ワイシャツにおすすめのアイロン9選｜スチームアイロンや衣類スチーマーとの違いも

制服やスーツにかかせないのがワイシャツ。清潔感を出す上で、ワイシャツのきれいさは重要視されるポイントだと思います。ですが毎日アイロンでシワやヨレをとるのは手間で面倒ですよね。そんなときにおすすめしたいのがスチームアイロンです。衣類スチーマーよりもワイシャツがピシッと清潔に仕上がります。

またワイシャツにアイロンをかけるとき、「どこからかけるべきなのか？襟やボタンまわりが難しい」など適切なかけ方がわからない人もたくさんいると思います。特にアイロンをかける順番と部分的なかけ方について知りたいものですよね。

そこで、今回はワイシャツに使用するべきおすすめのアイロンや適切な温度、かけ方について詳しくご紹介していきます。購入の際、ぜひ参考にしてください。

スチームアイロンの特徴は、強力なスチームジェットです。スチームタンクに入れた水が加熱され、スチーム穴から噴出するのがスチームジェット。衣類のシワやヨレの原因は繊維の結びつきの乱れですが、繊維の乱れを修復するには水分が必要です。

高温でパワフルなスチームジェットの水分が繊維の結びつきを緩め、乱れを修復して清潔感のある正常な状態に整えます。さらに、高温で強力なスチームジェットによる除菌効果も期待できるので一石二鳥です。

洗濯をしたのに衣類からイヤなニオイがする経験はありませんか？衣類のイヤなニオイの原因は雑菌です。部屋干しで発生しやすいですよね。

嫌な匂いの原因菌対策に、スチームアイロンを使うのがおすすめです。スチームアイロンの熱いプレートと高温の蒸気で、除菌ができます。せっかく洗濯をした衣類、清潔な状態で気持ちよく着たいですよね。

スチームアイロンは電源を入れてから使用可能になるまでの、立ち上がり時間もチェックしたいポイントです。出勤・通学・冠婚葬祭など、お出かけ前に気がついた衣類のシワ。突然の出来事に慌ててしまいますよね。

60秒以内に立ち上がるスチームアイロンなら、朝の忙しいときでも短時間で衣類を整えられます。ちょっとしたシワ伸ばしなら、スチームを当てるだけでも十分。スチームだけを使うなら、30秒以内に立ち上がるスチームアイロンもあります。

スチームアイロンには、充電式のコードレスとコード式があります。

コードレスは、使用中にコードが絡まないので小回り効くのがメリットです。衣類をハンガーに掛けていても、一気にアイロンがけができます。朝の忙しい時間にワイシャツなどの軽いシワを伸ばしたい人や、アイロンがけの量が少ない人におすすめです。

コード式はコンセントから直接電気が供給されるため、設置温度やスチームパワーが常に安定し、充電切れの心配もありません。休みの日に集中してアイロンがけをする人や、アイロンがけの量が多い人におすすめ。コードの有無は、ライフスタイルに合わせて選ぶといいです。

衣類のシワ伸ばしに便利な衣類スチーマーも人気家電のひとつ。しかし、ワイシャツのシワ伸ばしに使うなら、衣類スチーマーでは少し物足りません。スチームのパワーがスチームアイロンよりも劣るからです。衣類スチーマーは比較的に軽いシワ程度なら手軽に直せますが、くっきりと付いた折り目は取れません。

その点スチームアイロンなら頑固なワイシャツのシワや不要な折り目を取り除き、必要な折り目をしっかりと入れられます。購入するなら、衣類スチーマーにプラスαの仕事をするスチームアイロンがお得です。

もっと手軽にアイロンがけをしたい人は、ハンディアイロンも選択肢に入れるのもおすすめ。ワイシャツをハンガーに掛けたまま、片手で簡単にシワ伸ばしができます。衣類スチーマーのように手軽にシワ伸ばしができるほか、熱いプレートで軽くプレスもできるので便利です。

ハンディアイロンは、一人暮らしのサラリーマンなど忙しい人におすすめの人気家電ですが、スチームアイロンに比べるとシワ伸ばしの強力性が劣ります。比較的に軽いシワ伸ばしはできますが、頑固なシワを伸ばすのは苦手です。

ハンディアイロンは衣類スチーマーよりも便利ですが、スチームアイロンには敵いません。強力性は劣りますが、使い方が簡単なので初心者の方や手軽にアイロンがけしたい方におすすめです。

ワイシャツにアイロンかけするとき、必ず確認しておきたいのは洗濯表示です。生地の中には温度設定が決められているタイプがあり、熱すぎると生地が傷んでしまいます。また、当て布をしないとテカリが出てしまう生地もあります。

表記どおりにアイロンを当てるのが、ワイシャツをきれいに長持ちさせるポイントです。

ワイシャツのアイロンがけを楽にするために、干し方にも注意が必要です。洗濯機から出したクシャクシャのまま干してしまうと、シワになりアイロンも大変になります。

まず洗濯が完了したワイシャツは、できるだけ早く洗濯機から取り出しましょう。そして干す際には、ふったりたたいたりしてシワを伸ばしながら干します。また型崩れ防止のためにも、第1ボタンから第3ボタンを留めて干します。

また、ワンシャツは半乾きの状態か霧吹きで全体的に濡らしてからアイロンをかけると、シワが伸ばしやすくアイロンかけが楽になります。

アイロンがけを始める前に、準備するものをご紹介します。事前に準備をして、スムーズにアイロンがけを行いましょう。

• アイロン
• アイロン台
• 霧吹き
• 当て布
• スプレーのり

ワイシャツなどをパリっとさせたいときは、スプレーのりを使用するとキレイに仕上がります。

アイロンの温度は高・中・低と設定できますが、設定温度は衣類によって異なります。衣類についている洗濯表記のタグを、必ず確認しましょう。衣類の生地別にした設定温度を表にまとめたので、参考にしてください。

アイロンをかけたときにシワが寄るのは、アイロンをかける順番を間違えているからです。細かい部位から広い部位の順番にアイロンをかけていくのがポイント。アイロンがけの順番をチェックしてみましょう。

「ピンッ！」と仕上がるアイロンがけの順番

• 1：襟
• 2：肩（ヨーク）
• 3：袖口（カフス）
• 4：袖
• 5：身ごろ

アイロンをかける部位の順番もたいせつですが、部位ごとのアイロンのかけ方もたいせつなポイントです。

襟・肩（ヨーク）・袖口（カフス）は、アイロンの先を使います。襟先から中心へ向けてアイロンを進めるとシワが寄りません。肩（ヨーク）はアイロン台の先端に掛けるのがポイント。袖口（カフス）はボタンを外して広げ、端から中央へアイロンをかけるのがコツです。

袖は縫い目に合わせて折り、平らに広げたあと袖口から脇へ向けてアイロンをかけます。身ごろは、右前身ごろを最初に仕上げ、次に後ろ身ごろ、そして左前身ごろの順番でアイロンをかけるのがコツです。シワが寄らずキレイに仕上がります。

アイロンがけは洗濯後のシワが少ないほど、簡単になり時短にもなります。シワを少なくする方法は、洗濯する際にひと手間工夫するだけです。ワイシャツのシワを少なくする洗濯の方法をご紹介します。

ワイシャツは、キレイにたたんで洗濯ネットに入れてから洗濯してください。洗濯ネットに入れると、シワや型崩れを防げます。また、脱水は時間を短くしてください。脱水時間が長いと、シワが取れにくくなってしまいます。取り出したあとはすぐに干しましょう。

さらに、アイロン後はハンガーにかけてしばらく干しておくとシワを防げます。アイロン後の熱や湿気が残っていると、ワイシャツにシワがつきやすくなるので干しておきましょう。シワを防ぐとアイロンがけもキレイに仕上がるので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. ワイシャツは洗濯ネットに入れてから洗濯する
2. 脱水後はすぐに取り出して干す
3. アイロン後はしばらく干しておく

ワイシャツのシワをしっかり伸ばすスチームアイロンについてご紹介しました。あわせて解説したアイロンの使い方も参考に、毎日のアイロンがけを簡単に効率的に行いましょう。