骨伝導集音器のおすすめ4選｜高齢者向けやワイヤレスタイプも【会話用】

音が聞き取りにくいと思ったときに活躍する集音器。役立つアイテムなのですが、集音器を付けていると耳の穴をふさがなければならないため、どうしても負担になってしまいますよね。そこでおすすめしたいのが骨伝導集音器です。

骨伝導集音器は耳の穴に入れて使用するものとは違い、耳の近くで骨に音を伝えて音を届ける集音器のため耳の負担を減らせるだけでなく、耳で外の音を聞きながら使えるので、会話用にもおすすめです。

この記事では、骨伝導について、骨伝導集音器のメリット・デメリット・選び方・知っておくべき補聴器との違い・おすすめ商品ランキングからレンタルについてまで詳しく解説していきます。高齢者向けやワイヤレスタイプも紹介するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

骨伝導とは、声帯などの振動が頭蓋骨などの骨に伝わり直接的に聴覚神経に伝わることです。この方法で伝わる音を、骨導音といいます。それに対して鼓膜を振動させて、聴覚神経に伝えるのは気導音と言います。

いつも聞いている自分の声は、この気導音と骨導音が合わさったものです。骨伝導は、振動する物体と頭部に触れさせて、音の一部が直接内耳へたどり着くため、耳が聞こえにくい方の集音器として使われています。

骨伝導集音器のメリットは、耳の穴をふさがないため、周囲の音を聞きながら作業ができることです。また、外部の騒音に邪魔されずに音を聞き取れます。耳をふさいでいたら危険な状況で仕事をする消防士など、外部の音が聞こえないと危険な状況になる仕事に就く人によく使われています。

耳をふさぐタイプの機器だと、長時間使ったときにかなり耳の負担になってしまいます。その点骨伝導集音器は、耳の外側に付けため長時間の使用でも耳に負担がかからないメリットも挙げられます。

骨伝導集音器には内耳に負担がかからないメリットもありますが、いくつかのデメリットもあります。骨伝導集音器は聞こえ方が自然ではなく、振動を伝えるために締め付けなければならないため、締め付けられると耳が痛くなることもあります。

また、位置がずれるとよく聞こえなくなることもあるようです。さらに、構造上どうしても音漏れしてしまうデメリットもあります。そのため、人前で使用するときは、周囲の迷惑にならないように気を付けましょう。

いざ骨伝導集音器を買おうと思っても、どこに売ってるのか分からない方もいますよね。骨伝導集音器は家電量販店・補聴器や集音器専門店・メガネ専門店・ホームセンター・百貨店・ネット通販などで購入できます。

サイズ感など実物を見て判断したい方は実店舗に行きましょう。ただし、店舗によっては在庫がなかったり種類が少なかったりするので気を付けてください。ネット通販にはいろいろな種類の骨伝導集音器があるので、口コミなどを見て購入するのがおすすめです。

製品を選ぶときは、サイズや重量をよく考えて選びましょう。現在は、小型で軽量のポケットサイズの製品が人気で多く出回っています。重量がない方が快適に使用できますが、あまりに小型だとなくすリスクもあります。

また、現在はメガネと一体型の製品も出てきました。メガネ一体型は、メガネをかけるように使用できるため、違和感がなく目立たないメリットがあります。右耳用・左耳用など片耳だけに使用できるものもあるので、ご自身が使いやすい製品を選ぶようにしましょう。

製品を選ぶときは、優れた機能や便利な操作ができるかなども確認したいです。骨伝導集音器には、左右で音量が変えられるタイプのものもあります。また、周囲の雑音をカットするノイズキャンセリング機能が搭載されたモデルもあります。

周囲の状況により聞こえ方を調整するモード切替のできる製品や、快適に使えるようにさまざまな機能が付いているものもます。細かい操作が簡単にできるタイプの製品だと、より快適に使えます。特に高齢者の方には操作しやすいものがおすすめです。

骨伝導集音器には電池式と充電式があります。電池式は、単三や単四、ボタン電池を使うことが多いです。お年寄りの方は、充電式よりも電池式の方が慣れているかもしれませんが、ボタン電池は小さく交換するときに手間がかかるため、単三か単四電池の方がおすすめです。

充電式には充電器を使って充電するタイプと、USBを使って充電するタイプがあります。パソコンやスマホを使用している方は、USB充電の方が使いやすいですが、パソコンなどを使わない方は、付属機器を差し込んで充電できるタイプがおすすめです。

どれを選べばいいか迷ったら、メーカーからチェックしていくのも1つの方法です。ここでは、特におすすめのメーカーについて、その特徴もあわせてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

bocoは、独自開発の骨伝導技術によるコミュニケーション・デバイスメーカーです。中でも耳をふさがない構造の会話用骨伝導イヤホンは、ワイヤレスで連続最長約11時間使用可能となっています。

また、ステレオ集音マイクが左右に内蔵されていて、音の方向がわかるので空間を正しく認識できるのも大きなメリットです。ボタン操作もシンプルなので、高齢者の方にも使いやすい設計です。

神奈川県の電子機器メーカーである伊吹電子は、音声拡張期の「骨伝導クリアーボイス」や「i あい」といった商品を展開しています。届いてすぐに使えるセットになっています。

特に「i あい」はデザイン性の高さと軽量化が見事で、シャツや襟に挟んだり、ネクタイピンのように使えます。日本製の骨伝導アイテムを探している人におすすめです。

集音器は補聴器と同じだろうと思う方もいますよね。しかし、集音器と補聴器には大きな違いがあります。補聴器は厚生労働省が認可している医療機器であり、集音器はそうではありません。

また、性能は補聴器の方が圧倒的によく、一定の基準をクリアしているため難聴の人が使っても効果があります。集音器を購入するときは、補聴器との違いを理解した上で購入、使用しましょう。集音器と補聴器の違いをまとめたので、参考にしてください。

補聴器と集音器のどちらかを購入するかを迷っている方もいますよね。補聴器は10万円近くする製品もあり、価格の面でも安い集音器をまず試したいものです。しかし、購入してから失敗したくはありません。

そのため骨伝導集音器のレンタルがおすすめです。サンプルとして10日間555円で使えるサービスや、20日間無料でお試し使用ができるサービスなどもあります。集音器の購入に迷っているかたは、このようなレンタルサービスを利用して、自分に合うかどうかを確かめてもいいですね。

骨伝導集音器は、内耳に負担をかけずに音を聞こえやすくする機器です。メリットだけでなく、音漏れや耳が痛くなる恐れなどのデメリットもありますが、自分に合うかどうかを試してみてください。音が聞こえにくく困っていた方は、レンタルから試してみるのがおすすめです。