再沸騰機能付き電気ポットのおすすめ10選｜保温とどっちがお得？電気ケトルとの違いも

すぐにお湯を沸かしてキープしてくれる便利アイテムが電気ポットです。毎日のように使用しているという方も多いと思います。そんな方は、お湯を沸かしたのに余ってしまった、ということはありませんでしたか？

このような時に役立つ機能は、保温機能と再沸騰機能の2つです。両者は似ているように見えますが、実は使用場面や時間によって使用エネルギーや電気代が異なります。今回は、そんな気になる両者の電気代について、再沸騰機能に焦点を当てて比較してみました。

この記事では、再沸騰機能について、保温機能との電気代の比較、その他の便利機能、おすすめ商品からネットでの情報についてまで詳しく解説します。「電気ポットの再沸騰とは？」や「電気ポットと電気ケトルの違い」についても必見です。ぜひ参考にしてみてください。

電気ポットと電気ケトルの違いについて項目別に見ていきます。

【保温機能】

電気ポットには保温機能が装備されています。一方、電気ケトルには保温機能が装備されていません。つまり、電気ポットはお湯を沸かして保温しておけば、あとからお湯を使えますが、電気ケトルはその都度沸さなければなりません。

【容量】

電気ポットは電気ケトルより容量が大きいものが多いです。電気ケトルが1L以下のものが一般的ですが、電気ポットはスタンダードなもので2L、さらに容量の多いものだと3～4Lのものもあります。

【温度調節機能】

商品によりますが、電気ポットの中には特定の温度で保温をキープできるものがあります。電気ケトルには温度調節機能はありません。

【電気代】

商品やサイズによって異なりますが、電気ポットで数回お湯を沸かし、12時間保温しておくと約18円の電気代がかかります。電気ケトルの場合、数回沸騰させるのにかかる電気代は約7円です。つまり、電気ケトルでその都度沸す方が電気代は安くなります。

利便性や電気代などを見ていきましたが、その都度沸すのが面倒な方、保温機能・再沸騰機能が必要な方は、電気ポットがおすすめです。

再沸騰とは、ぬるくなったお湯をもう一度沸かし直しできる機能です。また、「保温」は一度沸かしたお湯を設定温度でキープできる機能。保温で置いておいたお湯をもう一度沸かしなおすものが、再沸騰になります。

普段の料理などでお湯が必要な時にあらかじめ水を入れて沸かしておいても、放置しているうちに温度が下がってぬるくなるため、再沸騰機能があると簡単に沸かし直しが可能です。

一般的に、保温機能は沸騰させてから2時間以内であれば、再沸騰よりも消費電力が小さく済みます。しかし、沸騰後2時間以上保温状態で置いておく場合は、電源を一度切って再沸騰した方が消費電力が小さいです。使用場面によって、使い分ける必要があります。

たとえば家庭でもよく使われる2.2Lの電気ポットの場合、2時間連続で保温した場合にかかる消費電力は1.54kWほどになります。しかし、3時間以上経過すると2.31kWほどの消費電力がかかります。一方で、一度電源を切って再沸騰した場合は1.83kWで済み、消費電力が保温よりも小さいです。

電気ポットにはお湯を沸かした後、設定した温度で保温できる機能が搭載されていることが多いです。お湯や熱湯は、カップ麺やコーヒー、赤ちゃんのミルクなどさまざまな用途で使いますが、それぞれ適正温度が異なります。

お湯を沸かした後に温度設定をして保温しておけば、いつでもちょうどいい温度のお湯を用意することが可能です。特に、赤ちゃんのミルク作りは1日に何度も行うものなので、あらかじめ適温で保温できる温度調節機は役立つでしょう。

蒸気レス仕様の電気ポットなら、お湯を沸かしても蒸気を放出しないのでやけどや結露の心配もありません。電気ポットから発生する蒸気は高温のため、誤って触れてしまうとやけどする危険性があります。小さな子供がいる家庭では、蒸気に触らないように気をつける必要があります。

また、蒸気レスであれば設置場所に悩むこともなく、好きな場所に置くことも可能。蒸気が発生しないので、結露やカビの心配もありません。特に小さな子供がいる家庭で、電気ポットを使用する場合は安全面を考慮して蒸気レスモデルがおすすめです。

電気ポットを使っていると、うっかり水が入っていない状態でお湯を沸かそうとして空焚きになってしまうこともあります。空焚きは火事や故障の原因になるため、極力避けなければなりません。

電気ポットには、「空焚き防止」機能が搭載されている製品も多く、空焚きを検知すると自動で電源を落とします。空焚きによる火事や故障を防ぐことができる機能です。空焚き防止機能があれば、安心して使用できるでしょう。

水道水には、カルキが含まれています。次亜塩素酸カルシウムとも呼ばれ、水道水の殺菌や消毒に用いられるものです。次亜塩素酸カルシウムなどのミネラルは、厳しい規定量が決められているため、身体に有害ではありませんがやはり独特のニオイが気になることも。

このカルキを除去できるのが「カルキ抜き」機能です。カルキ抜きを行うことで、カルキ臭がなくなって飲みやすくなります。コーヒーや紅茶などを美味しく飲むことができるので、味にこだわりたい方におすすめの機能です。

水を再沸騰させると、毒素が生じるので危ないという声もネット上にはありますが、実は日本の水道水では問題ありません。日本の水道水は厳しく管理されており、軟水なので毒素となる成分がほとんどないといえます。ただ、再沸騰によって味は落ちるとは言われています。

また、「再沸騰でカルキが抜けるのでバクテリアの繁殖が進むのでは？」と思うかもしれません。保温温度は70℃~99℃で設定され、菌類が死滅する温度になるため、その心配も必要ないです。

今回の記事では、電気ポットの再沸騰機能に注目しましたがいかがでしょうか。再沸騰を使うと消費電力も抑えられ、すぐに熱いお湯を用意できるので便利な機能です。再沸騰機能を搭載したモデルを多数紹介したので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。