【テントマットおすすめ15選】断熱効果？シュラフとの違いも解説！

キャンプやアウトドアにはテントとともに、テントマットが必需品です。テントマットがないと地面の凹凸が気になったり、体が冷えたりと大変。

アウトドアの必需品であるテントマットは、さまざまなタイプや素材でリリースされています。どの点とマットを選べばいいのか、初心者なら迷ってしまうことでしょう。アウトドアに慣れた人でも、まだ使ったことのないテントマットがあるのでは？

安さや断熱性能などに注目して、最適なテントマットの選び方を解説します。また定番で人気、おすすめのテントマットを紹介。最適なテントマットで、快適な寝心地を実現してくださいね。

テントマットとは、テント内部の床に敷いて使うマットのことです。カーペットほどの薄手の物から、厚手の敷布団のようなボリューミーなものまでさまざまな商品があります。天候や設営した場所から受ける影響を少なくし、快適に過ごすためのアイテムです。

テントの床全体を覆うくらい大きなサイズや、大人ひとりが寝られる幅のなどサイズや用途に合わせて使えます。テントマットの役割は大きく分けると「地面への凹凸対策」と「断熱」です。このあと、それぞれについて詳しく解説してきます。

テントマットのいちばん大きな役割は「地面の凹凸」を吸収するということです。テントを設営する場所が常に芝生や草が豊富に生えているなら問題ありません。でも、実際にそのような場所は少なく、大抵は凹凸のある硬い地面がほとんどですよね。

地面の凹凸は寝心地を左右します。座っているだけでも気になって仕方がないのに、ゴツゴツと凹凸が当たっていると眠れずにストレスがたまってしまいます。また、使用する寝袋の保温性能に悪影響を及ぼすこともあるのです。テントマットは泊りがけキャンプの必需品ですね。

季節を問わず楽しみたいキャンプでは、断熱効果があるテントマットが必須です。「冬ならわかるけれど夏にも必要？」と思うかもしれません。キャンプというと街中よりも郊外が多く、夏場でも考えている以上に朝方などは地表が冷えるものなのです。

キャンプマットの断熱性能はさまざまですが、「R値」で判断することができます。R値は熱抵抗を数値化したもので、マットの素材が熱の透過をどれくらい抑制するかを表しています。R値が大きくなるほど断熱性能が高いマットだと言えます。

オールシーズン使用するならR値の目安は3.0以上、厳冬期に使用するなら5.0以上を選びましょう。

テントマットは、快適さや用途に合ったものから選ぶのがおすすめです。ここからはテントマットを選ぶときにチェックすべきポイントをまとめました。

テントマットのサイズ・重量は持ち運び時の負担を左右します。とくに移動距離が長い場合は、できるだけコンパクトで重量の小さいタイプを選びましょう。目安としては収納時のサイズが30cm以下・重量1kg以下がおすすめ。足踏み式ポンプを内蔵したエアーマットを利用する方法もあります。

テントマットの厚さは4cm以上を目安にしましょう。4cmを下回るテントマットだと底づき感・冷えなどが影響しやすく、寝心地も良くありません。ただし厚さが大きいほど生地のボリュームもかさばるため、重量・サイズも大きくなりがちです。

テントマットの機能性は、主として断熱性・防水性によって左右されます。

• 断熱性・・・地面からの冷気を遮断する性能。熱抵抗値（R値）で表される
• 防水性・・・水を防ぐ性能。雨・飲み物のトラブルなどに対応しやすい

防水設計のテントマットはPVC加工・TPUコーティングといった仕様を前面に出している場合が多いため、仕様情報を確認しましょう。

「テントマット」以外にも「シュラフ（寝袋）マット」や「インナーマット」という商品名を見たことがあるでしょう。一体何をどこに敷けばいいのか迷ってしまいそうですね。今回紹介するテントマットは、基本的に「シュラフマット」のことで、寝袋の下に敷くものです。

一方「インナーマット」というのは、テントの底面全体を覆うように敷くマットのことを指します。テントマットがあればインナーマットがなくてもいいと言えますが、テント内で過ごす時間が多い人や、複数人が快適に過ごせることを考慮するならインナーマットがあるといいですね。

地面の凹凸や温度を気にせずに、快適なキャンプができるテントマット。商品数もたくさんありますが、まずは種類を知ることから始めましょう。自分の使用シーンに合うテントマットを選ぶためのポイントにもなるので、じっくり読んでください。

ホームセンターなどでも比較的入手しやすい『銀マット』は、コスパを重視する人におすすめのタイプです。硬質ウレタンに銀色のビニールを貼り付けたマットで、サイズや厚みも選べて安い価格で入手できるのがメリットです。

銀マットはテントマットの中でも薄手の部類になるため、整地された設営場所での使用に適しています。ロールタイプと蛇腹タイプがありますが、おすすめはコンパクトに収納できる蛇腹タイプです。

1枚で季節を問わず使用できるのは『ウレタンマット』です。発泡素材で製造されたマットなので、断熱性能が高いのがメリットです。夏場の地熱を透過させず、冬の底冷えにも対応することができます。

傷つきにくい素材のため、登山中など石が多い場所でも比較的使用しやすいタイプです。ただ、商品によっては収納サイズが大きくなるのがデメリット。表面の加工によっては「マット自体の凹凸が気になって眠れない」という人もいます。

寝心地と設営の簡単さの両方を満たすのは『インフレータブルマット』です。発泡素材でできたマットの外側を「空気の層」で包んだタイプなので、銀マットやウレタンマットよりも寝心地が向上します。

インフレーターマットについているバルブを緩めると、自然に空気が注入されるため設営が苦にならないのがメリットです。断熱効果も比較的高めではあるものの、たたみながら空気を抜くのに労力を要するのがデメリットでしょう。

空気を入れて膨らませる『エアマット』は、キャンプでも快適な睡眠が欠かせない人におすすめのタイプです。風船のように膨らますには少々時間はかかりますが、腰や肩に負担が少なくベッドで寝ているような安定感があります。

空気を抜いてしまえばかなりコンパクトに収納できて、重量も軽いのがメリットです。価格が安い商品も多いため、近年人気が高くなっているタイプです。厚みによって地面からの熱透過率が違うので、好みや設営する場所によって選びましょう。

テントマットの正しい敷き方は以下のとおりです。参考にお役立てください。

テントマットの代用品としては銀マットが適しています。断熱材として使われる場合が多く、2,000～3,000円程度で購入できるためリーズナブルです。ただしテントマットと比べて厚みがない分、底づき感があるため寝心地は今ひとつ。非常用として自宅に置いておくのもおすすめです。

キャンプや登山など、アウトドアライフに欠かせないテントマットを紹介しました。バリエーションが豊富で「どれを選べばいいのかわかりづらい」という声が多いようですが、今回挙げた選び方のポイントから導き出すと最適なテントマットが選べるでしょう。快適な座り心地・寝心地を確保できるテントマットを手に入れてくださいね。