いまどきのネクタイピンおすすめ15選｜若者はつけない？20代〜40代におすすめ

ネクタイピンに対し、堅苦しい・おじさんっぽいといったネガティブなイメージを持っている方は少なくありません。そもそも付ける意味がわからないと考える方もいらっしゃいますが、ネクタイピンには大事な役割が2つあります。

ネクタイピンを正しく付ければ左右の揺れを抑えられるため、だらしなく見える場面をなくせるのが1つ。もう1つは、ワンポイントのアクセサリとしてドレススタイルにおしゃれを付加できる点です。

本記事ではいまどきのネクタイピンの選び方・おすすめブランド・おすすめ商品15選をご紹介します。盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

ネクタイピンの着用はマナーではなく、義務づけられてもいません。そのため、着用の必要性を感じない方は多いです。発想を転換し、ドレススタイルでもおしゃれを楽しめるファッションアイテムとしてポジティブに捉えるのがおすすめです。

ネクタイピンに対し、昔ながらのサラリーマン然とした服装のイメージを持っている方は少なくありません。その意味で「おじさんっぽい」と感じる可能性はありますが、ネクタイピンにはワンポイントのファッションアイテム・アクセサリとしての側面もあります。

付け方・素材・デザイン・カラーなどによってはスタイリッシュな印象を与えられるため、必ずしもネクタイピンの着用によっておじさんっぽく見えるわけではありません。

ネクタイピンの主な役割は、ネクタイの揺れを抑えることです。ネクタイは体の動作に追従するため、立ち上がる・振り向くといった軽い動作でも揺れ動きます。左右に揺れるとだらしなく見えるほか、周囲の物に当たる・生地を汚すといった可能性も少なくありません。

またネクタイピンにはファッションアイテムの要素もあり、ワンポイントのアクセサリとして使えます。シックなドレススタイルにおしゃれをプラスできる点でもおすすめです。

ポールスミスはイギリスの有名デザイナーズブランドです。「ひねりのあるクラシック」をコンセプトに、伝統的な技術・デザインに加えてコンテンポラリーな遊び心が共存する大人のファッションを提示しています。

ポールスミスのネクタイピンはメッキ・シルバー製が中心で、控えめながらもおしゃれを演出したい方にぴったり。価格帯も1～2万台が中心で、有名ブランドの中では比較的リーズナブルです。

ダンヒルは創業者アルフレッド・ダンヒルの名にちなんで誕生したブランドです。イギリスの名門で、約130年もの歴史を誇ります。伝統的なスタイルを貫くコンセプトで、クラシックな装いを志向する方にぴったりです。

ブランドの路線としては30代以上の男性に適しており、ネクタイピンはメッキ・シルバー・ゴールド製のすべてをラインナップしています。

ルイファグランは1899年に創業したフランスの老舗ブランドです。元々カフリンクスを主軸に操業しており、服飾品・アクセサリー全般を得意としています。ネクタイピンはシンプルなクリップ式が中心で、シルバー・ゴールド製がメイン。価格帯は1万円台前半とかなり良心的です。

イタリア・フィレンツェで誕生したグッチは世界的なハイブランドの一角です。品質保証のためにデザイナーの名前を入れた、世界初のブランドとしても知られています。グッチのネクタイピンは非常に高価ですが、おしゃれで存在感も抜群。着こなし・予算に余裕のある30代以上におすすめです。

クリップ式はバネの力を利用せずに上下から挟み込んで固定する、シンプルなタイプです。バネ・留め具がない分かさばりにくくスマートな外観で、控えめでシックな印象を与えられます。ただし長期間使っていると少しずつクリップが開くため、挟み込む力が弱まりがちです。

ワニロ式はワニの歯を思わせる形状のクリップで、ネクタイの大剣・小剣・ワイシャツを挟むように留めるタイプです。操作が簡単なため初心者に適しており、薄手・厚手の両方に対応でいるほか装着しやすく落下しにくいのが特徴。現在主流のタイプであり、タイ・クリップ式とも呼ばれます。

タイタック式はピンバッジのような要領でネクタイの表側に直接針を通し、金具を利用して生地の裏側で留めるタイプです。クラシカル・ドレッシーなスタイルのため、結婚式・披露宴のような晴れの舞台に適しています。ラペルピンとも呼ばれるタイプです。

メッキはシルバーとよく似ているものの、よりクリアな光り方をする素材です。若々しくフレッシュな印象を与えるため、ビジネスマンを中心とした20代に適しています。高級感ではシルバーに及ばないものの、安価で購入しやすいのが特徴です。

シルバーはネクタイピンにおける定番素材です。メッキ・ゴールドと比べてカラー・光り方が控えめで、シックな印象を与えます。年代・場面を問わず使えるものが多く、長く使いたい方にぴったり。ただし個性を演出したい方には向かない場合があります。

金属の王様、ゴールドは耐久性・高級感重視の方にぴったりです。変色・サビに強く、高耐久でランニングコストに優れています。ただし目立ちやすいため年齢・立場に合った着こなし・振る舞いが求められるほか、メッキ・銀と比べて重量が大きいです。

20代はビジネスシーンを前提に、品質重視で長く使えるネクタイピンを選びましょう。せっかくデザインがおしゃれでもすぐ壊れるものだと本末転倒なので、品質＞デザイン性が基本。ただし長く使う分、飽きのこないデザインのものがおすすめです。

30代はビジネスシーンだけでなく、冠婚葬祭の機会が多くなる年代です。TPOに合わせて使い回しやすいネクタイピンを用意しましょう。またシックなもの・明るくおしゃれなものといったように、複数点用意しておくと使い分けできるためおすすめです。

40代は基本的に控えめでシックな服装が求められるため、ワンポイントとしておしゃれなデザインのネクタイピンを選ぶのがおすすめです。ただしネクタイとのギャップが甚だしいと悪目立ちするため、バランスには配慮する必要があります。

ネクタイピンの長さに過不足があると、不格好で目立ってしまいます。特にブランド品の場合は魅力半減です。一般的なサイズ感のネクタイに適したネクタイピンの長さは、おおよそ5～9cm程度。ビジネスシーンを想定する場合は5～6cm程度に留めるとスマートです。

クリップ式・ワニ口式のネクタイピンは使用に伴ってバネの金属が劣化し、ホールド力が低下します。ネクタイピン本体が壊れた場合は修理できませんが、バネ交換だけで対応できる場合も少なくありません。

クリップ式・ワニ口式のネクタイピンを買う場合は、バネの交換・修理サービスを提供しているブランド・店舗を選ぶのがおすすめです。

ネクタイピンを付ける箇所はネクタイ大剣の3分の1程度を目安にし、さらに少し下の位置が適しています。ただしジャケット着用時・シャツスタイル時によって変わるため、雑誌・ネット画像上のモデルが着用している事例を参考にすると失敗しにくいです。

ネクタイピンはシャツと一緒に固定する形で留めましょう。理由としては、ネクタイが左右に揺れるとだらしなく見えてしまう点が挙げられます。ネクタイは体の動作に追従するため、立ち上がる・振り向くといった軽い動作でも簡単に揺れ動きます。そのため、シャツと一緒に固定して対策するとスマートです。

ネクタイピンのスタンダードな見せ方は横一直線、いわゆる一文字のスタイルです。おしゃれ上級者の中には敢えて斜めに取り付ける方もいますが、目立ちやすいため基本的にはおすすめできません。ネクタイピンを真っすぐ横に取り付けると、誠実でスマートな印象を与えられます。

ネクタイピンは必須ではない分、周囲との差別化を図りやすいアイテムです。ネクタイの揺れを抑えられるだけでなく、おしゃれも演出できて一石二鳥といえます。ぜひ本記事を参考に、いまどきネクタイピンで周りと差をつけましょう。