北海道のビールおすすめ8選！北海道限定や地ビールも紹介【お土産向けの商品も】

北海道は「ビールの本場」「ビール大国」と呼ばれるほどに、日本の中でもビール生産の多い地域です。明治時代、政府が北海道に開拓使を置いた際にこの地にホップが自生し、大麦の栽培や低温発酵にも向いていることから、北海道はビール醸造に適した気候風土だと発見されたのです。

北海道には大手ビール工場もたくさんありますが、クラフトビール（小規模な醸造所で生産されているビール）も近年注目されています。広大な北海道のその土地土地で、違った味わいを産むクラフトビール。有名どころに飽きてきたな…と思ったらぜひ試してみましょう。

今回はそんな北海道ビールの特徴・限定品の北海道でしか買えないビール・お土産におすすめの飲み比べセットなど詳しく紹介します。またぜひ一度は訪れてみたい北海道のビール施設など、ビール好きにはたまらない情報も必見です。

北海道がビールの栽培に適しているのは、気候だけではありません。北海道ビールの美味しさには、いろいろな秘密が詰まっているのです。ここでは北海道ビールが美味しいと言われているその理由をご紹介します。

美味しいビールを作るのに不可欠な材料のひとつが「美味しい水」です。北海道はその広大な大地と自然が豊富なために、上質な水源がたくさんあるのです。そのため大手ビール工場もこぞってこの地に工場を建てています。

まさに自然が産んだ天然のビールは、万人に愛される味わいと香りを作り出しています。

北海道の気候はビール作りにも適していますが、実際ビールを飲んだ時にも美味しく感じる気候と言われています。梅雨のない北海道、一年中を通して比較的カラッとした日が多く、喉を潤すビールがとても美味しくなるのです。

もちろん他の地域でも、美味しく飲めるビールですが、広大な大地と快適な気候の元で味わう北海道ビールを体験してみたくなります。

北海道では、本場のドイツビールの製造方法を取り入れて作られているものがたくさんあります。本場のいいところを取り入れつつ、北海道の産地ならではの味などを足してオリジナルビールを作る、といった製法がさまざまな味わいを生み出し人気を呼んでいるのです。

中にはドイツの製法だけを200年近く受け継ぎ、作られている北海道ビールもあります。さまざまなお店で飲み比べてみると、その違いもわかってとても面白いでしょう。

大手ビールメーカーはもちろん、たくさんの種類が作られているご当地の北海道ビール。どれも美味しそうで選ぶのにも困ってしまいます。そこで、ここでは特に注目したい北海道ビールをご紹介します。

ドイツのブラウエンジニアが醸造する、本格的なドイツビールでもある「小樽ビール」。その伝統的な醸造方法は200年にも渡って継承されています。手間とコストが通常のビール作りの倍はかかると言われていますが、その分、高品質で深い味わいに仕上がります。

道内はもちろん、全国でもファンが多い代表的北海道ビールです。小樽市銭函と、小樽運河倉庫群に製造所があり、見学することも可能です。

網走の東京農業大学にある研究室で開発された「網走ビール」。そこから企業化されたという、珍しい歴史を辿った北海道ビールです。今では地域に根づいた企業になっており、地域の原料にこだわり醸造をおこなっています。

特に「流氷ドラフト」というビールは、オホーツク海の流氷を仕込みに使っており、まさに現地の特産ビールとして観光客などの目を引いています。

北見市で誕生した「オホーツクビール」は「北見ならではの地ビールを造りたい」と考えた人々の手によって生み出された北海道ビールです。ドイツ・バイエルン州への視察にも出向き、知識を持ち帰って、ビール製造会社を設立しました。

「オホーツクビール」は16世紀のドイツ「ビール純粋令」に従い、麦芽・ホップ・水・酵母だけを原料として作る伝統的なビール。地元のために作られたということもあり、北見で愛されるビールをぜひ現地で楽しんでみてください。

カナダで修行を積んできたブルーマスターによって、2003年に誕生した「ノースアイランドビール」。「ビールはアート」という言葉をモットーとし、多種多様な味わいを生み続けています。こだわりの発信を止めない、新進気鋭の北海道ビールとして注目されています。

フレーバーは6種類。季節限定品などの製造もおこなっていて、多彩な味が楽しめます。直営店がある札幌をはじめ、さまざまなビアバーでも愛される人気の銘柄です。

北海道中央部の旭川生まれの「大雪地（たいせつじ）ビール」は1996年に誕生。歴史的なレンガ倉庫を改築した、レストラン「大雪地ビール館」が提供しています。さらにこの建物は2001年に文化財登録もされていて、歴史の重みも感じられます。

「大雪地（たいせつじ）ビール」は、大雪山の清水で作られていてとてもクリアな味わい。毎年さまざまなコンテストでも入賞している本格派の北海道ビールです。ジンギスカンなど、地元食材との相性も抜群です。

北海道ビールには、現地の北海道でしか買えないビールもあります。一部お取り寄せも可能ですが、基本は道内でのみ流通しているというビールもあるのです。ここではそんな北海道でしか買えないビールを紹介します。

人気銘柄の「黒ラベル」にも、北海道限定商品があります。2013年に発売開始され、毎年春から初夏に発売される数量限定のビールです。原材料にこだわっていて、オホーツクエリアと富良野の大麦麦芽を使用。香りが爽やかで夏の気候に合う爽快感が特徴です。

また、ラベルには北海道の地形がデザインされており、缶の色も金色と特別感のある仕様になっています。ぜひ現地で見つけた際には、通常の黒ラベルと飲み比べを試してみてください。

こちらも人気銘柄の「一番搾り」。一番搾りは47都道府県ビールという企画をおこなっていましたが、全国9つの工場でそれぞれ近い地域のものを作成していました。北海道千歳工場はその中のひとつであり、本当の現地生産ビールになっています。

北海道の原料にこだわって、北海道ビールらしさが味わえるキレがある爽やかな飲み口。これも、通常販売されているものと、ぜひ飲み比べてみてください。

「サッポロクラシック」は、北海道の気候と食材に合うように作られたこだわりのビールです。麦芽100％、ホップの高級品種と言われる「ファインアロマホップ」を100％使用しています。香りと爽やかなのど越しが上品で、北海道以外にもファンの多い一品です。

こちらは通販で購入できるので、現地で飲んでハマってしまい取り寄せて飲み続けているという人も多いようです。時期限定で「サッポロクラシック　できたて出荷」という、製造3日以内に出荷する、鮮度にこだわった商品も人気です。

「サッポロクラシック　春の薫り」北海道産ホップ「フラノマジカル」を一部使用した、春限定クラシックビールです。サッポロビールが育種・開発し2021年に品種登録されたホップは、マスカット、マンゴー、カシスなどのフルーティーな香りが特徴です。

鮮やかなグリーンのパッケージが北海道の広大さを表しており、北海道産素材を一部使用していることを訴求。旬の味を楽しめる人気の北海道ビールです。

「サッポロクラシック　夏の爽快」は、春の薫りに続き発売された季節限定シリーズです。通常のサッポロクラシックより、炭酸もアルコール度数も高めになっていて、夏にスッキリとしたのど越しを味わえるシャープな仕上がりとなっています。

青のグラデーション缶が、北海道の清々しく広い空を思わせます。こちらも季節を感じさせる貴重な限定品となっています。

お取り寄せで楽しめる北海道ビールもたくさんありますが、ぜひ現地で出来立ても味わってみたい方も多いです。そんな人におすすめな、北海道に行ったらぜひ立ち寄ってみたいビール園をご紹介します。ビールはもちろん、食が楽しめる所もたくさんあります。

「北海道ビール園」は、主にサッポロビール・ヱビスビールが飲めるビール園です。地下鉄すすきの駅より徒歩約3分。地下街からなら、南三条郵便局行出口から徒歩約1分にあります。店内は木のぬくもりあふれた作りで、ふらっと立ち寄るにもいい雰囲気。

ここでは5種類の北海道ビール、そして地酒や地焼酎、北海道産ワインまで楽しむことができます。食べ飲み放題プランでは、蟹・動産和牛・ジンギスカン・海鮮焼きなど地元の味も満喫できます。

「サッポロビール園」もサッポロビール・ヱビスビールが飲める、その名の通りサッポロビール直営のビール園です。JR札幌駅から「サッポロビール園」行きのバスで約7分の好アクセス！歴史を感じさせるレンガ造りの建物は雰囲気満点。落ち着いた大人の時間を過ごせます。

ここには5種類のホールがあり、さまざまなメニューやお店の雰囲気を味わうことができます。ただどのホールでもジンギスカンとビールは楽しめるのでハズレなし！更に敷地内には「サッポロビール博物館」があり無料で工場見学もできます。

「サッポロビール庭園 レストラン ヴァルハラ」もサッポロビール・ヱビスビールが飲めるビール園。サッポロビール庭園駅（新千歳空港の4駅手前）から、徒歩で25分のところにあります。すぐ隣にはサッポロビール北海道工場があるため、出来立てビールを味わうことが可能です。

ぜひ出来立て本場の北海道ビールと合わせたいのはジンギスカン。このレストランでは「4種ジンギスカン食べ放題」コースがおすすめ。さまざまな味付けのジンギスカンと一緒に、6種類の出来立てビールを堪能することができます。

「アサヒビール園 白石 はまなす館」は、アサヒビールの飲めるビール園です。地下鉄東西線南郷7丁目駅2番出口から徒歩約5分なので、アクセスも抜群。隣にはアサヒビール北海道工場があるため、工場から直送された新鮮なビールが楽しめます。

そしてこちらは、ラム肉の美味しさでも有名なビール園です。特に「フレッシュラム肩ロース」がおすすめ。ラム肉の希少部位で、もちもちした食感がクセになる一品。新鮮なビールと一緒に食べれば美味しさも倍増です。

「アサヒビール園 千歳店」もアサヒビールが飲めるビール園。JR千歳駅から徒歩約10分で、こちらのビール園でも、アサヒビール北海道工場直送のビールを楽しむことができます。お店には個室もあるので、ご家族・カップル・友人と落ち着いて飲食をすることができます。

また、アサヒビール園 千歳店でぜひ食べたいのが「いちおし焼肉 食べ放題」。ラム肉はもちろん豚肉や鶏肉、ホルモンなどさまざまな種類のお肉が食べ放題！（別料金で飲み放題も可能）お肉もビールも心行くまで堪能できます。

「キリンビール園 アーバン店」はキリンビールが飲めるビール園です。地下鉄南北線すすきの駅から徒歩約3分。駅チカなので、とってもアクセスしやすいお店です。さらにこちらで飲めるビールは、キリンビール北海道千歳工場から直送された新鮮なものです。

そして「キリンビール園 アーバン店」では、ラム肉はもちろん、北海道ザンギや活ホタテのバター焼きなどのサイドメニューも豊富。どれもビールとの相性が抜群なので、北海道の味覚を思い切り堪能できます。

お菓子に海鮮にと、名産がいっぱいある北海道ですが、お酒好きな人には北海道ビールをお土産にするのも喜ばれるでしょう。各地域の飲み比べセットや、訪れた土地にちなんだビール、または限定ビールなど、北海道だから買える特別感を贈ることができます。

ビールに合う北海道ならではのおつまみもたくさんありますので、セットにするとなお嬉しいお土産となります。

アルコールは苦手、でも北海道ならではのビールを味わってみたい。という人には、ノンアルコールビールも発売されています。本来のクラフトビールの味わいをそのままに、まるで本物のようなコクと苦みのバランスを維持したまま、美味しいノンアルコールビールを作り上げています。

「オホーツクビール」「小樽ビール」で、ノンアルコールビールが発売されているので、気になる人はぜひチェックしてみましょう。

北海道ビールは奥が深く、楽しみ方もたくさんあって魅力が満載です。現地で楽しむのはもちろん、お取り寄せでいつもの晩酌を一味違ったものに変えるのも素敵な時間になるのではないでしょうか。現地では、楽しめるビール施設もたくさんありますので、北海道に行った際には、ぜひ本場の味も楽しんでみましょう。