【無料・有料】おすすめの辞書アプリ15選｜電子辞書とどっちがいい？オフラインも

一台手元にあると便利な電子辞書ですが、その値段は決して安くはありません。それに持ち歩く手間もありますよね。学生や社会人の鞄に入れて歩くには少々幅をとりますし、重量もそれなりにあります。

そこでおすすめしたいのが、辞書アプリです。とはいえ、辞書アプリにも種類があります。「有料と無料の違いは？」「オンラインのみとオフラインでも使えるもの、どっちがいいの？」など疑問が多いと、なかなかインストールするアプリを決められないですよね。

この記事では国語辞書・英語辞書などの辞書アプリの選び方・実際にiPhoneやAndroidにインストールした人の口コミ・おすすめのスマホアプリなどを紹介しています。

スマホやタブレットなどのデバイスで使用できる辞書を、辞書アプリと呼びます。辞書アプリにはオフラインとオンラインで使えるものがあり、オフラインで使用できるものは辞書をデバイスにダウンロードして使用するので、電子辞書と同様にどこでも操作できます。

辞書アプリのメリットは、いつも持ち歩くスマホにインストールできるため、電子辞書をかばんに入れる必要がなくなり、忘れ物をするリスクも低くなることです。そして使い慣れているスマホが辞書になるので、操作が簡単で手間がかからないのも大きなポイントとなります。

ここでは、需要の高い国語辞典と英和辞典に関する、いいレビューと悪いレビューについて、それぞれまとめてみました。

国語辞典や英和辞典の他に、いろいろな種類の辞書アプリが存在します。また、同じ種類の辞書アプリでも、語数と用途が大きく異なってきます。勉強用のアプリだけでなく、仕事や日常生活でも使える、マナー辞典や百科事典に関するアプリも。

無料で手に入るアプリも存在しますが、有料版に比べて機能が制限される上に、単語の検索を行うと、広告を視聴する必要が出てくるといったデメリットがあります。アプリの内容を詳しくチェックして、自分の用途に合った辞書アプリを選ぶようにしましょう。

スマホのOSにはiOSとAndroid OSの二種類があり、それぞれアプリを売り出すストアが異なるため、片方しか対応していない場合があります。またOSの種類が同じでも、バージョンが古いと対応していない場合があるため、対応バージョンを確認する必要があります。

たとえば第二外国語の辞書アプリにおいては、小学館のアプリが使い勝手が良く有名ですが、iPhoneにしか対応していません。そのため第二外国語を学習する人は、対応OSを必ず確認しましょう。

iPad・タブレットで辞書アプリを使用する場合も、iPhone・スマホと同様の確認が必要です。iPadの場合はios、AndroidタブレットならAndroid OSで使用可能です。ソフトウエアの中には、特定のバージョンで不具合を起こしているアプリも存在します。アプリを購入する時は不具合が起きているOSのバーションを確認しましょう。

スマホのアプリの中には、オンラインでしか使えないアプリが存在し、Wi-Fi等の通信環境がないと使えないため、通勤中の電車内で使えない場合があります。そのため、通勤中に学習を行いたい方は、オフライン対応であるかどうかも重要です。

有料辞書アプリでは、大抵の製品がオフライン対応となっていて、通信環境が悪い所でも使えるように設計されているため、オフライン対応について心配する必要はあまりありません。

辞書アプリは、紙の辞書・広辞苑を発行している出版社やブランドから選ぶのが最適です。その理由は、インターネットで検索した出所のわからない情報と、信頼できる出版社・ブランドでは信用できるレベルが違うからです。

たとえば、岩波書店・三省堂・オックスフォード大学などの出版社・ブランドが信頼性がありおすすめです。辞書アプリ選びに迷った時は、紙の辞書を発行しているかどうかをポイントにしてみてください。

辞書アプリの中には、同じ名前のアプリで有料版と無料版の2つに分かれている物もあり、どちらを選んだらいいか分からず迷っている方も多いです。

有料アプリでは、無料アプリに比べてコンテンツや機能が充実しているだけでなく、検索するたびに広告を見なくて済むといった大きなメリットがあります。有料アプリは数千円程度で購入できるため、有料アプリを選ぶのがおすすめです。

誰もが知っている有名な英和辞典である、ジーニアス英和大辞典のアプリとなります。語数は25,5000語と非常に豊富なのが魅力的ですが、価格が10,000円と高価である上に、動作が不安定でアプリが落ちる不具合が頻繁にあるといった口コミが目立ちました。動作の安定性を重視する人は、ウィズダム英和・和英辞書を選びましょう。

ウィズダム英和・和英辞書のアプリは、使い勝手がいいので評判が高く、人気のある英語辞書アプリとなります。語数は10万語程度と、ジーニアス大辞典と比べるとボキャブラリーが少ないですが、ブックマーク機能が付いていて非常に使い勝手がいいです。2,940円とお手頃な価格で購入できるため、初めて辞書アプリを購入する人にもおすすめです。

「英日/日英双方向翻訳」アプリは、英和・和英だけでなく英英辞典としての機能もあり、翻訳もできるため、海外旅行や留学を行う人におすすめのアプリです。語数は10万語以上と、無料で購入できるアプリの中では優れていますが、単語の網羅性が低いのが欠点です。広告に関しては180円で消せるため、辞書アプリの費用を抑えたい人にもおすすめです。

「Merriam-Webster辞書」は、アメリカで非常に有名な英英辞典で、非常に評判の高い辞書アプリです。語数は225,000語と非常に充実している上に、音声を使って素早く検索を行えるため、海外留学を行っている人におすすめです。アプリを無料でダウンロードできて、650円と低価格でプレミアム版を購入できるのも魅力的です。

小学館の中日・日中辞典は、他のアプリと比べて使い勝手がいいので、評判が高く人気のある中国語辞書アプリです。第二外国語アプリとしては豊富な、10万語の単語が掲載されている上に、使い勝手のいいブックマーク機能が搭載されています。価格に関しては4,040円と少し高めですが、中国語を学習している人におすすめできるアプリです。

韓日･日韓辞典も中日・日中辞典と同様に、操作性に非常に優れているので、最高の韓国辞書アプリといった口コミもある製品です。語数は49,000語と、中日・日中辞典に比べると少ないですが、検索機能が使いやすくて汎用性の高い例文が付いています。価格に関しても中日・日中辞典と同じ価格で購入できるので、韓国語学習者におすすめのアプリです。

プチ・ロワイヤル仏和辞典は、他の辞書に比べるとコンテンツが充実しているため、人気のある仏語辞書アプリとなります。自分の調べたい単語をすぐに検索できるのが、魅力的です。また、小学館の辞書ではないので、Androidでもダウンロードできます。価格に関しては6,000円と少し高めなので、費用を抑えたい人は他のアプリを選ぶのがおすすめです。

小学館の伊和・和伊中辞典は、検索機能が優れていて単語をすぐに調べられるので、評判のいいイタリア語の辞書アプリとなっています。例文の分からない単語にタッチすると、ジャンプする機能が使いやすいと好評なようです。価格は4,900円と他の第二外国語の辞書に比べると高めですが、イタリア語を学んでいる人にはおすすめできます。

三省堂の大辞林はコンテンツが充実しているので、人気のある国語辞書になります。単語数は255,000語と豊富に掲載されていますが、検索するためのタップの手間がかかったり、たまに固まるのが欠点です。価格に関しては2,700円とお手頃で、新学期セールになると更に安くなるので、大学生にもおすすめできます。

三省堂辞書は分かりやすいと定評のある、国語辞書アプリとなります。大辞林に比べると単語数が82,000語と少ないですが、例文に関しては分かりやすく平易に書かれています。ジャンプ機能を使えば他の辞書に移れるため受験生には嬉しいですね。価格についても1,720円と安いので、高校生にもおすすめできる辞書アプリです。

角川類語新辞典は、三省堂の大辞林と同じようなインターフェースが特徴的な、類語辞典アプリになります。語数に関しては5万語程度と少ないため、もっと語数を増やしてほしいといった口コミが見受けられました。しかし、使い勝手は非常に良く、価格に関しても1,720円と安いため、コスパのいい類語辞書を求めている人におすすめです。

明治大学が出版する学習小辞典は、コスパの高さから人気のある辞書アプリです。単語数は1万語と少ないですが、オフライン対応なので、通勤時間中にも使いやすいのが嬉しいですね。無料でアプリをダウンロードできる上に、100円で広告を消せるので、小中学生などにもおすすめです。

鼠ちゃんの百科事典は、非常に印象的な対話式の百科辞典アプリとなります。かわいいネズミと一緒に動植物のについて学べるので、非常に面白いアプリですが、難しい漢字が多くて小学生には分かりづらいのが欠点です。オフライン接続には対応していませんが、価格に関しては610円と安いので、百科事典を初めて購入する人にもおすすめのアプリです。

「結婚式とお葬式のマナー」のアプリは、冠婚葬祭に役立つ辞書アプリとなっています。冠婚葬祭に関する基本的なマナーだけでなく、実例や用語も掲載されています。5つ星レビューを行うとニュース機能も付くため、社会常識が学べるのも嬉しいですね。無料でアプリをダウンロードできるため、冠婚葬祭のマナーに不安を感じる人はぜひ活用してみましょう。

知らないと恥ずかしいビジネスマナーは、新社会人向けに作られた社会人マナー辞典となります。問題文の文章と選択肢の関連が分かりづらいといった欠点はありますが、社会人としての基本的なマナーが学べます。こちらのアプリは無料ですが広告が毎回出てくるため、広告が気になる人は他のアプリを選ぶのがおすすめです。

スマホやデバイスで使用できる辞書アプリは、紙の辞書を出版元が辞書ブラウザメーカーにライセンスを卸す形で販売しています。そのため同じ辞書でも検索や使い方が大幅に違う場合があります。

そして、購入時に確認したいのが価格です。新版の辞書が発売されても、旧版の価格が下がらない場合があります。また、対応するメーカー同士でないと辞書間の串刺し検索（横断検索）ができないので、あとから辞書を追加するケースも考えて購入してください。

カシオの学生向け向けアプリClassPad.netでは、最新電子辞書EX-wordがオンラインで使えるようになりました。ClassPad.netは文部科学省の推進しているGIGAスクール構想に向け開発され、生徒1人当たり3年間で13,000円と非常に安価で提供されています。

今回搭載されるオンライン版では、通常の電子辞書機能はもちろん、ノート作成まで可能です。ノートには注釈や、検索などの機能も搭載。さらに、関数電卓開発から学んだ技術を応用して、高度な関数出力や課題の提出にも対応しています。

Windowsのアプリには広辞苑の他にも統合辞書もあります。スーパー都合辞書は一週間無料で試せるので、気になる方は無料で試してみるのがおすすめです。アプリの入れ方をご説明します。

【入れ方】

1. Windowsのストアからジャンルやアプリの名前でアプリを探します。
2. 無料のアプリの場合は詳細ページを開きインストールをクリックします。
3. アプリインストール完了のメッセージをクリックします。
4. アプリがインストール・起動したら、スタート画面にも追加されます。

有料アプリの場合は、決済情報の登録が必要です。MicrosoftアカウントとクレジットカードやPayPayなどのオンライン決済サービスを登録してください。登録完了後はアプリの「購入」ボタンからインストール可能です。

紙の媒体や電子辞書だけでなく、アプリにおいてもさまざまな種類の辞書が存在し、アプリの種類によってコンテンツの充実度や、用途が大きく変わってきます。辞書アプリの選び方とおすすめ商品を理解して、自分の用途に合った辞書アプリを選べるようにしましょう。