメリットです。すぐに暖まる速暖性は弱めですが、他の暖房器具と併用せずに暖を取りたい人にはフラットカーボンヒーターがおすすめですね。

ヒーターの種類以外にも電気代の節約ができるポイントがあります。ここでは、特徴的な2つの機能を紹介します。

サーモスタット機能は、こたつ内部の温度を自動的に調節・維持してくれるものです。一定の温度以上ではスイッチが切れ、冷えてくると自動でスイッチが入って温度が上昇します。

サーモスタット機能が付いてないこたつを付けっぱなしでいると、不必要な温め過ぎで電気代が上がることも。サーモスタット機能は不要な温度上昇を自動的に防止して、電気代の節約に役立つのです。

人がこたつから出てしばらくすると自動的に通電をオフしてくれる機能が人感センサーです。「つけっぱなし防止機能」とも呼べる便利な機能で、消し忘れが積み重なって電気代が上がるのを防いでくれます。

人感センサーが電源をオフするまでの時間は商品によって幅があり、概ね5分〜15分といったところです。主電源を切らないままオフになっても、逆に人を検知した時に自動でオンになるので「ちょっと家の中の用事をしたい」という時にも便利な機能ですね。

まずこたつの下の床に直接座らず「座布団」を敷きましょう。床の冷たさを座布団が伝わりづらくし、さらに座布団内にある空気の層で暖かさを維持できます。敷布団の下に市販の断熱材を敷いたり、読み終えた新聞紙を敷くのも意外といいですよ。

掛け布団のサイズが小さいと、こたつ内の熱が逃げてしまいます。せっかく温度を上げようと思っても、熱が逃げてしまうと暖かくなりません。無駄に電気代を消耗してしまうため、熱を逃がさね異様に大きめの掛け布団を使用しましょう。

こたつを使用する際に床に断熱シートを貼っておくと、より暖かくなります。こたつの出力を抑えても断熱シートで寒さを凌げるため、結果的に節電にも繋がります。電気代をなるべく抑えたい方は、断熱シートの使用も考慮しましょう。

常に強モードで使用していると消費電力が激しいです。そのぶん電気料金もかかるため、私生活にも影響が出てしまいます。こたつを使う時は弱モードを心掛けて使いましょう。電気代も削減できて節電に繋がります。

電気代を安く抑える節電タイプのおすすめこたつを紹介しました。他の暖房器具よりも長寿命で経済的、しかも身体の芯から暖まるこたつはいいことづくめです。今年の冬は寒さが厳しいようなので、早めに準備して備えましょう。節電効果UPの敷物対策もお忘れなく。