無線・ワイヤレスドアホンおすすめ15選｜デメリットはある？工事不要の後付けも

ワイヤレスドアホン（無線ドアホン）は非常に便利で防犯上の対策にもなります。まず配線工事が不要でコストはかかりません。工事不要なのでアパートや賃貸マンションでも簡単に取付ができて訪問者の顔を確認できます。一人暮らしの方に特におすすめのアイテムです。

「インターフォンは付いているけどチャイムのみで誰が来たか分からない」や「会話はできるけど訪問者の姿が見えないので玄関モニターが欲しい」などの声が数多くあると思います。こんな悩みを一気に解消してくれるのがワイヤレスドアホンです。カメラ付きインターホン・モニター付きインターホンなど種類も多くあり防犯対策として活躍します。

そこで今回はワイヤレスドアホンのメリット・デメリットや選び方、カメラやモニター付きなどのおすすめ商品をご紹介します。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。記事の最後にはドアホンの取り付け方やワイヤレスドアホンの電池の交換方法も紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

ワイヤレスドアホンには多くのメリットがありますが、それと同時にデメリットもあります。メリットですが、やはり配線工事が不要な点が大きいです。今あるインターホンを工事なしで取り換えられるのは大きなメリットです。

外観もスッキリ見えます。デメリットですが、親機と子機の間に電波を遮る素材があると正常に動作しない可能性があります。また、電子レンジのような電波に影響を与える家電にも注意が必要です。他にも、電池式の場合は定期的な電池交換が必要な商品もあります。

インターホンタイプでワイヤレスドアホンを選ぶ場合は大きくわけて2パターンあります。一つは現在の住まいがチャイム式のみの場合です。多少古い団地や賃貸マンションはチャイム式になっており、ドアを開けないと訪問者との応対ができません。これでは防犯上考え物です。

そしてもう一つは住宅に部屋数が多く、行き来が面倒な場合。また介護にも重宝します。家族なので姿を見る必要はありませんので必要な会話のみとなります。たとえば「食事を知らせたり」「友人が訪ねてきたり」などを知らせるのに非常に便利です。

チャイム式のインターホンのドア付近にワイヤレスドアホンを設置する場合は既存のチャイムは封印する必要がありますので、注意してください。そうしないと2カ所呼び鈴がある状態になってしまいます。住宅設置の場合は気軽にどこでも設置できます。

とりあえず訪問者の容姿を確認したい方は画像のみのワイヤレスドアホンがおすすめです。この場合は監視カメラのようなものになりますので会話機能はありません。監視カメラの延長上の製品と解釈してください。会話機能がないので多少不便があるかもしれません。

会話機能がありませんので、現在の住居が呼び鈴のみ場合は不便さを感じますのでよく商品内容を確認してください。低価格でモニター付きだと会話機能付きのワイヤレスドアホンと勘違いしてしまう場合があります。会話機能の有無を必ず確認するようにしましょう。

もともと会話機能のみのインターホンが設置されている場合が会話機能無のテレビモニタータイプのワイヤレスドアホンの設置がいいです。この場合は既存のインターホンを封印する必要もないので簡単に両面テープで取付できてすぐに使用できます。

このような家電用品は年々技術が向上しています。続々と新機能が追加されたモデルが販売されています。ですから新築時にも買い替える可能性も考えてワイヤレスドアホンタイプでもいいかもしれません。その場合は一応有線式も検討してみてください。

現在の住居がチャイムのみの場合は、会話・画像兼用タイプのワイヤレスドアホンが便利です。それは簡単にカバーを付けるだけでいいので、ワイヤレステレビドアホンの方が非常に手軽だからです。

住居内ではこの会話・画像兼用タイプのワイヤレスドアホンは需要はないですが、店舗や施設などは需要があります。多くの人が出入りする店舗や施設はやはり防犯上の観点から訪問者の容姿が見えた方が安心でき、いろいろなシーンで活躍します。

ワイヤレスドアホンの製品はやはりどこにいても応対できると非常に便利。機能の中には無線ルーターを通して自分のスマートフォンと連携させて使用できるタイプもあります。不在の時の宅急便の応対に便利です。

スマホ連動機能付きの場合はインターネット環境も必要になりますので、場合によっては専門業者や購入店舗にてインターネット環境設置も依頼してください。いろいろと複雑化するメディア機器だけにスムーズな対応が必要です。

ドアホンを購入する際には、以下の3つの電源方式があるのをチェックしてください。

• 電池式：工事不要で取り換えが可能で、設置場所を選ばない。
• 電源コード式：コンセントが近くにある場所に設置可能。配線をスッキリさせたい場合にいい。
• 電源直結式：配線工事が必要で、工事の依頼が必要。

これらは取り付け方に関わるため、購入前にチェックするのをおすすめします。

カメラつきのドアホンを選ぶ場合、親機(自宅内で訪問者を確認する機器)の画面サイズを確認しましょう。画面サイズは3.5型のドアホンが多いですが、中には大画面5型のタイプも販売されています。

画面サイズが小さい場合、訪問者の顔をしっかり確認できないままドアを開けなければいけないケースもあります。特に、ご高齢の方が使う場合は要注意です。

カメラ付きインターホンは来訪者を確認するだけでなく、より安全にストレスを軽減するための機能が搭載されています。便利な機能を下記にまとめます。

【ドアホンの便利な機能】

• ライト点灯
  夜間に見えやすくなるライト点灯があれば、防犯面でも安心
• 録画機能
  静止画ではなく録画機能があればより防犯性が増す
• 音声応答
  応答時に「はーい」だけでボタンを押す必要がない
• プレストーク機能
  来訪者に室内の音を聞かれたくない場合におすすめ

低価格モデルでワイヤレスドアホンを選ぶ場合は機能面に注意しましょう。せっかく購入したのに必要な機能が搭載されていないことがよくあります。自分の住環境のなかで必要な機能をあらかじめチェックしておき、スペック表やネット上の取り扱い説明書を確認してください。

Amazonや楽天などのネットショッピングにあるメーカー不明のワイヤレスドアホンにも注意してください。海外製品の場合はアフターサービスも万全ではない可能性もありますし、取り扱い説明書が日本語でない場合もあります。安いからといって購入しても後々コストがかかります。

耐久性の面も心配な要素の一つ。子機側は防水タイプでないとすぐに故障してしまいますので防水面も注意してください。また、できるだけ雨風を避ける位置に設置しましょう。場合によってはケースをDIYするのもいいかもしれません。

高額モデルのワイヤレスドアホンは多機能や性能がいい反面オーバースペックも考えられます。せっかくの機能が充分に活かせない場合がありますので注意しましょう。必要な機能を選定すれば高額モデルの必要もなく充分に活用できます。

たとえば1Kのアパートやマンションなどで高額モデルの子機増設機能付きのワイヤレスドアホンは必要ない場合が多いです。1部屋だけなのに増設機能は必要ありませんので、持ち運びが手軽にできるハンディタイプのワイヤレスドアホンの方がおすすめです。

防犯機能が高いといっても警備会社と提携しているようなワイヤレスドアホンは一般に販売されていません。どのように防犯機能が高いのかも注目しておきましょう。今後は居留守応対機能付きや威嚇アラーム付などのワイヤレスドアホンが一般的に販売されるかもしれません。

家電製品ではトップメーカーのパナソニックです。やはりアフターサービスも充実しており、ワイヤレスドアホンのラインナップも多彩です。高額な反面、充分に検討する価値がある安心安定のトップメーカーです。

パナソニックの場合は技術力もありますのでスマホ連携機能にも特化しており、多機能で知られています。住宅メーカーのインターホンカタログにはほとんどパナソニック製品のインターホンが使用されています。賃貸に住まれている方は、工事不要で簡単に取り付けられる「ドアモニ」がおすすめです。

こちらも通信機器ではトップメーカーのアイホンです。インターホンに特化したメーカーで需要が非常に高いです。画像やDECT方式など通常使用するのに不便がないように配慮して製作されているモデルが多いのも特徴です。

細かな機能も充実しており、いろいろとアフターサービスにも対応してくれます。通信機器ではトップクラスのメーカーと言えます。

シャープ製品のワイヤレスドアホンも有名です。電子機器はやはりアフターサービスが万全でないと安心できません。シャープのワイヤレスドアホンも非常に優秀なのでぜひ検討してみてください。

ELPAは日曜家電やセンサーライトなどいろいろな電気機器の専門メーカーです。やはりこちらもトップレベルの技術力を持ち合わせており、DECT方式やスマホ連携機能など充分に対応してくれます。ホームセンターで販売されている外灯のような商品もラインナップが豊富です。

場合によっては外灯と連携させるのもおすすめ。エクステリアの電気関係のメーカーを一つにすればアフターメンテナンスも手軽にできて安心です。

ここからはECサイトで購入できる、おすすめの工事不要ワイヤレスドアホンを紹介します。タイプや電源の種類など、ワイヤレスドアホンを使用するにあたって、ポイントとなる要素を基準に選んでいるので、ぜひ参考にしてください。

ワイヤレスドアホンは工事不要と説明しましたが、すでに設置されているインターホンが電源直結式(電源コードや乾電池なしで動作)の場合、プロによる工事が必要になるため要注意です。

ここでは、電源直結式以外でワイヤレスドアホンを後付けする際の手順をパナソニック製品を例にご紹介します。取り付け方法は機種によって異なるので、自宅に設置できるか購入前に確認しておきましょう。

【取り付けに必要な道具】

• プラスドライバー
• 絶縁テープ

【取り付け方】

1. 既存の親機(室内に設置する機器)を取り外して、新しい親機に交換する
2. 新しい子機(玄関外に設置する機器)のカバーを外して乾電池を入れる
3. 既存の子機を取り外して、新しい子機に交換する
4. 最後に室内の新しい親機をコンセントに差して完了

※既存のインターホンのコードは、安全のために絶縁テープを巻いて絶縁してください。

ワイヤレスドアホンの電池の寿命ですが、商品によってもさまざまです。長寿命の商品だと2時間以上の通話が可能なドアホンもあります。ドアホンは常に使用せず、主に来客の時に稼働する機器です。

そのため、思った以上に電池の減りは少ないです。ただし、いつも使用しないアイテムだからこそ、電池切れには気付きにくいです。ドアホンの電池切れで不在だと思われるため、定期的に自分で鳴らして電池の寿命を確認する必要があります。

ワイヤレスドアホンの電池交換は、素人の方でも手軽に行なえる商品が多いです。まず、本体に付いてあるカバーを外すためのネジを探しましょう。ドライバーでネジを取り外したらカバーを外します。

中に電池が入っているので、交換するだけで完了です。受話器側の場合は、受話器置きと受話器本体どちらに電池が入っているかは商品によって違います。どちらもしっかりとチェックするようにしましょう。また、電池を交換した後は、正しく動作するか一度確認すると確実です。

インターホン交換・取り付けをプロにお願いした場合、費用は工事費用で変わってきます。今回はワイヤレスドアホンを紹介していますが、「配線工事の有無」別に費用の目安をそれぞれ下記の表にまとめます。正確な費用を知りたい場合は、実際に見積もり依頼をしてください。

今回はワイヤレスドアホンを紹介しましたが、メーカーや機能面でいろいろと種類があります。防犯性能を高めたり、犯罪に巻き込まれたりしないためにも現在チャイムのみの方は、ぜひ検討してみてください。工事は全く必要ありませんのでお手軽です。