電源ノイズフィルターおすすめ12選｜電源タップ一体型も！どんな効果がある？

オーディオ機器はノイズに非常に弱いです。同じコンセントを使っている別の家電のノイズを拾うのが原因で、雑音として出力してしまいます。オーディオにこだわる方はノイズ対策をしっかりしたいですよね。

オーディオに限らず、ノイズは家電製品全般に影響を与えます。見えない影響の場合も多いですが、誤作動を起こすと故障してしまう家電も少なくありません。ノイズが発生しないようにするのも大事ですが、なかなか難しいためノイズの影響を減らす工夫が必要です。

AC電源・DC電源ともに電源フィルターが売られており、よく使われるのはノイズ対策がされた電源タップです。コンセントから入ってくる他の家電からのノイズをカットするので、オーディオならノイズ音の解消や、パソコンなどの誤作動も防止できます。

この記事では、ノイズ対策商品の原理や効果について詳しく解説していきます。人気メーカーのパナソニックの商品なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ノイズフィルターは、オーディオ機器などに取り付けてノイズを除去する装置です。電源タップと一体化しているものもあれば、LANケーブルに取り付けるものもあります。一般的にノイズは周波数成分を持っているため、必要な周波数以上をカットするローパスフィルタを作成し、ノイズをカットする仕組みです。

電源や通信回線にノイズが混ざっていると、オーディオ機器なら雑音が発生するなどトラブルの原因にもなってしまいます。しかし、フィルタの枚数が多ければ多いほどいいわけではありません。もちろん、フィルタの枚数が増えればノイズカット効果は高まります。

しかし、その結果として、取り付けた機器が大型化してしまうデメリットもあるため、取り付け箇所については確認が必要です。

ノイズフィルターは、普段からノイズを感じている場合はつけるのをおすすめします。ノイズを感じている状態は、電子機器の誤作動やトラブルが頻発しているかどうかで判断できます。特にノイズは感じていないのであれば、フィルターをつける必要はありません。

しかし、ノイズは、製品を買い替えたり、置き場所を変えたりといった環境の変化でいつ出てくるかわからないのが事実です。ノイズを感じてから対処してもいいですが、気になるのであればノイズが出ていない今から対処しておきましょう。

電源タップと一体化してるものは、差すだけで簡単にノイズ対策ができます。電化製品の組み立てが苦手で、ケーブルを差し替えるのが難しい人でも、電源タップを付け替えるだけならノイズ対策が可能です。

ノイズの実害は出ていないけれど、対策をしたい人にも電源タップ一体型は向いています。

電源タップ一体型と仕組みはほとんど同じで、簡単にノイズカットができます。それに加えて、電磁波カット用のフィルター・輻射ノイズの放射混入防止の金属シールドなどが搭載されているものもあります。

さらに高機能なタイプである各コンセントが絶縁しているタイプを選べば、相互の影響も受けません。高額なものも多いですが、音質にこだわる人におすすめです。

コンセントとケーブルの間に入れるタイプのものは、さまざまな種類のものが発売されています。ノイズフィルターの種類によって、機器のどの部分につけるのかが変わってきます。

このノイズフィルターを経由させてノイズをカットしていくのですが、電源タップ型と比べても高性能なものが多いのが特徴です。こちらのタイプは、一つだけ挿せばいいためケーブルに取り付けるタイプのものと比べるととても手軽です。

使う予定の機器には、どのようなタイプが合うのかを調べた上で購入するようにしてください。

空いているコンセントに挿すだけで、ノイズを吸収するノイズフィルターもあります。空きコンセントに挿すだけなので、とても手軽に使用が可能です。そのため、ノイズを気にされている方には人気が高まっています。

このタイプのノイズフィルターは、「コンセントキャップ」の名前でも販売されています。また、複数個セットで販売しているので、空いているコンセントに挿してノイズ対策を行ってみてください。

電源意外に対策できるノイズフィルターとしては、オーディオやLANを挿すものもあります。ノイズフィルターにはケーブルや電源コードを挿すものが多いですが、ケーブルにクリップで止めるフェライトタイプのものも販売されています。

このフェライトタイプのものは、ケーブルにつけるだけなのでとても手軽です。そして、複数個で販売されている場合がほとんどなので、気になるオーディオのケーブルに取り付けて使えます。また、ノートパソコンに使いたい人には、USBタイプのものも販売されています。

ノイズフィルターは、対策したい場所によって選ぶ種類が変わってきます。パソコンなどのUSBを使った対策や、LANに対策がしたい場合など、対策したい場所によってさまざまな商品が販売されています。

できるだけ手軽に使いたい人におすすめなのが、電源タップと一体型になっているものです。電源タップと一体になっているものなら、タップの口数分の機器をノイズ対策できますので、複数の機器の対策をしたい人にもおすすめです。

電源タップを選ぶ際には、電源容量を必ず確認しましょう。差込口の数が多いものになれば、電源容量が多くなります。しかし注意しなければいけないのは、たこ足配線にならないことです。

アンプなど用途に応じて必要な口数を考えタップを選びますが、使いやすいからとタップに接続し過ぎてしまうのは危険です。その理由は、タップに接続する機器の電圧が高いものばかりになってしまうと、電源タップがショートしてしまう可能性もあるからです。

たとえ口数が余っていても、電源容量が超えているとショートした結果火災になってしまう危険性があることも覚えておきましょう。

ノイズが出ていてもいなくても、目にはみえません。そして、「ここまでノイズがなくなりました」とデータをパッケージに載せているメーカーさんも少ないので、確認しづらいのが現実です。そのため、販売サイトの口コミに測定した人のデータが載っているものがおすすめです。

自分で測定するのは非常に難しいため、目で見た安心が欲しい人は口コミや測定データが載っている商品を選びましょう。

こだわり始めると高額になってしまいますが、少しでも安く済ませるために自分でできないかと考える方もいるでしょう。実際、電子工作が得意な人の中には、回路を組んで自作して安く済ませられる人もいます。知識のない人が不完全に行うと事故につながる場合もあります。完全な素人には少し難しいと考えた方がよさそうです。

意識していないと気づかない家電のノイズですが、実はいろいろな部分で影響を与えています。インターネットの接続が悪かったり、オーディオ機器の雑音が気になったりする人は一度ノイズフィルターを試してみてください。現状の不快な症状が消える可能性がありますよ。