スマートグラスおすすめ9選｜できることは？度付きや安い商品はある？

「健康のためにランニングをしている」「ロードバイクに乗るのが趣味」という人の中には、自分の運動量を手軽にチェックしたいと思った経験があると思います。または、「寝ながらテレビを楽しみたい」という方もいるでしょう。

そんな方におすすめなのが、スマートグラスです。スマートグラスは、これから便利になる近未来的な製品のため、まだご存知ない方も多いはずです。スマートグラスは、スマホと連携すれば、走行距離や脈拍などのデータを記録し、そのデータを簡単に確認できます。

この記事では、そんな魅力溢れるスマートグラスついて解説しています。具体的にどういうものなのか、どういうことができるのかや、選び方、おすすめの商品も紹介します。ぜひ、最後まで読んで自分に合ったスマートグラスを手に入れてくださいね。

スマートグラスはメガネのように見えますが、ディスプレイにデジタル情報を表示するメガネ型ウェラブル端末です。機器同士やインターネットを通して情報のやり取りをする「モノのインターネット」のモノに該当するIOT機器という見方もできます。

インターネットに接続してオンラインでも使えますし、情報をダウンロードしておけばオフラインでの使用も可能です。メーカーやモデルによっては、カメラやオーディオ機器としても活用できます。

メガネのようにかけて使うので、ハンズフリーで両手が自由になるのもポイント。寝転んでも通勤や通学の移動中にも、スポーツやアウドドアまで自由な姿勢で使えるなどメリットが多いのもスマートグラスの特徴です。

スマートグラスが日本で流行らない主な理由には、以下のようなものがあります。

• 高額

• スペックが低い

• 重い

• デザインがいまいち
• プライバシー侵害が懸念される

スマートグラスは、ハンズフリーでさまざまな情報を閲覧できるメリットはあるものの、高額な割にスペックが低いため、スマホで充分と感じる方が多くいます。また、多機能なぶん重さがあり、ゴーグルのような形状なのも、敬遠されがちな理由です。

また、盗撮によるプライバシー侵害も懸念されています。セキュリティー面の不安、価格に見合った価値が感じられないことから、日本ではあまり流行していません。

ARとは拡張現実のことです。AR機能を搭載したスマートグラスは、頭部に装着するHUD（ヘッドアップディスプレイ）がより進化したもので、目に見える現実世界にバーチャルな視界を重ね合わせ情報付与することができます。

スマートグラスをかけていれば、視線や顔を動かさない状態で多くの情報をスピーディに処理できます。ハンズフリーなので、作業中やランニング中にも使いやすいというメリットも。アプリと連動させれば、ランニング中の運動強度把握も可能です。

日常生活からアウドドア、仕事や趣味まで幅広いシーンで使えるのもAR機能の魅力です。一般的な普及率は低いものの、メンタルワークロードをフィードバックするツールとしても注目され始めています。

AR機能を搭載しているスマートグラスの他に、環境に適した形で情報処理を行いデジタル情報を表示させるARグラスというのもあります。厳密にはスマートグラスとARグラスは異なるモノですが、いずれも現実世界にはない不思議な体験ができるのが魅力です。

スマートグラスにカメラ機能を搭載しているモデルなら、見えている景色を動画や静止画で撮影することができます。カメラを持っていなくても決定的な瞬間を逃さないのがメリット。日常を記録しておきたいときや、作業やスポーツ中に記録に残しておきたいことがあるときに便利です。

カメラを構えることなく、スマートグラスを通して撮影できるのもポイント。フレームやディスプレイ横にあるボタンで簡単に操作できます。アプリ開発が進めば、今後はさらに便利になっていくでしょう。

動画や静止画で記録したいなら、内部ストレージの容量もチェックしましょう。いろいろな瞬間を記録したいなら8GBの大容量がおすすめ。SDカードスロットがあるなら、他のデバイスにデータを移行できて便利ですよ。

Bluetooth機能が搭載されていると、スマートグラスとスマホと連動させることができます。専用アプリや利用可能なスマホアプリを使い、ランニングの走行距離や脈拍といったデータを自動で転送してデータベース化させることも可能。

ただしBluetoothは通信規格やOSが合っていないと使えません。デバイスとスマートグラスのバージョンが対応しているかも要チェックです。外出先からSNSで友達とデータを共有したいときにも便利です。

Wi-Fi接続が可能なら、ウェブ上のコンテツを利用したり、映画を観たり音楽を聴いたりすることも可能。幅広く使いたい方は、Bluetooth・Wi-Fi機能の両方が使えるかどうかも確認してくださいね。

マイク機能を搭載したスマートグラスは、スマホと連動させることでハンズフリー通話が可能です。音声認識機能とAIスピーカー機能を搭載したモデルなら、声だけで操作できるので作業中や車の運転中で手が使えないときなどに重宝します。

AIを搭載していれば通訳や翻訳も可能になり、海外旅行にも心強い味方になってくれるでしょう。骨伝導スピーカー内蔵のモデルなら、音楽を聴きながらも外界の音が聞こえるのでジョギング中に音楽を聴きたいときにおすすめです。

カメラ機能と同様に、マイク機能についても今後アプリが開発されればさらに便利になるでしょう。

スマートグラスで映像視聴をしたいなら、ディスプレイ搭載のモデルを選びましょう。擬似ディスプレイに映し出される大画面&大迫力の映像を電車内やベッドの上など、どこでも視聴可能になります。テレビやパソコンと違って、映像の位置が固定されないので自由な姿勢で映像視聴が可能。

外出先やソファに寝転がりながらネットサーフィンしたいというときにも便利ですよ。高画質で見たいなら有機ELのディスプレイがおすすめです。

メーカーやモデルによってディスプレイのタイプが異なります。片目ディスプレイはコンパクトですが、映画のように時間が長い映像を見る場合は不便に感じるかもしれません。左右両方で見られる両目ディスプレイなら見やすくておすすめです。

スマートウォッチで好評だった活動量計センサーを、スマートグラスにも採用しているメーカーが増えてきています。活動量計センサー搭載のモデルなら、ランニングやサイクリングをしながら脈拍や活動量を瞬時に表示できます。

加速度センサーを搭載していればスピード計測もできますし、ジャイロスコープを搭載していれば走るときの姿勢や角速度も自動で計測しディスプレイに表示してくれます。活動量計センサー搭載モデルは、登山やトレッキングなどアウトドアスポーツでも活用できますよ。

スマートグラスを購入する前に、口コミをチェックすることをおすすめします。実際に使用した人の感想も選ぶ参考になるからです。いい口コミと悪い口コミを抜粋して紹介しますので参考にしてくださいね。

映画鑑賞やネットサーフィンという用途なら、映像を拡大表示できるディスプレイ搭載モデルを選ぶのがおすすめです。画質にこだわるなら、色鮮やかで目に焼き付くようなクオリティの高い画質を可能にする有機ELディスプレイを採用したモデルを選びましょう。

何か他の作業をしながら映画を観たいなら、軽い片眼ディスプレイが便利ですが、集中してじっくり観たいなら両眼ディスプレイを選ぶと目が疲れにくいのでおすすめです。自然な見え方なら両眼で観るタイプがいいでしょう。軽量モデルなら重さも気になりませんよ。

ランニングやサイクリングなどアウトドアやスポーツという用途なら、各種センサーを搭載しているモデルがおすすめです。活動量計センサーを搭載しているモデルは運動中の、心拍数・速度・高度・気圧・加速度・走行距離・自分の位置などがわかります。

トレーニングしながらさまざまな情報を確認できるのがポイントです。試合や大会に向けてトレーニングする場合は、目標に向けて情報を確認することでモチベーションを保てるというメリットも生まれます。

スマートグラスで写真や動画を撮影したいならカメラ機能が必須です。さらに容量と画質が重要になります。画質にこだわりたいなら画素数は最低でも500万画素は欲しいところ。クリアな画像や高精細にこだわるなら、画素数の大きいものを探してください。

HD撮影ができるかどうかもチェックしておきたいポイントです。保存容量が足りないと、撮影できませんので容量にも注意が必要。目安は8GB、microSDカードスロットがあると写真や動画のデータをパソコンやスマホに移行できて便利です。

視力が悪く、メガネを常用している方なら、普段遣いもできる度付きのものを選んでおくといいでしょう。そもそも、スマートグラスは常時着用するものなので、普段遣いできる度付きのスマートグラスを作っておけば、コンタクトなどをしなくてもそのままスマートグラスを着用できます。

スマートグラスは、対応OSを必ず確認してから購入しましょう。スマートグラスは、スマホと連携して音楽・映像などデジタル情報を表示するメガネ型のウェアラブルデバイスです。そのため、

自分のスマホのOSに対応したものを選ぶ必要があります。

iPhoneもAndroidも両方持っていて、両方使うという方は、両方のOSに対応したモデルを選びましょう。Android対応モデルなら、スマホ画面を投影する機能を備えたモデルが多く、幅広い楽しみ方ができます。

最初からスマートグラスを使う用途が決まっている場合は、専用アプリの有無や用途に特化したアプリがあると便利です。スマートグラスとスマホを連動させておけば、スマホで操作可能になり機能拡張などもできますよ。

企業ごとに専用アプリ開発も進められていますので、企業のホームページで告知があるかどうかもチェックしておくといいでしょう。新しい用途が増えても、アプリが増えればさらに便利に使えるでしょう。

特に用途は決まっていないけれどスマートグラスを使ってみたいというなら、SDKがオープン化されたものを選ぶといいでしょう。SDKソースはアプリ開発に必要なものですが、ソースがオープン化されコードが配布されていれば誰でもアプリ開発ができるからです。

SDKがオープン化されていれば新しいアプリ誕生の可能性も広がるだけでなく、多機能で幅広く使える可能性も高まります。キラーアプリの誕生に備えるという意味でも、用途が決まっていない場合はSDKがオープン化されたスマートグラスをおすすめします。

他デバイスに接続して使いたい場合は、BluetoothやWi-Fi機能をチェックしましょう。スマートグラスとスマホを連動させれば、WEBサイト上コンテンツも自由に楽しめるのがポイント。スマートグラスで撮影した写真をSNSにアップしたいという場合におすすめです。

ただしBluetoothには通信規格があり、OSバージョンが古いと接続出来ないので注意が必要。スマートグラスと、連動させたいスマホに対応しているBluetooth規格とOSバージョンが合っているかどうかは事前に確認しましょう。

スマートグラスは使用する場面に合わせて選ぶことが大切です。考えられるのは長時間と日常的な使用の2パターン。それぞれの場面で使いやすい物を見極めましょう。どこに注意して選べばいいかを紹介します。

デスクワークやアウトドアのようにアクティブなシーンで長時間着用する場合は、100g～150g前後のものがおすすめです。デスクワークのように動き回らないなら大型のタイプでも良さそうに思えますよね？

しかし使用する時間が長いとデスクワークでも、400g超えの大型のタイプは重さを感じるようになります。モニター代わりに使うことを想定しているなら、長時間の使用でも疲れない軽量タイプのスマートグラスを選びましょう。

スマートグラスにはさまざまなモデルがあり、形状もバラバラです。レンズのないタイプや、VRゴーグルのようにガッチリとした大きいモデルもあります。見た目が個性的なスマートグラスは存在感はあっても日常生活には不向きです。

日常生活に使用するなら実際のメガネやサングラスのように違和感のないモデルがおすすめです。ディスプレイは投影型を選べば、見た目はメガネやサングラスのように見えるので幅広いシーンで活用できますよ。

スマートグラスの操作方法は、スマホと連動させる方法と音声操作の2種類です。2つのうちどちらがいいかについては用途やシーンでも変わってきます。それぞれの操作方法について見ていきましょう。

スマートグラスの操作方法は、フレームやヘリにあるタッチパネルで行います。メーカーによっては視線を動かして操作するものも。慣れれば不自由さは感じないもののスマートグラスとスマホを連動させると、スマートグラスの操作が簡単になります。

使い慣れたデバイスでの操作を可能にしたいなら、スマートグラスとスマホを連動させるのがおすすめです。操作性に不安がある方も、スマホとの連動で不安を解消出来ますよ。

スマホとの連動でもハンズフリーは可能ですが、さらに快適な操作性を求めるならハイテクモデルが便利。マイク内蔵で音声認識機能やAIスピーカーを搭載したモデルなら、言葉で操作出来ます。

複雑な検索も音声で操作できますし、直感的にタスク管理をしたいという人にもおすすめです。快適な使用という条件を重視するなら、音声操作が可能なスマートグラスを選びましょう。

スマートグラスは難しく扱いにくいイメージを持たれがちです。若干価格が高めなので購入を躊躇してしまうこともあるでしょう。しかし使ってみると意外に簡単で、現実世界にはない拡張現実を体験できるというメリットがあります。興味がある方はぜひ紹介したスマートグラスをチェックしてみてくださいね。