日本一美味しいみかん決定版！マツコの知らない世界で紹介された糖度の高いみかんも

マツコの知らない世界などのテレビ番組でも紹介されるくらい、みかんは日本でメジャーな果物です。日本一美味しいみかんが食べたい！と思っている方も多いのでは。そこで今回は日本一美味しいみかんを特集します。

みかんと一言に言っても、実はたくさんのブランド・種類があります。産地もさまざまで、和歌山県・愛媛県・静岡県が有名。地域によって日射量・降雨量・土壌に違いがあり、甘味・酸味・果肉の厚みなどに違いがあります。

この記事ではお取り寄せ・通販もできる全国の美味しいみかんをご紹介。また選び方・品種・糖度についての解説なども掲載していきます。ぜひ最後までご覧いただき、日本一美味しいみかん選びの参考にしてください。

紅まどんなは2005年に登録された、愛媛県のオリジナルの品種のみかんです。濃い橙色をした果皮が特徴で、ツヤがありみずみずしいのが美味しさの証拠。ジューシーで適度な甘さがあるので、幅広い年代の方に愛されています。

酸味と甘みのバランスがいいので、ジャム・ゼリーなどの材料としても使われています。また贈答用としてもよく選ばれている品種です。

清見は温州みかんとトロビタオレンジを交配させて誕生した品種。皮が厚めなのが特徴です。手でもむけますが、果物ナイフを使用するとスムーズです。果肉が柔らかく果汁もたっぷりで、爽やかな甘みが感じられます。

「越冬収穫」と言って、樹上で冬を越して十分に色づいてから収穫されるため、食べごろは3月～4月となっています。ぜひほかのみかんの旬が過ぎた頃に、清見を楽しんでください。

清見とアンコールを交配し、さらにマーコットを加えて2001年に誕生したのがせとかです。それぞれの品種のいいとこどりをした美味しいみかんに仕上がっており、ジューシーで濃厚な味わいと同時に、爽やかな香りも楽しめます。2月上旬くらいから流通し始めるので、ぜひチェックしてみてください。

ポンカンはインド北部が原産で、明治時代に日本に入ってきた歴史のある品種です。皮がむきやすく果肉も柔らかいので、手軽に食べられます。そのまま食べるだけではなく、ジャム・ゼリーにしても美味しいみかんです。

2007年に品種登録された愛媛県生まれの甘平。読み方はかんぺいです。マツコの知らない世界でも紹介された話題の品種で、酸味が少なくとても甘いみかんに仕上がっています。皮が薄く育てるのに手間がかかり生産量が少ないのが難点ですが、高級みかんとして贈答用にも人気です。

八朔（はっさく）は日本原産のみかん。栽培は江戸時代から始まったと言われている伝統的な果物です。やさしい苦味と爽やかさが特徴。果皮・袋も分厚い品種なので、むいて食べるのがおすすめ。1個300g～400gと大きく、果皮が黄色いのが特徴です。

みかんは10度・15度といった糖度によって甘さが分けられており、糖度が高いほど甘くなります。一般的に甘くて美味しいとされるのは糖度が12度以上のものなので糖度11度～12度程度で酸が1.0%以下なら文句なしの美味しさです。ちなみに最近では糖度20度の品種も登場しています。

ほかにも軸が上向きか下向きかでも甘さに差が生じます。軸が上向きになっているみかんは重さに耐えるために軸が太くなり、下向きになっているみかんは軸が細いのが特徴。実は軸が細い品種の方が甘くなりやすいので、注目してください。

店頭でみかんを選ぶときには、重量もチェックしてみましょう。ずっしりと重量感があるものは果汁が詰まっている証拠。みかんは果汁たっぷりの方が糖度が高く甘いので、ぜひ重みがあるものを選んでください。

みかんはビタミンが豊富な果物なので、旬となる冬の時期には毎日でも食べたいもの。そこで自宅用のみかんを選ぶ際には、形にこだわらず美味しさ重視で選んでみてください。みかんは品種によって、流通する時期が少し異なります。

もしお気に入りの品種がある場合は、食べごろをチェックしてその時期に合わせて購入するのがおすすめです。また重量感のあるものを選ぶと、果汁がたっぷり詰まっていて甘くて美味しいみかんが味わえます。

みかんは贈答用としてもよく選ばれています。贈答用は自宅用とは違い、キズのないきれいなみかんを厳選して、箱に詰められているのが特徴です。100年の歴史を持つ「伊藤農園」の有田みかん・観音山みかんはとても評価が高く有名なので、おすすめです。

また箱にAAA級と表記されているものは選りすぐりの証拠。化粧箱付きの高級みかんも販売されていますので、ぜひ大切な人への贈り物に選んでみてください。

みずみずしさを重視したい方は、軸の太さをチェックしましょう。みかんは枝の太さで枝から送られる栄養分や水分が変わります。太い枝の実には「道管」と呼ばれる通路から多くの水分が実に送られ、細い枝の実には「師管」と呼ばれる通路から栄養が送られています。

よって枝の軸が太いのは多くの水分が送られている証拠で、みずみずしいみかんとなっているのです。細い枝の先に実がなっていると水分は少ないのですが、栄養はたっぷりです。

和歌山県はみかんの生産量・シェア率も日本トップクラス。とくに有名なのが有田地方の有田みかん。みかん栽培では400年の歴史があります。糖度20度を超える日本一甘いみかんも生産していますので、ぜひチェックしてみてください。

愛媛県産のみかんは酸味が美味しいのが特徴です。また愛媛県は生産品種が多い県としても有名。品種の開発もさかんで、清見などの有名みかんが多数誕生しています。生産量もトップクラスなので、ぜひ一度試してみてください。

熊本県産のみかんは糖度が高くて甘いのが魅力です。高級みかんも有名で、ふるさと納税の返礼品にも選ばれています。通販サイトでも多数の熊本県産のみかんが出品されていますので、近くのスーパーマーケットで見つからない方は検索してみてください。

そんな熊本県産のみかんは、皮が薄くて食べやすいのが特徴です。味が濃いので食べ応えも抜群。デコポン・ポンカンなど大きいサイズの品種も豊富なので、好みによって選んでみてください。

静岡県も全国で有数のみかんの産地として有名です。温暖な気候を活かして、美味しく甘いみかんがたくさん作られています。和歌山県・愛媛県では早生みかんが主流で12月頃から流通し始めますが、静岡県は普通みかんが多いので、1月以降に出回ります。

甘さと酸味のバランスがとてもいいので、食べやすいのが魅力です。とくに有名なのが三ケ日みかん。丁寧に栽培されており、糖度が高い高級みかんです。

みかんのサイズはさまざまあります。じつは種類・品種によって美味しいサイズが異なります。ここでは目安となるサイズを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

どれも共通して言えるのは、小さければ小さいほど糖度は高くなり、味の濃さも凝縮されています。一方でサイズが大きいほど味は薄くなっていくと考えられています。

• 温州みかん：M・Sサイズ
• 清見・不知火デコポン：2L・L・Mサイズ
• ポンカン：L・Mサイズ

まずは果皮に注目してみましょう。みかんの表面には、油胞（ゆほう）と呼ばれるオレンジ色をした小さなつぶつぶがあり、油胞が小さく数が多いみかんは、美味しいと言われています。

油胞のなかにはリモネンなどの柑橘系の精油成分が凝縮されており、これを抽出して洗剤などにも利用されています。油胞が多いほど精油成分がたくさん含まれたみかんは、香り高い美味しいみかんとなるのです。

迷ったときには、紅が濃い方を選んでください。果皮の紅の正体は、成熟して行く過程で生成されるカロチノイドと呼ばれる色素です。カロチノイドが十分に生成されているみかんの果皮は紅が濃く、甘みが増すと考えられています。

皮と実の間に隙間があるみかんを食べて、味が薄く美味しくないと感じた経験がある方も多いのでは。

これは成熟期に雨が多すぎると水分を多く吸収しすぎて皮だけ成長してしまい、そのうち「浮皮」と呼ばれる果皮と果肉の間に隙間ができて、味の薄いみかんになってしまうのが原因です。あまり隙間がないものを選びましょう。

みかんを含めたほとんどの柑橘類は、毎年9月～3月頃に収穫時期を迎えます。その時期には甘くて美味しいみかんが市場に出回り、リーズナブルな価格で購入可能です。品種によっても差があるので、ぜひ調べてみてください。

みかんは料理に入れてアレンジできる品種もたくさんあります。とくに肉料理との相性がよく、金柑は手羽先とあわせて煮ると肉の風味を引き出してくれ、八朔・ニューサマ―オレンジ・美生柑などはサラダがおすすめです。

みかんはお菓子・スイーツにもよく加工されています。ここではゼリー・缶詰・コンポートを紹介します。ぜひ参考にしてください。

• ゼリー：幅広い人におすすめ

市販品も美味しいのですが、皮が厚いみかんが手に入ったら手作りにも挑戦してみてください。果肉をくり抜いて、なかに果肉・オレンジジュース・ゼラチン・砂糖などを入れて固めると完成です。

• 缶詰：保存食として常備できる

缶詰は長期保存できるので、みかんの旬じゃない時期にも楽しめます。またお菓子作りの材料としても便利です。甘夏・デコポンなど品種別の缶詰も人気です。

• みかんコンポート：話題沸騰中のスイーツ

シロップ・果汁・洋酒などと煮込んで作られるコンポート。上品でおしゃれなスイーツとして話題となっています。見た目にも美しいので、プレゼントにもおすすめです。

みかんの皮を剥くのが苦手な方は、皮剥き器を一度試してみてください。手で剥くよりも簡単・きれいに剥けます。また手が汚れにくいのも魅力です。みかんをプレゼントする際に、一緒に贈るのもおすすめです。

ここまで日本一美味しいみかんを特集してきました。品種が豊富でそれぞれの違いも楽しめ、栄養もあるみかん。ぜひ記事の内容を参考にして、日本一美味しいみかんを見つけてみてください。