【2025最新】車椅子のおすすめ10選｜軽量・おしゃれなモデルも紹介

あらゆる人が快適に生活するために必要なバリアフリーは、日常生活で徐々に浸透してきています。ミラーがついたエレベーター・スロープ・多目的トイレ・バスのリフトの設置・低い段差・介助犬の入店などが当たり前になってきました。

そんな中、東京パラリンピックの影響もあってか車椅子にスポットライトがあたることが多くなっています。車椅子には屋外用・屋内用・バッテリー搭載型・競技用などさまざまな種類があります。

そのため、実際に車椅子を買う場合はどれを選ぶか迷ってしまいます。そこでこの記事では、車椅子の種類・選び方・メーカーに加えて、おすすめ製品10選を詳しくご紹介します。使用者が快適に使用できる車椅子を選ぶために、ぜひ最後までご覧ください。

タイヤについた輪状のハンドリムで利用者が動かせる自走式と、介護する人が押す介助式が一つになった自走介助兼用車椅子がスタンダードタイプです。弱い力でも押せる、段差が楽、といったメリットがあります。

重くてかさばるのがデメリットです。タイヤの重量は、周りの部品を合わせると片輪で約2kg、両輪で約4kgになります。

使用者の体型や障害の状態によってサイズを調整できる車椅子をモジュールタイプと呼びます。体型や障害の状態が変わっても快適な乗り心地を維持できます。

通常の組みあがった車椅子より価格がやや高めなのが難点です。通常、車椅子は2～3万円で入手できます。対してモジュールタイプは3～4万円で販売されています。

リクライニングタイプは段階的に背もたれだけが倒れ、脚も上がるよう調整できます。楽な姿勢を保る上、姿勢を変えれば身体のバランスもとれます。

ティルトタイプは座面と背もたれが連動して後ろに倒れるタイプの車椅子です。座った姿勢で後ろに倒れます。どちらもお尻にかかる圧力を分散して床ずれをできにくくする車椅子です。

バッテリーを積んで電力で走る車椅子です。手元のジョイスティックと呼ばれるレバーや自転車やバイクのようなハンドルで操作します。

バッテリーの重量はリチウムイオンバッテリーなどは4kg程度ですが、鉛蓄電池だと30kgを超えるものもあります。車椅子本体の重量を合わせると100kg近くになる場合もあります。

競技用車椅子にはバスケット・テニス・陸上競技レースなどの種類があります。競技中にぶつかっても危険がないように工夫が凝らされています。一般的な車椅子と競技用の車椅子の大きな違いは車輪の角度です。競技用の車椅子はハの字になっており、小回りがきくように設計されています。

車椅子を選ぶ際、確認しておきたいポイントがいくつかあります。自走式、介助式、サイズ、タイヤ、素材など、実際に現物を見ながら確認します。車椅子の機能と利用者の身体の状態をすり合わせながら選んでください。

自走式車椅子とは、介助者がいなくても車椅子の利用者が自ら漕いで動かせる車椅子です。サイズが合わないと利用者に負担がかかります。競技用・スポーツ車椅子は自走式の車椅子に分類されます。

一方介助式車椅子は、介護者が車椅子を押すタイプの車椅子です。車輪が小さくハンドリムがないため、コンパクトに折りたためます。ハンドグリップについているハンドブレーキと、タイヤを押さえる駐車ブレーキがあります。

車椅子が利用者の体型に合っていないと、姿勢が悪くなって利用者の体に負担がかかるばかりか、事故や破損につながってしまいます。最悪の場合、利用者の身体がゆがんでしまう危険があります。

座面サイズの目安としては、利用者が座った状態で両側に手が入る程度です。高さは利用者のひざ下からかかとまでの寸法に5～8cmを加えたサイズがベストとされています。また、奥行の標準設定は40cmです。お尻を背もたれにつけて座り、シートの端が膝の内側に少し届かないぐらいがちょうどいいサイズです。

座面の両側についているひじ掛け型のアームサポートは、立つ時・座るときの支えになるパーツです。座面からひじの高さと同じか、ひじよりも3cmぐらい上にセットしてください。

レッグサポートは足が後ろに落ちないよう座面下に張られたシートです。サイズは膝の裏から足の裏までの長さで、床よりも5cm高い位置に設置します。

車椅子タイヤはエアタイヤとノーパンクタイヤの2種類です。それぞれのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

車椅子のフレームの素材として一般的に使われているのはアルミやスチールです。軽くて丈夫なチタンやカーボンを使った車椅子もあります。シートにはナイロンやビニールレザーなどが使われており、それぞれに特徴があります。

車椅子の主な素材であるスチールとアルミのメリット・デメリットは以下の通りです。

シートに使用される主な素材は以下の4種類です。それぞれのメリット・デメリットをまとめました。

リクライニングタイプなどをのぞき、多くの車椅子は折りたたみが可能で幅がわずか15cmになるものもあります。すきまにも収納できるサイズなので、日本の狭い家屋やマンションにぴったりです。

さらに、「背折れ式」の車椅子は非常にコンパクトになり、自動車のトランクにも積み込めて場所を取りません。旅行や自動車での遠出のときにも重宝します。

車椅子は重いほど走行が安定して乗り心地がいいですが、持ち運びしにくく、段差を乗り超えるのが大変といったデメリットがあります。

軽い車椅子は各メーカーが注力しているので種類が多く持ち運びしやすい反面、安定感や乗り心地に影響が出ます。使用者の安全は最も重視すべきポイントですが、介助者の負担も考慮して車椅子を選びましょう。

車椅子がおしゃれだと外出がより楽しくなります。おしゃれさも車椅子選びに大切な要素です。ピンクや花柄のシートがかわいいもの、フォルムがスタイリッシュでかっこいいものなどおしゃれな車椅子が豊富に出回っています。

車椅子を販売しているおすすめのメーカーをご紹介します。それぞれ異なる特徴があるので、商品選びの参考にしてください。

ここからはECサイトで購入できる、おすすめの自走式車椅子を紹介します。体型に合わせたサイズやタイヤの種類など、車椅子を使用するにあたって、ポイントとなる要素を基準に選んでいるので、ぜひ参考にしてください。

ここからはECサイトで購入できる、おすすめの介助式車椅子を紹介します。体型に合わせたサイズやタイヤの種類など、車椅子を使用するにあたって、ポイントとなる要素を基準に選んでいるので、ぜひ参考にしてください。

多くのメーカーは車椅子の耐用年数を5年としています。耐用年数を超えると、フレームや車輪の破損の可能性があります。特にブレーキの破損は大変危険なので、注意してください。

月に1度はタイヤ、ブレーキ、シートなどの安全点検をしてください。何か不具合があったら販売店やメーカーに相談しましょう。修理も専門の業者がいます。「車椅子安全整備士」がいる業者に任せるのがベストです。

車椅子を購入またはレンタルするとき、障害者向けの補装具費支給制度や介護保険を利用しましょう。負担するのは費用の1割のみです。ただし、介護保険は要介護認定の区分によって適用されない場合があるので確認してください。

車椅子と選び方、給付金制度などをご紹介しました。車椅子にはさまざまな種類があります。利用者に合った車椅子が必ず見つかります。利用者が安全で快適な毎日を過ごせるような車椅子を選びましょう。