バックカントリーウェアのおすすめ18選｜人気ブランドも【スキーウェア】

登山とスキーを同時に楽しめるのがバックカントリーです。整備されていない手つかずの大自然を滑り降りる爽快感は格別です。しかし、バックカントリーにはハードなウィンタースポーツのイメージがあり、敷居が高いと二の足を踏んでいる方がいるかもしれません。

そこで今回はバックカントリーを始めたいとお考えの方のために、おすすめのウェアについてご紹介します。バックカントリーウェアとスキーウェアに必要な機能性の違いをまとめていますので、購入をお考えの方はぜひチェックしてください。

またバックカントリーウェアに必要なウェアの種類、モンベルなどおすすめブランドについてもまとめています。メンズ・レディースの人気ウェアについてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

バックカントリーとは、自然の雪山を滑るウィンタースポーツです。スキー場のゲレンデのように整地された雪山を滑るのとは違って、誰も通っていない新雪を滑り降りる心地よさは格別です。また、登山とスキーの両方を楽しめることから、より高い満足感が得られると人気があります。

ただし、バックカントリーはすべてにおいて自己責任が生じます。自然を舞台にしているため、道具や装具の準備はもちろん、2つのスポーツを遂行する体力、計画を立てて実行する力が必要です。ある程度のスキーテクニックや登山の知識も要します。

バックカントリーでは基本的にレイヤー（重ね着）が基本ですが、その一番下に着るのがベースレイヤーです。ベースレイヤーは肌の上に直接着るので、汗の吸収を外に逃す素材でないといけません。濡れた肌着をそのままにしておくと、徐々に体温を奪ってしまうからです。

身体から出る汗を肌に残さずに吸い上げる素材としては綿が一般的ですが、外に逃す機能を持った肌着を選ぶ必要があるため、バックカントリーには不向きです。吸湿速乾に優れた化学繊維やウール素材のものを選んでください。

温度調節機能を持った衣類を選ぶのが基本となるのがミドルレイヤー（ミッドレイヤー）です。これは中間の空気層を作り、体温を保持する役割が必要だからです。またベースレイヤーから放出された湿気を逃すため、透湿性・通気性を持ったものを選んでください。

ミドルレイヤーには、フリース素材のものやソフトシェルなどがおすすめです。ソフトシェルとは高い撥水性を持った行動着のことで、ストレッチ性の効いた動きやすい衣類を指します。

バックカントリーには、防風・防水性を備えたアウタージャケットを選びます。ゴアテックスなどに代表する機能性のあるアウターを選ぶと失敗がありません。加えて透湿性のあるものなら、内にこもった蒸気を逃せるので体温調節にも役立ちます。寒冷地では保温効果の高い中綿入りのものをアウターに選びがちですが、バックカントリーには不向きです。

保温効果が高いものは運動で発する熱を逃がせないため、内にこもった汗で身体が冷えて体温を下げてしまう可能性があります。

ビブパンツとは、オーバーオールのようなつなぎタイプのパンツのことを指します。腰で履かないので、ウエスト部分がずり落ちる不快感がなく、腰周りからの雪が侵入を防ぎます。バックカントリーでは、雪や雨をしのげる防水・防風・透湿性のある素材を使ったものを選んでください。

他には温度調節しやすいベンチレーション、雪の侵入を防ぐインナースパッツ、エッジガード付きのものを選ぶと安心です。

バックカントリー用の靴下は、スキー用の厚手の靴下でも兼用できます。しかし脚先は特に汗をかきやすく冷えやすいため、できれば吸湿速乾性のあるものを選んでください。

グローブはハイクアップ用と滑走用では用途が異なります。ハイクアップ用には薄手で作業しやすいものがおすすめです。滑走用には耐水・保温効果のある厚手のものが好まれます。

バックカントリーは、整備されていない厳しい環境のなかで楽しむスポーツなので、一般的なスキーよりもレイヤリングでウェアまわりを整えるのがポイントです。レイヤリングでは、一番外側になるアウターの下に機能的なアイテムを何枚か重ねて調節していきます。

気温や季節によってアイテムは多少変わりますが、天候の変化に備えるほか、汗で体を冷やさない対策が基本です。肌に接する部分に速乾性の高いメッシュ素材を着用し、その上から保温性を高めるメリノウール素材のベースなどを着用します。アウターのジャケットやパンツは、防寒性や濡れに強いだけではなく、軽さにもこだわるのがおすすめです。

また、アクセサリー類は気温や天候に合わせて、グローブやサングラス（ゴーグル）のほか、バラクラバやフェイスマスクなどを取り入れて調節します。

運動する際に一番大切なのは、動きやすさにも繋がる着心地です。まずはサイズがしっかり自分に合っているかをチェックしてください。バックカントリーウェアは基本がレイヤーなので、ワンサイズ大き目のものを購入すると動きにくさが解消されます。またハイクにしろスキーにしろ、全身を動かすのでストレッチ性は欠かせません。

そのため、試着をしてからの購入がおすすめです。

バックカントリーウェアは冬場の寒冷地で使用するものなので、防水・防風機能が備わったものを選ぶのが基本です。ウェアの中に雪や水が浸入すると、身体が冷え体力低下に繋がります。バックカントリーでは体力保持が大変重要です。また大自然を相手に行うスポーツのため、耐久性に優れたウェアを選ぶのも大切です。

ウェアは身体を守るものとして考えましょう。

バックカントリーではウェアの透湿性も重要になってきます。透湿性とは、1平方メートルあたりで24時間内に何グラムの水蒸気を透過させたかを表した数字です。この数値が高いほど透湿性に優れたウェアと言えます。透湿性が低いウェアは、汗などで内にこもった水蒸気が外にうまく発散されません。

水蒸気は冷えて水分となり、レイヤーは濡れて身体に張り付き、時間と共に体温と体力を奪っていくのです。透湿性の数値は8000gを目安として、ウェアを選んでください。

スキーウェアの値段には幅がありピンキリです。安いスキーウエアならホームセンターなどで上下セットで手ごろな値段で手に入りますが、保温性などが弱く厳しい寒さには耐えきれません。厚いインナーを着込むなどして対応しましょう。スキー専門店で扱っているスキーウェアは高額なものが並んでいます。

こういったウエアはデザイン性だけではなく機能性に優れていることが多いです。防水性能や透湿性能、ストレッチ性など着心地の良さが大きく変わります。本格的にスキーを楽しむのであれば高額でも機能性の高いものも検討しましょう。

著名登山家が仲間と共に立ち上げたブランド「モンベル（mont-bell）」。登山家の実体験に基づく可能な限りの優秀な機能が備わったウェアは、バックカントリーにもぴったりです。中でも人気なのが「ストリームジャケット」。シンプルなデザインで目を引く色鮮やかなカラーが自然に合います。

世界最高水準の防水・防風性を持つ「ゴアテックスファブリクス」使用モデルで、500g以下の軽量ジャケットは、通気性・可動性にも長けており、大変人気の商品です。

言わずと知れた国内最大手のスポーツメーカー、ミズノ。スポーツウェアの開発で培った技術を活かしたスキーウェアも大変好評です。ミズノのスキーウェアは、吸湿発熱素材「ブレスサーモ」、熱反射保湿素材「リフレクションギア」などを搭載しており、高い機能性をもっています。

中でも人気なのが「スキースーツ」。発熱素材によって常に＋2℃の温度を保ち、寒さから体を守ります。またエッジガードやアジャスター付きのビブパンツなど機能満載のウェアです。

常に最新の技術を追求し、未来的・革新的なモノづくりを追い求める「デサント」。スキーウェアの企画・販売は半世紀以上にわたり、黎明期をスキーと共にしたと言っても過言ではありません。デサントの人気のウェアと言えば、国内水沢工場で作られる高機能ウェア「水沢ダウン」。

高い防水性と保温性はもちろん、ベンチレーションとデュアルジッパーといった通気性に優れた機能を持ち合わせています。価格は高いですが、本格的なバックカントリーに挑む方には心強いウェアです。

日本代表ユニフォームなどのスポーツウェアの開発で成長を遂げた「ゴールドウィン」。エレッセ、 ザ・ノース・フェイス、 ヘリーハンセンなどの世界的ブランドとライセンス契約を結びつつ、独自のオリジナルブランド「ゴールドウィン」のスポーツウェアの開発・販売を行っています。

ゴールドウィンのスキーウェアはストレッチ機能の優秀さで高く評価されています。またゴアテックスを使用したジャケットは、シェルタイプやダウン入りのものなど、機能面に優れたシリーズを展開。自分の好みのウェアを用途によって選べるのも魅力的です。

世界的アウトドアブランドとして人気の「コロンビア」。本格的なウィンタースポーツから、タウンユースにまで使えるデザイン性に優れたウェアは、幅広い世代から支持を得ています。また独自機能OMNITECHは、耐水性20000mm・透湿性1000gとゴアテックスと同等の機能性を保持しながらコスパのいい価格が人気です。

ウェアにこだわりを持つ人がこぞって求める「ザ・ノースフェイス」のウェア。機能性だけではなく、高いデザイン性も男女問わず人気です。象徴的な胸元のブランドロゴがおしゃれです。中でもタウンユースでも絶大な人気を誇る「オールマウンテンジャケット」は、防水透湿性に優れたゴアテックスC-ニットバッカーを採用しています。

しなやかで動きやすい作りのジャケットで、袖や裾部分にベルクロやドローコードを採用し雪の侵入を防いでくれます。

「アークテリクス（ARC'TERYXS）」は、カナダを代表するアウトドア用品メーカーです。価格設定は高めで、高級ブランドの印象を持つ方も多くいます。販売しているウェアはどれもクオリティが高く、耐久性や耐候性に優れています。透湿性にも優れており、カラーバリエーションが豊富な点も魅力です。

「ブラックダイヤモンド（BLACK DIAMOND）」は、クラミングやバックカントリー向けのギアを販売している、アメリカのメーカーです。着心地の良さが人気の理由で、どれもバックカントリーの動きに柔軟にフィットしてくれます。もちろん耐久性や透湿性にも優れています。

「ストレイフ（STRAFE）」は、アメリカのスキー用品ブランドです。1日中スキーを楽しむために、通気性や断熱性にこだわったアイテムを販売しています。着心地にも優れているので、バックカントリーウェアとして選ぶにもおすすめです。デザインにも優れており、タウンユースにも適しています。

バックカントリーにおすすめのバックパックは、以下の2種類です。それぞれ使用するシーンが違うため、異なる特徴を持っています。自分に必要なタイプがどちらなのかを確認して、ぴったりのものを選びましょう。

バックカントリーにおすすめのウェアを見てきました。必要な機能や選ぶ際のポイントをしっかり抑えておけば、バックカントリーにぴったりのウェアが見つかります。おすすめアイテムやブランドなどの情報などを参考にして、快適なウェアでバックカントリーを楽しんでください。

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