レコード音楽鑑賞がブームに！【レコードプレーヤーのおすすめ12選】

あなたはレコードプレーヤーで音楽を聴いたことがありますか？ほとんどの音楽がデジタル配信されている現代では、馴染みがなくなってしまいましたね。ですが、最近はデジタル音源にはない音のあたたかさやリアルさが注目を集め、若者たちの間で再び流行りはじめているのはご存知ですか？

この記事を読んでいるあなたもレコードプレーヤーが気になっているのではないでしょうか。しかし、いざ購入しようと思ってもレコードに関する知識が浅いため、どれを選んだらいいのかわかりませんよね。CDプレーヤーと違って仕組みや種類もさまざまなので、自分に合ったレコードプレーヤーを見つけるのは大変です。

そこでこちらの記事では、レコードプレーヤーの選び方やおすすめのの商品をご紹介していきます。レコードプレーヤー初心者のために音楽を聴くために必要なものやレコードプレーヤーの仕組みについても解説します。ぜひ参考にしてみてください。

レコードプレーヤーの魅力は、デジタル音源にはない音質やカスタマイズで自分好みの音を楽しめるところです。元の音源を忠実に再現するので、ライブ感覚を楽しめるのも魅力と言っていいでしょう。

過去の遺物という印象が強かったレコードプレーヤーですが、ここに来てブームが再燃しているのを知っていましたか？レコードプレーヤーが見直されている理由を詳しく解説します。

レコードにはCDでは聴けない22,000Hz以上の音が収録されており、楽器の細かい音や空気感を体感できます。CDやスマホで音楽を聴くときは、0と1の羅列で簡略化されたデータを再生するので、一見音質はデジタル化されたものの方が良いように思えますよね？

CDには22,000Hzまでの音しか収録できませんが、レコードはCD以上の周波数の音を録音できます。生演奏が大体40,000Hzということを思えば、以下にレコードの音源がリアルに近いかがおわかりいただけるでしょう。

レコードには、ジャケットのアートワークや「ライナーノート」を見る楽しみがあります。ライナーノートというのはCDにも付いている解説文を書いた小冊子のことです。元々はレコードジャケットの裏に解説文を印刷していたことからライナーノートと呼ばれるようになりました。

ライナーノートはアーティストではなく、レコーディング関係者が書くのが一般的です。レコーディングの裏話やアーティストのプライベートエピソードなどが書いてあり、音楽を聴くだけではわからないさまざまなことが書かれています。

レコードは、ジャケットのアートワークを楽しめるのも魅力です。写真やイラストなどハンドペイントなど同じアーティストの作品でも、さまざまなデザインが揃っているので、耳だけでなく目でも楽しめますよ。

レコードは、「レコードを入れる→針を落とす→調整をする」といった手間が音楽の楽しさを広げてくれるのも魅力です。スイッチを押すだけだったり、画面をタップしたりという簡単な作業で音楽を聴くのに慣れていると面倒に感じてしまうかもしれません。

しかしレコードにしかない音を聴くには、手間のかかる作業が必要です。一見難しいように思えますが、慣れると意外に簡単で初心者でも楽しめますよ。レコードを入れるところまで手作業で、後はレコードプレーヤーが自動でやってくれるタイプなら初心者にも使いやすくておすすめです。

あえて手間をかけその先に楽しみが待っていると知れば、いつの間にか手間だと思っていた時間がワクワクする時間に変わってくるでしょう。

アーティストが新曲やアルバムをリリースするのは、CDやダウンロード配信が主流です。しかし最近は若い世代のアーティストが積極的にレコードをリリースする傾向が見られます。これは国内のみならず海外にも見られる傾向です。

ただし昔のようにレコードが主流とは言えないため。レコードをリリースしても限定販売になるのは否めません。もしもお気に入りのアーティストがレコードをリリースしているなら、レコードプレーヤーで聴いてみてはいかがでしょうか。

同じ曲でもCDとは違う雰囲気を楽しめますので、ぜひ聴き比べてみてください

レコードプレーヤーは、ターンテーブル・トーンアーム・カートリッジによって構成されています。レコードの溝に記録された音波信号を読み出し、電気信号として増幅・送出するという仕組みです。

ターンテーブルはレコードを乗せる部分で、カートリッジにレコード針を装着し、トーンアームにカートリッジを装着して使います。

レコードプレーヤーには買ってからすぐに音楽を聴けるオールインワンタイプから、ターンテーブル以外が別売りのものがあるので、自分にとって使いやすいと思える物を選んでくださいね。

レコードプレーヤーの性能や搭載されている機能は、メーカーや機種によっても異なります。ここではレコードプレーヤーを選ぶにあたり、最低限知っておきたい知識とあると便利な機能について解説します。

レコードプレーヤーのターンテーブルには、主に「ベルトドライブ式」と「ダイレクトドライブ式」の2種類の回転方式があります。それぞれの回転方式について見ていきましょう。

ベルトドライブ式は、モーター軸に繋がれたゴムベルトを通してターンテーブルを回転させる方式です。ベルトでしっかりと固定されるので周囲の振動に左右されにくく、回転が安定しているというメリットがあります。

ターンテーブルの中では最も主流な回転方式で、比較的安価で購入できるのもポイントです。ただしゴムベルトは消耗品のため、定期的な交換が必要になります。購入を検討する際は、ゴムベルトのコストも確認しておきましょう。

ダイレクトドライブ式は、モーター軸とターンテーブルが直接結合されているタイプの回転方式です。回転や停止がスムーズで、安定性に優れているというメリットがあります。ベルトを交換する必要がないので余計なコストはかかりませんが、価格は比較的高めです。

ベルトドライブ式よりも音の立ち上がりがよく、回転数の調節もしやすいです。また、レコードを巻き戻したり早送りしたりするスクラッチプレイもできるため、DJ向けのターンテーブルとして多く採用されています。

カートリッジは、MM型<ムービングマグネット型>とMC型<ムービングコイル型>の2種類がある。MM型はマグネットを振動させ発電させ、MC型はコイルを振動させ発電するという違いがあります。

MM型は扱いやすく価格も手頃なので初心者にも気軽に試せます。MC型は音質が良い反面出力が低めです。扱いには注意が必要なことや、別の機器と組み合わせて使うこともあるため中級者～上級者向きです。

トーンアームにはインテグレーテッドアームとユニバーサルアームの2種類があります。インテグレーテッドアームはカートリッジとアームが一体となったものです。一方、ユニバーサルアームはカートリッジの取り外しができ、音の違いを楽しむことができるものです。

インテグレーテッドアームは手頃な価格帯の物が多いので、あまり音にはこだわらず気軽にレコードを楽しみたい人や初心者におすすめです。自分好みにカスタマイズしてレコードを楽しみたい人は、ユニバーサルアームを選ぶといいでしょう。

フォノイコライザーはアンプなどに出力するために必要。レコードプレーヤーは針が音を読み取りますが、そのままでは音が出ません。フォノイコライザーが針が読み取った信号を変換して音を出します。

一般的に流通しているレコードプレーヤーには、フォノイコライザーを内蔵したものが多いので表記がなくてもあまり気にしなくていいでしょう。フォノイコライザー内蔵式でも、オンとオフに切り替えられるものがあります。

フォノイコライザー非搭載の場合は、別途フォノイコライザーを購入して繋げばOKですが、すぐにレコードを聴けないので、音にこだわりたい上級者向けです。初心者はフォノイコライザー内蔵タイプを選ぶといいでしょう。

レコードをデジタルプレーヤーで聴きたい場合は、USBやBluetoothに対応しているかどうかをチェックしましょう。USBに対応していれば、レコードプレーヤーをパソコンにつなぎデジタル化することができます。USB対応を選ぶ場合は、どのフォーマットに対応しているかも要チェックです。

Bluetoothに対応しているモデルなら、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンを使って、好きな場所で音楽を楽しめますよ。

レコードプレーヤーはカートリッジやターンテーブル、アームなどの部品を交換・調節して自分　好みの音を追求することが可能で奥が深いというのも魅力です。レコードプレーヤーのことが理解できるようになると、デフォルトでは物足りないと感じるようになる傾向があります。

初心者には敷居が高いものの、ある程度慣れてきたら思い切ってカスタマイズしてみるのもいいかもしれません。最初から何もかもカスタマイズするのは少しハードルが高いので、まずはカートリッジから試してみるといいでしょう。

慣れてきたらターンテーブルやアームなど他の部品のカスタマイズに挑戦して、自分好みの音を楽しめるようになりますよ。

レコードプレーヤーで人気があるメーカーといえば、ION AUDIO(アイオンオーディオ)、DENON(デノン)、audio-technica(オーディオテクニカ)です。それぞれの特徴を紹介しますので、選ぶときの参考にしてください。

イギリス生まれのメーカーで、個性的なデザインのレコードプレーヤーが豊富に揃っています。デザイン性にもこだわって選びたいという人におすすめ。見た目だけでなく高性能なレコードプレーヤーが充実しています。

初心者も気軽に試せる低価格のものから、デジタル化に対応したモデルなども豊富に揃うのがポイント。色々と比較して決めたいときにおすすめです。

日本で初めて録音機製造を手掛けた老舗メーカーです。元々はデンオンという名称でしたが、海外ではデノンと読まれることから、2001年より企業名をデノンに変更しています。初心者が気軽に試せるお手頃価格のものから、音質にこだわりたい上級者向けまで幅広い商品を展開しています。

幅広いAV機器を製造販売している国内メーカーの一つ。レコードプレーヤーは種類が多く、初心者から上級者まで好みに合わせて選べます。カスタマイズを楽しみたい人に嬉しい、アクセサリーやパーツが充実しているのもポイントです。

スタイリッシュなデザインやレトロなデザインまで、ラインナップが充実しています。インテリアに合わせて選びたい人にもおすすめですよ。

音楽を聴くのはスマホやCDプレーヤーが主流ですが、なんとなく難しいイメージがあるので敬遠しがちですよね。使ってみると意外に簡単で、今までとは違う音質を楽しめますよ。レコードを持っているがプレーヤーがないという人も、この機会にぜひレコードプレーヤーで音楽を楽しんでみてくださいね。