ICレコーダーにおすすめの外部マイク10選｜ボイスレコーダーの外付けマイク

職場での会議や音楽、講義や語学学習の録音時にICレコーダーを使用している方もおられます。しかし、いざ聞いてみると、うまく録音できていなくてあまり聞こえない、なんてことはありませんか？

そこでおすすめしたいのが外部マイク(外付けマイク)です。ICレコーダーに外部マイクを接続することで音質の向上が見込めます。ただし、いくつか気をつけなければならない点があります。また、ICレコーダーそのものをパソコンなどの外部マイクとして使用するケースも見受けられます。

この記事では、外部マイクが効果を発揮する条件・選ぶときの注意点・外付けマイクや集音マイクを含むおすすめ商品など、詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

ICレコーダーですが、外部マイクを使っても使い方によっては音質が悪くなってしまうのも確かです。ではICレコーダーの外部マイクの効果を発揮させるには、どのような工夫が必要なのでしょうか？一概には言えませんが、条件として以下が挙げられます。

• 外部マイクの感度が内蔵マイクより高いこと
• 外部マイクを完全に露出させて使用すること
• マイクの向きを録音対象に合わせること など

簡単に言えば内蔵マイクよりも感度が高い外部マイクで、さらに外部マイクを完全に露出させた上で録音対象に向きを合わせる必要があります。これらの条件を満たせば、安いマイクでも高音質で録音が可能です。

しかし逆を言えば条件を守らないと、高いマイクを買っても いい音質で録音できません。そのような意味では「マイクの性能」より「録音の仕方」が重要になってくるのです。

外部マイクは、主に「単一指向性」「無指向性」｢双指向性｣の三つに分けられます。単一指向性は、マイクを向けた方向からの音を精密に拾います。無指向性は全方向からの音を、双指向性は正面・背面からの音を均等に収集します。

ICレコーダーは、ある一方向の音を録音する場合が多いので基本的には単一指向性が適しています。しかし音楽など広がる音を録音する場合は、低音が豊かになりやすい特徴から無指向性が最適です。また、対談の際は双指向性がおすすめです。

このように、録音対象に合わせて外部マイクを選ぶと失敗しにくいです。ただし、前提としてICレコーダーが外部マイクに対応している必要があります。

ピンマイクは1人分の声をキャッチするよう設計されたタイプです。クリップ付きで上着の襟・胸ボタンなど、口元の近くに取り付けて使用します。ハンズフリーで扱えるため動きやすく、テレビ番組で出演者が装着しているケースもしばしばです。

集音マイクは広範囲の音声をキャッチするよう設計されたタイプです。会議・ライブ会場・スポーツ観戦など人がたくさんいる場面や、会場の音全体をカバーしたい場合などに適しています。ピンマイクのように取り付けられるタイピン付きのタイプもあり、機種によっては動きながらの録音も可能です。

外部マイクの出費を抑えたい思いから、「ICレコーダー単体で綺麗に録音したい！」という方もいるでしょう。基本的にICレコーダーで綺麗に録音できない理由は「雑音が入ること」が主となるので、以下を気をつければOKです。

• 机に置く場合はスタンドやハンカチを敷いて振動が録音されないように
• 口元で録音する時は息が録音されないように口元の横で使用

その他にICレコーダーのマイクを音の対象に向ける、できるだけ近づけるといった工夫も必要になります。しかしそれでも綺麗に録音できない場合は、ICレコーダーのマイク性能が悪い可能性も出てくるでしょう。

「どうしても綺麗に録音できない…」という時は、ICレコーダーをより高性能なものに買い換えるか、外部マイクを使うことが推奨されます。

音を録音するICレコーダーの特徴から、「ひょっとしてマイクとしても使えるのでは？」と思った方もいるでしょう。しかし、USBオーディオインターフェースがないICレコーダーは、USB接続式のマイクとしては利用できません。

ですが、パソコンのイヤホンマイク端子にアナログ接続することで、外部マイクとして使用可能です。ただし、ICレコーダーの端子とPCやスマホ充電器側のイヤホンマイク端子が一致する場合に限ります。たとえば、ICレコーダー側がUマイク端子だと接続できません。

しかし、今では端子の変換が可能なアダプターもたくさん販売されています。それを用いてICレコーダーの端子をPC側に対応するように変換すれば、本来はPCマイクとして使用不可なICレコーダーを使用可能な状態に変化させることができるのです。

「どう工夫してもICレコーダーで綺麗に録音できない…」という場合は、外部マイクを使うことで劇的に改善されることがあります。しかし外部マイクを使う際も、マイクを対象に向けるなどの工夫が必要なので気をつけましょう。