A3サイズ用ラミネーターおすすめ10選｜業務用も紹介【4本ローラー搭載も！】

書類や写真など、水に濡れやすく汚れやすい紙を保管するラミネーター。カードの作成や名刺の作成、しおりやキーホルダー作りでも活躍する家電で、購入を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さまざまなサイズがありますが、なかでもおすすめなのがA3サイズのラミネーターです。A3サイズのラミネーターならば、はがきやカードの小さ目サイズから、大きいA3までー幅広くラミネートできます。カードや名刺を何枚か同時にラミネート加工できるので、作業も効率的に進みます。

とはいえ、A3サイズのラミネーターには家庭向けの2本ローラー・業務用の4本ローラーなど種類があって、「どれがいいのか分からない」という方も多いでしょう。そこで今回は、A3サイズのおすすめラミネーターをご紹介します。家庭やオフィスでラミネート加工したい方は必見です。

A3サイズのラミネーターをおすすめする理由は大きく分けて3つです。

1. 一般的なコピー機の一番大きな用紙サイズはA3
2. A3より小さいA4・はがきサイズにも対応可能
3. はがきサイズのラミネーターとあまり値段が変わらない

一番ラミネートする機会が多いのは、はがきやA4サイズですが、大は小を兼ねるもの。A3サイズのラミネーターなら、A3をはじめ、はがきや名刺サイズもラミネート可能です。さまざまなサイズの複数の素材をを1枚のフィルムでラミネートし、ハサミでカットすれば、ラミネートする回数を減らしてフィルム代を節約できます。

商品によっては、はがきサイズのラミネーターとA3サイズのラミネーターの値段が、あまりかわりません。それならA3サイズのラミネーターを持っているほうが、汎用性が高く重宝します。

ラミネーターにも正しい使い方があります。間違った使い方をすれば、フィルムが詰まってしまったり、十分に圧着できずにはがれてしまったり、ラミネーターを上手に使いこなせません。正しい使い方を知って、きれいにラミネートしましょう。

ラミネーターは専用のフィルムに熱を加えて紙をコーティングする機械です。ラミネーターを使う前に、ラミネートしたい紙や写真をフィルムに挟みます。きれいにラミネートを行うコツは、紙を挟む位置やフィルムの汚れに気を付けることです。

紙を挟む位置はフィルムの端から5mm以上離して紙を挟みましょう。配置が端すぎるとフィルム同士が接着せずにラミネートが失敗してしまいます。フィルムの余白が多い場合は、余白にいらない紙を挟みましょう。

また、フィルムや用紙にゴミやほこりがつかないように、きれいなテーブルの上で作業を行うことをおすすめします。一度ラミネーターに通してしまうと、ラミネート加工をはがすことができません。

フィルムの準備ができたら、ラミネーターの電源を入れて、ラミネーターを温めます。このとき、機械が熱くなりますのでやけどをしないように気をつけましょう。機種にもよりますが、5分前後でウォーミングアップが完了します。

少しでも作業効率を上げたい場合は、あらかじめラミネーターの電源を入れておくとスムーズに作業できるでしょう。フィルムに紙を挟んでいる間に温まります。ウォームアップが早い機種もいくつか存在しますので、時間を短縮したい場合はパワフルなラミネーターを選んでもいいでしょう。

ラミネーターのウォーミングアップが完了したら、いよいよフィルムを機械に通します。大抵の機種ではランプでウォーミングアップの完了をお知らせしてくれます。温まらないうちにフィルムを入れてもラミネートに失敗してしまいますので、焦らず行います。

フィルムはラミネーターに対して真っ直ぐに入れることがポイントです。最初から少しでも斜めになっていると、フィルムが先に進むにつれどんどん角度の誤差が大きくなり、最終的にフィルムの端が曲がって仕上がります。

ラミネート加工に失敗しないため、ラミネーターを長く使うための注意点を解説します。

• 厚すぎる紙を入れない（フィルムと紙をあわせた厚さに気を付ける）
• 湿った紙や濡れた紙を入れない
• 温度調整ができるラミネーターはフィルムの厚みによって温度を調節する
• フィルムが大きくて余白が多くでるようなら、周りに捨て紙を入れる
• ラミネートする前にフィルムをカットしない
• フィルムは閉じてあるほうを先頭に入れる
• もしフィルムが詰まってしまったら無理に引っ張らない

ラミネーターには、ラミネートできる紙の厚さや適切な温度設定があります。説明書をよく読んで、お手持ちのラミネーターの機能を正しく把握し、ラミネーターに負担をかけないように気をつけましょう。

ラミネーターにはローラーが内蔵されており、そのローラーがフィルムを加熱し、フィルムと紙をぴったりと密着させて排出します。ローラーの数は、大きく分けて、2本・4本・6本の3種類があり、ローラー数の多さは仕上がりのきれいさに直結します。

ローラーが多いほど、熱や圧力が均等にかかり、ムラなくきれいな仕上がりです。ローラー本数が増えるほど高価にはなりますが、ラミネートの際の失敗を低減できるため、費用対効果で考えればコスパがいいと言えます。コスパを重視するなら、6本よりも価格の安い4本ローラーがおすすめです。

ラミネーターは機種ごとに取り扱い可能なフィルムの厚みが違います。丈夫な加工がしたいからといって、わざと厚みがあるフィルムを使っても、加熱が不十分になり思うような効果が得られないことがあります。

一般的なラミネーターのフィルムは100ミクロン（μ）と150ミクロンです。100ミクロンは0.1ミリと覚えましょう。

コピー紙や写真用の印刷用紙の厚みは0.2ミリ前後、工作用紙の厚みは0.4ミリ、ボール紙は一番薄くても0.5ミリを超えます。0.6ミリまで対応できるラミネーターがあれば、ボール紙以外、大抵の用紙に対応できます。

ラミネート加工に使用するフィルムによって、最適な紙送りの速度は異なります。一般的には1枚当たり20秒前後かかりますが、厚いフィルムを使用する場合はゆっくりと過熱しながら進むラミネーターのほうが仕上がりが美しくなります。

しかし、ビジネス用で素早くラミネート加工をしたい場合はスピードを重視しましょう。速さを売りにしているラミネーターを購入することがおすすめです。また、速度を自動で選んでくれるラミネーターもありますので確認してみてください。

ウォームアップ時間とはラミネーターが使用可能になるまでの時間です。一般的には電源を入れてから5分前後で温めが完了しますが、中には1分以下でウォームアップが完了するラミネーターもあります。作業効率を重視したい場合はウォームアップが短いものを選ぶといいでしょう。

使いたいときにさっと使える商品がおすすめですが、ウォームアップが短いものは価格も上がります。毎日ラミネーターを使う場合はお金をかけてでも立ち上がりの速いラミネーターがおすすめです。

ラミネーターにあると便利な機能を紹介します。すべてを兼ね備えたラミネーターを見つけることは難しいですが、自分に必要な機能をひとつかふたつきめると商品選びの際に役立ちます。ぜひ参考になさってください。

クオリティを重視したラミネート加工を行いたい場合は、使用するフィルムによって温度調節ができるタイプがおすすめです。

丈夫に仕上げたいときや、フィルムが波打つのを押さえたい場合に分厚いフィルムを使用する場合は、一般的な0.1ミリの厚みのフィルムを使用する場合と比べ、加熱する時間が異なるので、温度調節する機能があればとても便利です。

自分で温度調節をして失敗したくないと思った場合は、自動で温度調節してくれるタイプのラミネーターもありますので確認してみてください。

フィルムが詰まってしまったり、ローラーに巻き付いてしまったりした場合に活躍するのが逆回転機能です。フィルムを強引に手で引き抜くと、故障の原因になりますので絶対に避けたいところです。逆回転機能があれば、アクシデントが起きたときにフィルムを手前に戻してくれます。

逆回転機能は高価なラミネーターにはついていますが、安価なラミネーターではなかなかお目にかかれない機能ですが、業務用として長く使いたい場合は逆回転機能がついたものを選ぶことをおすすめします。

ラミネーターの一番多い故障原因は、厚紙やラミネートに適さないものを無理やりラミネーターに通すことです。湿った紙や濡れた紙をラミネートすることも故障の原因となります。

また、厚みをオーバーしたフィルムや、ローラーに巻き付いてしまって詰まったフィルムをそのままにして電源を入れっぱなしにしておくことも危険です。フィルムが詰まってしまったら必ず取り出しましょう。また、紙を挟まずラミネートしても詰まってしまいます。

電源が入らなかったりローラーが温まらない場合は故障が考えられるので、説明書やサポートなどを確認してしっかりと対処するようにしましょう。

A3サイズ対応のラミネーターが一台あれば、写真やはがき、ショップカード、ポスターもラミネートすることができます。ローラーの数、対応できるフィルムの厚さ、ウォームアップ時間などに注目し、予算と用途に合うものを選ぶことをおすすめします。