ジントニックにおすすめのジンの人気15選｜トニックウォーターと炭酸の違いは？

ジントニックといえばシンプルなカクテルで、最初の一杯として注文するとバーテンダーが一番緊張するカクテル、ともいわれています。実際に、ベースのジンやトニックウォーターの銘柄、配合によりさまざまな味わいへ変化するのが魅力です。

おうち飲み会も珍しくなくなり、ご家庭でも飲む機会が増えた今、ジントニックの自作に挑戦したい方も増えていますよね。しかし、バーテンダーの腕が試されるとさえ言われるジントニック。ベースのジンを選ぼうにもたくさんの種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。

そこでこの記事では、ジンの種類や魅力、選び方を紹介します。ジンそれぞれの特徴を理解し、後悔しないためにもあなたに合ったジンを選んでくださいね。

ジンの発祥はオランダですが、一般的に親しまれているのはイギリスで造られている種類のロンドンドライジンです。植民地で働くイギリス人がマラリアなどの対策として、飲まれていたキニーネの成分に砂糖、炭酸、ジンを混ぜて飲んだのが始まりといわれています。

第二次世界大戦後に「ジントニック」は世界的に広まりました。ジンに甘みのあるトニックウォーターにライムの酸味がマッチした、初心者でも飲みやすい人気のカクテルです。

炭酸水は水に炭酸を加えたもので、無味無臭です。トニックウォーターも炭酸水と似て無色透明ですが、炭酸水に柑橘系、甘みを加えた香草エキスなどが入っています。炭酸水だけで飲むのが苦手でも、トニックウォーターの独特な味わいが好きで炭酸ジュースとして飲まれています。

各銘柄によって原料の配分が異なるので、トニックウォーターの種類でジントニックの味わいが変わり、さまざまな味を楽しめます。

家庭に1本あるだけで飽きずに楽しめるジントニック。ジンは多くの種類があり、それぞれの特性を認識し美味しいジンを選んで楽しみましょう。お酒好きな方はもちろん、初心者にもおすすめのジンを紹介します。

barだけでなく居酒屋にも置かれているカクテルのジントニックですが、使われているジンによって味は大きく変わります。それぞれのポイントを把握し、好みの1本を見つけて作ってみてください。

ドライジンはイギリスで発祥し「ロンドン・ドライジン」とも呼ばれ、世界の主流となっています。ドライジンはクセがなくさっぱりした味わいで、カクテルのベースとして最適です。

ジンと呼ばれる銘柄のほとんどがドライジンで、そのままストレートで飲むのであれば好みが分かれます。

ジン発祥のオランダで造られ「イェネーバ」「オランダ・ジン」とも呼ばれています。蒸留回数が1回と少なくドライジンよりも濃く、風味が強くクセのある味わいです。

トロッとした舌触りがあり、香りが強いのが特徴で、麦芽の豊潤な香りと濃厚な風味が魅力的。ジュネヴァはジンの原型に近い、昔ながらの製法で造られているので、ジンが好きな方には一度は飲んでほしいです。

ドイツのシュタインヘーガーで生まれたことからこの名前が付けられ、生のジュニパーベリーを発行して造られているジンです。ドライジンよりも控えめな味わいであっさりしており、飲みやすいのが特徴。

スッキリとした風味でドイツではショットグラスで一杯飲んでから、ビールを飲むのが主流です。

辛口のお酒が苦手な方はぜひオールド・トム・ジンを試してほしいです。ほどよい甘みが特徴で飲みやすく、初心者にもおすすめのジンです。

イギリス生まれのジンで砂糖を加えて造られますが、現在はサトウキビ由来のスピリッツをブレンドする方法の2種類あります。

世界中でさまざまなハーブやスパイスを使用し、アレンジされているのが特徴のクラフトジン。小規模生産で造られているクラフトジンは、日本でも産地特有のボタニカルを使用したジンもあります。

各国で個性豊かな味わいを楽しめるボタニカルに興味のある方は、ざまざまな銘柄をチェックしたいですね。

香り付けはジンの製造工程の1つで、ジンの個性を左右する重要な作業です。お酒は度数だけでなく香りも大切な要素です。香り付けの方法はさまざまだが、大きく分けて代表的な2種類をご紹介します。

アルコールと水の沸点の違いを利用し、熱でアルコールのみを沸騰させ、その蒸気を冷やすことで液体に戻すことが蒸留です。その際、蒸気の通り道にボタニカルを敷き詰めたバスケットを設置します。

これを蒸気が通ることで香りが放出・抽出されるのがヴェイパーインフュージョン方式です。風味が重くならず、華やかな香りが特徴のジンを造ります。

ボタニカルを直接ベーススピリッツに漬け込み、蒸留することで香味を抽出する方法です。浸漬するだけでも香りを抽出できますが、蒸留することで熱によって香味がより抽出されます。

スティーピング方式はボタニカルをベーススピリッツに直接漬け込むので、風味がよく香りもしっかりと抽出されたジンになります。

ジンは味だけではなく生産国にもこだわってみましょう。ジュニパーベリーや柑橘系の爽やかな香りが特徴のイギリス製。香味が濃厚で麦芽の香りが鼻から抜けるオランダ製。

日本のサントリー商品はドライジンタイプで、軽快な味わいと柑橘系の爽快感が特徴的、欧米を中心に海外では、ジャパンクラフトジンが人気です。

ジントニックだけでなく、ストレートやロックでも堪能できる人気の銘柄を試してみてください。

「今までにない高品質なジンを造る」をモットーに1830年に創業したロンドンの老舗ブランドを代表するドライジンのタンカレー・ロンドン・ドライジン。世界でレシピを知っているのがわすか6人と、変わらぬ味を守り続けるプレミアムな1本です。

ジントニックと相性がいい自分に合ったトニックウォーターを探してみよう。ジンだけでなくトニックウォーターも種類が多いので迷ってしまいますが、代表的な「ウィルキンソン」「シュウェップス」「フィーバーツリー」があります。

家庭で美味しいジントニックを作るためのレシピですが、基本的な割合はジンとトニックウォーターは1：4です。

• グラスに氷を入れマドラーでよく混ぜてグラスを冷やし、溶けた水分は捨てる
• ジンを30ml入れ、軽く混ぜて氷となじませる
• トニックウォーターを120ml投入し炭酸が飛ばないように、丁寧にかき混ぜて出来上がり

マドラーをグラスの底に入れて、氷をそっと浮かせるようにマドラーを上げるのがポイントです。

ジントニックを美味しくするには下準備が必要です。ジンはアルコール度数が高いため冷凍庫に入れても凍らないので、冷凍庫に保管しておきます。

グラスやトニックウォーターは冷蔵庫に入れてしっかり冷やすことで、美味しいジントニックが楽しめます。また、かき混ぜすぎると氷が溶けて炭酸が抜けてしまうので、ステアの回数は1～2回を目安に混ぜる。

さらに、ジントニックに合うおつまみは、生ハムのまろやかな脂との相性は良く、カナッペの塩気がジントニックの味を引き立ててくれます。

美味しいジントニックの作り方を知るだけで、初心者でもご家庭で簡単に楽しめます。ただし、ジンやトニックウォーターには種類があるので、好みに合ったものを選ぶ必要があります。迷ったときはこの記事で紹介した商品を参考にして、美味しく飲めるジンを選んでください。