赤ちゃんも安心なホットカーペットおすすめ10選｜いつから使える？電気カーペットも

冬場の寒さ対策としてホットカーペット（電気カーペット）を使っているご家庭は多いと思います。特に赤ちゃんのいるご家庭では赤ちゃんの体温管理には気を使いたいですよね。しかし、赤ちゃんのいる部屋でのホットカーペットの使用には注意が必要です。

赤ちゃんは2歳くらいになるまで自分で十分な体温管理ができないため、ホットカーペットを間違った方法で使ってしまうと、体調に影響を与えかねません。しかし、保護者の方が注意して使えば、赤ちゃんにも快適に過ごせます。

この記事では、赤ちゃんがホットカーペットを使用する際の危険性や注意点について取り上げています。電磁波の影響やいつから使えるかなど、気になるポイントをわかりやすく説明します。選び方やおすすめ商品も紹介するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

ホットカーペットの上に布団を敷いて赤ちゃんを寝かせた場合、布団の中の温度は赤ちゃんの体温以上に上がってしまいます。そのような状態が続くと、体温調節機能が未発達な赤ちゃんは汗をかきすぎて体内の水分量が低下し、気づかないうちに脱水症状を引き起こすこともあるのです。

赤ちゃんの皮膚は大人に比べるととても薄いです。そのため、自由に動き回ることができない赤ちゃんをホットカーペットの上で寝かせたままにしていると、同じ場所が長時間触れていることになり低温やけどを起こすことがあります。

人間には、暑いときに熱を放出して体温を下げたり、寒いときに熱を作り身体を温めたりする「体温調節機能」が備わっています。生まれたばかりの赤ちゃんは自分で体温調節ができませんが、成長とともに少しずつできるようになります。

しかし、体を直接温めるホットカーペットを使用していると、子どもが自分で体温調節する機会が減るため体温調節機能が低下する恐れがあります。

スマホや電子レンジから出ることで知られている電磁波ですが、使用時間の長いホットカーペットは電磁波の影響が大きいようです。実際のところ、電磁波による影響は真偽が明らかになっていませんが、大人よりも頭蓋骨や皮膚の薄い赤ちゃんには電磁波が届きやすいと言われています。

赤ちゃんは体温が高く汗をかきやすいため、寝ている場所は温度・湿度ともに上昇します。ダニはこうした高温多湿の環境を好む性質があるので布団やホットカーペットで発生しやすく、皮膚の薄い赤ちゃんはダニに刺されやすいと言われています。

赤ちゃんにホットカーペットはいつから使っていいのか、子供の年齢を気にする方は多いと思いますが、まずは寝返りができるようになることを1つの目安にしましょう。

寝返りができない赤ちゃんの場合、自分では動くことができず背中やお尻が床についたままの状態になります。これが長時間に渡って続くと、低温やけどの恐れもあるので危険です。寝返りができるようになり、同じ場所が床に触れ続ける心配がなくなるまでは使用を控えるほうが安心ですね。

パワーが一番弱い状態でホットカーペットを使う場合であっても、お昼寝時など自分の意思でこまめに体勢を変えられない時は使用を控えましょう。

赤ちゃんのお昼寝は比較的短時間であったり、保護者が付き添っていたりする場合が多いと思いますが、それでも体の一面がホットカーペットに触れてしまうのは危険です。背中やお尻などに熱が伝わり続けることで、全面的に低温やけどをする恐れもあるので注意しましょう。

赤ちゃんが寝ているときはお腹が冷えないように布団や毛布をかけてあげたくなりますよね。しかし、ホットカーペットを使っている状態で布団や毛布をかけると、熱気の逃げ道がなくなり布団の中に充満してしまいます。

そうなると赤ちゃんは蒸し風呂状態の暑い中で寝ていることになるので、熱中症や汗のかきすぎによる脱水症状を引き起こす可能性もあります。掛け布団とホットカーペットは組み合わせないように注意しましょう。

高温多湿の環境を好むダニは、暖かいホットカーペットに発生しやすく、ホットカーペットの上で寝ている赤ちゃんはダニの標的となってしまう恐れがあります。さらに、赤ちゃんは汗をかきやすく体温も高いのでダニに刺されやすいと言われています。

そこで大切なのが徹底したダニ対策です。ホットカーペットを使用する際は、スチームアイロンや掃除機を活用し、こまめに掃除をおこないましょう。

ホットカーペットはサイズが大きくなるほど消費電力が増え、電気代が高くなるので、部屋の広さに合ったサイズのものを選ぶことが大切です。一般的には1畳のホットカーペットで1人用とされているので目安にしてみてください。

ソファや椅子の下など足元を暖める場合には2畳程度をおすすめします。また、リビングや大きめの部屋で使用する場合には3～4畳くらいあると安心です。

電磁波が赤ちゃんの体調に与える影響は明確になってはいません。しかし、赤ちゃんの頭蓋骨は薄いため電磁波が届きやすく、脳幹部分に電磁波が届いてしまうと学習障害などを引き起こしやすくなると言われています。

安心してホットカーペットを使用するためにも、電磁波カット機能のある商品がおすすめです。中には電磁波カット率99%という優れた商品もあるので、チェックしてみましょう。

ホットカーペットには、じゅうたんタイプと木目調で毛足がないフローリングタイプがあります。このうち、じゅうたんタイプはお手頃価格が魅力の発熱ユニット単体製品と、通常のカーペットと同様に使えるラグ状カバーが付いたものの2種類があります。

カバー付きタイプにはさまざまな素材のカバーが販売されているので、好みに合わせて選びたい方におすすめです。また、フローリングタイプのものはほこりが立ちにくいので掃除の手間が省けます。汚れても簡単にお手入れできる点が魅力です。

あると便利な機能として、必要な面だけを暖めてくれる「暖房面積切替機能」があります。人数が多い時は全面、少ない時は半面というように、温める面を細かく切り替えることで省エネにも繋がります。

また、エアコンなどの暖房器具を併用する場合には、室温に合わせて出力を切り替える「温度調節機能」が便利です。さらに、赤ちゃんのいるご家庭の場合、一定時間が経つと電源が切れる「オートオフ機能」があると安心です。

赤ちゃんのいるご家庭でホットカーペットを使う際の注意点が多すぎる...と感じた方もいるかもしれません。しかし、安全に使えば手軽に床を暖めることができ、とても便利なアイテムです。ぜひ自分に合ったものを見つけて、冬場の寒さ対策に活用してみてくださいね！