屋外用電源ボックスのおすすめ12選｜防水ボックスも【ウオルボックスとは？】

「電子機器や電気機器を守るために何かしたいけれど、何をしたらいいか分からない」「外にある電子・電気機器の万が一の故障を防ぐために手を打ちたい」という人におすすめなのが、電源BOX（電気ボックス）や防水ボックスです。

とはいえ、電源BOXにも種類があります。屋内に設置するのか・屋外に設置するのかや、どんな扉を選ぶのかなど、電源ボックスを選ぶうえでの悩みはつきません。またサイズも小型・中型・大型など選択肢も多く、人気メーカーも多いため選ぶのが難しいですよね。

本記事では、電源ボックスがどんなものなのか、防水ボックスの防水性能についての声、選び方やおすすめの商品を紹介しています。さらに、ウオルボックスとは何かや、使い方・取り付け方も解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

電源ボックスは屋外での使用を想定して作られているプラスティック製のケースを指します。屋内で使用できる製品もありますが、ほとんどの製品は屋外での使用に対応できるよう防水・防塵機能を兼ね備えています。

とはいえ悪天候が続くと心配になる時がありませんか？電源ボックスを取り入れれば、悪天候時も雨や塵から守ってくれるので安心です。

電源ボックスの役割は、屋外で使用する電源コンセントや配線、部品を雨や風から保護することです。屋内で使用する電気機器とは違い、屋外で使用する製品は元々防滴や防塵性能のあるものを採用していますが、電源ボックスを取り入れれば防滴・防塵効果が高まります。

今回メインで紹介するのは、防水性のボックスです。屋内で使用する電源ボックスは、デザイン性を重視して作られている傾向がありますが、屋外での使用を前提とする電源ボックスは、防水性に優れていることが重要です。

ウオルボックスとは、未来工業が販売しているプラスチック製の防雨ボックスの商標です。同じ用途の別の製品では、日東興業のプラボックスが有名です。屋内・屋外でも使用できるように防水設計されており、主に建物の変電設備に使用されています。メンテナンスがしやすいように開閉式になっているのも特徴です。

一般家庭で電源ボックスを使用する主な用途としては、屋外で電気機器を使用する場合の電源です。庭で洗車したり窓の汚れを落としたりしたいときの洗浄機、車の中を掃除するのに掃除機を使用したいときには、屋外に電源があると重宝します。

防犯対策のために防犯カメラや防犯ライトを設置するような場合にも、屋外コンセントを使用するので防水性のある電源ボックスがあると安心です。元々屋外にコンセントがなくても、リフォーム時に後から設置するケースもあります。

設置場所については、屋外でも屋根がある半屋内なのか、雨風にさらされる屋外なのかによっても選び方は異なります。さらに電源ボックスを設置後の使用頻度によっても選択肢は変わるので、設置場所や使用頻度に合わせて選ぶ必要があります。

防滴・防塵性能を兼ね備えているタイプなら、半屋内でも屋外でもどちらにも対応可能です。電源ボックスの性能によって価格も異なります。屋外にあるが半屋内で雨風にさらされるような状態ではないなら、防滴・防塵機能がなくてもいいので価格も考慮して選ぶといいです。

防水ボックスを選ぶ際、サイズの確認は非常に重要です。使用用途に合わせて選択する必要があります。実際に設置する場所のスペースはどのくらいなのか、防水ボックスの中に収納する必要のあるものがどのくらいあるのかを確認して、適切なサイズを選択します。

電源ボックスは、メンテナンス方法も考慮する必要があります。ネジで固定するタイプで、ケースの中身をこまめにチェックする必要がある場合は、メンテナンスのたびにネジを外すので手間がかかります。

扉が透明だと一目瞭然、毎回ネジを外す手間を省けてメンテナンスしやすいですよ。こまめなメンテナンスを必要としない場合でも、扉が透明なものを選んでおけばひと目で確認できます。

扉の種類は透明だと開けずに中身を確認できますが、ネジで固定するタイプだと、中身の確認が必要な際に毎回ネジを取り外すので手間がかかります。開閉時を考えて開閉しやすさも考慮して選ぶのがおすすめです。

ケース内部は配線しやすいかどうか、スイッチを確認する必要がある場合は、配線でスイッチが隠れないかどうかも確認しましょう。問題が起きた場合には修理が必要となる可能性もあるため、万一のときに確認しやすいかどうか、修理しやすいかどうかも要チェックです。

鍵付きの電源ボックスは、盗難やトラブルを防ぐのにおすすめです。鍵付きの電源ボックスにもさまざまな種類があるので、目的に合ったタイプを使用しましょう。屋外に設置している場合、いたずらをされる可能性もありますので、鍵付き電源ボックスを検討してみてはいかがでしょうか。

電源ボックスの防水性については、IP規格のモノを選ぶことが大切です。IP規格は、IEC(国際電気標準化会議)が定めた規格で、JIS（日本工業規格）にも採用されています。電気機器や電化製品の防水・防塵規格を「IP〇〇」と表記し、○○の数字でレベルを確認できます。

〇〇の一桁目（左）が防塵・二桁目（右）が防水性能です。防塵は0～6、防水は0～8までのレベルがあり、数字が高いほど性能も高いことを表しています。電源ボックスでは、IP65やIP55などが主流です。

パナソニックなどの人気メーカーの電源ボックスを選ぶのもおすすめです。パナソニックは高い技術力が特徴の日本の大手電機メーカーで、電源ボックスも取り扱っています。パナソニックの電源ボックスは高性能で品質が高いため、配線・電源をしっかり守りたい方におすすめです。

電源ボックスを取り付ける際、電源ボックス以外にも資材や道具が必要になります。必要な資材として、アルミ丸棒・アルミアングル・コンクリットプラグなどが必要です。必要な道具として、アルミ丸棒・アルミアングルを切断する電気ノコギリ・壁に穴を開けるための電気ドリル・ハンマーなどが必要です。

電気ノコギリ・電気ドリルなどを購入してしまうと、トータルの費用が大きくなってしまいますので、その場合は工事業者への依頼の検討が必要です。

DIY・自作が得意な人なら、自分でコンセント増設をしたいと考える時がありますよね。しかし配線工事を伴うコンセント増設は個人ではできません。配線工事を伴うコンセント増設をする場合には、電気工事士免許が必須となります。

個人でできる限界は、屋内のコンセントから延長ケーブルで電源を確保するところまで。安易に設置をすると思わぬ事故やトラブルの原因となる可能性があります。現実的なのは新築やリフォーム時での施工の依頼です。

屋外で使用する電気機器を雨や塵から保護したいときには、電源ボックスが役立ちます。防水・防塵性能があると、梅雨や台風の季節、冬は雪が降る地域でも安心です。この記事を参考に、用途や環境に合わせて最適な製品を見つけてください。