brother（ブラザー）プリンターがスキャンできない【パソコンが見つからない】

brother（ブラザー）のプリンターをご家庭でお使いの方も多いですよね。電話やファックスができる機種もあり、在宅勤務で使用している方も大勢います。また、ほとんどのプリンターにはスキャン機能がついているので、書類をスキャンして保存したり、PCに添付して送ったりすることも。

しかし、「突然プリンターのスキャンができなくて困った」「プリンターのネットワーク上にパソコンが見つからない」などトラブルが発生した経験もあるのではないでしょうか。「もしかして故障？」と焦る前に、適切な対処をすれば改善することも多いです。

今回はブラザーのプリンターがスキャンできない場合の対処のやり方をWindows・macOSそれぞれまとめたので、スキャンできずに困っている方はぜひ参考にしてください。

今まで問題なく使用できていたスキャン機能が突然使用できなくなった場合、まず以下の手順を試してみましょう。

1. 一度プリンターの電源を落としてみる
2. PCの再起動
3. 無線LANモデムの再起動

以上の実行により、問題なくスキャンが使用できる可能性があります。しかし、上記の方法を試してもスキャンできない場合は、別に問題があるかもしれません。

ブラザーのプリンターでスキャンする時は、PCに「ブラザーオリジナルドライバー」というソフトがインストールされている必要があります。まずソフトが最新のものか確認しましょう。

最新のソフトでない場合は、アンインストールおよび最新版へのアップデートが必要です。ソフトはブラザーの専用ページでダウンロードできます。

ブラザーのプリンターでスキャンできない場合、プリンターからPCまでの接続に問題があるのかもしれません。無線LANで接続している場合は、

• 距離が離れすぎていないか
• 壁や障害物がないか
• 別のBluetooth対応機器がないか

以上の点を確認しましょう。有線LANを使用している場合は、接続ケーブルが正常に働いているかを確認してください。

スキャンできない場合、PCで使用しているセキュリティーソフトにより、アクセスが拒否されているケースがあります。セキュリティーソフトを一時的に停止して確認しましょう。

セキュリティーソフトの設定上で、「ControlCenter Launcher」または「BRCTRLCNTR.EXE」というアプリケーションソフトの名前が表示されます。セキュリティーソフトに問題がある場合は、スキャンに必要なアプリケーションのアクセス許可設定が必要です。

パソコン上でスキャンしたデータの保存を行う場合は、PCからプリンターを操作できるようにする必要があります。iPrint&Scanなどの専用ドライバーをセットアップした上で、接続を行わないと認識されません。

セキュリティーソフトやファイアーウォールによって、プリンターの操作が行えなくなるケースもあります。プリンターの操作画面でパソコンが見つからない場合は、セキュリティ・本体からのスキャン設定の確認を行った上で、ドライバーの導入・再インストールを行いましょう。

「スキャンできませんAF」は読み取り機構に関するエラー（AF）なので、この表示が出た場合修理が必要になる可能性が高いです。公式サイトの「製品に関するお問い合わせ」で、プリンターの修理申し込みを行えます。

他にも2桁の英数字で表示されるさまざまなエラーがあり、異常の種類によって適切な対処方法が異なります。エラーが出た場合は、公式サイトのQ＆Aで解決できる場合があるので、ホームページを確認しましょう。

ブラザーのプリンターでは対応できるOSが決まっています。特に、Windows8以降のOSでは「ブラザーオリジナルドライバー」が提供されていない機種があり、スキャン機能が使用できません。この場合は、ネットワークプリンター診断修復ツールの利用により、スキャン可能になります。

Windows10や11へのアップグレードが原因で正常に作動しない場合は、ドライバーの再インストールが必要です。過去に販売されたプリンターの中には、Windows10や11へ対応できない機種も存在するので、ブラザーの「Windows10対応状況」「Windows11対応状況」をHPで確認しましょう。

Windowsの場合、ソフトのインストールなどの変更によりトラブルが起きる場合があります。原因と思われるソフトをアンインストールすれば元に戻りますが、この作業を行っても正常に戻らない場合は、システムの復元が有効です。

正常に作動していた過去の復元ポイントに戻るとトラブルを解消できます。OS関連データの修正作業を行うだけなので、プリンターで利用するファイルや画像は基本的に消えません。どうしても対処方法が見つからない場合に行いましょう。

Windowsファイアウォールは、PCを外部の脅威から守るためのものです。このファイアウォールがスキャンできない原因になる場合があります。ドライバーをインストールした場合は、PCにポート番号の追加設定が必要です。使用しているPCのマニュアルに添って設定しましょう。

ブラザーのプリンターでは、付属のCD-RAMからドライバーをダウンロードした場合やブラザーから提供される「フルパッケージダウンロード」をインストールした場合は自動で設定が行われます。

ブラザーのプリンターでスキャンできない場合、以上に説明した点を確認しても原因が判明しない場合があります。ブラザーのHPより「ネットワークプリンター診断修復ツール」をダウンロードしましょう。自動で状況を判断して、問題を修復する機能があります。

またネットワーク印刷ができない場合は、「Apple」メニューから「プリンタまたはスキャナ」の追加が必要です。使用したいプリンターを登録しましょう。その場合、製品名が表示されない場合は、ネットワーク管理者への問い合わせが必要となります。

画像をスキャンしても、保存先が知らない場所に設定されていると、スキャンしたファイルを開けない可能性があります。保存先のフォルダー名がわからない場合は、Brother iPrint&Scanの「スキャンキー設定」を開くと保存先の確認を行えます。

右側のフォルダーのアイコンをクリックすれば、保存先にあるスキャンした画像の確認も可能です。保存先の下側の枠に直接フォルダー名を変更したり、フォルダーのアイコンからファイルの指定を行うと、保存先を変更できます。

ブラザープリンターのスキャンのやり方はいくつかあります。Windows では、標準装備されている「Windows FAXとスキャン」、「ペイント」、「デバイスとプリンター」を用いてスキャンが行えます。それぞれのソフトウェアを利用し、「スキャン」をクリックすることで画像を読み込みます。

ブラザーのプリンターでスキャンできない場合には、まずプリンターやPC、モデムの再起動セキュリティーソフトの一時停止を試しましょう。それでも解決しない場合は、OSの確認やプリンターの登録設定が必要です。上記でもスキャンできない場合は、サポートセンターもしくは販売店に相談しましょう。