靴下カイロのおすすめ9選｜毎日貼り続けても大丈夫？

寒い時期になると足が冷たいのが気になるという方は多いのではないでしょうか。特に寒いのが苦手な方の場合は、一年中足の寒さが気になるなんて場合も。そんな時には靴下用カイロを使ってみてください。

足の裏には大きな血管があります。足裏を温めることで身体全体の血流が促進され、身体全体の体温を上げることができます。体温が上がることで代謝アップ効果も期待でき、結果的に免疫力の向上にも繋がりますよ。

ここでは靴下用カイロの注意点や活用方法、普通のカイロとの違いや「毎日貼り続けるとどうなるか」「万が一低温やけどを負ってしまったら」など失敗しない為のチェックポイントを詳しく解説していきます。さらに、貼らない靴用タイプを含めたおすすめの商品9選をランキング形式でご紹介しますので、寒さにお悩みの方はぜひご覧になってみてください。

普通のカイロと靴下用カイロの大きな違いは、ズレにくい設計がされているかどうかという点です。ひとことで靴下用カイロといっても、大きく分けると貼るカイロと貼らないカイロに分けることができます。

もちろんどちらもずれにくい設計がされているわけですが、ここからまた大きさや形状が選べるようになっているのです。足先だけを温めるタイプや、足全体を温めるタイプ、使用時間やプラスαの機能が付いた商品まで選択の幅が広い商品です。

使用方法は普通のカイロと同じであるため気軽に使うことができ、使用場所や使用目的、気分によって使い分けてもいいでしょう。足先まで温まることで、身体全体が温まるため寒い冬でもより活動的に動くことができるようになりますよ。

カイロを肌の上に直接貼ることは避けましょう。カイロは酸化鉄による化学反応を利用して温めています。万が一袋が破けて中身と空気の接触量が増えると、高温になることがあるのです。この化学反応によって80℃にもなることがあるため、火傷の危険性が高くなります。

靴下用カイロは、酸素の行き来が少ない靴の中でも使うことができるように作られています。少ない酸素量でも温かくなる設計がされており、肌の上に直接貼ることにより過剰な化学反応が起きる可能性が否定できない環境になるのです。

よって肌に直接貼ることは避け、カイロに記載されている注意事項をよく読んだうえで、記載通り靴下に貼ったり、靴に直接入れたりして使用するようにしましょう。

靴を脱いだらカイロも忘れずに剥がすようにしましょう。靴の中の環境と家の環境は異なるからです。また、キャンプ時の使用は避けましょう。カイロの構造が、鉄が「酸化」する過程で発生する熱を利用していることが理由です。

靴を脱ぐとカイロに触れる酸素量が多くなることで高温になることがあります。また、キャンプで使用する寝袋に入れたカイロの温度を測定し続けると、表示されている最高温度よりも高くなるという実験結果があります。

酸素との接触面積が増えたり、急激な環境の変化など外的要因が加わり化学反応が促進される環境が作られると、表示以上の高温になることがあり危険です。よって必要時以外には身体から外しておくことが、不要な火傷を予防する手だてといえるでしょう。

カイロを毎日貼り続けても害になることはありません。特に寒さが苦手な方は血流が滞りがちなので、繰り返し温めることで血の巡りが良くなり、症状を和らげる対策ができます。

カイロを使用する際には、冷たさを感じる部分はもちろん、太い血管が通っている部分や身体の「ツボ」を定期的に温めるようにしましょう。毎日の温めの積み重ねによって、寒さ以外にも身体に有意義な効果を示すことがあるのです。

しかし、何らかの血行障害があったり、糖尿病などを患っている人には注意が必要です。火傷や症状の悪化を引き起こす可能性があるため、医師または薬剤師に確認をとってから使用しましょう。

カイロなど体温より少し高めの温度に長時間触れると「低温やけど」になることがあります。靴下用カイロを靴を履かずに使用したり使い捨てカイロをサポーターなどで圧迫して使用するなど、使用部位や目的に反した使い方をすると思った以上に高温になり低温やけどが引き起こされやすいです。

万が一低温やけどを負ってしまったら、常温の流水を20分ほど当てて冷やしましょう。冷却スプレーや熱冷まし用のシートは効果がありません。市販薬の軟膏なども、医師へ相談してから使用しましょう。

カイロの温かさを利用することで、体調ケアを図ることができます。以下に効果的な貼り方をご紹介しましょう。

• 丹田：下腹部分を指し、寒さによる胃腸トラブルや生理痛対策を図れます。
• 大渓：アキレス腱辺りを指し、寒さや生殖器系に効果が期待できます。
• 腎兪：おへその真裏から指2本部外側のツボで腰痛防止に効果的です。
• 足裏：寒さが苦手な方は夏場でも足裏を温めると緩和効果が高まるそうです。
• 右胸の下：肝臓を直接温めるため血流の巡りがよくなります。温めは短時間で、かつ身体に不調がある人は医師と相談しましょう。
• 太もも：大血管が通っているため、早い温め効果が期待できるでしょう。
• ふくらはぎ：ツボが多く集まり、寒さを感じにくい部位であることから体調不良を防ぐ効果が期待できます。

さらには全身の血の巡りが良くなることになり、血流が良くなることで代謝が上がる（＝消費カロリーが増える）という循環ができます。

足先に貼るタイプは、靴下用カイロの定番商品といえます。寒いときにはどうしても足先が冷たくなるため、最も冷たい部分を温めようというタイプです。温かさ自体は、足裏全体に貼るタイプに劣りますが、足先に貼るタイプはじわじわと温めてくれることが特徴といえるでしょう。

足裏全体に貼ることに抵抗がある人、外での作業が多くつま先の寒さを感じる人におすすめです。しかし、ブーツや長靴といった酸素に触れることが少ない環境で十分に温まらないことがあります。一旦靴を脱いで酸素と触れる面積を増やすことで温かくなります。

注意点としては、足先に貼るタイプは少ない酸素量でも温まる設計になっているため、靴を脱いだ後やスリッパなどでは高温になる可能性があります。靴を脱いだ後は必ず一緒に剥がすようにしましょう。

足の甲に貼るタイプの特徴は、足裏に感じる違和感を感じにくい、ズレにくいという点です。足裏に貼るタイプだと、どうしても靴が窮屈になり、カイロを踏みつけるという違和感を感じます。この違和感によって自分も不要な動きをするためズレるという現象が起きやすくなるのです。

また機能上の違いとしては、足の甲に貼るタイプは足先や足裏全体に貼るタイプより発熱効果が緩やかになってます。なぜなら足の甲側の方が温かさを感じやすいという人間の構造に基づいているのです。よって人によっては物足りなさを感じることがあるかもしれません。

一方で、足先や足裏全体に貼るタイプで効果を感じにくかった人は、この足の甲に貼るタイプの方が温かさを感じやすいという場合もあります。自分の温かさを感じる部分を分析して使用するといいでしょう。

足裏全体に貼るタイプは厳しい寒さを感じる時期には効果的です。足の裏の太い血管を温めることができるため、全身の血の巡りが良くなります。血の巡りが良くなることによって身体全体を温めることができるのです。

しかし足裏全体に貼るタイプのカイロは、サイズが大きくなることで靴の中でズレる可能性が高くなるでしょう。それを防ぐために滑り止め加工が施されている商品も多くあるのです。カイロの厚さも選べるため、靴の中で窮屈になるのが苦手という人は薄いタイプから試してみるといいでしょう。

靴下用カイロは局所的に温めるタイプが主流であるため、商品数こそ他のタイプより少なくなりますが、時期や使用場所、目的によっては足裏全体に貼るタイプの方が効果的なことがあります。

足元に使用するカイロは、靴下に貼る靴下用と、首や手首に巻いたり靴下の上から足首に巻いて足全体を温められる脚用と言ったようにそれぞれ使用方法に違いがあります。さらに、中敷のように靴の中に入れて使用する靴用もあるのでこちらもチェックしてください。

靴下用カイロを選ぶときには持続時間で検討するのも一つの方法です。普通のカイロが12～14時間、靴下用カイロは6時間前後と短い傾向があります。靴の中はどうしても酸素が少ない環境になることが、持続時間が短くなる理由といえるでしょう。

しかし商品によっては9時間という記載があり、長めの設定の商品も存在します。持続時間が長めのタイプを選ぶことにより、外出先で何度も取り換えるという手間を省くことができるため、靴下用カイロに慣れた人、特に寒がりな人はこの長時間タイプがおすすめです。

靴を脱ぐ必要性がある場合には、目立ちにくい色を選ぶといいでしょう。他人から靴下裏のカイロを目撃されて恥ずかしい思いをしたことはありませんか？とくに仕事中や接客などで使用する際には気を遣うものです。

靴下用カイロはそれほどカラーバリエーションが多いわけではありませんが、一般的には白、黒、ベージュがあります。よって、ある程度靴下の色味に合わせてカイロを選択することをおすすめします。

靴下用カイロも消費者のニーズに伴って年々進化しています。カイロの種類や持続時間に満足できたなら、プラスαの機能を検討してみてもいいでしょう。

靴下用カイロは脱ぎ履きの時に臭いが気になることがあります。また毎日カイロを使うのであれば使い捨てることに抵抗を感じることもあるでしょう。そんな気持ちにマッチした商品も多くなっています。

足の臭い対策には、消臭成分入りのカイロがおすすめです。使用場所や季節によっては、足が蒸れやすい環境になりますよね。足が蒸れてくると自分が不快なだけではなく、周りに臭いがもれていないか気になることがあります。

そんな時、この消臭成分入りの靴下カイロなら不安を軽減してくれます。消臭成分には、日常の臭い対策で使用されている緑茶成分を含んだ商品もあるため、普段通り活動できるようになるでしょう。

毎日足用カイロを使用している人なら、繰り返し使えるタイプが経済的です。充電式のインソールタイプなので、靴の中に直接入れて使用します。定期的な充電さえ忘れずに行っていれば、何度でも繰り返し使用することができるのです。

商品によっては、電源のオンとオフだけではなく、低温から高温まで温度設定ができるものがあります。なかには時間設定ができる商品もあり、気候や気分に合わせて調整ができるため、まさにオーダーメードのカイロといえるでしょう。

靴下用カイロは、数多い種類、タイプの中から状況や環境に合った商品を選ぶことができます。寒さを軽減することで体調のケアが図れることもあるのです。ぜひあなたにぴったりの靴下用カイロを探して、生活に取り入れてみてください。