4K録画対応のブルーレイレコーダーおすすめ10選｜普通のレコーダーで録画可能？

4K放送が始まってしばらく経ちますが、BS4K・110度CS4Kの放送を録画したい、ブルーレイディスクにダビングしたいと思ったことはありませんか？実は普通のブルーレイレコーダーは4K画質に対応しておらず、録画するには4Kチューナー&Ultra HD Blu-ray(UHB)対応が必要になります

また、4K映像をディスクへダビングする際にはUHD BDという4K録画に対応したブルーレイディスクが必要になります。もちろんレコーダー自体もUHD BDに対応している必要があり、まだまだ商品が少なく価格も高いのが現実です。

4K放送を視聴できるチューナーと、4K放送が録画できればいいという場合は普通の4Kブルーレイレコーダーでいいでしょう。しかし、4KはフルHDよりもデータ量が多いため、録画用HDDの容量がすぐに足りなくなってしまう可能性もあります。この記事で4K対応ブルーレイレコーダーについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

大容量データを送信する4K放送は、高精細かつ明瞭な映像が楽しめます。放送されている番組数はまだ少ないですが、ここからは4K放送メリットなどをご紹介します。

4K放送の解像度は2K(フルハイビジョン)の207万画素に対して、829万画素と約4倍の高精細さがあります。また、最新の4K放送を録画できるブルーレイレコーダーには、4Kチューナーが最大で2つ搭載されているので、4K放送を同時に2つ録画できます。

さらに、お持ちのテレビが「4Kチューナ－なしのタイプ」の場合は、4K対応のアンテナと4Kチューナーまたは、4Kチューナー内蔵のブルーレイレコーダーを繋げれば、4Kテレビをモニターとして高精細な4K放送を視聴できます。

現行の4K放送は「BS4K／110度CS4K」のみです。従来のフルHD(1920×1080)の4倍の解像度をもつ4K画質(3840×2160)で、そのまま内蔵HDDに録画できるものが、4Kチューナーを搭載したブルーレイレコーダーです。

ただ、4K放送はBDディスクに直接は録画できないため、番組をディスクに残すには、レコーダー内のHDDからダビングする必要があります。メーカーによって、4K画質そのままのDRから11~12倍まで圧縮してダビングがでます。

Blu-rayは解像度が1920×1080のフルHDです。これに対し、4K時代の新しい規格として登場したのが「UHD BD」です。解像度もBlu-rayの4倍の3840×2160と高精細で、しかも高輝度で高色域の新しい規格となります。そのため、普通のブルーレイレコーダーではUHD BDの録画内容の再生が不可能です。

4Kは解像度で、「UHD BD」は規格を指します。以前、DVD(解像度720×480)規格が、フルHDの登場と共にBlu-ray規格のフルHDに変わったように、今まさにBlu-rayの規格が「UHD BD」に変わろうとしています。

フルHDの約4倍の解像度を持つ4K放送の転送レートは33Mbpsで、地デジ(17Mbps)やBS(最大24Mbps)より多いです。また、録画時間は地デジをDRで録画した場合1TBで約129時間ですが、4K放送をDRで録画すると1TBで約65時間と半分と大変少ないです。

4Kチューナー内蔵のブルーレイレコーダーを購入するさいは、HDDの容量も少し大きめの容量のものを選びましょう。容量の小さいHDDのものだと、4K放送を録画するとHDDの録画容量もすぐ足りなくなります。(※録画時間はメーカーによって多少違います）

まだまだ、DVDも使われていて、映画のレンタルや販売もされています。最新の4KブルーレイレコーダーでもDVDの録画や再生はできます。その場合の画質はDVD画質のままです。また、4K放送をDVDには直接録画できません。

地デジやBS/CS放送をダビングする場合は、放送時間と等倍の時間がかかります。1時間番組のダビングは、画像処理の時間が掛かるため1時間必要です。

4Kブルーレイレコーダーの初期モデルは、4Kチューナーが1つでしたが、現行モデルでは2つチューナーが入っていて、4K放送を2番組同時録画ができます。また、地デジやBS/CS放送のチューナーがそれぞれ3つずつ入ってるので、録画数は同時に3つになります。

チューナーの数は、家族構成や実際に何人で使うのか、または、どの位の録画番組が重なるかなども考慮して選んでみてください。

内蔵HDDの容量は、大きいものを選ぶことをおすすめします。また、録画する番組数なども、使う人数によって違ってきますので余裕を持って選びましょう。

HDDの録画容量を増やしたいときは、別売りの外付けHDDを増設でき、チューナー数に応じて同時録画もできます。(メーカーによってUSBのバージョン等確認が必要)ただ、サポートしている登録台数と外付けHDDの容量は、メーカーによって違います。

通常の外付けHDDは録画した機器のみでしか再生できませんが「SeeQ Vault」対応の外付けHDD同士だと、機器同士で付け変えて見れます。ただし、4K放送はSeeQ Vault対応の外付けHDDには対応していないので使えません。

4K放送を録画してBDディスクにダビング(4K画質)したものや、UHDブルーレイソフトを再生するには、対応のブルーレイレコーダーやプレイヤーが必要です。また、UHD BDプレイヤーでは、一部の製品を除いて4K放送をダビングしたBDは映像視聴ができません。

さらに、4K放送の録画方式やメディアへのダビング方式もメーカーによって違い、ダビングしたBD再生の互換性には注意が必要です。

　※4K放送ダビングBD再生、メーカー対応表(2020年8月現在)

近年、TikTokやYouTubeのショート動画など、テンポのいい時短動画が人気です。それに伴い、長い動画も時短で見たい人が増えています。そんな人には、倍速再生ができるブルーレイレコーダーがおすすめです。録画時間60分の番組なら、1.3倍速再生で約45分で視聴できます。

録画した番組の中から、見たいシーンを早送りしながら見つけるのは大変ですよね。そんなときに「シーン再生」があると重宝します。シーン再生は、ひと目で内容がわかるもを選んでおくと、見たいシーンにすぐにアクセスすることが可能です。

スマートフォンを使って、外出先から自宅のブルーレイレコーダーの録画設定ができます。ブルーレイレコーダーをWi-Fiでインターネットに繋ぐだけで録画ができますので、今日放送されると急に外出中に分かったり、録画し忘れていても安心です。

各メーカーの専用アプリを、スマホにダウンロードする必要があります。パナソニックは無料(一部有料)ですが、ソニーとシャープは初回のみ有料になります。

スマホの専用アプリを使って録画した番組や、テレビ番組を簡単に視聴ができます。家の中や外出先など、ブルーレイレコーダーをWi-Fiでインターネットに繋いでいれば、どこでもスマホがテレビに早変わりします。

ストーリミング再生のため、外出先ではWi-Fi環境をおすすめします。ほかにも、ワイヤレスで録画番組をスマホに持ち出して見ることもできます。　

データ容量の大きい4K放送は、レコーダーを使っているうちに本体内蔵のHDDだけでは足りなくなることもあります。そんな時は、外付けのHDDで増設しましょう。接続は付属のUSBケーブルで簡単にできます。

電源にはACアダプターと、USBケーブルでレコーダーから電源をとるバスパワーの2つのタイプがあります。ソニーとパナソニックはバスパワーに対応していますが、シャープは対応していません。外付けHDDは数が多いので、対応表の確認が必要です。

最新のパナソニックの4Kブルーレイレコーダーには、VOD(ビデオオンデマンド)に対応したモデルがあります。4Kテレビにはほとんどが付いているサービスですが、レコーダーでもストーリミングサービスで、UHDブルーレイのコンテンツに対応するようになりました。

また、ソニーはネットに繋いで「ザテレビジョン」と連携し、新作のドラマやアニメを1ヶ月まえから予約できる機能があります。　

アニメやドラマなど、毎週決まった時間に放送される番組を録画する場合は、自動録画機能がおすすめです。一度録画の設定をしておけば毎回自動で録画してくれるので手間もなく、「予約するのを忘れてしまった！」という失敗もありません。

保存日数が長いものなら、1クール撮りだめておいて休日一気に見る、なんて方法も可能になります。録画するジャンルと時間帯を自由に組み合わせられる商品もあるのでチェックしてみましょう。

4Kテレビに買い替える際には、ぜひ4Kチューナー内蔵のブルーレイレコーダーもセットで購入することをおすすめします。今後増えてくるUHDブルーレイソフトを見たり、4K放送を保存したりと高精細な映像を大画面で楽しめます。最高画質の4Kブルーレイをどうぞ！