電気毛布とこたつどっちが安い？電気代の解説やこたつの代わりになるものも紹介

みなさんはこたつや電気毛布を持っていますか？冷え切ったからだもこたつや電気毛布に入れば、すぐにあたたまるので、寒い季節に非常に人気のあるアイテムです。

以前までは手軽な暖房器具としてこたつが主流でしたが、最近ではこたつの代わりになるものとして電気毛布が人気を集めています。こたつより省スペースで済むのも一因となっているようですが、実際のところ電気毛布とこたつどっちが安いのかなど、気になる点も多いです。

そこでこの記事では、こたつと電気毛布について取り上げていきます。なぜ、こたつをやめて電気毛布を使用する人が増えているのか？詳しく解説していきます。ぜひ、参考にしてください。

こたつの消費電力は一般的に500〜600Wといわれていますが、この数字は最大消費電力なので保温状態の場合はそれほど高くありません。とはいえ、こたつの弱運転時には100W前後で強運転時には約200~300Wはあります。電気毛布の消費電力は50W程度なので、電気毛布の方が電気代が圧倒的に安くなります。

シングルタイプの電気毛布においては、電気代が1時間1円未満で済む電気毛布もあるので、こたつにかけて併用すると、電気代を大幅に削減できます。

電気毛布やこたつ以外の暖房器具として、エアコンや電気カーペット等の暖房器具があります。各暖房器具の消費電力と電気代に関しては、以下の表の通りになります。

エアコンは消費電力が大きいですが暖房効率がいいので、エアコンとこたつの併用して節電できます。

こたつは小型の安い製品でも1万円程度しますが、電気毛布は3000円〜1万円程度で購入できます。そのため、暖房器具を購入するための予算が少ない方は、電気毛布がおすすめです。

こたつに比べると生地が薄く発熱量も少ないので、暖房性能はこたつに劣りますが、直接身体を覆えるので電源を切っていても温かさを感じられます。

温度調節付きの電気毛布であれば、こたつよりも簡単に最適な温かさを得られます。。ただし、海外製品には温度調節機能が付いていない物もあるので、注意しましょう。

電気毛布と比較した場合のこたつのデメリットは、設置・収納する場所をとる点とお手入れしにくい点です。こたつはテーブルと布団がセットになっているので、ある程度広めの面積を必要とします。また電気毛布のように畳んでコンパクトに収納できないのもデメリットです。

さらにこたつのヒーター部分にはほこりがたまりやすいので、掃除するのが面倒だと感じる人もいます。常にこたつを出している場合はこたつ布団も汚れやすくなるので、こまめな洗浄が必要です。こたつと電気毛布のメリット・デメリットを比較して自分に合っている方を購入しましょう。

電気毛布の隙間から冷たい風が入ってくるため、冬場は寒さを感じる場合があります。あたたかさ重視の方は、暖房性能が高く冷たい風が入ってこないこたつが向いています。

電気毛布は温度が50℃にまで高まります。そのため、温度設定が高い状態で寝ると、体温が上がって脱水症状が起きたり、低温やけどしたりする危険があります。電気毛布を使って寝る時には、温度設定を低くしておきましょう。

電気毛布を購入した人の中には、テーブルに取り付けてこたつ代わりに使う人がいるようです。電気毛布をテーブルに取り付ける手順と必要な材料は、以下の通りになります。

　〈材料〉

　・木製の角材

　・両面テープまたは接着剤

　・木ねじ

　〈作り方〉

1. ホームセンターで角材を購入する
2. 角材をダイニングテーブル裏の反り止め（出っ張り部分）に合った長さにカットする
3. 超強力テープや接着剤を使って、角材をテーブル裏の反り止めの下に、十字になるように取り付ける（突っ張り棒を付けるイメージ）
4. 反り止めと角材の間に電気毛布を挟む

（固定力に不安を感じる人は角材に穴を開けて木ねじを締められるようにする）

こたつと異なり隙間ができますが、布を自由に動かせるため、つま先や足の部分を暖めるだけでなく、肩の部分まで温められるのがメリットです。

2019年にSNSを中心に話題となったのが3coins（300円均一）で発売されていた「おこた風テーブル（税抜き500円）」です。こちらは天板と土台の間に普通のブランケットを挟んで簡易的なこたつが作れるアイテムです。

ノートパソコンを置けるくらいの小さめサイズですが、一人暮らしで作業しながら過ごすのには丁度良く、電気毛布を使えばより暖かく過ごせます。

※2023年現時点での発売は確認されていません。

電気毛布以外にも、こたつの代わりとして使えるアイテムがあります。ここでは、その中から代表的なものを紹介します。ぜひ参考にしてください。

こたつと一緒に使うのが一般的なホットカーペットですが、単品ではこたつのような温かさを期待するのは難しいです。なぜならこたつは、こたつ布団で熱を閉じ込め、テーブルの中全体を温めてくれる役割をしているからです。

ですが、ホットカーペットに布団重ねると、熱を布団の中に閉じ込められます。これによって熱を逃がさず効率的に温められるので、意外と暖かく快適に過ごせます。テーブルを使えばこたつさながらに活用できます。

デスクワークをするときの足元の底冷え対策としておなじみなのがデスクパネルヒーターです。そのまま使ってももちろん暖かいのですが、ここにブランケットをかぶせて使うと熱を密封できるのでこたつの代わりとしても使える温かさになります。

こたつ布団と違いブランケットなら軽いので身動きもしやすいのも特徴です。使わないときはデスクパネルヒーターもブランケットも畳んでしまえるので場所も取りません。

電気毛布はこたつと異なり、家族で団らんを取れませんが、どこでも使用できて部屋のスペースも取らないので、一人暮らしの方におすすめです。また、かけ布団として使うと羽毛布団よりもあたたかい布団ができ上がります。

電気代に関しても1時間で1円程度と安く、一人暮らしを始めたばかりで、家電を購入する予算がない方にもおすすめです。

電気毛布をこたつ代わりにするときには、気を付けたいポイントがあります。電気毛布は毛布自体に熱が出るので、こたつ布団と使用方法が異なります。テーブルに電気毛布を掛けて使用するときは、テーブルを熱しすぎないように温度を中以下の設定にしましょう。

また使いながら寝てしまうと、低温やけどや脱水症状を起こす可能性があります。あたたかい電気毛布を使っていると、ついうとうとしてしまいますが、そのまま寝ないように気を付けましょう。

電気毛布の電気代は、最大出力でも1時間1円程度で非常に安いですが、電気代を極力抑えたい人のために電気毛布の節電方法について紹介します。電気毛布には上記のような温度調整機能やエコモードが搭載された製品があり、出力を調整して電気代を抑えられます。

電気を付けていない状態でも保温効果はあるので、使わない時にはスイッチを切るとさらに電気代を減らせます。また、電気毛布の上に保温性の高い分厚い布団をかけて、電気毛布の暖房の強さを最小限に抑えるのも節電になります。

電気毛布はこたつよりも圧倒的に電気代が安いだけでなく、使い勝手が良く快適性が高いのが魅力的な製品です。電気毛布の使い方を工夫すると、電気代をさらに抑えられます。狭い家に住んでいて節約したい一人暮らしの方は、こたつ代わりに使ってみるのもおすすめです。