DisplayPortケーブルおすすめ11選｜ゲーミングPCへ接続・240hz出てる？

パソコンの映像出力のためのケーブルにはいくつか種類がありますが、現在主流となっているのはDisplayPortケーブルとHDMIケーブルの2つです。両者にはどんな違いがあるかご存じですか。映像出力能力だけを比べるとDisplayPortの方がより高い240hzのリフレッシュレート、高解像度に対応しています。

高性能なモニターやハイエンドなグラフィックボードには必ずDisplayPortの端子がついています。一方、安価なFHD60FPS程度のモニタや性能の低いグラフィックボードにはDisplayPortの端子がついていない場合もあります。ゲーミングPCをはじめ多くのモニターはDisplayPort出力とHDMI出力の両方に対応していますが、実用の場面でDisplayPortがメリットになる条件もあります。

本記事では、おすすめDisplayPortケーブルを紹介します。本記事で紹介する商品の多くはAmazonで購入できるので、ぜひチェックしてみてください。選び方やHDMIとの違いも解説しているので、購入を検討している方は参考にしてみてください。

ここからはECサイトで購入できるおすすめのDisplayPortケーブルを紹介します。ケーブル長や規格の種類など、DisplayPortケーブルを使用するにあたって、ポイントとなる要素を基準に選んでいるので、ぜひ参考にしてください。

DisplayPortとはパソコンとモニターをつなぐケーブル端子の規格の1つです。DPと省略される場合もあり、他にはHDMIやDVIの規格があります。 DisplayPortは他の規格のケーブルに比べて、リフレッシュレートといわれる性能が優秀です。

リフレッシュレートとは1秒間に何枚の画像をモニターが切り替えられるかを示す性能で、単位はHzで表されます。たとえば60Hzであれば、1秒間に60回画面を更新でき、数値が大きいほど映像を滑らかに映せます。

お手持ちのモニター画面が4Kや8Kに対応している場合は、DisplayPortケーブルを使用して映像やゲームをより鮮明な映像で楽しめますよ。

【DisplayPortとHDMIの違い】

DisplayPortケーブルは、ゲーム用途としても人気があります。アクションゲームのような瞬時の動きをタイムラグを少なく表現するのに、リフレッシュレートの高いDisplayPortケーブルが向いているからです。

2021年3月現在、最速のリフレッシュレートは360Hzですが、価格や対応している規格の種類の多さにより一般的に最も出回っているのは240Hzです。

HDMIの規格2.1ならリフレッシュレートは240Hzですが、HDMI2.1に対応しているモニターはまだ少ないのが現状です。DisplayPortケーブルなら多くのモニターが対応しており、さまざまな機器に接続できます。

DisplayPortケーブルの端子規格は、1.2と1.4の2種類があります。値段と将来性で選ぶのが大切ですよ。

現在、DisplayPortケーブルの主流規格は1.2です。リフレッシュレートはフルHDで240Hz出すのが可能で、値段はHDMIケーブルより高めですが性能も優秀です。現状のAV規格を考慮するとDisplayPort1.2で十分です。

DisplayPortケーブルの最新規格は1.4です。解像度の高い8Kモニターをお持ちの方におすすめですが、オーバースペックといわれる場合もあります。実際、DisplayPortの規格1.4の性能を活かせるAV機器やゲームが非常に少ないのが現状です。価格も1.2に比べてやや高めです。

しかし将来、パソコンやモニターを買い換えた場合にDisplayPort1.4の性能が必要になるかもしれません。将来性を考えるなら、選択肢のひとつになります。

パソコン関連のアクセサリーでもっともややこしいのが、端子の形状です。どの端子にどのケーブルを挿せばいいのかやどのケーブルを購入すればいいのかがわかりにくいですよね。しっかりと把握してから購入しましょう。

デスクトップパソコンとモニターの接続が、DisplayPortケーブルを使用するもっともポピュラーなケースです。パソコンとモニターの接続なら、どちらの端子形状もDisplayPortになっているケーブルを選択しましょう。

Windows、Macにかかわらず一部のノートパソコンには、Mini DisplayPort端子がついている場合があります。MDPと略されるときも。MDPは、ノートパソコンからモニターに画面を出力する場合に利用します。

Mini DisplayPort端子がついたノートパソコンとモニターを接続するなら片方がMini DisplayPort、もう片方がDisplayPortのケーブルを選びましょう。

DisplayPortケーブルを選ぶポイントで、もっとも大事なのがケーブルの長さです。短すぎるとパソコンとモニターを接続できません。パソコンとモニターの距離にもよりますが、長すぎると不具合やノイズの原因になる時もあるので5mを基準に選ぶのがおすすめです。

HDCPやDPCPは、著作権保護技術の規格です。テレビを見る際にはこの規格のどちらかに対応していないといけません。テレビに接続する場合を想定してDisplayPortケーブルを購入するなら、HDCPかDPCPに対応しているかどうかチェックしましょう。

ラッチ付きの製品は接続する機器の場所を調整する際、ケーブル自体の重さで機器から抜けるのを防げるためおすすめです。DisplayPortケーブルに限らずケーブルは意外と抜けやすいため、ゲーム中にケーブルが不意に抜けるようなトラブルの防止に役立ちます。

DisplayPort-HDMI変換アダプタは、モニターがHDMIにしか対応していないのにDisplayPortケーブルしか手元にない場合に便利です。ケーブルの中でHDMIの伝送方式に変換されるので、信号もHDMIになります。DisplayPortをHDMIへ変換ケーブルで変換した場合、リフレッシュレートはHDMIの性能に依存したものになるので注意しましょう。

また、最近ではケーブル付きのモデルも多数展開されています。ケーブル付きのアダプタを選ぶ場合は、接続する機器間の距離に応じて、適切なケーブル長を確認して選ぶのがおすすめです。ケーブル長は、デスク上でコンパクトに扱える1〜2m程度のモデルや、離れたモニターにも繋ぎやすい5～7m長のものまでさまざまな種類があります。以下ではおすすめ変換ケーブルを紹介します。

DisplayPortケーブルを使用してモニタも240Hzに対応している場合は、本当にリフレッシュレートが240Hzになっているかどうかの確認も含めて、設定し直してみましょう。以下はWindows10での、リフレッシュレートの設定方法です。

1. 画面左下のWindowsマークをクリックして「設定」を開く
2. 「システム」→「ディスプレイ」の順でクリック
3. 「ディスプレイの詳細設定」を開く
4. 「ディスプレイ1のプロパティを表示します」をクリック
5. 「モニタ」タブをクリックして、画面のリフレッシュレートを確認する
6. 240Hzになっていない場合は、240Hzに変更

上記の手順で一度、確認してみてくださいね。

DisplayPortケーブルは、家電量販店やネット通販で購入できます。家電量販店で購入する場合は、店頭にない場合があるため、事前に電話で確認しましょう。確実に手に入れたい方や、口コミ評価を見ながら検討したい方は通販サイトを利用するのがおすすめです。

また、ダイソーなどの100均では、HDMIケーブルは購入できますが、DisplayPortケーブルの情報はありません。HDMIケーブルを購入する際も、プラグの形状が適切かどうか、規格が対応しているかどうかなどに注意して購入しましょう。

Apple製品でもよく使用されているUSBのType-Cをお持ちの方は、接続したい機器の説明書で「USB Type-Cポートから映像出力に対応」しているか確認するのがおすすめです。対応している場合は、DisplayPortケーブルを使用しなくてもオルタネートモードでDisplayPortとして使用ができますよ。

オルタネートとは代替や交互にといった意味合いがあり、Type-C内の配線のうち、さまざまな通信に対応した配線が存在するためDisplayPortと同じように使用可能です。

DisplayPort規格は他の規格に比べて、リフレッシュレートが高く高精細な映像を楽しめます。またアクションが激しいゲームなどでは、リフレッシュレートによって成績が左右される場合もあります。現在はほとんどのモニターやパソコンで、DisplayPort端子が搭載されていますので、ぜひ導入を検討してみてください。