毛穴吸引器に効果はあるのか解説｜デメリットはある？悪化・毛穴広がるって本当？

毛穴の黒ずみや角栓、開きが気になる…そんな時にエステやクレンジング以外に毛穴吸引器（スポットクリア）にたどり着く方もいます。しかし、毛穴吸引器はWEB上で見かける評判が真っ二つな珍しい美容器具です。効果があるという方もいれば、デメリットばかりだという方もいます。

実際の毛穴吸引器は正しく使えば効果はあるが正しく使えないとトラブルになる少々気をつけなければならない美容家電です。「お肌が悪化しない？」「毛穴が開く？」といった口コミやデメリットなどで購入を戸惑っている方も多く見受けられます。

この記事では、毛穴吸引器は効果あるのかや、毛穴洗浄の正しい方法を紹介します。ドンキのノーズバキューマーについてもあわせてご紹介。基本的な使い方・おすすめの機能・機種を説明するので、ぜひ参考にしてください。

男女問わず気にしている人が多い毛穴に詰まってしまった汚れの角栓。これは皮脂・埃・古い角質・メイク残りなどが混ざって毛穴に詰まったもので、普通に洗顔をしただけではなかなかこの角栓を取りきれません。

毛穴吸引器は、家庭でも使える毛穴の皮脂や汚れを吸引する家電です。皮膚に当ててスイッチを押すだけで簡単に操作ができ、充電式のものや防水でお風呂場でも使えるものなど、さまざまな種類の商品が販売されています。

毛穴吸引器は正しく使えばとても効果が高く、肌が引き締まり化粧ノリがよくなります。しかし、使い方を間違えると肌のトラブルの元になってしまいます。使う前に知識を得て、しっかり下準備しましょう。

プロのエステティシャンにフェイシャルのケアをしてもらう場合とは違い、家庭用の毛穴吸引器を使うと肌状態が悪化するのでは？といった疑問を持つ方もいるかもしれません。

しかし、毛穴吸引器は正しい使い方をすれば肌トラブルを防げます。自分で毛穴吸引器を使うときは、まず下準備がとても重要です。最初に毛穴をしっかりと開かせて肌を軟らかくしておきましょう。そうすれば、痣や内出血を防止し、角栓もしっかりと取り除けます。

毛穴吸引器の説明書を最初にしっかりと読み、使用する頻度についても説明書に従いましょう。毛穴吸引器の正しい使い方については後ほど詳しく解説しますので、そちらをぜひ参考にしてください。

家庭用の毛穴吸引器は出力が弱めに設計されていますが、できるだけ使わないほうがいい方もいます。主に次のような場合は使用を避けるのが無難です。

• 肌がもともと弱い方
• 敏感肌の方
• ニキビや吹き出物ができている方
• 季節の変わり目で肌が弱っている方

上記のような肌状態の場合は、後で肌トラブルが起こらないようになるべく毛穴吸引器を使用しないようにしましょう。

毛穴吸引器の種類は、大きく分けて吸引式・水流式の2タイプに分かれます。吸引式はパワーが強めなので、毛穴汚れが多い方におすすめです。毛穴の奥の頑固な汚れも吸い取り、豊富なアタッチメントで部位に合わせて調整して使えます。

水流式は水圧で毛穴汚れを洗い流すタイプで、刺激が少ないため肌が弱い方に向いています。その分パワーは弱いので、効果を実感するまでに時間かかかる場合があります。

毛穴吸引器は、防水機能が付いていると使用するときに大変便利です。防水機能が付いていると、洗面所などの水がかかる場所やお風呂の中でも使用できます。

また、使用中にうっかり水場に落としてしまった場合でも、防水機能があれば水がかかり故障する心配がありません。また、本体自体を使用後に水で洗えれば、吸引器を常に清潔にしておけます。

家庭用の毛穴吸引器には、いくつかのアタッチメントが付属しているタイプがあります。アタッチメントの形状がそれぞれ異なり、先端が細いタイプのものは鼻の溝の部分などの細かい部分を吸引するときに便利です。

また先端が広い口のアタッチメントは、頬やおでこなどの面積が広い箇所のお手入れに使います。このように、替えのアタッチメントが付いている商品は、さまざまな使い分けができるのでおすすめです。

家庭用の毛穴吸引器には、汚れを吸い取るためのパワーの切りかえができるタイプもあります。スイッチのオン・オフの切り替えだけでなく、3段階から最大6段階くらいまでパワーを切り替えて使う吸引器があります。

このようなパワー切り替えスイッチが付いていると、毛穴の汚れ具合やお手入れの頻度、そして自分の肌の状態によって、機器のパワーを調節して使えます。

現在販売されている家庭用の毛穴吸引器は、充電方法も数種類のタイプに分れています。古くからあるタイプが、コンセントに繋いでそのまま使うコードタイプです。

また、一定時間電源に繋いで完全に本体を充電したうえで使う充電式もあります。さらに、本体に電池を入れて動かす電池式の毛穴吸引器もあります。

自分が普段使う場所や、好みの充電方法、そして値段によってどの充電タイプの商品にするかどうかを検討してみましょう。

毛穴吸引器に搭載されている機能の中には、肌ケアを意識しているものがあります。その1つがミスト機能です。パナソニック(Panasonic)社の商品などに代表される「汚れを吸引しながら同時にミストを噴射する、密着吸引ミスト」などがあります。

この機能が付いていると、肌と吸引カップの密着性をより高めます。これにより吸引時の肌の負担を軽減し、赤みや痛みを防ぎます。毛穴の汚れだけを除去する効果があります。

最新式の毛穴吸引器は、ただ単に毛穴の汚れを吸いだすだけでなくマッサージ機能を搭載しているタイプも登場しています。

マッサージ機能が付いていると、温熱マッサージ効果で毛穴周辺の肌を軟らかくします。そして、超音波振動で毛穴の汚れが楽に取れる効果も期待できます。

毛穴吸引器は定期的に使うものなので、使いやすさも重視しましょう。最も注目するべきポイントは、使用中の力の程度を調整できるかどうかです。また、持ちやすさも使いやすさに直結する要素となります。持ちやすいものであれば手首を動かしやすく、吸引時に最適なタイミングで吸引口を外せるようになるからです。

手に持ってみてフィットする適度な直径の毛穴吸引器を選ぶと、使いやすさもアップします。おすすめは、4cm程度の直径です。

近年は女性だけでなく男性も美肌を目指したり、素肌のお手入れをする方が多くなっています。また、毛穴吸引器も男性が使えるタイプの商品が続々と販売されています。

男性は脂性肌で毛穴が詰まりやすい方が多く、日頃の洗顔だけでは角栓や毛穴汚れが取れない方が毛穴吸引器を使いたいと思っているようです。その中でもパナソニック(Panasonic)はこの分野でのパイオニア的な存在で人気の商品をリリースしています。

男女兼用タイプの毛穴吸引器もありますが、男性にターゲットを絞った商品もあります。

ここでは、女性に人気が高い女性用の毛穴吸引器のおすすめ商品7つを口コミとともに紹介します。商品ごとの機能の違いや値段などをチェックしましょう。もちろん、男性が使っても効果があるので男性の方も必見です。

小鼻の毛穴が気になる方には、ドン・キホーテのノーズバキューマーもおすすめです。真空吸引方式で、鼻の毛穴の汚れを吸い取ります。吸引レベルは4段階で調整でき、3種類の吸引ヘッドが付属。吸引力が強く、リーズナブルな価格で購入できるのが魅力です。

毛穴吸引器を使うときには、毛穴を十分に開かせてから毛穴周りの肌を柔らかくすると、角栓などの毛穴汚れがスムーズに取れます。肌の毛穴を開いた状態で処理するためには、お風呂で使うのが理想的です。それ以外では、蒸しタオルを使い毛穴を開かせる方法などもあります。

蒸しタオルは、電子レンジを使って濡らしたタオルを約1分間温めて作る方法と、洗面器に熱めのお湯とタオルを入れて作る方法があります。手でタオルを触ってみて、熱すぎない温度のホットタオルを使いましょう。

毛穴に角栓が詰まって表面がブツブツ・ザラザラとした肌をお手入れする前に、毛穴用のオイルでマッサージをして汚れを浮かせると、吸引器の効果がアップします。

マッサージで使えるオイルの種類は、ホホバオイル・キャスターオイル(ひまし油)・オリーブオイルなどの自然の化粧用のオイルがあります。その他、クレンジングオイルでも代用できます。

オイルを肌に塗ってマッサージすれば、汚れを浮かせるだけでなく毛穴吸引器の滑りもよくなります。肌と機器の摩擦を弱めて肌への負担を減らす意味でも、お手入れ前のオイルは欠かせません。

家庭用の毛穴吸引器を自宅で使うときには、いくつか注意点があります。まず、機器を使用するときには、1箇所につき3秒以内を目安に使いましょう。同じ部分に長時間機器を当ててしまうと、内出血を起こしたり、肌にアザができる場合があるからです。

さらに、長年間違った機器の使い方をしたりパワーを強くしすぎると、将来シミができてしまう場合もあります。また、肌トラブルの原因は機器のパワーの強さだけではありません。吸引器を使う前に毛穴を開かせずに使うと、内出血や痣などができる場合もあります。

毛穴吸引器でマメに毛穴をきれいにしたい方もいるかもしれませんが、肌にニキビや吹き出物があるときには使用しないようにしましょう。必ずニキビなどが治ってから使ってください。

毛穴吸引器で毛穴の汚れを取った後の肌をそのままにしておくのは厳禁です。毛穴吸引器でのお手入れ後には必ず化粧水・乳液・クリームなどで肌の保湿をしましょう。保湿には汚れが取れた毛穴を潤してキュッと肌を整える効果があります。

肌の乾燥は、毛穴から出る大量の皮脂が原因の1つです。毛穴の汚れを取り除いた後には、必ず保湿することを心がけましょう。

毛穴吸引器を使うと角栓がすっぽりと取れて毛穴がきれいになるので、つい頻繁に使いたくなるものです。しかし毛穴の掃除もやりすぎは禁物です。

頻繁に毛穴吸引器を使うと肌に負担をかけて、肌を傷めてしまう原因になります。そのため、週に1回程度の使用頻度が望ましいです。

毛穴ケアはエステサロンでももちろんおこなっていますが、家庭用の毛穴吸引器とエステの施術とではどのような違いがあるのでしょうか。エステサロンでは肌の知識があるプロが、サロン用の機器で施術をしてくれます。

毛穴吸引をした後は、マッサージなどを行い肌をケアします。一般的に、毛穴の黒ずみ吸引コースの料金は、1回の施術で5,000円～1万円ほどです。月に2～3回の施術が目安と考えておきましょう。

一方、家庭用の毛穴吸引器は、自宅で誰でも気軽に機器を扱えるように設計されているため、吸引パワーがかなり弱く作られています。そのため、頑固な角栓などは取り除けないのが家庭用の毛穴吸引器の特徴です。

毛穴吸引器と並んで人気なのが「ウォーターピーリング」。ウォーターピーリングはミスト状の水で汚れを落とすので、毛穴吸引器よりも低刺激です。肌が敏感な方はウォーターピーリングから試してみるのもおすすめです。

以下の記事では、おすすめのウォーターピーリングを紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてください。

「自宅で毛穴吸引器を使ってみたら、内出血をしてしまった」といったトラブルが起こる可能性があります。このような場合は次のように対処してください。

まず、内出血した箇所を冷たいタオルや保冷剤などでアイシングして炎症を抑えます。できるだけ早く冷やしましょう。内出血は時間の経過とともに薄くなる場合が多く徐々に治癒しますが、痛みが酷くて良くならないときは早めに病院で処置してもらいましょう。

また、内出血の跡が消えるまではファンデーションでカバーしたり、マスクで隠すなどの工夫をおすすめします。

毛穴吸引器で黒ずみをケアするのはもちろん大切ですが、日常のケアとして、いい洗顔料を使って洗顔するのも大切です。自分の肌質に合った洗顔料を使いましょう。下記記事では、酵素洗顔のおすすめ商品をご紹介していますので、ぜひあわせてチェックしてください。

毛穴の汚れが気になる時に大活躍する「家庭用毛穴吸引器」は手軽に毛穴ケアができますが、吸引力が弱い難点もあります。種類は充電式タイプや防水式タイプ、ミスト機能付きなど多数あるので、必要な機能を搭載したモデルを選びお手入れに取り入れましょう。