メーカーズマークのおすすめウイスキー4選|美味しい飲み方や種類まで詳しく解説

テレビCMでも見かけるおしゃれなボトルの「メーカーズマーク」は有名なウイスキーのひとつです。ウイスキーはアレンジができ、自分好みの愉しみ方ができます。ウイスキーによって特徴や味わいが違うため、気分によってメーカーを変えるのもおすすめです。

一本一本丁寧に製造している「メーカーズマーク」は口当りがよく、ロックはもちろんアレンジにも向いています。さまざまな飲み方を愉しめるため人気のウイスキーです。

本記事では「メーカーズマーク」の歴史・種類・開け方・おすすめ商品などをお伝えします。最後までご覧になり、自分好みの味を見つけてメーカーズマークのウイスキーを愉しんで下さい。

メーカーズマークはほのかに香る、はちみつ・バニラのような華やかな甘い香りが特徴のクラフトバーボンウイスキーで、まろやかな口当りを愉しめます。香りのよく飲みやすいウイスキーのため、バーボンウイスキー初心者にもおすすめです。

仕上げの封蝋は全て手作業、一つひとつ仕上がりが違うのもメーカーズマークの魅力です。

長い歴史があるメーカーズマークは、発売当初から人気ウイスキーだったわけではありません。人気ウイスキーになるまでの歴史やこだわりの原料・製法、受け継がれてきた設備について解説していきます。

メーカーズマークは1780年、ケンタッキー州に移住したロバート・サミュエルズが農業のかたわらではじめた自家用ウイスキー作りが始まりでした。孫に引き継がれ1840年蒸留所を設立、しかし禁酒法によって操業停止に追い込まれます。

その後親族により再開されたウイスキー作りは品質や手作りにこだわりながら試行錯誤を続け、1959年現在の赤い封蝋を施したメーカーズマークが誕生しました。

メーカーズマークは「誰が飲んでも美味しい」を目指しライ麦以外の原料を探し続けました。その結果まろやかな口当りになる冬小麦を採用、良質な湧き水・伝統を受け継いできた酵母菌を用いてウイスキーを製造しています。

ウイスキーを発酵させる酵母槽は、樹齢100年以上の赤イトスギです。熟成樽はメーカーズマークの魅力である香り・まろやかさが出るよう火入れを行ない、定期的に場所のローテーションを実施し偏りなく熟成させます。

全てのメーカーズマークがケンタッキー州「メーカーズマーク蒸留所」で製造されています。蒸留所はメーカーズマークにとって欠かせない設備です。ウイスキーだけでなく、ボトル上の封蝋・ラベルも全て手作業し仕上げます。

また使用する湧き水は、石灰岩によって濾過されたものです。ウイスキー作りに欠かせない湧き水のため水源保護・保全にも努めています。

メーカーズマークは6種類ほどあります。現在手に入りやすく、製造販売している種類は「メーカーズマーク レッドトップ」と「メーカーズマーク 46」です。ここでウイスキーの種類と特徴を解説していきます。

メーカーズマークの中でも一番メジャーなレッドトップは、バーボンウイスキーが初めての方や女性におすすめです。はちみつのようなキレイな琥珀色のウイスキーは、柔らかくなめらかな口当りが特徴で小麦の上品な甘みを感じます。

程よい甘さが香るウイスキーは、バニラのような香りを楽しめます。アルコール度数は45%、ボトルサイズは50mlから1,000mlまで5種類のラインナップです。

メーカーズマーク46は、熟成樽の中に「インナーステイブ」といわれる焦がしたフレンチオークの板を沈め数ヶ月熟成させたウイスキーです。深みのある琥珀色のウイスキーは、キャラメルのような甘みが特徴でリッチな味わいを堪能できます。

芳醇な香りと長い余韻が楽しめるため、バランスの取れたワンランク上のウイスキーを味わいたい方におすすめです。アルコール度数は47%、ボトルサイズは750mlを準備しています。

カスクストレングスは、樽から出した原酒をそのままボトリングしたプレミアムウイスキーです。メーカーズマークの特徴でもある、バニラに近い濃厚な甘み・樽の香りや香ばしをダイレクトに感じます。

メーカーズマークの甘さ・渋み・余韻を堪能したい方におすすめです。アルコール度数は樽によってバラツキがあり54%〜58%前後、ボトルサイズは750mlがあります。

プライベートセレクトは、メーカーズマーク46をベースに販売メーカーやバイヤーが「インナーステイブ」を組み合わせてつくるオリジナルウイスキーです。さまざまな味わいを楽しめるのが特徴の限定ウイスキーで、1001通りの組み合わせからブレンドされています。

アルコール度数は55%、ボトルサイズは750mlです。

ゴールドトップは、現在終売となっているメーカーズマーク会員向けに製造されていた最高峰ウイスキーです。円熟味があり濃厚ながらまろやかな口当りが特徴のウイスキーで、レッドトップの度数を高めにしたウイスキーとされています。

カカオを想像させるコク深い香りのウイスキーで、口に含んだ後まろやかな余韻を愉しみたい方におすすめです。アルコール度数は50,5%、ボトルサイズは750mlでした。

ミントジュレップは、年に一度限定発売されるメーカーズマークをたっぷり使用したミント風味リキュールです。フレッシュなミントの香り・メーカーズマーク特有の程よい甘みが特徴で、ケンタッキーダービーに合わせて特別に作られています。

ミントの爽やか・カクテル作りを楽しみたい方におすすめのアルコール度数33%、ボトルサイズ1,000mlのリキュールです。

特徴的な赤い封蝋が施されているメーカーズマーク。開封する際、悩まないよう開け方のコツを解説するので参考にして下さい。

開封前、封蝋の上の方に少し出っぱっている場所があります。その場所を引っ張りながら時計回りに回し取ると、上にキャップが現れるので反時計回りにひねり開封します。簡単に開封できるのでお試し下さい。

メーカーズマークはロックだけでなく、アレンジにもおすすめのウイスキーです。メーカーズマークの味わい風味を堪能できる飲み方、アレンジを加えて特徴・おいしさをupさせる飲み方を紹介します。

まず始めにメーカーズマーク特有の味わい・風味を味わってみて下さい。バニラに近い香り・穀物の柔らかく繊細な甘みを感じ、まろやかさの中に甘みと豊かな風味を感じます。

バーボンウイスキー初めての方にはレッドトップ、飲み慣れている方にはメーカーズマーク46がおすすめです。

まろやかでクセが少ないメーカーズマークはアレンジにも適しているウイスキーです。スタンダードな飲み方や女性に人気の飲み方をお伝えします。いつもと違うアレンジもぜひお試し下さい。

バーボンウイスキーといえばロックが人気、メーカーズマークも同様です。メーカーズマークの味わい・風味だけでなく、味の変化も楽しめます。

グラスにたっぷり氷を入れウイスキーを注ぎ、軽く混ぜましょう。ゆっくり時間をかけながらメーカーズマークの味を堪能したい方におすすめです。

ウイスキーの定番ハイボールは、メーカーズマークの香りを際立たせるおすすめの飲み方です。口に広がったウイスキーは、まろやかな味わい・甘い香味を感じますが炭酸の清涼感がのこります。

華やかさをプラスしたい時にはオレンジピールを絞るのもおすすめです。たっぷり氷を入れたグラスにウイスキーを注ぎ、軽く混ぜ冷やしてから炭酸を加えましょう。

まろやかで香りが楽しめるメーカーズマークは、カクテルにもおすすめです。「カクテルの女王」と呼ばれ世界中で有名なカクテル「マンハッタン」にも適しています。

カクテル作りには、リッチな味わいで芳醇な香りのメーカーズマーク46の使用がおすすめです。メーカーズマークはアレンジしやすくカクテルのベースに最適、気分に合わせてさまざまな味を愉しめます。

メーカーズマークは炭酸ジュース割りもおすすめです。中でもコーラはメーカーズマークとの相性抜群、コーラ・ウイスキーの甘みが合わさり上品な味わいになります。

柑橘類を絞ると爽やかさもプラスされ、より飲みやすくなり、ウイスキーが苦手な方でもおいしく楽しめる人気の飲み方です。

バーボンウイスキーの中でも飲みやすく・香りが楽しめるメーカーズマークは、世界中で親しまれている人気ウイスキーです。紹介したアレンジ以外にもメーカーズマークをベースに、自分好みの飲み方を愉しんでみて下さい。