高齢者にもおすすめな血圧計5選【人気のオムロンの商品もご紹介！】

年齢を重ねるごとに、健康に気を遣いたくなりますよね。その中の一つに血圧があります。血圧を測ることでその人のライフスタイルがわかり、病気の予防や治療方針を決める手がかりになります。

特に高齢者は高血圧になりやすいうえに目立った自覚症状がないため、放置すると様々な合併症のリスクを伴うことになります。そのため日常的に家庭で血圧を測定する必要があります。そのためにもよりよい血圧計を選んで正しく使いたいですよね。

この記事では、高齢者用の血圧計の選び方、血圧の測り方からおすすめ商品まで詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

高血圧とは、収縮期血圧が140以上、拡張期血圧が90以上の状態が継続することです。特に高齢者は血管の弾力が弱く、収縮期血圧が上昇する傾向にあります。また高血圧は様々な合併症を引き起こすため、日頃の血圧管理は非常に重要です。合併症には以下のような病気があります。

• 動脈硬化
• 心筋梗塞
• 脳梗塞
• 脳出血
• 心肥大
• 狭心症
• 腎硬化症

高血圧になると「降圧剤」を継続的に服用しなければならず、薬代も高づいてしまいます。そうなる前に、毎日の血圧チェックで常時予防を心掛けましょう。

「祖父母や両親に、血圧計を購入してあげたい！」という方の為に、まずは血圧計の種類を紹介します。高齢者用の血圧計には上腕式血圧計、手首式血圧計がおすすめ。それぞれの特徴を見ていきましょう。

アームイン式上腕式血圧計は腕を本体に通し、ワンタッチですぐに計測できる血圧計です。操作が簡単なだけでなく、上腕式はより正確に測定することできます。血圧はできる限り、心臓に近い上腕で測定することで、正確な測定が可能です。

しかしアームイン式の値段は少々高め。さらに据え置きタイプですので、持ち運びには適しません。「出先でも手軽に血圧を記録したい！」という方は、重量やサイズが大きいと感じるかもしれません。

手首式血圧計とは手首に装着して手軽に血圧を測定できる、コンパクトな血圧計です。持ち運びやすく、服を脱いだり、捲ったりする必要もないので簡単に測定できる点が魅力です。価格も低価格で、機種によっては3000円以下で購入できるものもあります。

デメリットは、上腕式に比べると正確性に劣ること。手首は心臓から遠く、位置も変わりやすい為、血圧にムラが出ることもあります。もちろん、商品として使用できない程の差ではありません。旅行などの外出先でも、必ず測定しなければならない方におすすめの商品です。

せっかくプレゼントしたのに「操作が難しい、文字が見えにくい」といった理由で喜んでもらえないと悲しいですよね。高齢者用の血圧計は、年配の方の目線に立って購入することをおすすめします。ここでは選ぶポイントを2つ紹介しますね。

操作性は、確認するべき大切なポイントです。ボタン1つで計測できる手軽さだけでなく、素人でも適切な位置にすぐにセッティングできるかも大切です。

ちなみにアームイン式には大抵、正しい腕の置き方のラベルが貼られています。手首式にもカフ（圧を入れる布）が適切に巻かれているかを知らせる機能が付いているものがあります。家庭でも簡単に使用できる血圧計を選びましょう。

画面の見やすさも大切なポイントです。高齢者にまず必要なのは文字の大きさ。画面の一部に小さく表示されるのか、それとも大きく表示されるのかを確認しましょう。

またモニターに「血圧高め」など、視覚に訴える機能が付いている商品もあります。測定のたびに現状を自覚させ、当事者意識を持たせることができると、基本的な運動や食習慣も自らコントロールしたくなりますよね。

1日2回、朝と晩の測定が勧められています。朝は起床後1時間以内に、排尿を済ませた後に測定します。膀胱に尿が溜まっていると、血管が圧迫され血圧が上がってしまい、正確な測定が難しくなります。夜は就寝前の安静時に測定しましょう。

血圧測定で大切なのは、毎日同じ時間に計測すること。例えば毎朝8時と夜21時に測定するという時間指定より、生活のルーティーンに合わせて決めることができます。とはいえ、座って1〜2分安静にした状態、同条件で測定してください。

また運動・飲酒・喫煙・食事・入浴直後の測定は控えましょう。例えば喫煙後の血圧は、通常時よりも約15mmHg上昇、逆に飲酒後の血圧は一時的に下がり、その後徐々に上昇します。これでは正確に測定することはできませんよね。まずは正しい測定方法を理解しておきましょう。

高血圧に関係する合併症は、命に関係する場合が少なくありません。医師に高血圧を指摘されてから血圧計を購入するより、日頃の血圧をしっかり把握して、健康体を手に入れたいですよね。家族みんなの健康の為に、画面も見やすく、操作も簡単な血圧計の購入をおすすめします。