本場の味わい！ロシアで人気のウォッカおすすめランキング10選｜美味しい飲み方は？

世界にはたくさんの種類の酒類があります。日本ではビールやワインなどが主流でありますが、ロシアではウォッカが国民酒として嗜まれています。「原料は何？」「どんな銘柄があるの？」「ウォッカのおいしい飲み方は？」などの疑問点を解説していきます。

日本ではあまり馴染みの少ないウォッカですが、スーパーやコンビニでよく販売されている「氷結」や「ストロングゼロ」といった缶チューハイのベースには、なんとウォッカが使用されています。ウォッカは、クリアな味わいで糖質ゼロのため、「糖質ゼロ」と表示している缶チューハイが多いのもウォッカの性質のためです。

ウォッカの種類はたくさんあり、銘柄も様々あります。今回は、本場ロシアで人気のあるウォッカを厳選しました。人気のウォッカの種類やおすすめのおいしい飲み方までご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

ウォッカはロシア・東欧・北欧地域など、主に寒い地域で製造している歴史の長い蒸留酒です。起源は、はるか12世紀まで遡ります。ジン・ラム・テキーラと並び、ウォッカは「世界4大スピリッツ」と呼ばれています。

蒸留して製造しているため、アルコール度数は約40～60度と高めです。原料は大麦・小麦・ライ麦のほかに、トウモロコシ・ジャガイモといった穀物がウォッカの原料として使われていますが、糖質はゼロです。ウォッカは、ダイエット中の方には嬉しいお酒になります。

ジンとウォッカの両者とも原料は、同じ大麦・じゃがいも・ライ麦などから造られるスピリッツ系ですが、製造工程が異なります。薬用酒として歴史のあるジンは、蒸留工程でネズの実や、ボタニカルを加えて風味付けしています。

それに対してウォッカは、蒸留酒を白樺の炭によって濾過しているので、クリアでクセの少ない味わいです。

ウォッカ発祥地の1つでもあるロシアでは、ウォッカを国民酒として嗜んでいます。数多く存在する種類の中で、ロシアの銘柄として有名な「ロシア三大ウォッカ」のそれぞれの特徴を見ていきましょう。

ストリチナヤは、ロシアの国営会社が製造し、日本ではアサヒビールが輸入しています。モスクワ生まれのストリチナヤは、ロシア語で「スタリーチナヤ」と呼ばれ、「首都の」意味を表します。

養分が豊かな土壌で育ったライ麦・とうもろこしなどと、ミネラルたっぷりの水で製造し、なめらかで澄み切った味わいが特徴です。

モスコフスカヤは、ロシア語で「マスコフスカヤ」と呼ばれ、「モスクワの」意味を表します。飲んだ後の感触として、「ロシア三大ウォッカ」のなかでも一番辛口で、キレのある味わいが特徴的です。

ストロワヤは、ロシア語で「スタローヴァヤ」と呼ばれ、「食卓の」意味を表します。アルコール度数が非常に高く、昔は50％でしたが、現在は40%に抑えられています。今では並行輸入でしか入手できないレアなウォッカなので、ロシアに訪れた際には、ぜひ手に入れて愉しんでみてください。

ロシアや北欧の寒い地域では有名なウォッカですが、日本ではまだまだ馴染みの少ないお酒かもしれません。しかし、ウォッカの種類は大変多く、飲み方もカクテルベースからストレートやロックまで、たくさん愉しみ方があります。ウォッカのおすすめ銘柄をお届けします。

様々な種類の存在するロシア産ウォッカは、濾過工程や材料などで味わいや口当たりが異なってきます。純度が高く高品質なスミノフやストリチナヤなどの「ピュアウォッカ」から、ブランデーや唐辛子・胡椒などとブレンドした個性的な「フレーバーウォッカ」まで存在します。

アルコール度数が高いウォッカですが、色々試飲してみて、好みのフレーバーを探してみるのもおすすめです。

• すっきりとした味わい：スミノフ・ストロワヤ

• まろやかな味わい：ストリチナヤ・ロシアン・スタンダード

• キリっとした味わい：モスコフスカヤ・ペルツォフカ

• 熟成した味わい：スタルカ

種類の大変多いウォッカですが、透明でクリアな「ピュアウォッカ」とフルーツやハーブなどをウォッカに浸酒した「フレーバードウォッカ」の2つに大きく分けられます。どちらも特徴があり、異なる味わいや飲み方がありますので、それぞれ見ていきましょう！

透明でクリアな味わいを楽しめるのが、「ピュアウォッカ」です。ウォッカ本来の味わいを愉しめるため、ジュースなどで割ってカクテルベースに使うといった飲み方も多いです。ウォッカ本来の風味を味わうために、ストレートやロックで飲むときには、純度の高い高品質なウォッカがおすすめになります。

無色透明な「ピュアウォッカ」に、フルーツやハーブなどを浸酒して、オリジナルの風味付けをしたのが「フレーバードウォッカ」です。お酒があまり得意ではない方には、ソーダ割がおすすめです。アルコール度数を低くし、爽やかな味わいに仕上げます。

ウォッカの原料は、トウモロコシ・小麦・ライ麦・大麦・ジャガイモなどの穀物から製造しています。なかには、ブドウやサトウダイコンから造る、独自のウォッカを製造しているところもあります。高品質な純度の高いウォッカを求めるなら、製造工程の蒸留回数や濾過時間をチェックしてみてください。

連続蒸留直後のウォッカは、なんと96度とほぼアルコールです。それから、白樺の活性炭で長時間濾過し、水を加えてアルコール度数を40度前後にしてお店などで販売されています。アルコールの凝固点が低いので40度のウォッカですと、マイナス31℃まで凍結しません。

ウォッカを冷凍庫に入れるとシャーベット状になります。ロシアでは、厳寒期に屋外で氷点下まで冷やしたウォッカをストレートで飲んで、のど越しを愉しむ方もいます。

ウォッカはアルコール度数が高く、なかなか凍らないため冷凍庫で冷やして飲むのがおすすめです。冷凍庫で冷やしたウォッカのストレートをロシアの現地の人は、とろりとした口どけを愉しむのだとか。カロリーを控えめにしたい方は、ストレートやロックを選択してみてください。

また、ストレートでいただく場合、ショットグラスなどを自宅でご用意できると、より雰囲気が出ておうち飲み気分が上がります。ロックの場合、氷とともにレモンやライムといった柑橘類を添えるのも相性がいいです。

また、アルコール度数を下げたい、お酒があまり得意でない方には、水割・ソーダ割・ジュース割がおすすめです。ウォッカをジンジャーエールやお好みのジュースなどで割って、ロンググラスに注いで、綺麗なカクテルの色を愉しみながら飲むのも、粋な飲み方です。

ウォッカは、ブランデーや赤ワインなどに比べて悪酔い、つまり二日酔いしにくいと言われています。なぜなら、飲酒による悪酔いのしやすさは、お酒に含まれる「コンジナーの量」によって決まるからです。

「コンジナー」とは、水とアルコール以外の物質や成分を表す不純物を指します。ブランデーや赤ワインといった不純物の多いお酒の方が、酔いの影響が長くなったとの実験結果を得ています。

無色透明で無味無臭、さらに純度の高いウォッカは、含有する不純物が少ないので、悪酔いしにくい酒類といえます。

今回は、本場ロシアで有名なウォッカの選び方や人気の商品をご紹介してきました。お気に入りのウォッカや飲み方は見つかりましたか？冷凍庫で冷やしてストレート・ロック・ソーダ割・カクテルなど飲み方も様々です。糖質ゼロのウォッカですので、おうち時間でも気軽に、様々な味わいのウォッカを愉しんでみてください。