パコラバンヌの香水おすすめ10選｜どんな匂い？ワンミリオンなど人気シリーズも紹介！

香水は今や服と同じくらい重要なファッションアイテムです。個性的な香水を選べば、「これはあの人の香り」と印象付けることもできます。しかし、「個性的」って聞こえはいいけれど、あまりに癖があると好かれにくいと思っていませんか？

実は常識にとらわれない斬新さを追求しながらも、長く愛され続けているブランドがあります。それが海外ブランドのパコラバンヌ（Paco Rabanne）です。パコラバンヌの香水は世界中で人気があります。

この記事ではそんなパコラバンヌの香水の特徴や選ぶポイントについてお伝えします。ワンミリオンなどの人気シリーズやおすすめ商品も紹介しますので、参考にしてください。

パコラバンヌ（Paco Rabanne）とはデザイナーのパコ・ラバンヌが1966年に設立したファッションブランドです。ラバンヌは若い頃に建築を学び、そこで出会った硬質素材の美しさから発想した、超前衛的なデザインが特徴です。

パコラバンヌはメタル素材を接着剤やペンチで加工した、従来では考えられない鎧のようなドレスを発表し、60年代のファッション界に衝撃を与えました。その後、香水なども展開していきます。

パコラバンヌは1969年から香水を展開しています。超前衛的なファッションが特徴のパコラバンヌらしく、香水も伝統に逆らった大胆で斬新なものが多いです。

メタリック素材を使ったモダンなボトルや挑発的なコマーシャルなど、攻めたスタイルにこだわっています。香水は情熱的・刺激的な匂いが特徴です。一方で、ロングセラーの香水もあり、ただ独創的なだけではありません。

ウッディー系はサンダルウッド・シダーウッドなどの樹木の香りで、パワフルな雰囲気があるためメンズ向け香水によく使われます。甘すぎないイメージを出したい女性にも人気です。パコラバンヌの香水では、インビクタス・プールオムなど多くのシリーズで使われています。

シナモン・ジンジャーなど、ピリッとしたスパイシー系の香りは、エキゾチックで魅惑的な雰囲気が特徴です。他の香りに加えて爽快感を出すのにも使われます。パコラバンヌの代表的なシリーズの1つ、「ワンミリオン」ではシナモンとムスクの香りを合わせてワイルドかつセクシーな男性像を演出しています。

レモンやライムなどの爽やかな香りのシトラス系は、すっきりしていて男女・年齢を問わず万人受けしやすい香りです。ユニセックスの香水によく使われます。パコラバンヌでは数少ないユニセックス香水である「EDT」も、レモン・マンダリン・オレンジのさらっとした香りがトップノートです。

女性らしいエレガントな雰囲気を出すのにぴったりなフローラル系は、レディース向け香水では一番人気です。ローズ・ジャスミン・すずらんなど、さまざまな種類があります。例えばパコラバンヌの「レディミリオン」には、甘く濃厚なジャスミンや、土を連想する落ち着いた香りのパチョリが使われています。

みずみずしいフルーティ系の香りはポジティブで明るいイメージがあり、男女を問わず人気があります。レディース向け香水ではフローラル系と組み合わせることも多いです。パコラバンヌの女性向け香水「ブラックエクセス・フォーハー」でも、フルーティ系のフレッシュな甘さから、フローラル系の濃厚な甘さへの変化を持たせています。

香水にはオーデコロン・オードトワレ・オードパルファム・パルファムの4種類があります。違いは香りの強さと持続時間です。香水の濃度（賦香率）によって分けられます。

賦香率が低いほどライトな使い心地でほのかに香り、初心者向けです。賦香率の高いものは少量でも強く香ります。

プールオム（pour homme）は「朝露に濡れた松林のかぐわしさ」をテーマとした、グリーン系の甘い香りが特徴のメンズフレグランスです。1973年に発表されたロングセラーで、長く愛されつづけています。すっきりと爽やかな雰囲気から官能的で重厚な感じに変化していくさまが印象的で、手放せなくなる香りです。

インビクタス（INVICTUS）は2013年に発売されたメンズフレグランスで、爽やかさとセクシーさを兼ね備えた香水です。「インビクタス」とは「征服できない」を意味し、ゆるぎない自信をイメージしています。

ワンミリオン（1 MILLION）は2008年に発売された、ヨーロッパで圧倒的な人気のメンズフレグランスです。金の延べ棒をイメージしたボトルが鮮烈な印象を与えています。スパイシー系とレザー系の甘く濃厚な香りで、セクシーでありながらエレガントかつチャーミングな、野心家の男性を表現しているのが特徴です。

オリンピア（Olympia）は2015年に発売されたレディースフレグランスです。オリンピアの女神のような、ダイナミックな女性をイメージしています。トップではジンジャーとマンダリンの香りがみずみずしく爽やかに弾け、徐々にバニラの甘い香りが広がります。ソルト（塩）の香りをきかせているため、夏にも合う香水です。

ウルトラバイオレット（Ultraviolet）はミレニアム直前の1999年に発売された、レディースフレグランスです。ウルトラバイオレットとは紫外線のことで、近未来をイメージしています。香りはキンモクセイにスパイシー系をプラスした、不思議な甘さが特徴です。UFOのような球体のボトルも、近未来を表現しています。

パコラバンヌの香水を実際に購入した人の声が気になる方のために、ここで口コミをいくつかご紹介します。購入を迷っている方は参考にしてください。

1969年からさまざまな香水を出し続けているパコラバンヌ。中にはもう廃盤となってしまったものもあります。そんな廃盤の香水も、メルカリなどのフリマサイトを活用すれば入手は可能です。香水を小分けしてオークションサイトで販売している人もいます。

ただ、お目当ての香水が都合よく手に入るとは限りません。何が何でもその香水を手に入れたい！などのこだわりがない場合は、デパートや専門店でイメージを伝え、おすすめを教えてもらう方が手っ取り早いです。

前衛的なファッションが人気のパコラバンヌは、香水も伝統にとらわれない斬新なものが多く、個性豊かな香りを探している方におすすめです。刺激的な香りから爽やかな香りまでいろいろ選べるので、お好みの香りをぜひ探してみてください。