Wi-Fiルーターのおすすめ12選！戸建てや一人暮らし向けも！

オンラインゲームやテレワークに必要不可欠なWi-Fiルーター。さまざまなモデルが発売されていますが、最近は最新規格であるWi-Fi6に対応しているルーターも多く登場しています。しかし、使用環境によって合うモデルは異なるため、どれを選ぶべきか迷ってしまいますよね。

実は、Wi-Fiルーターを選ぶときは使うシチュエーションに合っているかどうかや、セキュリティ対策面もチェックする必要があります。また、自分に合ったWi-Fiルーターを選びたいなら、アンテナの形状もチェックするのがおすすめです。

今回は、Wi-Fiルーターのおすすめ12選を紹介します。また、戸建てや一人暮らし向けの商品も紹介します。Wi-Fiルーターの購入を考えている人に役立つ情報が盛りだくさんなので、購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

Wi-Fiルーターは、スマホやパソコンなど複数の端末をインターネットに接続するときに使う装置です。さらに、Wi-FiルーターはLANやWANなどの異なるネットワークを相互接続するための役割も担っています。

有線タイプのルーターも多いですが、タブレットやスマホとつなぐためには無線タイプのルータ、いわゆるWi-Fiルーターが必要です。Wi-Fiルーターがないと自宅でネットワークが使えないので注意してください。

モバイルWi-Fiは回線の種類、Wi-FiルーターはWi-Fi機器と電波の送受信を行う端末を指します。また、モバイルWi-Fiは、主にホームルーターやポケットWi-Fiを指します。工事不要で利用できるため、すぐ使い始めたい人にも最適です。

コンパクトなサイズであり持ち運びに適しているので、出張先や外出時に使いたい人におすすめです。なお、通常の回線は「固定回線」と呼ばれています。固定回線は持ち運べないうえに工事が必要ですが、安定した回線を得られます。

ここからは、Wi-Fiルーターの選び方を紹介します。Wi-Fiルーターを選ぶ際は、Wi-Fi規格や家タイプ別に最適かどうかをチェックしましょう。自分に合ったWi-Fiルーターを選ぶためにも、ぜひ参考にしてください。

Wi-Fiルーターを選ぶ際は、料金をチェックしましょう。Wi-Fiルーターは、スペックによって2000円台のものから20万円を超えるものまであります。しかし、一般的には5000円以下だと安いWi-Fiルーターと言われています。

また、ファミリー用のWi-Fiルーターの相場は1万円～2万円、ゲーミングルーターの場合は2万円～6万円です。1人暮らしの場合は5000円のモデルでも十分使えるので、それほど高いモデルを選ぶ必要がありません。

Wi-Fiルーターを選ぶ際は、Wi-Fi規格もチェックする必要があります。Wi-Fi6は2つの周波数帯を利用できる回線であり、回線の混雑を避けられるのがメリットです。Wi-Fi6の性能を活かすためには、パソコンやスマホなどもWi-Fi6に対応していなければなりません。

しかし、パソコンやスマホは下位互換性があるので、すべてがWi-Fi6に対応している必要はありません。なお、ワンルームマンションや障害物が少なく限られたスペースで使用する場合はWi-Fi5もおすすめです。

Wi-Fiルーターを選ぶ際は、周波数帯もチェックする必要があります。なお、一般的にワンルームのように障害物が少ない部屋なら5GHz、戸建なら障害物に強い2.4GHzを選ぶのがおすすめです。以下では、5GHz帯と2.4GHz帯の特徴をそれぞれ解説します。

5GHz帯の特徴

• 回線速度が速い
• 障害物に影響されやすい
• 電波干渉が少なくて済む

2.4GHz帯の特徴

• 障害物に影響されにくい
• 電波干渉が多め
• 回線速度が遅くなりやすい

5GHz帯は、回線速度が速いうえに電波干渉が少なくて済みます。しかし、障害物による影響を受けやすいので注意が必要です。一方、2.4GHz帯は障害物による影響を受けにくいですが、5GHz帯と比べると回線速度が遅くなりやすいです。

Wi-Fiルーターを選ぶ際は、家タイプ別に推奨スタイルを確認しましょう。商品のパッケージに書かれている同時接続数や利用人数は、自分が使いたい環境より一回りカバー範囲が広いもを選ぶのがおすすめです。

利用推奨環境の間取りも同様です。あまりにも利用推奨環境の間取りや利用人数に近すぎると、回線が遅く感じる場合があります。快適に利用するためにも、カバー範囲に余裕があるものを選ぶといいです。

通信速度を上げたい場合は、アンテナの形状もチェックしましょう。一般的にWi-Fiルーターのアンテナの形状は、外付けタイプと内臓タイプの2つです。アンテナ内蔵タイプは、突起物がなくコンパクトなので、置き場所に困る心配がありません。

一方、外付けタイプはアンテナを動かして狙った方向に電波を飛ばせるタイプです。内蔵タイプと比べると設置に場所を取りますが、アンテナ角度を調節してそれぞれの環境に合った使い方ができます。たとえば、マンションの場合はアンテナを垂直方法に立てると最適な電波環境になります。

工事せずに使えて便利なWi-Fiルーターですが、無線LANのセキュリティが弱いとハッキングされてしまう場合があります。ハッキングされると、個人情報の流失やウイルス感染の可能性があるためとても危険です。

さまざまな危険が潜むハッキングのリスクを避けるためにも、セキュリティ対策されたものを選ぶのがおすすめです。セキュリティを重視して選びたい場合は、WPA3・WPA2などのセキュリティ機能があるかチェックしてください。

続いて、最近のWi-Fiルーターに搭載されている注目機能を紹介します。遅延を最小限にできたり、負荷を分散させられたりするなど、さまざまな機能が搭載されています。ネットワーク環境の快適性を高められる機能を搭載した商品が多く登場しているので、確認しておきましょう。

電波が持っている波を利用して、特定の方向に電波を送受信できる「ビームフォーミング」。Wi-Fiルーターは360度均一に波を出しているのでとても便利ですが、この機能があれば波の思考性を高め、デバイス方向に集中してWi-FIを飛ばせます。

ビームフォーミングを使いたい場合は、ルーターだけでなくスマートフォンやPC側もビームフォーミングに対応していなければなりません。そのため、持っているパソコンやスマートフォンがビームフォーミングに対応しているかどうか確認してください。

送信側と受信側のアンテナの両方を使い、データのやり取りをする「MU-MIMO」　一般的に、複数のデバイスと通信する場合、Wi-Fiルーターは1つずつ順番に通信します。1つのデバイスへの通信が終わらないと次につながらないため遅延しやすいです。

MU-MIMOが搭載されている機器なら、アンテナを増やし、並列して通信することが可能になるため遅延が発生しづらくなります。複数端末と同時通信したとしても、高速通信を安定して得られるので便利です。

1つのルーターで3種類の周波数に対応できる「トライバンド」。これまでのWi-Fiルーターは2.4Ghzと5Ghzの2つの帯域に対応しているものが多くみられました。しかし、トライバンドのWi-Fiルーターは2.4Ghzと2つの5Ghzに対応しています。

接続できる周波数帯が3つに増えるため、インターネット接続時の混雑を緩和しやすいです。さらに、デバイスを自動的に最適なワイヤレス帯域に割り当ててくれます。遅延が勝敗に影響する可能性のあるオンラインゲームでも、遅延を気にすることなく楽しめます。

複数端末を同時に使う機会が多かったり、IoT機器を使っていたりする場合は、トライバンドに対応しているモデルを選ぶのがおすすめです。なお、より遅延を解消したい場合は、2.4 GH・5 GHz・6 GHｚの3つを持つWiFi 6E トライバンドルーターもぜひチェックしてください。

メッシュ機能は、1つのルーターに負荷を集中ず、サテライトルーターに負荷を分散させる機能です。これまでのWi-Fiルーターは、障害物があったり距離があったりすると回線がつながらなくなるケースが多くみられました。

しかし、メッシュ機能が備わっているWi-Fiルーターなら、通信端末までの間に距離がある場合でもインターネット回線にサクッとつながります。複数端末の接続や広い間取りでの利用を考えている場合は、メッシュ機能が搭載したモデルを選ぶのがおすすめです。

中継器は、アンテナ3本でもネットワークが弱い場合があります。一方、メッシュ機能が搭載されているWi-Fiルーターは、ネットワークの性能が落ちにくいです。新たなWi-Fi設定も必要ないので、設定が苦手な人でも使いやすいです。

続いて、Wi-Fiルーターの代表的メーカーを5つ紹介します。自分に合ったWi-Fiルーターを探すためにも、それぞれのメーカーのWi-Fiルーターの特徴を把握しておく必要があります。Wi-Fiルーター選びに迷っている場合は、ぜひ参考にしてください。

1999年からWi-Fiルーター販売しており、20年以上の実績がある「BUFFALO（バッファロー）」。Wi-Fiルーターの国内シェアが第1位でもあるため、国産のメーカーで安全性とコスパを両立したいならバッファローがおすすめです。

バッファローは、第6世代のWi-Fiと言われるWi-Fi6対応可能な機器も多く展開しています。混雑しにくく、高速な回線通信を得やすいので、オンラインゲームを快適に楽しみたい人からも高い人気を誇っています。

「日本電気株式会社」が正式名称である日本のメーカー「NEC（日本電気）」。子会社を300社かかえている大きな企業であり、グレードにかかわらずすっきりとした印象のモデルを多く展開しています。独自の先端技術を使い、部品の小型化にも力を入れています。

NEC独自の技術である「極技（きわみわざ）」により、スリムでありながら性能もいいモデルを開発しました。Wi-Fi6に対応している機器も豊富に展開しています。比較的値段は高めですが、性能がいいのでスペック重視の人におすすめです。

大阪に本社を置く大手デジタル機器関連メーカーである「ELECOM（エレコム）」。ウイルスバスターで有名なトレンドマイクロ社の技術が搭載されており、安心のセキュリティ対策を搭載したWi-Fiルーターを展開しています。

Wi-Fiルーターのセキュリティ設定を重視したい人におすすめです。また、ELECOMはWRC-1167GST2やWRC-2533GST2など、1万円以下のモデルも多数販売しています。低価格で初心者向けなものを探している人はぜひチェックしてください。

石川県に本社を置く日本のメーカーである「I-O DATE（アイ・オー・データ）」。電波の死角を作らない技術である「360度コネクト」を使って作られた、Wi-Fiルーターが高い人気を誇っています。360度どこでもつながるので、家中どの部屋にいても快適に使えます。

また、WN-DAX1800GRは最新技術のWi-Fi 6に対応していながら1万円以下で購入可能です。ほかにも、シンプルなデザインのものが多く、部屋になじませたい方におすすめです。I-O DATE のWi-Fiルーターには3年間の保証があるため、故障が心配な方でも安心して使えます。

深圳（しんせん）市に拠点を置く中国のメーカーである「TP-LINK（ティーピーリンク）」。日本のみならず世界170か国以上で利用されています。高機能でありコスパに優れたモデルが多いため、品質面が心配な人でも安心です。

中でもArcher C80は、1万円以上の商品と機能が変わらないにも関わらず5,000円台で購入できます。アンテナが外付けタイプになっているため、アンテナの角度を自由に変えられます。メッシュWi-Fiをコスパよくそろえたい人にもおすすめです。

ここからは、Wi-Fiホームルーターの正しい使用方法を紹介します。あらかじめ正しい仕様方法を把握しておけば、実際使うときに焦らずに済みます。一般的なセットアップ方法も紹介するので、Wi-Fiホームルーターの購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

ブラウザを使ってセットアップする場合は、まずWi-Fiルーターの電源を入れ、使いたいデバイスと接続します。デバイスの接続を確認したら、ブラウザを開いて検索ボックスに指定のIPアドレスを入力しましょう。ログイン画面が表示されたら、パスワードとユーザー名を入力したらルーターとの接続完了です。

デバイスとルーターの設定が終わったら、インターネットへの接続を行います。開通案内にあるパスワードやIDを入力したら、インターネット接続設定から詳細設定をします。すべての工程が完了したら、ブラウザからホームページが開けるかどうか確かめましょう。

Wi-Fiルーターを設置するのにおすすめな場所は以下の通りです。

• 窓際から離れた場所
• 家の中や部屋の中央
• 周囲に障害物がない場所
• 床から1～2mの高さがある場所
• 近くに電化製品がない場所

Wi-Fiルーターは、家の中や部屋の中央に置くのがおすすめです。家の中や部屋の中央に置くと全部屋にスムーズに回線を送り届けられます。また、近くに電子レンジや冷蔵庫などの電化製品があると回線が乱れやすいので、近くに電化製品がない場所がいいです。

ここからは、Wi-Fiルーターによくある質問を紹介します。あらかじめよくある質問を把握しておけば、実際に使用するときに戸惑わなくて済みます。ルーターの寿命やWi-Fiがすぐ途切れてしまうときの対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Wi-Fiルーターを購入したとしても、インターネット回線の契約をしたとはなりません。Wi-Fiルーターはインターネットに接続する装置でしかないので、機器を購入したいだけではインターネットを利用できません。

インターネットを利用したい場合は、光回線やモバイル回線を契約する必要があります。なお、光回線はプロバイダごとに展開されているプランが異なるので、契約する場合はプロバイダを複数比較するのがおすすめです。

Wi-Fiルーターの寿命は約2～6年と言われています。以下の症状が出た場合は買い替え時の可能性が高いので、ぜひ参考にしてください。

• バッテリーの持ちが悪い
• Wi-Fiルーターの電源が入らない
• ネットにつながらない
• 固まったまま動いてくれない
• 充電ができない

バッテリーの持ちが悪かったり充電ができない場合は、Wi-Fiルーターのバッテリーに問題がが生じている可能性が高いです。また、固まったまま動いてくれなかったりWi-Fiルーターの電源が入らないも同様です。

Wi-Fiが原因ですぐ途切れてしまう原因は以下の通りです。

• インターネット回線
• デバイス
• Wi-Fiルーター

Wi-Fiがすぐ途切れてしまうときは以下のように対策しましょう。

• デバイスを初期化する
• デバイスを再起動する
• デバイスの設定を確認する

なお、iPhoneのWi-Fiアシスト・機内モード・スリープ時にWi-Fiを切る設定などには注意が必要です。気づかない間に機内モードになっていると、いくら再起動しても途切れます。セキュリティソフトが原因になっている場合もあるので、デバイスの設定を確認しましょう。

今回は、おすすめのWi-Fiルーターを紹介しました。Wi-Fiルーターを選ぶときは、遅延を最小限にできるトライバンドに対応しているモデルを選ぶのがおすすめです。また、広範囲にWi-Fiを飛ばしたい場合は、中継器・メッシュWi-Fiルーターも検討するといいです。