ペット用ホットカーペットおすすめ10選｜犬猫用と人間用の違いは？危険って本当？

猫は一般的に寒がりとされています。寒さで丸くなる愛猫を見て、「大切な愛猫に寒い思いをさせたくない」とお考えの飼い主さんも多いです。また、犬も寒さに弱い犬種がいます。そんな飼い主さんにおすすめのアイテムが”ペット用ホットカーペット”です。日本製の高機能なものもあり、人気を集めています。

この記事をご覧になっている方の中には、「人間用のホットカーペットで十分だろう」と考える方もいます。果たして人間用のホットカーペットをペット用として使用していいのか、ここではそのような疑問を徹底解説していきます。

また、ペット用ホットカーペットを安全に使用するための注意点・ペットが危険な目に遭わないためのポイント・ホットカーペットの違いや選び方を解説します。愛猫・愛犬とあたたかい冬を過ごすためのおすすめのペット用ホットカーペットも紹介しますので、参考にしてください。

寒くなりホットカーペットを出すと、猫がホットカーペットの上から動かない。猫と一緒に暮らしている方ならおなじみの光景です。寒がりな猫にとって寒さは大敵です。寒い思いをさせると、体調を崩す原因にもなります。

猫が体を丸めていたり、飼い主さんの膝の上に乗りたがったりするような場合は、寒がっているサインの可能性があります。愛猫が快適に過ごせるよう、ペット用のホットカーペットを用意してあげるといいです。

犬をしっかりと体調管理・体調維持するためには専用の暖房器具が必要です。人間用の暖房器具は犬用には作られていないため、犬が生活する空間まで快適に暖かくできていない場合があります。犬用ホットカーペットを使用すれば、犬が快適な温度に保てます。犬が寒がっている時には必ず犬用ホットカーペットを使用してあげましょう。

犬が寒がっているサインを下記にまとめるので、以下のような症状を見た時には犬用ホットカーペットで温めてあげてください。

• 丸くなる
• ガタガタ震える
• 布団・毛布などにもぐる
• 体をくっつけてくる
• 散歩に行きたがらない
• 水を飲まない

犬用ホットカーペットで温めてあげても、これらの行動をとるなら動物病院で相談するのをおすすめします。

人間の平熱が36度前後なのに対して、猫の平熱は38度～39度と人間よりも高いため、適温も人間とは違います。また、子猫は34度～37と体温の変動が大きく、高齢猫は平熱が低くなる傾向があります。それぞれに適温は異なっている点に注意してください。

人間用のホットカーペットは30度～45度前後ですが、この温度は体温が高い猫にとっては不向きです。ペット用ホットカーペットはペットの体温に合わせて、適温の25度～28度を目安に設計されています。

犬にとってのホットカーペットの最適な温度は　34〜35度といわれています。動物によってホットカーペットの快適な温度が異なるので、動物に合わせて温度を調節してあげるようにしましょう。

噛み癖があるペットは、コードや本体をかじる可能性があるので注意が必要です。コードをかじって断線すると、火災や感電するリスクがあるからです。かじらなくてもホットカーペットの上で爪とぎや掘る遊びをするような場合も注意しましょう。

コードをかじったり爪とぎをしたりすると想定して、コードや本体が補強されているものを選びましょう。

健康な猫はグルーミングしていればほとんど体臭はしません。しかし病気や怪我をしたときや、トイレを失敗して排泄物が毛に付いたままだとホットカーペットも汚れます。寒い間はほとんど毎日のように使用するので、カバーが取り替えられて洗濯できるものを選ぶといいです。

またストレスが溜まっている犬は、カーペットに粗相してしまう場合があります。ストレスが溜まらないように散歩してあげたり、しっかりと遊んであげたりしてあげましょう。しかし、飼い主がいくらストレスが溜まらないように意識しても、知らないうちにストレスは溜まってしまいます。粗相しても清潔に使用できる、カバーが取り替えられるタイプを選びましょう。

ペット用ホットカーペットを選ぶ際に注目すべきポイントのひとつが、温度調節機能です。動物はその種類や年齢によって暑さの感じ方はさまざまです。ペットごとに適した温度が違うため、温度調節機能が搭載されていると使いやすいです。

さらに、ペットが歳をとっている場合は活発に動かず同じところにとどまって過ごす場合も多いため、より一層温度設定が大切になります。ペットの種類や年齢、そのときの体調に合わせて最適な温度設定をしてください。

温度調節できるタイプのホットカーペットはたくさんありますが、商品によって調節できる温度の幅や細かさが違うため、その点にも注目するといいです。3段階しか調節できないものもあれば、温度を細かく設定できるものもあります。

耐久性を見分けるには、カバーの素材に注目してください。ボアや毛足の長いタイプは温度調節にがしやすく、低温やけど対策もできて便利ですが、その反面、毛が抜けやすく耐久性は劣ります。毛が抜けやすいと誤飲の元にもなるため、気をつける必要があります。

また、カバーの生地は薄手より厚手のものの方が耐久力に優れています。ふとした拍子に爪や歯で穴があいてしまう心配も少ないです。ネットで購入する場合、生地の耐久性や毛脚の長さがわかりにくいケースも多いため、口コミを参考にするといいです。

お手入れのしやすさは、ペット用ホットカーペットを選ぶにあたってとても重要になります。猫や犬に粗相や嘔吐はつきもののため、ペット用ホットカーペットは汚れてしまうものとして考えておいてください。汚れても簡単に手入れできるものがおすすめです。

ペット用ホットカーペットに専用カバーが付いているタイプの商品は、汚れても丸洗いできるので衛生的です。その反面、カバーには抜け毛がつきやすいため洗濯する手間がかかります。トイレに不安がある子犬や子猫、高齢ペットにはこのように丸洗いできるタイプが向いています。

本体のみで使うタイプは表面がプラスチックでできているものも多いです。抜け毛がつきにくいうえ、汚れたところは水拭きでお手入れできてお手軽です。ただし、ペットが寝床として使うにはかたい質感になります。

サイズ感もペット用ホットカーペットを購入する際には注目すべきポイントです。ペット用ホットカーペットには小さなものから大きなものまで、さまざまなサイズがあります。ペットの大きさによって最適なサイズは変わるため、それぞれの体に合わせたサイズ選びが大切です。

ケージやハウス内で使用する場合は、とくにサイズ選びが重要です。ケージやハウス内をすべて埋めつくしてしまう大きさのものを選んではいけません。床面すべてを埋めてしまうと、ペットが暑さを感じた際の逃げ場がなくなるからです。体調を崩してしまう恐れがあります。

ペット用ホットカーペットの大きさは、ペットのお腹が温まるくらいがちょうどいいです。コンパクトなサイズのものを選べば、持ち運びしやすく、外出先でも気軽に使えて便利です。最適なサイズのペット用ホットカーペットを選んでください。

猫が快適と感じる温度は、18～26度と言われています。温度だけに気を取られがちですが実は湿度も意外に重要で、50～60%をキープしてあげるといいです。住んでいる地域による違い、猫の年齢による違い、個体差も考慮して猫の様子を見ながら判断するのがおすすめです。

また、犬にとって快適と感じる室内温度は20度前後といわれています。さらに湿度は40〜60%をキープしてあげましょう。温度と湿度を快適に保つことで、ストレスなく快適に過ごせます。特に冬場は空気が乾燥するので、ホットカーペットだけでなく加湿器などで湿度を調整するのをおすすめします。

ホットカーペットは便利なアイテムですが、使い方を間違えると危険です。安全な使用方法を確認して、ホットカーペットを快適に使ってください。

猫は皮膚が薄く、1日中ホットカーペットの上で過ごすと、低温やけどをしやすいので注意しましょう。特にWコートの猫は冬毛に守られている分温度を感じにくいので、低温やけどのリスクが高くなります。

また犬はお腹の毛が薄いため、寒い時期にはお腹を冷やしてしまうことがあります。気温が低い冬場には、お腹あたりを中心にホットカーペットやペット用ヒーターなどで温めてあげてください。

ペット用ホットカーペットは設定温度が低めなので安心ですが、人間用のホットカーペットを使用する場合は、数時間でも低温やけどのリスクが高まるので注意してください。遠赤外線のペット用ホットカーペットは、低温やけどのリスクを軽減できるのでおすすめです。

高齢猫や怪我をして自由に動けない愛犬・愛猫にペット用ホットカーペット使用する際は、脱水症状にも注意しましょう。高齢や怪我をしているときは体を動かしにくいので、水分補給の回数も減ってしまう傾向があります。

水を近くに置くか、最高温度を低めに設定するといいです。うまく行かない場合は、ホットカーペットではなく、カバーやタオルで温度調節ができる湯たんぽを使用するのもおすすめです。

せっかくホットカーペットを購入しても、コード部分を噛んでしまったら大変です。そんな事態を招かないために保護ケーブルを使用して愛犬・愛猫の安全を守りましょう。取り付け方は、切れ目にコードを差し込み、余った部分はカットすればいいだけなので、とても簡単に行えます。

温度設定ができないペット用ホットカーペットの場合は、厚手のカバーをかければ温度調節が可能になります。その日の気温に合わせてカバーの厚みや素材を変えてあげてください。またカバーは劣化するので、5年を目安にして新しい物と交換しましょう。

噛み癖がない犬や猫でも、ホットカーペットの上で穴掘りや爪とぎをすれば火災や感電のリスクがあります。リスクを防ぐためにも爪が伸びているなら、爪切りをしておくといいです。それでも穴を開けてしまうなら、硬くて丈夫な素材のカバーを併用すると安心です。

ペット用ホットカーペットがあれば、寒がりな猫も快適に過ごせます。猫の体格に合わせて最適なサイズを見極めるのも大切です。ペット用ホットカーペットは猫風邪の予防にもなります。ぜひ愛猫のためにも購入を検討してみてくださいね。