クラシックCDのおすすめ人気ランキング15選【名盤や傑作などを紹介】

クラシック音楽と聞くと「なんだか難しそう…」と思う方も多いでしょう。しかし実は、一度ハマると抜け出せない中毒性のある音楽ジャンルなんです。名盤ベストアルバム全集であれば、初心者でもCMなどで聞いたことがある名曲や傑作が数多く収録されています。

曲の種類や作曲家により曲調も異なり、交響曲やピアノ協奏曲など種類も豊富です。クラシック音楽にはリフレッシュ効果があるので、CDがあれば睡眠前や仕事中など幅広い場面で活躍します。曲によっては著作権上の制限があるのでCD利用の際には注意しましょう。

そこで今回は、クラシックCDの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは作曲家・指揮者・楽曲タイプなどを基準に作成しました。レーベルも記載していますので、購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

ここからは作曲家・指揮者・楽曲のタイプ・年代など、さまざまな観点からクラシックCDの選び方をご紹介します。

クラシック音楽は作曲家によって曲調などが大きく異なります。ここでは、おすすめの人気クラシック作曲家を4名ご紹介しますので参考にしてみてください。

ショパンは抒情性のある甘美な旋律で人気が高いです。クラシック作曲家としては珍しく、ほとんどピアノ曲ばかりを作曲したことで知られています。ピアノの音色やピアノで紡がれる優美なメロディが好きな方には外せない作曲家の一人です。

優れたピアニストでもあったショパンは、さまざまな作曲技法をふんだんに取り入れています。当時はまだ比較的新しい楽器だったピアノの可能性を極限まで追い求めた作曲家です。

早くから神童として頭角を現したモーツァルトは、ハイドンと並ぶ18世紀の古典派の巨匠で、今もクラシック音楽の歴史に燦然と輝く大作曲家です。35年という短い生涯のうちに、1,000曲にも迫るほどの膨大な楽曲を作曲しました。

モーツァルトの曲には長調で書かれたものが多く、軽やかな明るい曲調が特徴的です。きらびやかな印象の、聞いていて楽しいクラシック楽曲を探しているなら、モーツァルトの曲が収録されたCDをチェックしてみてください。

チャイコフスキーはロシアが誇るクラシック作曲家であり、後期ロマン派の代表的な存在です。繊細でロマンチックでありながら優雅な華やかさも感じられる曲調は、多くのクラシック音楽ファンを魅了して止みません。

特に人気があるのは、白鳥の湖・くるみ割り人形・眠れる森の美女の3つのバレエ楽曲です。チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽はこの3つだけですが、そのいずれもが非常に高い評価を受け、今なおバレエ界の3大バレエとされています。

古典派とロマン派の過渡期の時代に多くの名作を残したシューベルトの音楽は、古典派の伝統的な形式を維持しつつ、抒情的な美しさを兼ね備えています。数ある作品の中でも特に有名なのは歌曲で、「歌曲王」とも称されています。

代表作は魔王・アヴェマリア・冬の旅などです。シューベルトの歌曲は伴奏部分にも豊かな芸術性を与えて、それまでの歌曲の常識を塗り替えました。

オーケストラのクラシックCDを選ぶ際、もうひとつ重要なポイントとなるのが指揮者です。まずは押さえておきたい、巨匠と呼ばれる偉大な人気指揮者を3人ご紹介します。

トスカニーニは20世紀前半に活躍したイタリアの指揮者です。楽譜に忠実な演奏の追求や、それまでの常識と比べると比較的速いテンポでの指揮などが特徴で、その後のクラシック音楽の演奏に多大な影響を残しました。

20世紀を代表する指揮者とされ、現代的な指揮のスタイルを確立した先駆者的な存在でもあります。

カラヤンは名だたる名指揮者の中でも特に世界的に知名度が高いです。日本でもアダージョ・カラヤンなどのCDが大ヒットを記録しました。圧倒的な完成度の高さで、カラヤンのクラシックCDはクラシック入門にも最適です。

カラヤンは分厚くかつ繊細な音響を徹底的に追求し、ほかの追随を許さない美しい名演奏の数々は、世界中のクラシック愛好家を今も魅了し続けています。特にベルリンフィルと共演のものは名盤が多いです。

小澤征爾は日本が生んだ世界的な名指揮者です。ウィーン国立歌劇場の音楽監督、ボストン交響楽団の音楽監督などその経歴はグローバルで、あのベルリンフィルやウィーンフィルで指揮をしたこともあります。

指揮の音楽スタイルは、師匠であるカラヤンの影響を強く受けています。まさに「世界のオザワ」との異名がぴったりな小澤征爾のクラシックCDは、日本人ならぜひ聞いておきたいところです。

クラシックの楽曲にはさまざまな種類があり、代表的な楽曲タイプは交響曲・協奏曲・室内楽です。それぞれの概要と特徴をご紹介します。

交響曲は管弦楽のフルオーケストラによる楽曲のうち、複数の楽章（主に4楽章）で構成される比較的長めのものを指します。一般的にクラシック音楽と聞いてイメージされるのは、こちらの交響曲である場合が多いです。

交響曲では、指揮者ごとの個性も特に強く表れます。交響曲の醍醐味はフルオーケストラならではの重厚な音響や、豪華絢爛できらびやかな響きです。セットになった交響曲全集のCDは買取でも人気があります。

協奏曲は「ソロの楽器＋管弦楽（オーケストラ）」という組み合わせによって演奏される楽曲で、基本的に3楽章で構成されています。ピアノをソロに据えたピアノ協奏曲と、ヴァイオリンをフィーチャリングしたヴァイオリン協奏曲が一般的です。

しかし、最近ではその他の楽器がソロに設定されることも増えてきました。協奏曲はソロ楽器とオーケストラの美しいハーモニーや絶妙な掛け合いが一番の聴きどころだといえます。

オーケストラよりも少人数で演奏されるクラシック音楽の種類は、主に室内楽と呼ばれます。室内楽の演奏人数は10名以下であることが多く、1つのパートを1人の演奏者のみが担当するのが普通です。

一つひとつの楽器の音色や響きをじっくり味わうことができ、落ち着いた雰囲気を楽しめるのが室内楽の魅力です。室内楽のさらに細かい分類として、弦楽四重奏・ヴァイオリンソナタ・ピアノ五重奏などがあります。

バロック時代は1600年頃から1750年頃を指します。この時代は王侯貴族によって音楽の発展や進化が支えられ、宮廷音楽・宗教音楽・器楽合奏・オペラといったさまざまな楽曲が生み出されました。代表的な作曲家はバッハ・ヘンデル・ヴィヴァルディなどが有名です。

古典派時代とは1750年頃から1820年代までを指します。貴族の力が弱まり、音楽は民衆の娯楽や芸術のためのものだと変化していく時代です。交響曲・弦楽四重奏・ピアノ・ソナタなどのクラシックらしい音楽が多く作られました。

ロマン派時代は1810年頃から1910年頃を指します。18世紀にヨーロッパ各地で起きた革命によって個人が表現できるようになり、文学や物語とリンクした作品を作る「ロマン主義」が広がりました。

オーケストラの人数・楽器の進歩・曲の規模が飛躍的に拡大したことで複雑化し、個性ある音楽が多く誕生しました。多彩な転調が行われ、ドラマティックな音楽が多いです。

クラシックに慣れていない初心者には、知らない曲ばかりだと飽きてしまう可能性があります。そのため、最初はベストアルバムや作曲者などの全集がおすすめです。傑作ともいえる名曲が数多く含まれており、飽きずに楽しみやすいメリットがあります。

以下の記事では人気クラシックについてさらに詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。

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クラシック音楽には自然音が持つ独特のゆらぎ「1/fゆらぎ」が含まれており、癒し効果があるといわれています。ストレスや疲労が溜まってきたら、クラシック音楽をかけてゆったり過ごすのがおすすめです。

ドヴォルザークの「交響曲 第9番 ホ短調 作品95（新世界より）～第2楽章」、バッハの「メディテーション(アヴェ・マリア）」、ショパンの「ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11 ～第2楽章」などは癒やし効果がある楽曲として人気です。

以下の記事では初心者向けの楽譜の人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひご覧ください。

クラシック初心者の方は、慣れてきたらクラシックCDのボックスセットや新譜もぜひチェックしてみてください。指揮者や演奏者の違いによって、クラシックCDの聴き比べをする楽しみ方などもおすすめです。

今回はクラシックCDの選び方や人気おすすめランキングをご紹介しました。どこかで聞いたことがある名曲が数多く収録されているクラシックCDを手に取り、初心者の方も素敵な音楽体験をしましょう。