【2024年版】エフェクターもかさばらない！パワーサプライおすすめ10選

エフェクターはアナログ、デジタル問わず電力を要します。1台や2台の場合は電池を使ったり、直接コンセントからACアダプター経由で電源を取ったりすることもできますが、エフェクターボードに載せるほどに大量のエフェクターを使う場合は、ACアダプターの量が多くなり、コンセントの数も足りなくなります。

そんなときに使いたいのがエフェクターボード用のパワーサプライです。パワーサプライならディストリビューターと違い安定した電力を各エフェクターに供給することができます。近年では低価格なパワーサプライでもノイズ対策がしっかりしており、エフェクターボードを使う方には必須の製品と言えます。

エフェクターは製品によって対応電圧が異なっていて、間違ったパワーサプライの使い方をするとかえってノイズを発生させる原因となります。この記事で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

エフェクターはエレキギターやベースに欠かせません。音にこだわるのなら、複数のエフェクターが必要です。エフェクターボードに大量のエフェクターを配置し、ACアダプターで電気を供給するのはセットアップが非常に面倒です。

ACアダプターが大量に必要になるためかさばり、ケーブルだらけでゴチャゴチャして見た目も悪くなります。パワーサプライはエフェクターをコンパクトに、エフェクターボードにまとめるためにも必要なアイテムです。

複数のエフェクターに給電する方法で代表的なものは、電池・ACアダプター・パワーサプライです。給電方法によって、メリットやデメリットがあるので、それぞれの特徴を知って最適な給電方法を選択してください。

電池でエフェクターに給電する方法は、携帯性に優れています。しかし9Vや18Vの乾電池は値段が高くすぐに消耗してしまい、運用コスト面がもっとも高いです。さらに電池が消耗すると電圧が降下し、エフェクターの効き具合が変化するデメリットもあります。

また電池の場合、シールドやパッチケーブルを外しておかないと、次回の使用時に電池切れになっているリスクもあります。コンセントのない野外やストリートでのライブ以外で、電池を使用するメリットは少ないです。

ACアダプターは電圧が安定しており、パワーサプライと比較してノイズが少ないと言われています。しかしエフェクターと同じ数のACアダプターが必要なため、多く持ち運びする場合非常にかさばります。

全エフェクターに給電しようとすると、配線もゴチャゴチャして見た目にもすっきりしません。毎回セットアップの度に、ACアダプターを抜き差しするのも面倒です。ACアダプター自体はリーズナブルですが、運用コストは大きいと言えます。

パワーサプライは複数台のエフェクターを運用するなら、もっともおすすめの選択肢です。エフェクターボードにエフェクターを挿したままで給電ができるので、運用が非常に楽です。持ち運びもエフェクターボードにひとまとめにでき、かさばらないのも大きなメリット。

パワーサプライを使用することでノイズが発生することがありますが、最近はノイズ対策された製品やノイズフィルターなども販売されているので、安心して利用することができます。

デジタルエフェクターとアナログエフェクターを1つの電源で混在して使用すると、デジタルノイズが発生します。他にも大量の電力を使用するエフェクターが、消費電力の少ないエフェクターに影響を及ぼす説もあります。ノイズの問題を解決するためには、電源回路を独立させたパワーサプライを使用することが必要です。

独立回路のパワーサプライは電流が混在しないため、ノイズが発生しにくいです。電流が混在しなければ、アナログペダルとデジタルペダルが混在しても大丈夫です。独立回路のパワーサプライはノイズフィルターを搭載していたり、アルミからの削り出しだったりと、ノイズ対策をしっかりしている製品が多いのでおすすめです。

パワーサプライの選び方を、ポイントを絞って解説します。使用するエフェクターの数や電流、電圧を確認して最適な製品を選んでくださいね。

電流容量とはA(アンペア)やmA(ミリアンペア)で表示されます。エフェクターで使用する合計電流より、電流容量が大きなパワーサプライを選ぶ必要があります。また複数のエフェクターを接続して、合計電流をパワーサプライの3/4以下にすることが基本です。

電流容量が足りない場合、エフェクターの動作が不安定になり音が出なくなることもあるので注意しましょう。

ポート数もしっかり確認しておきましょう。ポート数以上のエフェクターの接続はもちろんできません。今後エフェクターが増えた際も対応ができるように、使用するエフェクターの接続台数をチェックして、台数以上のポート数を搭載したパワーサプライを選びましょう。

使用するエフェクターにアナログエフェクターとデジタルエフェクターが混在している場合、ノイズが発生するリスクが高まります。ノイズの発生を低減するなら、独立型パワーサプライ1択。どちらか一方であれば、通常型でも問題ありません。

一般的に独立型は、通常型のパワーサプライより価格が高いです。使用目的とコストを検討して、最適なパワーサプライを選びましょう。

パワーサプライを購入する前に必ず、手持ちのエフェクターの対応電圧や電流値をチェックしましょう。9Vと18Vのポートの両方を搭載したパワーサプライもリリースされています。それぞれのポート数も忘れず確認が必要です。

通常型は電流容量の合計値、独立型はポートごとの電流容量を確認しましょう。多くのパワーサプライは、100mAからのポートを搭載しています。

パワーサプライはエフェクターボードにエフェクターをまとめ、すっきりとコンパクトにすることができます。エフェクターの運用が楽になり、その分の時間を音楽に費やすことができます。最適なパワーサプライで手間を少なくして、最高のライブを目指せる環境を手に入れましょう。