持ち運び可能なホームルーターはある？注意点やおすすめプロバイダも紹介！

コンセントに挿すだけで利用できるホームルーター。工事不要で利用できるうえに光回線に近いレベルの回線速度を持つモデルもあるため、できることなら持ち運んで使いたいですよね。実は、ホームルーターの中には持ち運びが可能な機種もあるんです。

持ち運びが可能なホームルーターなら、出張時や旅行時でも持っていけるので便利です。しかし、ホームルーターの中には持ち運びが禁止されている機種もあります。注意点を守らずに使うと、法に触れてしまう場合もあるので注意が必要です。

今回は、持ち運び可能なホームルーターを紹介します。また、ホームルーターを使用する際の注意点やおすすめのプロバイダも紹介します。プロバイダごとに特徴があるので、プロバイダ選びに迷っている方はぜひこの記事を参考にしてください。

最近は持ち運びが可能なホームルーターも登場していますが、基本的には持ち運ばない方がいいです。「home 5G」は、契約時に登録した設置場所以外の住所での利用が禁止されています。設置場所住所以外の場所で利用する場合は、設置場所住所の変更手続きが必須です。

契約時に登録した設置場所以外の住所での利用が確認された場合は、利用を停止される場合があります。設置場所以外での利用を複数回にわたって繰り返した場合は、回線を解約される可能性もあるので注意が必要です。

なお、ソフトバンクエアーは、契約住所以外での利用は禁止とされています。契約時に登録した設置場所以外の住所で使用していると警告のハガキが届くので、速やかに使用を中止しましょう。警告を無視して使い続けると、強制的に停止される場合もあるため注意が必要です。

現在、持ち運びが可能とされているホームルーターはWiMAXのみです。他のホームルーターは持ち運びが禁止されているので、携帯性に優れているからといって持ち運んで利用するのは避けましょう。なお、WiMAXはUQコミュニケーションズ社が提供しているWi-Fiルーターです。

WiMAXには「スタンダードモード」とオプションの「プラスエリアモード」があり、使用用途に合わせて切り替えられます。スタンダードモードは、WiMAX 2+エリア・au の一部の5G・4G LTEエリアで使えるモードです。月のデータ容量が無制限なので、データ量を気にせずにインターネットを利用できます。

プラスエリアモードは、スタンダードモードより広いエリアで使えるサービスです。しかし、通信量が月間15GBを超えると通信制限がかかります。また、プラスエリアモードの利用にはプラスエリアモードオプション料として毎月1,100円（税込）の支払いが必要です。

WiMAX以外のホームルーターを持ち運んで使いたいときは、契約の際に登録先を複数設定するのがおすすめです。登録先を複数設定しておけば、気軽に持ち運んで使えるので便利です。また、引越し手続きをすれば引越し先でも継続して使えます。

引っ越し先でも継続して利用したい場合は、各プロバイダが定めている方法で引っ越して手続きを完了させましょう。しかし、home 5Gの住所変更は月1回までしかできません。ホームルーターによっては、登録先を1つしか登録できない場合もあるので注意が必要です。

1人で利用するなら、モバイルWi-Fiもおすすめです。モバイルWi-Fiはコンパクトなサイズであり持ち運びができるので、外出先で使う機会が多い方に最適です。また、WiMAXのホームルーターとモバイルWi-Fiを比べても通信速度がそこまで変わりません。

そのため、有線での使用を考えてない人や持ち歩きたい人はモバイルWi-Fiのほうがおすすめです。モバイルWi-Fiは同時接続可能台数が少ないのがデメリットですが、1人で使う分には問題ありません。1人でお得に利用したい人は、むしろモバイルWi-Fiの方が向いています。

持ち運ばなくてもよいなら、他のホームルーターもおすすめです。home 5Gは、ドコモ回線が使い放題であるうえに契約期間の縛りなしで利用できます。ドコモの高速回線を安定して利用できるので、速度を重視したい方に最適です。端末代金が実質無料になるので、初期費用も抑えられます

ソフトバンクエアーは、月額料金から毎月1,188円（税込）が割引される「SoftBank Airスタート割プラス」を展開しています。契約から24ヶ月間にわたって割引されるので、安さを重視して選びたい方におすすめです。 それぞれの特徴を比較し、自分に合ったものを選びましょう。

ホームルーターは、電源プラグをコンセントに挿すだけでインターネット環境が利用できるようになる機器です。無線でインターネットに接続する仕組みであり、立ち合い工事なしで利用できます。引っ越すたびに工事をする必要がないため、引っ越す機会が多い方におすすめです。

SSIDとパスワードを入力するだけで簡単に設定できるので、設定が苦手な人でも安心して使えます。また、ホームルーターはポケットWi-Fiより電波が安定しやすいです。同時接続可能な台数も多いので、家族全体で使いたい場合にもおすすめです。

ホームルーターは基本的に家で使うことを目的として作られているため、階数がある場合でも家全体のインターネット環境をカバーできます。持ち運び可能なホームルーターなら、出張や旅行に際にも持ち運んで利用できるので便利です。

光回線は工事が必要ですが、ホームルーターとモバイルWi-Fiは工事が必要ありません。コンセントに挿したり電源を入れたりするだけで簡単に使えます。なお、光回線・ホームルーター・モバイルWi-Fiの中で通信速度が一番早いのは光回線です。下り最大10Gbpsなので、大容量のデータ通信も快適に行えます。

光回線は、ホームルーターに比べて回線が安定しやすいのが魅力です。下り最大10Gbpsの高速回線を安定して得られるので、オンライン会議やオンラインゲームにおすすめです。電波干渉の影響も受けにくいため、ほとんどエラーがおきません。

また、一般的に光回線はデータ通信容量に制限がありません。そのため、データ伝送量が多いFPSのゲームも快適にプレイできます。工事の手間はかかりますが回線が安定しやすいので、回線の安定性を求めたい方におすすめです。

モバイルWi-Fiは、コンパクトなサイズで持ち運びに最適なルーターです。カバンに入れて持ち運べるので、家の中だけでなく外出先で使う機会が多い方におすすめです。また、モバイルWi-Fiはホームルーターより安い料金で利用できます。

最近は、データ量が実質無制限で利用できる機種も登場しています。スマホとのセットプランを契約するとスマホの月額料金を安くできる場合も多いです。スマホの月額料金が月1,000円以上割引になるプランもあるので、費用をできるだけ抑えたい方におすすめです。

ここからは、WiMAXの利用開始までの流れを解説します。スムーズに利用を始めるためにも、あらかじめ利用開始までの流れを把握しておくといいです。自分に合ったプロバイダを選ばないと不便を感じる場合もあるので、最適なプロバイダを選ぶためにもぜひ参考にしてください。

WiMAXを使う場合は、プロバイダとの契約が必要です。提供エリア・月額料金・通信速度などを比較し、自分に合ったプロバイダを選びましょう。プロバイダごとにデータ容量も異なるので、WiMAXを選ぶ際はデータ容量も確認するのがおすすめです。

また、プロバイダによっては月額料金がお得になるキャンペーンを行っている場合があります。乗り換え割やスマホとのセット割を提供しているプロバイダも多いです。申し込み方法によって利用できるキャンペーンが異なる場合もあるので、キャンペーンの適用条件も確認しましょう。

申し込みが完了してから2～3営業日程度経つと端末が届きます。プロバイダにもよりますが、クレジットカードで支払った場合は申し込んだ当日に届けてくれる場合もあります。当日配送には期限が設けられている場合が多いので、あらかじめ期限を確認する必要があります。

基本的には契約先住所だけでなく別の配送先の指定も可能です。自宅だけでなく職場への配送も可能なので、自分が受け取りやすい場所に指定できます。なお、送料無料の場合が多いため、できるだけ安く手に入れたい方にもおすすめです。

端末が届いたら、ホームルーターの使い方を確認して設定を始めましょう。まずSIMをカードから取り外し、WiMAXの機器に差し込みます。SIMを差し込んだら製品の電源プラグをコンセントに挿し、ACアダプタを本製品に接続します。

ホームルーターは、電源プラグをコンセントに挿すと自動的に電源が入ります。電源が入ったら、スマホやパソコンなど自分が接続したい機器の設定をしましょう。なお、デバイスとの設定に必要なSSIDとパスワードはホームルーターの側面にある場合が多いです。

ここからは、WiMAXホームルーターを利用する際の注意点を紹介します。持ち運べるホームルーターもありますが、ほとんどのホームルーターは持ち運べません。また、注意しないと電波法に触れた使い方をしてしまう場合があります。トラブルに発展しないためにも、注意点を事前に把握しておくのがおすすめです。

多くのホームルーターは、「5GHz」・「2.4GHz」の周波数帯を切り替えて使用できるようになっています。自由に切り替えられるので、5GHzのまま外で使っている方もいるはずです。しかし、電波法によって5GHｚを屋外で使用することは違法とされています。

WiMAXのルールではなく法律で決められているものなので、違反しないように注意しましょう。なお、2.4GHzはどこで使用して問題ありません。速度は5GHzほどではありませんが、障害物に強いのが魅力です。屋外で使用する際は、2.4GHzになっているかを確認しましょう。

WiMAXを使用する際は、利用可能エリア内かどうかを確認しましょう。WiMAXは、対応エリアでなければ使用できません。インターネットを快適に利用するためにも、自宅や使用したいエリアで利用可能かどうかチェックしておきましょう。

なお、同じプロバイダでも契約しているモードによって対応エリアが異なる場合があります。4Gと5Gでも利用エリアが異なるので、事前に確認するのがおすすめです。対応エリアは、公式サイトから地域を入力するだけで簡単に確認できます。

ここからは、WiMAXホームルーターのよくある質問を紹介します。あらかじめよくある質問をチェックしておけば、利用の際に慌てなくて済みます。よくある質問の中には使用に関する重要な情報も含まているので、WiMAXホームルーターの契約を考えている方はぜひ参考にしてください。

WiMAXホームルーターは、月額料金だけでなく実質料金を比較して選ぶのがポイントです。実質料金は、基本使用料にオプション料金やキャッシュバック金額などをプラスした料金です。初見で安いと思わせるために月額料金のみを提示している業者が多いので、実質料金を計算した方が後悔せずに済みます。

なお、WiMAXホームルーターを選ぶ際はデータ容量や違約金なども確認しましょう。データ容量が無制限と書かれていても、実際には通信制限が設けられている場合が多いです。更新月以外で解約すると高額な解約金を請求される場合もあるので注意が必要です。

WiMAX+5Gになってからほとんどの場所で使えるようになりましたが、山岳地や地下では圏外になる可能性が高いです。また、トンネル内・屋内・車中・ビルの陰・見晴らしの良い場所なども通信速度が低下したり圏外になったりする場合があります。

そのため、あらかじめ対応エリアを確認してから利用するのがおすすめです。対応エリアは、各プロバイダの公式サイトから確認できます。わかりやすいように色分けされているので、自分の地域を探して確認しましょう。

プラスエリアモード使用中の速度制限は、通常モードに引き継がれません。速度制限がかかるのはプラスエリアモード使用中のみなので、通常モードにすればいつものように使えます。プラスエリアモードで速度制限がかかった場合は、通常モードにして使用するのがおすすめです。

今回は、持ち運び可能なホームルーターを紹介しました。持ち運べるホームルーターもありますが、ほとんどのホームルーターが登録住所の場所でしか利用できません。また、使用用途によって選ぶべき回線は変わります。実質料金やデータ容量などを確認し、自分に合ったホームルーターを選びましょう。