女性に人気のお香おすすめ31選｜香りのおしゃれを楽しもう！選び方は？

リラックスタイムや、ちょっとした気分転換に部屋の空気を手軽に変えてくれるお香が人気となっています。さまざまな雑貨ブランドも展開しており、お香専門の老舗店もあるなど、お香は私たちの生活に古くから寄り添ってきたアイテムのひとつです。

そこで今回はとくに女性に人気のお香に注目してみました。意外と知らないお香の細かい種類や、数々のお香の中からお気に入りの選びかたまで詳しくご紹介します。これを読めばきっと今日からお香が使いたくなること間違いなしです。

これから購入を考えている方、お香が気になっていた方はぜひこの記事を参考に、自分を癒してくれる素敵なお香探しをしてみてください。

お香とアロマの違いですが、まず使用用途には違いがありません。どちらも気分を変えたいときやリフレッシュしたいときに香りで癒しを与えてくれます。その中で大きな違いといえば使われている香りの原料と香りの変化です。

お香には昔から、心と体の浄化にあわせて魔除けやお守りなどの意味も含まれています。そのためお寺などでも多く使用されています。また、樹脂には殺菌作用を含む成分も含まれており、空気を清らかにしてくれるのがお香の魅力です。

スティック型は、お香の中でもっともスタンダードな形状です。初心者でも扱いやすい点が魅力で、普段の生活にも取り入れやすくなっています。燃焼時間は30分ほどあるので、ゆっくりできる時間に使うのがおすすめです。

スティック型は太さが一定のため香りも均一に広がり、最初から最後まで安定した香りを堪能できます。また簡単に折れるので、時間の調整がしやすい点も便利です。

渦巻き型は、お香の中で最も長い燃焼時間で楽しめるタイプです。また、広い空間に香りを充分行き届かせたい場合にも活躍してくれます。燃焼時間は1～2時間ありますが、こちらもスティック型同様に途中で折って時間を調整できるのが便利な点です。

また風の影響を受けにくく、家の中はもちろん庭や屋外レジャーなどで楽しむことができる点も人気を呼んでいます。

コーン型のお香はその形状から時間と共に燃焼する面積が広くなり、香りが強くなる傾向があります。そのためほんのりとした香りからしっかりとした香りまでの、変化していく濃淡をじっくりと感じたい方におすすめです。燃焼時間は約10分ほどとなります。

またコーン型はその形のまま灰になるので、燃えカスが散らばることもなく片付けが簡単な点も人気のポイントです。

空薫とはお香に直接火つけずに焚く方法です。御香炉という専用の容器に灰を詰めるか網を乗せ、火をつけた炭を入れて温めます。熱くなった灰や網の上に、練香・香木・印香などのお香を乗せると次第に香りが漂ってきます。準備にややコツがいるため、上級者向けの方法です。

空薫はお香本来の香りを穏やかに長く拡散するので、時間をかけて楽しみたい方におすすめです。

印香は粉末の香料を型で押し固めたものです。そのデザインはまるで和菓子のようにかわいいものが多く、見ているだけでも癒されると人気になっています。もともとは空薫で焚くものが多かったのですが、最近では印香に直接火をつける手軽なものも増えてきました。

またその見た目や香りの種類の幅広さから、ギフトとして選ばれることも多くなっています。

香木系は、白檀（びゃくだん）や伽羅（きゃら）といった和の落ち着きが感じられる香りの系統です。幅広い年代に好まれる伝統ある香りです。香木系がお好きな方は、日本の風景や四季折々にあわせた香りを好まれる方が多い傾向があります。

珍しいところでは、雪・しゃぼんといった香りも販売されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

柑橘系はさっぱりとした香りで、心と体をリフレッシュさせてくれます。代表的なところではゆず・レモン・シトラスなどがあげられますが、同じ種類の香りでもブレンドされている香料によって印象が変わる点が面白いのも人気のポイントです。

柑橘系の香りは、ものによって少し強めに感じるものもあるので、テスターがあればしっかり確認を、ネットで購入する場合は口コミなどを参考にしましょう。

アジアン系は、異国情緒や非日常感を感じたいときにおすすめです。間接照明などで部屋を暗くして、ゆっくりとお香を焚けば部屋の雰囲気も一変します。種類が多いですがジャスミン・イランイラン・ムスクといった香りが代表的です。

アジアン系のお香は少々独特な香りがするものもあるため、いろいろな香りに挑戦したい方は、少しずつの量が入ったお試しパックなどの購入をおすすめします。

ハーブ系のお香は、主にミントやヒノキなどの香料が多くなっています。さっぱりした香りが特徴で頭をスッキリさせてくれるので、仕事や勉強など集中したいときにもおすすめです。また、甘さが少ないことから男性に好まれる香りも多くなっています。

さらに、ホワイトセージやレモングラスなどいろいろなハーブをブレンドしているものもあり、香りの種類は多岐にわたります。

匂い袋はその名のとおり、袋の中にお香の香料が入っておりふんわりとやさしい香りを拡散してくれます。小さいお子さんやペットがいるご家庭にくわえて、においに敏感気味な方にもおすすめです。灰が出ることもないため、あと片づけも必要ありません。

また、匂い袋は外装の袋も和柄などかわいいものやおしゃれなものが多いため、バッグのアクセントにもおすすめです。香水のようにキツイにおいがしないため、周りも気になりません。

置き香は専用の陶箱などに入れて使うお香です。普段は蓋を閉めておき、香りを楽しみたいときにだけ蓋をあけると香りが広がります。もちろん火を使う必要はありません。メーカーや環境にもよりますが、香りは2～3か月程持続します。

長期間楽しめるうえ、蓋を開けるだけという手軽さが魅力で、香を入れる陶器具もおしゃれなものが多くインテリアとしても人気上昇中です。

塗香（ずこう）とは香木や漢薬などを細かいパウダー状にして作ったお香です。古くはお清めの道具として体に塗って使われていましたが、今では香水のようにおしゃれの一環として和のテイストをまとわせて楽しむ方が増えています。

香りもほのかに香る程度で、きつい匂いが苦手な方でも使うことができます。またベビーパウダーのようにサラサラなので、つけた後は肌に馴染み見た目に目立つことはありません。とくにつける場所に決まりはありませんが、手首や首元が一般的です。

お香とはやや異なりますが、リードディフューザーも香りを楽しむアイテムになります。リードディフューザーは芳香液の入った瓶にスティックを指して香りを拡散させるもので、もちろん火を使う必要はありません。

桜など季節を感じさせる香り、柑橘系の爽やかな香りなど、お香同様に香りの種類も幅広く楽しめます。沈香とも呼ばれているので、ぜひチェックしてみてください。

寝室でお香を焚く際には、コーン型など燃焼時間が短いものがおすすめです。10分程度の燃焼なら、眠りにつく頃には火も消えていて安心できます。質のいい睡眠をとるため、好きな香りかつあまり強すぎないものを選びましょう。

代表的なものでは白檀・沈香・ラベンダーなどが気持ちを落ち着かせてくれます。どうしても火が心配という方は、リードデュフューザーや置き香を使用してみてください。

玄関は人を出迎えるときにその家の顔となる部分なので、香りでイメージにあった空間づくりをするのがおすすめです。ただし玄関の作りにもよりますが、火を使って焚くお香の場合は煙が充満してしまったり、においがきつくなってしまったりする恐れがあります。

そのため、玄関には置き香や、リードデュフューザーで香りを一定に保つ使い方がおすすめです。

トイレや洗面所でお香を使う際には、燃焼時間が短く香りが残りやすいコーン型がおすすめです。とくに薬草系のお香は残り香が嫌なニオイを紛らわせてくれるので、苦手でなければ少し匂いが強いかなと思う程度のお香を使用するのもいいでしょう。

またお香は高温多湿を嫌うために、湿気の多い場所では長期間使用できる置き香などは避けましょう。お香が劣化したり、カビが生えてしまう可能性があります。

リビングや自室は長い時間いることが多い場所なので、香りを長く楽しめるスティック型や渦巻き型のお香がおすすめです。また家族で過ごしたりリラックスしたりする場所でもあるため、とくに落ち着く好みの香りを選んで楽しみましょう。

さらに入れ物が華やかで目でも楽しめる置き香や、空薫もインテリアを兼ねて使用すると空間が華やぎます。小さな子どもがいるご家庭では、火を使わないタイプのお香を選ぶと安心です。

外出時には、匂い袋や塗香（ずこう）がおすすめです。匂い袋はかわいい柄が多く、また袋のみも販売しているため、ほのかな香りを楽しみながらアクセサリー気分でバッグのアクセントなどに使用でき、またご自身でのハンドメイドを楽しむ方も増えています。

塗香（ずこう）は香水代わりに楽しめ、小さめの香箱に入れれば気軽に持ち運べます。体に使うのはもちろん、ハンカチなどに少し馴染ませておけばどこでも気分転換が可能です。

お香に厳禁なのは「高温多湿・直射日光」です。保存する場合は室内の湿気がたまらない場所に、常温で保存してください。また、お香は専用の箱や袋に入っていても、周りのものに香りが移る可能性があります。お香をほかのものと一緒に保存するのは避けたほうが安心です。

お香に使用期限はとくにありませんが、やはり時間が経つと劣化してしまいます。気を付けていても上記のとおり湿気などに晒される可能性もあるため、購入後はできるだけ早く使い切るのがおすすめです。

お香を焚く際には、どんなタイプのものでも香皿や陶壺などが必要になります。とくに灰が出るタイプのお香はそれにあった受け皿付きを選ぶと片づけも楽になります。普通の皿などで代用すると破損や火傷などに繋がる恐れがあるので、必ず専用のものを使うようにしてください。

香皿や陶壺もお香と同じようにさまざまなデザインが発売されているため、お好みや気分で複数購入して使い分けるのもおすすめです。

いい香りを吸い込みゆっくりと深呼吸するのは、ストレスが多い現代社会でぜひ取り入れたいリラックス方法です。その手助けをしてくれるやさしいお香をぜひチェックして、お気に入りの香りで心と体を癒す空間を作りましょう。

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