【2023】ガスストーブおすすめ7選｜カセットガスストーブも【デメリットは？】

寒い季節のキャンプをはじめとしたアウトドアでも、気軽に暖房器具を使用できたら嬉しいですよね。そんな時はガスを燃料とした、電力が不要なガスストーブがおすすめです。ガスストーブの中でも、カセットボンベで稼働するタイプは場所を選ばず使用できます。

そのため、アウトドアだけでなく災害時の備えとしても役立ちます。また、ガス管から直接ガスを供給できるタイプは、自宅での使用に最適です。さらにガスストーブは、温風を利用しないので動作音が小さく、空気を汚さず乾燥しにくいなどの意外なメリットもあります。

今回はそんなガスストーブを選ぶうえでのポイントやメリット・デメリットを詳しく紹介します。また、ガスファンヒーターとの違いや、ガスストーブの中でもカセットガス式ストーブのおすすめ商品を紹介しているので、購入を迷われてる方はぜひ参考にしてください。

ここではガスストーブとよく引き合いに出されるガスファンヒーターとの違いや特徴、それぞれの適した使い方をご紹介します。

ガスストーブはガスファンファンヒーターと違い、温風を吹き出すファンが搭載されていないのが特徴です。そのため、動作音が比較的小さく、空気を汚さず乾燥させにくいのがメリット。

パワー調節や安全機能などのシンプル設計なものが多く、本体内部で生み出した熱を前方・上部からじんわりと広げます。また、基本的にガスのみを燃料にしたものが多く、電力を必要とするものでも乾電池で稼働するタイプがほとんどなのでコンセントが必要ありません。

中には上部にやかんが置けて湯を沸かせるものや、屋外で使用できるタイプもあるので、キャンプや登山などのアウトドア用としてもおすすめです。

ガスファンヒーターは本体内部にファンを搭載しており、中で生み出した熱を温風として噴射して部屋を暖めます。ガス管からホースを使って直接ガスを供給する必要があり、コンセントのある場所に設置しなければなりません。

しかし、その分パワーや機能性はガスストーブより優れたものが多くあります。細かい温度設定やタイマー機能・エコモードの搭載など、使用場面に応じて柔軟に対応してくれるのがメリット。ご家庭のメインの暖房器具としておすすめです。

燃料にカセットガスを利用するのが「カセットガス式」です。基本的にカセットガス以外の動力源は必要ないので場所を選ばず使用できるのがメリットです。そのため、災害時の備えやキャンプ・釣りなどのアウトドアをはじめとした屋外での使用に適しています。

また、持ち運びを想定されているのでコンパクトな製品が多く、寒い季節のトイレや脱衣所・キッチンなどに移動させやすいのもポイントです。その一方でカセットガス式はパワーが低めなデメリットがあります。あくまでピンポイントで暖めるスポット暖房としての使い方が一般的です。

自宅に引いてある都市ガスやプロパンガスを燃料としたガスストーブが「ガス式」です。ガス管からガスコードで接続して直接ガスを供給します。ガス以外に乾電池を使用するタイプもあり、カセットボンベ式よりパワーがあるので、自宅のメイン暖房器具としてもおすすめ。

製品によっては10畳以上の広範囲に渡って暖められるものがあります。また、パワフルですがエアコンやファンヒーターと違って空気を汚さず乾燥させにくいのもメリットです。

その反面、ガス管と接続する必要があるため、設置場所が限られてしまう点や、定期的に換気が必要なので窓のない部屋では使用できないのがデメリットです。

同じカセット式ガスストーブでも、屋外用と屋内用では違いがあります。屋内用には、転倒防止装置・立消え安全装置・不完全燃焼装置の3つの安全装置の搭載義務があります。屋内用を購入する際に確認してみてください。

一方で屋外用には、これら3つの搭載義務がないので、屋内での使用は非常に危険です。また、安全装置が3つとも搭載された屋内用モデルであっても、密閉された空間や狭い部屋での使用は、一酸化炭素中毒・酸欠といった事態を引き起こす可能性があります。

特に、テントなどの狭い空間の場合は、テント生地や周りのものに引火する危険性があります。充分なスペースをとるなどの配慮を忘れずするようにしましょう。

ガス式のガスストーブを選ぶなら、お部屋のサイズに適しているかチェックするのも大切です。適用畳数が記載されている場合はそこを確認してください。適用畳数の記載がない場合は、最大発熱量をチェックしましょう。kWの数値が大きいほど暖房能力の優れたモデルです。

同じ数値であっても、熱源が全方位にあれば部屋を効率的に均一に暖められるので、広い部屋で使う場合は置き場所を工夫するのもポイントです。

持ち運びが想定されたポータブルなカセットガス式は、できるだけコンパクトで軽量なものがおすすめです。片手で楽々持ち運びできるものは、自宅内の脱衣所やキッチンなどへ手軽に移動させられます。

荷物が多くなりやすい冬キャンプや登山などのアウトドアでも、コンパクトであればその分スペースを確保できます。しかし、コンパクトな製品はその分暖房性能が低い傾向にあるので、サイズとパワーのバランスを考えて選びましょう。

ガス式のガスストーブは、都市ガス用とプロパンガス用があります。そのため、事前に自宅のガスタイプがどちらのものか必ずチェックしておきましょう。どちらか分からない場合は、契約しているガス会社に直接問い合わせましょう。

また、ガスストーブを設置したい部屋にガス管があるかも必ず確認しておきましょう。製品によっては、ガス管とガスストーブを接続するガスコードが付属されていない場合もあるので注意が必要です。

ちなみに基本的にはプロパンスガスより都市ガスの方がガス代が安い傾向にあります。カセットガス式の場合は気にする必要はありませんが、ガス式のガスストーブの場合はこれらの点を事前に確認しておきましょう。

ガスストーブはガスを燃料としているため、事故などが起きないか気になりますよね。しかし、ガスストーブの多くは安全機能を搭載しているので安心して使用できます。どういった安全対策がされているかチェックしておきましょう。

たとえば、ガスストーブが転倒したり、室内の酸素濃度が低くなると自動でOFFになる機能や、風などによって火が消えたときにガス漏れを防ぐ機能などが挙げられます。搭載されている安全機能は、製品によって異なります。そのため、使用する環境や使い方に適した安全機能で選ぶのが大切です。

人気のメーカーからチェックするのも1つの方法です。たとえば、イワタニではカセットガス暖房機シリーズの風暖・デカ暖・マイ暖といったパワフルに温めてくれるモデルがあり人気があります。リンナイは、女性一人でも持ち運びが簡単な、コンパクトかつ軽量なガス赤外線ストーブなどがあります。

電気を使わない分ガス代がかさんでしまうガスストーブは、できるだけ節約したいですよね。ここではガスストーブを自宅で使用するうえで、ガス代の節約が期待できる効果的な使い方をご紹介します。

• エアコンと併用する
• 窓際に設置して冷気をブロックする（カーテンが燃えないよう注意）
• 適正温度に達したらできるだけ弱で運転する

これらのような対策がおすすめです。

ガスストーブが故障したら、ガス会社の修理サービス・購入したメーカー・販売店のサポートなどプロに相談するのをおすすめします。ガスストーブは、ガス漏れなどのリスクがあるアイテムなので、自分で修理するのは危険をともないます。必ずプロの修理サービスを利用しましょう。

ガスストーブは、購入した店舗で家電リサイクル回収、もしくは自治体の粗大ゴミとして処分するのをおすすめします。まだ使用できるものは、メルカリなどのフリマサイトで販売するのも1つの手段です。また、買い替える場合は新たに購入する店舗に引き取りサービスがあるか確認しましょう。

ここまでガスストーブの選び方とカセット式ガスストーブのおすすめ商品を紹介してきましたが、いかがでしたか。ここで紹介した製品はほんの一部で、他にもたくさんのガスストーブがあります。寒い季節をもっと快適に過ごせるように自分にぴったりのガスストーブに出会えるといいですね。