一人暮らしにおすすめなこたつ8選｜こたつはいらない？デメリットは？

冬のリラックスタイムにあったら嬉しいこたつ。家族みんなでこたつに入って会話を楽しんでいた思い出が残っている方多いはずです。そのためこたつは大人数で使用するものだから、一人暮らしにはいらないと思っている方いませんか？

最近ではさまざまなメーカーから、一人暮らし向けに設計されたこたつが幅広く販売されています。ですがどのくらいのサイズが一人暮らしに合うのか、機能などよくわかりませんよね。

そこでこの記事では、一人暮らし用のこたつのメリット・デメリットやこたつのサイズなどをご紹介していきます。こたつを選ぶときのチェックポイント・折れ脚タイプや安いものなどのおすすめ商品・口コミも紹介します。ぜひ、参考にしてください。

「冬の必需品！」「ダサくて部屋に置きたくない」と賛否両論のこたつですが、メリットとデメリットを挙げてみます。あなたが感じていることも、挙がっているかもしれませんよ。

〈メリット〉

• 肩から足まで全身が温まる
• 省エネで電気代が安い
• 部屋の空気が乾燥しない
• 空気が汚れない
• 複数人でも同時に暖まれる
• 1年中テーブルとしても使える
• 火事の危険性が少ない
• 寿命が長い
• 心身ともにリラックスできる

〈デメリット〉

• 部屋が狭くなる
• こたつから出たくなくなる
• ついつい眠ってしまう
• 出入りする時にこたつ内部が臭うことがある
• 脱水症状を起こすこともある
• 古臭い気がしてインテリアに合わない
• オフシーズンに片付けるのが面倒

こたつにはメリットの方が多いとはいえ、少なからずデメリットもあります。しかし、リストに上がったデメリットは解消できるものばかりというのも事実です。このあと解説するチェックポイントを押さえれば、自分にとってデメリットがより少ないこたつを選べます。

「一人暮らし用のこたつ」という規格があるわけではなく、あくまでもこの記事では「一人暮らしの部屋に最適・おすすめのサイズ」という前提でお話しします。一人暮らしの部屋のサイズで多いのは「ワンルーム」「1DK」などですね。

多くのマンションで部屋の大きさを「◯畳」で表示していますが、採用している畳のサイズは1畳85cm×170cmといったところです。若干の差はありますがこの数値を基準にして、部屋のサイズに合うこたつの大きさを以下の表でチェックしてみましょう。

他の家具を考慮せず、置いて使用に支障がない最大サイズを表示しています。このため、ワンルームのようにベッドやチェストがあればワンサイズ小さいものがベターです。また、一般的に「一人で使用するなら幅60cmで十分」と言われていますが、そうとも言い切れません。

友人が訪ねてきて食事をするにも、60cm×60cmでは手狭です。こたつを購入する際は、人数を基準にするよりも部屋のサイズに合わせて選ぶ方がおすすめですよ。まずは自分の部屋に最適なサイズを見つけてくださいね。

昔なら「こたつは正方形のもの」というのが定説でしたが、今では正方形以外にも長方形・円形・楕円形など形状のバラエティが豊富になりました。インテリアをお洒落にするデザイン性が高いビーン（豆）形にも人気があります。

中でも長方形はサイズのラインナップが特に多いため、部屋のサイズにぴったり合うこたつが欲しい人におすすめの形状で、座る位置によって使用方法を変えられるのも長方形のメリットです。正方形は一人暮らしでこぢんまりと使いやすく、部屋の中心でなく角に置いても使い勝手がよく、円形や楕円形はデザイン重視で使いたい人に向いています。

天板のサイズは大きすぎると一人暮らしの部屋を圧迫してしまいます。ベターなサイズは正方形なら一辺が60～70cmくらい、長方形なら90cm×50cmくらいが使いやすいです。円形なら直径が90cm以下にするとスペースを取りすぎません。

こたつの高さはロータイプとハイタイプの2種類です。ロータイプはスタンダードな床に座って入るタイプで、40cm前後の高さが一般的です。ロータイプのメリットは空間が狭いため、すぐに温まります。寝転ぶ姿勢でも入れるため、ゆったりとくつろげます。デメリットは複数人で入ると中で足がぶつかってしまう点です。

ハイタイプは椅子やソファに座って入るタイプです。洋室でも設置しやすく、体勢的に床に座るのが辛い方におすすめです。デメリットとしては床から電熱器まで距離があるため、足元が温まりにくく、太もも部分は熱いと感じる場合があります。

固定脚タイプは安定性の高さがメリットです。脚が天板の4つ角で固定されており、1年中出しっ放しでテーブルとしても使用したい人におすすめのタイプですね。脚の固定は「ねじ」を使用しているため、収納したい時には若干手がかかって面倒なのがデメリットです。

「使わない時には収納したい」という人には折れ脚タイプがおすすめです。脚を天板の裏側に折りたためるのでコンパクトになり、移動しやすいのがメリットですね。ヒーターが出っ張っていても脚を折りたためばフラットになるのもポイントでしょう。

一方で折れ脚タイプは、高さが低いタイプがあるのがデメリットとして挙げられます。購入前にしっかりとサイズを確認してください。

床に座ったりソファに座ったり、高さを座り方によって変えられるのが継脚タイプです。4つの脚先に付け足す短い「継脚パーツ」が付属しており、「冬は寝転びやすい高め」「シーズンオフはソファに合うローテーブル」などシーズンごとに使い方を変更できるのがメリットです。

継脚パーツが数種類付属していて、数段階の高さに変えられるこたつもあります。

フラットヒーターは遠赤外線を多く放出するセラミックを使用したヒーターです。比較的新しいこたつに採用されているタイプで、形状が薄いのがメリットですね。「ごろ寝したいのに腰骨が当たって痛い」「足がぶつかるのがイヤ」など、こたつ内部の狭さを解消しています。

暖まるスピードがやや遅いのがデメリットですが、消費電力が低く電気代を抑えたい人にもおすすめです。

石英管ヒーターは昔のこたつに多いタイプです。暖まる時間は長めにかかるものの遠赤外線を多く放出するため、身体を芯から温める効果が高いのがメリットです。寿命がやや短めですが、購入時のコストを抑えたい人には向いています。

見ているだけでも温まりそうなオレンジ色に発光するハロゲンランプを熱源にするハロゲンヒーター。最大のメリットは速熱速暖性で、スイッチを入れたら2秒で最高温度に達する商品もあるほどです。約8,000時間の長寿命なのもポイントです。

「こたつに飛び込んですぐに温まりたい！」という人には、ハロゲンヒーターがおすすめです。

こたつ布団の上に置く天板はこたつの印象を左右するため、デザインをしっかりとチェックしましょう。最近では木目調のナチュラルテイストのものや、モダンなタイプもあります。リバーシブルで使える天板もあり、その日の気分やお部屋の雰囲気に合わせて使い分け出来ます。

また、UV塗装されている光沢仕上げの天板もおすすめです。高級感があるだけではなく、汚れがついても拭けば落ちるので食卓として使用する方にぴったりの天板です。

こたつの温度調節方法には、こたつ内のヒーター横に付いているタイプと手元コントローラータイプがあります。手元コントローラータイプは、温度調節と電源のオン・オフが手元で簡単に操作できます。温度を細かく調節できるものを選ぶと、自分好みの快適な温度に設定しやすいです。

また、天板の下などに収納するスペースがあると、こたつとしてではなく普通のテーブルとして使うときにコントローラーや電源コードをしまえます。コードに足を引っかける心配もなく、見た目もスッキリできます。

家具やインテリア用品を扱うニトリにも、一人暮らしにおすすめのこたつがあります。在宅ワークにも重宝するハイテーブルや、素早く暖まるヒーターを採用しているものなど種類豊富です。機能性やデザイン性に優れたこたつが揃っているので、気になる方はチェックしてみてください。

こたつとセットで使用するこたつ布団は、素材などタイプによって使い心地が変わってくる重要なアイテムです。おしゃれなデザインを選べば、こたつをインテリアとして演出できます。以下の記事では、こたつ布団の選び方やおすすめ商品をご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

一人暮らしにおすすめのこたつを紹介しました。身体をすっぽり包み込んで暖めてくれるこたつには、多くのメリットがあります。部屋の空気を汚さずに電気代も節約できて、インテリアをスッキリ見せるデザインも増えてきました。部屋の広さにぴったりで、オールシーズン使えるお気に入りのこたつで暖まってくださいね。