低周波治療器のおすすめ5選！使用する際の注意点や禁止事項も解説！

接骨院や整形外科に行くと置いてある「電気治療器」をご存じでしょうか。電気の刺激で筋肉を強制的に動かし、血管の収縮を促すことで血行を促進し痛みを緩和させる物理療法で、神経の痛みにも効果がある優れモノですが、実は低周波治療器という名で家庭向けに販売もされています。

日頃から肩こりに悩まされがちな現代人にとってマッサージや整体は必須になりつつありますが、通院にお金がかかるのがネックだと言っても良いでしょう。そんな時に役に立つのが低周波治療器で、家にいながら簡単に肩こりの治療ができ、通院のために時間を作ることも、お金をかける必要もなくなります。

この記事ではそんな低周波治療器の選び方とおすすめ低周波治療器を紹介します。使ってはいけない人や注意点も解説しているのでぜひ参考にしてください！

低周波治療器は皮膚の表面に微弱の電流を流し、知覚神経に電気刺激を加えることで肩こりや腰痛を解消するというものです。電流を流すというとなんとなく怖いイメージがありますよね。電流といっても周波数が1200Hz以下の微弱電流なので感電するようなことはありません。

オムロンやパナソニックなど、信頼と実績のあるメーカーの製品が豊富に揃っています。肩こりや腰痛以外にも、足裏や手足の関節まで悩みに合わせて幅広い部位に使えるタイプが人気です。

低周波治療器を選ぶポイントは、使える部位、パッドの種類、本体サイズ、刺激の調整機能、周波数、その他の機能がついているかどうかです。買ってから後悔しないように、選び方のポイントを解説します。

低周波治療器は、どの部位に使いたいかを考えて選びましょう。足・腰の痛みに悩んでいるなら、足用や腰用などピンポイントで使えるタイプがおすすめです。足用や腰用などピンポイントで使うタイプはコンパクトサイズで価格もお手頃ですが、それぞれの部位専用のものは他の部位に使えないので注意しましょう。

ピンポイントの痛みでなければ全身用がベター。ただし全身用は部位に関係なく悩みに合わせて使えるのはメリットですが、価格が高くなる傾向があります。予算に合っているかどうかもチェックして決めてください。

パッドは接着方法・サイズ・同時に使う数をチェックしましょう。さらに、低周波治療器のパッドは定期的に交換が必要になるため、付属品として付いていない場合は予備のパッドを購入しておくと安心です。

低周波治療器を使う際に体に貼り付けるのパッドは、湿式とジェルパッドの2タイプがあります。ジェルパッドは、皮膚ピタっと密着するので剥がれにくいのがメリットです。ただし皮脂やほこりが付きやすく、汚れると粘着力が低下するためメンテナンスが必要です。

湿式パッドは、スポンジを水で湿らせて使うタイプです。皮膚への密着度は高くないものの、膝裏や体毛のある部分に使えて、使用後は乾かすだけなのでメンテナンスが楽。単体ではずれやすいので、ベルトやテープで固定します。

自宅で気軽に使痛い場合は、粘着パッドがおすすめです。

パッドのサイズは患部によって広さが違うので、使いたい部位に合ったサイズかどうかが重要です。サイズが合っていても、装着感が悪いと十分が効果を得られない可能性があります。肩や腕ならコンパクトサイズでも対応できますが、腰や足など広さがある部位には大きめのパッドがおすすめです。

一般的な低周波治療器は、2枚のパッドを同時に使用します。パッドを貼る位置は、肩や腰のように広い部位には左右対称になるように、腕や足など狭い部位には患部を挟み込むように貼って使います。

広い部位にはワイドサイズ、狭い部位にはピンポイントで使えるポイントパッドなど、パッドの使い分けができる製品もありますよ。

低周波治療器を選ぶ際は、本体サイズが小型のものがおすすめです。小型の方が後片付けしやすく、使用頻度が高いためいつでも使えるように手の届く場所や見える場所に置いておきたいというときにも便利。

本体サイズは小さいほど扱いやすいものの、小さすぎるとボタンや表示が小さく操作しにくいと感じることも。自分によって使いやすいサイズであることも大切です。自宅以外でも使いたい場合は、携帯に便利なケース付きがおすすめです。

低周波治療器の使用感は人によって異なります。コリが酷いからと初めて使うのに一番強い刺激を選ぶと刺激が強すぎる可能性があります。微弱でも電流を流すのでビリビリとした刺激にびっくりしてしたり、痛みを覚え使うのが嫌になってしまうかもしれません。

初めて使う場合は一番弱い刺激を選び、優しくマッサージするイメージで試しましょう。使い込み慣れてきたら徐々に刺激を強くしていくのがおすすめです。幅広い目的で使えるので、刺激の調整ができるモデルを選ぶといいでしょう。

肩コリや腰痛、関節痛など部位によって痛み方には違いがあります。それぞれの痛みの種類に最適な周波数があるので、周波数を調整できる製品を選びましょう。最初は弱い周波数で、慣れてきたら強い周波数というように、効き目や効果の実感を考えながら調整できるというメリットがあるからです。

多少の個人差はありますが、肩コリなら気持ちいいと感じる強さ、腰痛なら痛気持ちいいと感じる強さ、関節痛には優しい刺激というように使い分けをおすすめします。

温感機能を搭載した製品は、低周波の刺激に患部を温めるという相乗効果が発揮されます。低周波のマッサージ効果の他に、患部を温めることでリラックス効果と血行促進効果も期待できます。血行が促進されると細胞も活性化して、疲労回復効果が高まるというのもポイントです。

冷えからくるコリや疲労が回復しにくいと感じるなら、温感機能を搭載した低周波治療器を選ぶといいでしょう。

低周波治療器は自宅でも気軽に使えますが、医療機器であるため正しく使わないと事故につながる可能性があります。メーカーごとに取扱説明書には、使い方が明確に指定されていますので、必ず取扱説明書を見て使い方を覚えてから使用してくださいね。

さらに使用にあたりいくつかの注意点があります。効果を実感するためには正しく使うことが大切。低周波治療器の注意点について4つのポイントを紹介します。

低周波治療器を使うのにおすすめのタイミングは、お風呂上がりです。お風呂上がりは血管が広がり血行も良くなっています。筋肉もほぐれリラックスしているので、お風呂上がりに使えば効果を実感しやすいというメリットも。

運動直後も体が温まり血行が促進されている状態ですが、汗をかいた肌にはパッドが付きにくく汚れもあるのであまりおすすめできません。お風呂上がりなら汚れが付く心配もありません。

ただし体が濡れていると粘着パッドがずれてしまうので、水気をタオルで拭き取ってから使用してください。

低周波治療器の使用時間はメーカーごとに決められているので、使いすぎに注意しましょう。コリが酷いときや痛みがあるとたくさん使うほど効くのでは？と思ってしまいがちです。使いすぎると筋肉に負担をかける可能性があるので注意してください。

使いすぎを防ぎたいなら、タイマー機能を搭載した製品がおすすめです。部位やコースごとに最適な時間を設定しており、時間になったら自動で停止するので使いすぎる心配がありません。時計を見ながら使うこともないので手軽に使いたい方にもおすすめ。

部位や状態、メーカーによって多少の違いはありますが、使用目安は大体10分～15分です。あくまでも目安なので、取扱説明書を確認してくださいね。

低周波治療器はメーカーごとに年齢制限があります。殆どのメーカーでは幼児への使用は控えるようにと注意を促しています。3歳以上でも皮膚に刺激を与えるという性質があるため、使用する場合は大人が付き添うことをおすすめします。

一番低い刺激で使用時間も短くするといいでしょう。どうしていいかわからない場合は、メーカーに直接問い合わせるか、病院や医師に相談し指示を仰いでください。

低周波治療器は家庭でも気軽に使えますが、中には使ってはいけない人や使用を控えたほうがいいケースもあります。低周波治療器を使用しようと思う時点で、医師の治療を受けている場合は、必ず医師に相談してください。自己判断で使用すると体調が悪くなる可能性があるからです。

妊娠中や出産して間もない人、生理中の人は使用を控えましょう。血圧の異常や心臓の障害はある場合も不向きです。低周波治療器はパッドを肌に直接当てて使用しますので、肌に傷や炎症、異常がある場合も使えません。

全身に使える低周波治療器でも、部位によっては使用できない場所もあります。心臓や頭部は負担が大きので避けましょう。口の中や陰部には使用できません。低周波治療器を使ってはいけない人や、使ってはいけない部位についてはここを参考にしてください。

低周波治療器は使用上の注意を守り正しく使用すれば、肩コリや腰痛を解消する効果が期待できます。使い勝手の良さでは全身に使えるタイプがおすすめですが、叩く・揉む・指圧といった機能もあると便利ですよ。種類は豊富に揃っていますので、じっくり見極め最適な1台を見つけてくださいね。